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バトニング棒の自作方法ガイド。素材選びや作り方のコツ、使い方まで徹底解説!

バトニング棒はアウトドアやキャンプの醍醐味、焚き火を効率にできるアイテム。バトニング棒がなくても薪割りはできますが、最適なものを準備しておくと快適なキャンプにつながります。当記事では素材選びや作り方のコツ、使い方まで解説しますので、チェックしてみてください!
2022年7月3日
さくらドッグ
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目次

バトニング棒を自作してみよう!

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ナイフで薪を割るバトニングは通常であれば、太い薪を利用します。しかし、薪ごとに形や太さ、長さが異なっており、ナイフに力が伝わりにくいことも考えられるでしょう。

バトニング棒があれば、快適かつ効率的に薪割り可能です。1本作っておくとバトニング以外にもハンマーの代用品としても使えます。

当記事では、バトニング棒の自作に適した素材から必要なもの、使い方まで解説しますので、チェックしてみてください。

自作するのに適した素材

使い心地や耐久性が変わる

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バトニング棒の素材には木材を使用します。素材に使う木の種類によって特徴が異なり、耐久性や使いやすさが異なります。ここでは、バトニング棒を自作するのに適した素材を解説しますので、ポイントを知っておきましょう。

広葉樹から素材を選ぼう

バトニング棒に使う素材は、広葉樹から選ぶとよいでしょう。針葉樹と比較すると密度が高いため硬くて丈夫です。ナイフの背を何度も叩くバトニング棒に適しています。素材自体が柔らかいとバトニング棒が力を吸収してしまうため、効率的な薪割りにつなげる意味でもおすすめです。

樫がおすすめ

広葉樹のなかでも硬度が高く、価格も手頃な樫をおすすめします。薪のなかから適した太さのものを選んでもみてもいいかもしれませんが、あらかじめ丸く加工してあったり長さが揃えられていたりすると自作するときに手間を省けます。

また、実際にホームセンターなどで選ぶ場合は、曲がったものは避けるようにしてください。綺麗なものを作りにくいですし、使いやすさにも影響します。

長さ・太さの目安

長さは微調整する

出典:https://www.photo-ac.com


長さ・太さは体格に合わせて調整しましょう。目安としては30~40cmが一般的です。長過ぎると使いにくく、短過ぎるとうまく力が伝わりません。自作時のポイントとしては、一旦30~40cmの長さに切ってから、バトニングする姿勢を試してから微調整を繰り返しましょう。

太さは斧のハンドルを目安に

太さの目安は力を抜いても手で握れる程度です。斧のハンドルをイメージするとわかりやすいかもしれません。

太さも削って調整しますが、最初の時点で細すぎると折れたり力が伝わりにくかったりする恐れがありますので注意してください。

手が小さい人は、打点にする部分の太さは変えずに持ち手を加工することで、重みを残しながら手にも馴染んで使いやすいバトニング棒を作成可能です。

自作に必要なものと役割

Photo byStockSnap

必要なもの

  • ナイフ
  • ノコギリ
  • グローブ
  • 紙やすり

整形するのに使う道具

斧とナイフは、バトニング棒を削る・整える作業に使います。ナイフのみを使って加工もできますが、斧があると効率よく作成可能です。

ナイフだけを使って作る場合は、表面や節を削らなければならないため、刃が長く、厚みのある丈夫なシースナイフを選ぶとよいでしょう。素材に大きな節がある場合は、ノコギリも準備しておくと効率的に作業できます。

グローブ・紙やすり

刃物を使用するため、手を保護するグローブは必ず用意しておきましょう。手の動きを妨げないサイズのものがおすすめです。紙やすりは、表面を滑らかに仕上げたい場合に使用します。粗め(#60~#280)のものと中目(#320~#800)の2種類を揃えておくとよいでしょう。

自作手順4ステップ

1:斧で表皮を削る

最初に斧でバトニング棒にする木の表皮を削ります。全体を削っていっても構いませんが、打点とする部分がそのままの状態でよければ、持ち手にする部分だけを削ってもよいでしょう。

このときに、刃に近い部分を持つようにすると安定して作業できます。

角を残してしまうと、バトニングする際使いにくく破損してしまうおそれがあるため、きれいな形になるように整えましょう。また、素材に大きな節がある場合はノコギリを使うと効率的です。


2:持ち手作り

少しずつ確認しながら、手でしっかりと握れる太さまで削っていきましょう。このときに細くし過ぎると強度が落ちるので注意が必要です。斧の柄の太さを目安にし、そこから手の大きさに合わせて調整してください。

この段階で綺麗に整える必要がありませんので、太さだけ手にフィットするサイズに整えることだけ考えるとよいでしょう。

3:ナイフで形を整える

斧からナイフに持ち替えて、バトニング棒表面に残った皮の削り残しや角を落としていきましょう。

このときに、刃を立ててしまうと凹凸ができてしまうため、寝かせ気味にして作業してください。整形作業は仕上がりの良し悪しに直結するので、丁寧な作業を心がけましょう。

また、仕上げるときに先端・持ち手の端を面取りすると見た目も整いますし、優しい使い心地のバトニング棒となります。

4:表面を滑らかに整える

バトニング棒の形を決めたら、紙やすりでバトニング棒表面のささくれを削って滑らかにします。表面を滑らかに仕上げることで、安全に使いやすいものが仕上げられるでしょう。

最初に粗い番手の紙やすりで大まかに整えていき、中目の番手で磨くようにするときれいな仕上がりになります。

使い方をチェック!

ポイントを押さえて安全に薪割りしよう

バトニング棒は手に持って、ブレードの背を叩くだけとなっているため、難しいことはありません。しかし、誤った方法でバトニングすると、ケガをしたりナイフが破損したりすることにつながります。バトニング棒使い方のポイントを押さえておきましょう。

1:利き手に持って構える

まずバトニング棒を利き手に、反対の手でナイフを持って構えます。ハンドル寄りの部分を薪に押し付けるようにして固定してください。直接地面に薪を置くと不安定になってしまうため、薪割り台や板などを下に敷いて使うとよいでしょう。

太過ぎる薪を割ろうとすると、ナイフの刀身全てが薪に埋まってしまい叩けません。そのため、ブレードの2/3程度までの薪をバトニングするようにしてください。


2:薪に食い込ませる

次にバトニング棒で軽くブレードの背中を叩き、刃を食い込ませていきましょう。バトニング棒で叩く際、力を込め過ぎると薪を倒してしまったりナイフが飛んでいってしまったりするおそれがあるため、このときには注意が必要です。

3:バトニングする

バトニング棒をナイフに繰り返し振り下ろしてバトニングします。このときに、切っ先を叩いてしまうと刃こぼれするおそれがありますので注意が必要です。

何度か繰り返し、薪の下部までナイフが達したら力を弱めてください。

地面が固かったり、小石があったりすると刃が当たってしまい、刃こぼれにつながる恐れがあります。刃こぼれを防ぐには手で割れる部分までバトニングして、手で割くようにするとよいでしょう。

バトニング棒を自作してみよう!

出典:https://www.photo-ac.com/

バトニング棒は、拾える木の棒や太めに破られている薪でも代用可能です。しかし、バトニングに特化したアイテムがあると効率的な薪割りができるでしょう。

普段、携行性を優先して、斧を持っていかずにナイフを使って薪割りしている人におすすめしたいアイテムです。キャンプやアウトドアへ行く前に、使いやすいバトニング棒を自作して準備しておくと効率的に楽しめます。

焚き火・薪割りが気になる方はこちらもチェック!

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