ハンモック泊を簡単に解説
ハンモック泊とは
ハンモック泊とは、読んで字のごとくハンモックで野営をすることです。単純にハンモックだけを使用するわけではなく、タープや専用のハンモックテントを組み合わせることができます。
大きな特徴としては、風によってゆりかごのように揺れ、リラックスしながら自然を感じることができる点です。設営が楽な点も人気のポイントになっています。
メリットを紹介
ハンモック泊最大のメリットは、設営が楽な点でしょう。2本の木に吊るすだけなので、テントの設営が苦手な方でも簡単に設営できます。テントに比べて荷物も少ないのでソロキャンプ初心者の方には近年特に注目を浴びています。
他にも木に吊るすので、地面の影響を受けないのも大きなメリットです。傾斜地であろうとぬかるんでいようと、極論ですが水の上であろうとハンモック泊が可能です。
注意点を解説
ハンモック泊をする上では注意しなければならない点がいくつかあります。まずハンモックという性質上、複数人でキャンプをしてもソロキャンプのような感じになってしまいます。また、キャンプ場によっては木を痛めるなどの理由からハンモック泊を禁止していることがあるので注意しましょう。
また、ハンモック泊をすると、荷物の置き場に困るので荷物の量には注意してください。枝や木の葉が落ちてくる可能性があるので、タープを張るのもおすすめです。
ハンモックで安眠するコツ
斜めに寝る
ハンモックで快適に安眠するには、ハンモックに対して真っすぐに寝てしまうと角度がきついので、ハンモックの中で体をやや斜めにして寝る方が寝やすいです。初めてハンモックに乗る時は、ゆらゆらした不安定感に落ち着けない方もいますが、しばらく乗っているとその揺れが心地よく安眠を誘ってくれます。
ハンモックは通気性がいいので、夏場などでも快適に眠ることができますが、冬場では寒いのでしっかりと防寒対策をしてください。
マットは寝袋の中にしまう
冬場でハンモック泊をするには、防寒対策が必須となります。そこで活躍するのがハンモックに直接敷くマットです。このマットのおかげで下からの寒気を遮断できるのですが、ハンモックという特性上マットがとてもズレやすいです。
これを防止するおすすめの方法が、マットを直接寝袋の中にしまってしまうことです。こうすることでマットがズレることを防止できます。寝袋の中も狭さを感じないので、ゆっくり快眠できます。
アンダーキルトを活用
ハンモックで快適に安眠するには、アンダーキルトを使う方法もあります。アンダーキルトとは、ハンモックを包んでくれる寝袋のような存在です。ハンモックの下側を覆って寒さから体を守ってくれます。アンダーキルトに加えてマットレスと寝袋があれば、通常のテントよりも防寒対策がしっかりされています。
足元はゆったりとさせる
ハンモックで快適に安眠するには、寝袋の足元はゆったりとした方がおすすめです。逆に頭の方はぎゅっと絞ってぴっちりとすることで寝袋の防寒性能を最大限引き出すことができます。
体中ぽっかぽかになり、冬場は特に快適に安眠することができます。冬場のハンモック泊は特に寒さを感じますが、寝袋の防寒性能を最大限引き出せれば寒さもそこまで感じません。それでも寒い場合には、ホッカイロを活用するといいでしょう。
設営方法と必要なものを解説
必要なもの紹介
ハンモック泊で必要なものはタオルか手ぬぐいに、ハンモック本体。そしてハンモックにカナビラが付いていない場合にはカナビラを用意してください。ハンモックのストラップが短い場合にはハンモック用のベルトがあると安心です。季節によっては蚊帳や寝袋、防寒具も用意してください。
①ハンモックのストラップを巻く
ハンモックの設営方法は簡単です。まず最初におよそ5メートル程度離れている2本の木を見つけたら、タオルか手ぬぐいを巻き付けてください。これは木を傷めないための大事な作業です。
タオルや手ぬぐいの上からストラップもしくはベルトを巻き付けていきます。コツとしては、自分の頭の高さくらいにベルトを巻き付けることで、ちょうどいい高さと角度を確保できます。
②カナビラにストラップを接続する
次に、ハンモックにカナビラが付属されているならばベルトと付属されているカナビラを結び付けます。付属されていない場合は用意したカナビラにベルトを接続してハンモックと結び付ければ完成です。テントと比べてややこしい手順がないので、テントの設営が苦手な方でも気軽にソロキャンプができます。
③周辺道具を設営
ハンモックの設営が完成したら、野営をするのに便利な周辺道具も設営しておきましょう。例えばタープや蚊帳はほぼ必須のアイテムと言えます。特にタープは野営中に落ちてくる虫や木の葉、枝などから守ってくれます。冬場の野営では寝袋やマット、毛布などの防寒具の準備も忘れないようにしてください。
荷物について
ハンモック泊をする時に困るのが荷物の置き場です。ハンモックの下に置くかハンモックのロープに吊るすのが一般的ですが、ハンモックの下に張る荷物用のハンモックというものも存在します。荷物を虫から守ってくれるので、余裕があるなら使ってみてください。
おすすめハンモック3選!
①DDハンモック
DD Hammocks DD
サイズ | 270×140cm |
---|---|
重さ | 820g |
おすすめハンモックの1つ目は、DDハンモックです。一緒に使えるタープもあるので統一感を求める方には特におすすめのハンモックです。特筆すべき点は蚊帳がセットになっている点です。夏場や虫が多い場所での野営でも気にせずハンモック泊ができます。スタートアップセットを購入すれば、初心者でも今すぐにハンモック泊が始められます。
②Wecamture ハンモック
Wecamture ハンモック
サイズ | 270×140cm |
---|---|
重さ | 1350g |
おすすめのハンモック2つ目は、Wecamtureハンモックです。ハンモックは欲しいけどとにかく安く済ませたいという方に向いているハンモックです。ハンモック泊をするのに必要なアイテムが全て揃っているので、コスパ最強のハンモックと言えるでしょう。
特筆すべき点は、収納袋が本体に直接付いているタイプなので、ハンモックとして使用している時はその収納袋を小物入れとして活用でき、ハンモックをしまう時はコンパクトに収納できます。
③ヘネシーハンモック
HENNESSY HAMMOCK(ヘネシーハンモック)
サイズ | 330×150cm |
---|---|
重さ | 1596g |
おすすめのハンモック3つ目は、ヘネシーハンモックです。価格は他のハンモックと比べて高めですが、とにかく丈夫です。同じハンモックを長く使用したいならばヘネシーハンモックが一番です。
特筆すべき点は、丈夫なのに軽量な点です。テントの場合ですと、丈夫になればなるほど重くなりがちですが、ヘネシーハンモックはコンパクトな上に軽量なので、山道でも楽々進めます。
ハンモック泊の魅力を体験しよう
今回はハンモック泊をする時の設営のコツや必要なもの、メリットに荷物の置き場や快適に安眠する方法などについて解説しました。ハンモックで野営をするとどうしてもソロキャンプのようなイメージになってしまいがちですが、複数人でも賑やかに楽しむことができます。今記事を参考にして、ハンモック泊の魅力に触れてみてください。
ハンモック関連グッズが気になる方はこちらをチェック
ハンモック泊の魅力に触れてみるとハンモック関連のグッズも気になってくる方もいることでしょう。当サイトではハンモック泊の魅力についてだけではなく、ハンモック関連グッズについて紹介している記事も多数掲載しています。ハンモック関連グッズについて知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
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