Cat neck fan
クーリングタオル
Moon Lance コット
ノースフェイス ハット
吸湿速乾ウェア
アウトドア ブランケット
暑さ対策をして夏キャンプを快適に!
夏はキャンプシーズンの本番!ファミリーからグループ、ソロキャンパーまであらゆる人がアウトドアでの時間を楽しむ季節です。
しかし、最近では異常な暑さから熱中症になってしまうリスクも想定できるでしょう。当記事では、ソロ・ファミリーでキャンプを楽しむライター自身が取り入れている暑さ対策のポイントを解説します。
フィールド選びが一番大切!
1:標高が高い場所を選ぼう
キャンプ地を選ぶところから暑さ対策は始まります。夏場は標高が高い山を選ぶのがおすすめです。標高が100m高まるごとに気温が約0.6℃下がるとされており、海抜0m地点と800mの場所を比較すると約4.8℃の差があります。
関西では滋賀県の高島市や兵庫県の峰山高原などがおすすめです。関東では栃木県の那須高原や避暑地とされている軽井沢が最適。
標高の高さと併せて「フィールドに木陰となる場所があるか?」や「設備が充実しているか?」などを確認しておくと安心です。
2:設営場所は日陰を選ぶ
夏のキャンプは、テントを設置する場所の選び方でも快適度が変わります。木陰など直射日光を避けられる場所を選んでテントを設営しましょう。
日向を避けるだけでもテント内の気温上昇が和らぎます。もしも日陰があまりないフィールドでは、タープを張ってその下にテントを設営すると効果的。
テント自体に直接日が当たらないようにするだけでも、気温上昇を防ぐ効果があります。
3:どんな場所を避けるべき?
夏の気温は場所によって異なりますが、30℃以上となることがほとんどです。標高が高いだけで選ぶと、冬場はスキー場である高原の平地である場合も考えられます。
また、夏のキャンプに選びがちな海沿いは、標高差だけでも暑くなりがちです。砂浜などでは日光を遮るものがなく、地面にも熱を蓄えているので、日が落ちても暑さに悩まされる可能性があります。
暑さを乗り切るアイテムをチェック!
1:扇風機
Cat neck fan
扇風機を準備しておくと、テント内の空気循環につながりますので、体感温度を下げる効果があります。電源付きサイトを選ぶと、家庭用の扇風機を使用可能。
また、ポータブル電源を準備しておくと、いつも使っている扇風機を始めとした家電をキャンプに取り入れられます。電源がない場合、電池式や充電式で使えるものを選ぶとよいでしょう。
最近では、首かけ式やハンディータイプのポータブル扇風機の人気が高まっています。これらを準備しておけば、テント外で活動しているときも快適な時間を過ごせるでしょう。
最近、よく見かける首掛け扇風機を使ってみました。流石にクーラーの効いた部屋のような涼しさまでは感じられませんが、あるとなしでは快適さに大きな違いがあります。
購入したばかりなので、キャンプでは使用していませんが、天気は晴れ・気温30℃の状況で2時間使用しながら屋外で過ごしました。
首にかいた汗がすぐに乾いていくため、涼しさを感じます。実際のキャンプでも活躍してくれそうです。
2:クーリングタオル
クーリングタオル
水に濡らして、軽く絞るだけでひんやりとした使い心地を得られるクーリングタオルもそろえておきたいアイテムです。温くなったら振り直すだけで冷感が復活します。
冷却力が優れており、野外活動時に持っておくと火照った肌をクールダウン可能。持ち運びに便利なケース付きのものや、UVカット効果があるものを選ぶと紫外線対策にも役立つので機能性にも注目して選びましょう。
3:コット
Moon Lance コット
夏キャンプで寝るときは、ウレタンマットにタオルケットの組み合わせとしてしまいがちです。しかし、コットを準備しておくと、地面から距離を空けられるので、上がってくる熱を和らげる効果があります。
逆に冬場は底冷えを予防でき、一年中快適な眠りをサポートしてくれるアイテムです。
コットを刷新してから家でも使用しています。ベッドのようにふかふかな寝心地ではありませんが、通気性があるため、寝汗をかきません。複数メーカーのコットを所有していますが、通気性に優れたMoon Lenceをおすすめします。安定性・寝心地・価格のバランスが取れており、満足度が高いアイテムです。
服装にも気をつけよう!
1:帽子は忘れずに
ノースフェイス ハット
夏のアウトドアで欠かせないのは、紫外線・熱中症対策です。帽子を被るだけで、頭の表面温度の上昇を防ぎます。
帽子を選ぶときは、メッシュ素材を使った通気性のよいものを選ぶとよいでしょう。通気性が悪いものを使用すると、熱がこもってしまい熱中症の原因になるリスクが高まります。
また、ネックガードがついたタイプを選ぶと首への直射日光も遮れるため、より効果的です。
2:吸湿速乾性の高いインナーウェアがおすすめ
吸湿速乾ウェア
夏の服装と言えば、Tシャツとハーフパンツとしてしまいがちです。しかし、キャンプでは肌の露出を抑えると、虫刺され・紫外線予防につながります。
おすすめしたいのは、吸湿速乾性のある素材を使ったインナーウェアを上下ともに着用してからいつも通りの服装を羽織ることです。
これらを着用すれば、汗をかいても常にさらさらの着心地で快適ですし、表面温度を気加熱で奪ってくれるので涼しさを得られます。
私はもともとマラソンをしていたこともあり、クールインナーに重ね着すると快適に過ごせることを知っていました。重ね着することで、普段着にも機能性を加えられます。
1枚着用するだけで、シャツが肌に張り付くようなベタつきを抑えられのがポイント。クールインナーは、キャンプシーンだけでなく日常から取り入れてみてほしいアイテムです。
3:寒暖差対策も忘れずに
アウトドア ブランケット
明け方に冷え込むことや、雨に降られたときを想定して寒さ対策も忘れないようにしましょう。夏場はマウンテンパーカーを1枚準備しておくと、あらゆるシーンに対応できます。
また、就寝時にインナーウェアを着用していると、苦しさを感じる場合があるかもしれません。そんな場合に備えて、リネンやコットン素材のウェアを準備しておくと眠りやすいでしょう。
熱中症になってしまったら?
1:熱中症とは?
考えられる対策をしても、気温や体調によって熱中症になってしまうこともあります。
熱中症とは、体内の水分や塩分などが減少したり、血液の流れが滞ったりするなどを原因として中心体温が上昇、臓器が高温にさらされることにより発症する障害の総称です。
重度の熱中症は生命にかかわりますが、適切な対処をすれば、軽度で抑えられます。
2:些細な変化も見逃さない
些細な体調の変化を見逃さないようにしましょう。自分だけでなく、子どもや高齢者、持病がある人は特に注意してください。こまめな水分補給を勧めることや気分が悪くなっていないか、自覚症状はないかなど、声を掛け合いながら熱中症を予防しましょう。
熱中症の症状
- めまい、手足のしびれ、吐き気、体がだるさ、倦怠感、意識障害、けいれん、高熱など
3:熱中症と思ったら
気分の悪さや手足の痺れを感じたら木陰などの涼しい場所へ避難したり、体を冷やしたりと対策を取りましょう。
設備が整っているフィールドでは、冷房が効いてるロビーや風通しのよい日陰で休むようにしてください。
体を冷やすときは、衣服を緩めるようにして、首や脇の下、足の付け根など太い血管が通っている箇所を冷やしましょう。
水分・塩分補給/異常があれば医療機関へ
そのうえで、水分と塩分を補給できるスポーツドリンクや経口補水液を飲むようにすると効果的です。適切な処置をしても症状が改善しない場合は、早めに医療機関を受診してください。また、自力で水分補給できない状態や意識障害がある場合は、救急車を呼びましょう。
夏のキャンプを心から楽しもう!
夏のキャンプを快適に楽しむためのポイントを、フィールド選びやおすすめアイテム、服装に分けて解説しました。この数年、熱中症を原因とした救急搬送の数は上昇傾向にあります。
ご紹介した対策とともに、出かける前の体調管理やこまめな水分補給を意識して、熱中症のリスクを下げながら夏のキャンプを心から楽しみましょう。
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