mont-bell ルーフプロテクター ブラック
タープの下で焚き火ってできるの?
日差しや雨をしのげて便利なタープ
キャンプで設置するアイテムとして、テントと並んで定番な「タープ」。日差しや雨、風などから保護し、快適な空間を生み出してくれる非常に便利なアイテムで、テーブルやチェアを広げ、自然の中でゆったりとした時間を過ごすのには必要不可欠と言えます。
また、日差しから守ることで熱中症などのリスクを低減する効果も持っており、ただ便利なだけでなく自分たちの身体の健康状態を維持するためにも重要な役割を担っているものとも言えるでしょう。
雨が多い日本でのアウトドアには必須
日本は梅雨の時期などを筆頭に、雨が降ることが多いです。雨が降っているとアウトドアの魅力が半減してしまうと感じる方もいらっしゃるでしょう。天気予報が雨であれば、予定していたキャンプやバーベキューをキャンセルするケースもあります。
既に現地に到着してキャンプなどを楽しんでいる最中に雨が降ることもあります。そういった「雨」が身近な存在である日本国内でアウトドアを楽しむのにタープは必須だと言えるでしょう。1枚は持っておきたいアイテムです。
タープの下で焚き火ができるか関連情報を紹介!
そんな便利で快適なタープから出たくないという方もいらっしゃるでしょう。特に日差しが強い夏場は、涼しいタープの下からつい動きたくなくなってしまうものです。そんなタープの下で焚き火をしたいなと考えたことがあるかもしれません。
今回の記事では、タープの下で焚き火ができるのかについて解説いたします。また、実際に行う際の注意点や意識するべき配置などについてもチェックしていきましょう。タープの下で焚き火がしたい方はぜひご覧ください。
内部で行うのは基本的にNG!理由を解説
化学繊維を使ったタープは火に弱い
基本的には、タープの下で焚き火をするのはNGです。大抵の製品はポリエステルなど化学繊維を素材としています。化学繊維が素材となっている製品は火に弱い傾向があり、テントと同じく燃えてしまう可能性があります。
そのため、下はもちろんすぐ隣などで焚き火をするのも危険です。焚き火をしているとパチパチと火の粉が上がりますが、それがタープに当たると簡単に穴が開いてしまいますし、場合によっては全て燃えてしまうリスクすらあります。
テントなどから一定の距離を取って行おう
基本的にはタープやテントの設営場所から一定の距離を取り、安全な位置に焚き火を配置するようにしてください。もし燃えてしまったり、穴が開いてしまっては取り返しがつきません。新しい製品を買う必要が生じてしまいます。
巨大な製品を用意し、高さなどを十分に確保すればできなくはありませんが、余計な手間と出費がかさみます。ポリエステルなどを素材とした製品の下で焚き火をするのは非現実的だと言えるでしょう。
どうしてもやりたい場合はルーフプロテクターを使おう
mont-bell ルーフプロテクター ブラック
もし既に所持している化学繊維でできたタープの下で焚き火をしたい場合は、ルーフプロテクターを検討してみてください。例えば、mont-bell(モンベル)が販売している防炎加工されたコットン100%を素材とした製品などがあります。
飛び散る火の粉をしっかりと受け止め、製品がダメージを受けないようプロテクトしてくれます。ただし、製品に組み付ける手間などが発生するのは覚悟しましょう。お持ちのタープとの相性が悪い可能性もあるので注意が必要です。
耐火性などに優れた難燃製品もある!
製品によっては内部でも楽しめる!
先ほどタープの下で焚き火をするのは基本NGだとお伝えしましたが、それは「ポリエステルなど化学繊維を素材とした製品の下」の場合です。一般的なタープは化学繊維でできていますが、焚き火やバーベキューなどを楽しめるような製品も存在しています。
難燃性の高い素材が採用された耐火性に優れている製品が数多く存在していますので、タープの下で焚き火をしたい方はそういったタープを選ぶようにしましょう。雨の日でもタープの下で焚き火を満喫できます。
難燃性の高い製品に使われている素材の一例
タープの下・内部で焚き火をしたい際に意識するべきなのは、使用素材です。難燃性の高い素材の一例は、テトロン(ポリエステル)とコットンの混紡繊維であるTCやポリコットン・テクニカルコットンなどが挙げられます。
上記の素材を利用して作られた製品は、難燃性・耐火性に優れているので下で焚き火を行っても大丈夫です。また、記事内で登場したルーフプロテクターと同じく火に強い素材であるコットン100%で作られているコットンタープなども存在しています。
商品名や説明文をよく読んで確認しよう
耐火性を持っており、内部での焚き火に対応しているタープを探す際は、商品名や説明文、素材などをしっかりと確認しましょう。焚き火対応と記載されていたり、「難燃」や「耐火」といった文言が書かれているケースが多いです。
焚き火に対応しているタープであれば、火の粉が少し当たった程度で穴が開くことはまずありませんので、ぜひ有効活用してください。
配置や製品の重さにも注意しよう!
地面からなるべく高さを確保するのが理想
タープの下で焚き火をする際は、なるべく高さを確保するのが理想です。単純に高ければ高いほど焚き火によって生じる火の粉へ当たりにくくなります。
製品の保護にも繋がるのはもちろん、人間もいろいろと動きやすくなり、快適さ・利便性の向上に繋がります。タープを選ぶ際には、人数規模などに応じて大きさ・高さも意識してみてください。
難燃性の高い素材の製品は重い傾向にある
本記事で紹介した素材・TCやコットンなどの難燃性の高い素材で作られているタープは、ポリエステルで作られた一般的な製品と比較して「重い」傾向にあります。おおよそ3~4倍ほどのどっしりとした重量感があるので、設営や持ち運びに疲労を感じやすくなるかもしれません。
車移動がメインであればさほど大きな問題ではないかもしれませんが、徒歩で設営場所まで荷物を一定距離運ぶ必要がある場合はしんどさを感じる可能性があるので注意しましょう。
タープの下で焚き火をするなら素材に注意!
今回の記事では、タープの下で焚き火が楽しめるのか注目してきました。結論としては、「難燃性・耐火性に優れているTCやコットンを素材にしたタープならOK」です。逆に、一般的な化学繊維素材でできた製品の下での焚き火は避けましょう。
重さは増すものの、火の粉が飛んで当たってしまっても穴が開かないので安心して利用できます。タープはキャンプなどを楽しむ際には必須ですから、自分たちのアウトドアスタイルに適したものを選んでくださいね!
タープの下で焚き火情報が気になる方はこちらもチェック
本サイトには、今回の記事以外にも「タープ」にフォーカスを当てたトピックを数多く取り扱っています。実際に焚き火を満喫できるおすすめ製品を紹介している記事なども掲載していますので、ぜひ製品選びの際の参考にしてみてください!
また、タープに限らずアウトドアに関連するさまざまな情報を発信中です。焚き火を楽しむ際に必要なおすすめ焚き火台特集など幅広いコンテンツを掲載していますので、本記事と併せてぜひご覧ください!
焚き火タープ?タープの中で焚き火が満喫できるおすすめタープ5選!
焚き火タープとは何かから、おすすめの焚き火タープを5つに絞り紹介。焚き火タープがあれば、雨でも焚き火ができ雨キャンプの楽しさ倍増です。また、...
タープおすすめ人気12選!キャンプやバーベキューでの選び方もご紹介!
キャンプやバーベキューでタープがあると影の中でゆっくりと過ごせるのでおすすめです。またタープの種類によってはリビングスペースになるだけではな...
スノーピークの焚き火台がおすすめ!使い方や洗い方などをご紹介!
キャンプを盛り上げるならやっぱり料理は必須です。そのためには焚き火台が一番で、特にスノーピークはおすすめです。そのため、今回はスノーピークの...