青森でサイクリングを楽しむならこのコース！エリア別におすすめコースを紹介！

青森のサイクリングルートをご紹介

青森のサイクリングコースの特徴

本州最北端に位置する青森は自然に恵まれたエリアで、サイクリングコースがたくさんあります。青森のコースの魅力は夏でも涼しく、爽快なサイクリングが楽しめるところでしょう。

りんご畑を走る短距離コースや津軽半島一周の長距離コースなど、バラエティに富んだサイクリングコースがあり、初心者から上級者までサイクリングが楽しめます。今回は青森のおすすめコースを3選ご紹介します。（本記事は2022年6月17日時点での情報を元に作成しました。）

サイクリングコースの注意点

青森には自転車専用のサイクリングコースが少なく、一般道を走ることが多くなります。サイクリングコースになっている道路は交通量が比較的少ないのですが、ルールを守って安全に走行してください。

青森では、6月から8月にかけて「やませ」と呼ばれる季節風が吹きます。太平洋から吹く湿った冷たい風で、体温を奪われやすいので服装で調整してください。また冬は降雪や路面凍結もあります。最新の情報を入手し、確認するようにしてください。

【弘前エリア】りんご畑を走るコース

岩木山周辺を走るサイクリングコース

弘前は青森県の西部にある市で、周囲を山々に囲まれています。弘前の自然を楽しむには、大鰐駅から岩木山のすそ野を走り中央弘前駅までのサイクリングコースがおすすめです。

岩木山は標高1625mの岩木山の最高峰。津軽エリアのどこからでも見ることができ「津軽富士」とも呼ばれ親しまれています。周囲には茶畑やりんご畑、広々とした田んぼが広がり、豊かな自然が満喫できます。白鳥の飛来地もあり、季節ごとに変化する景色が魅力です。

「アップルロード」を走る

こちらは大鰐駅から中央弘前駅までの片道サイクリングコースで、走行距離は約28km。所要時間の目安は約2時間です。りんご畑の中の広域農道「アップルロード」を抜け、岩木山の景色を眺めながら進む爽快なコースです。

サイクリングコースは自転車用の道路ではありませんが、車の交通量が少ないので楽に走れます。道は平坦で、初心者でも安心して楽しめるコースです。

サイクルトレインを活用しよう

スタートの大鰐駅までは、弘南線全区間で運行されているサイクルトレインを利用するのがおすすめです。土日・祝日限定で、自転車を無料で車内に持ち込めます。予約不要なのもサイクリストには嬉しいポイントです。

期間は4月から11月までで、自転車が持ち込めない除外日もあるので、利用する前に公式ホームページなどで確認してください。弘南鉄道大鰐線はりんご畑を走るローカル線で、鉄道ファンにも人気があります。

立ち寄りスポット「弘前市りんご公園」

サイクリングコース沿いの「弘前市りんご公園」は約80種、2,300本のりんごの木が植えられている広々とした公園で、春にはリンゴの花が満開になり美しい景色が見られます。8月から11月頃までりんごの収穫体験ができるのも魅力です。

岩木山を一望できる展望台や、江戸時代の農家住宅を移築した「旧小山内家住宅」、シードルを作る工房など見どころがたくさんあります。りんごのスイーツはお土産にもおすすめです。

【津軽エリア】津軽西海岸・絶景ロード

青森の自然が満喫できるコース

津軽半島は青森県の西側にある半島で、三方を海に囲まれた自然豊かなエリアです。津軽半島にはサイクリングコースがいくつもありますが、そのうちの一つ、津軽西海岸を走るサイクリングコースは、海と山の両方の景色が楽しめる絶景ロードです。

秋田と青森を結ぶ五能線沿いの国道101号線を走るコースで、左側は日本海、右側は白神山地の絶景が見られます。コース沿いには温泉や夕日の名所・千畳敷海岸、驫木駅などの見どころがあります。

コースの概要

津軽西海岸コースは五能線・艫作駅（へなしえき）から鰺ヶ沢駅（あじがさわまちえき）までの片道コースで、走行距離は約48km。所要時間約3時間の中級者向けのコースです。スタートすると急な坂道があり、ゴールまでややハードなアップダウンが続きます。休憩を取り入れながら、無理をせずに走行しましょう。

五能線の絶景駅を訪れよう

五能線沿いのコースは駅舎を訪れるのも楽しみの一つ。スタート地点の艫作駅は無人駅で、北前船をモチーフにした小さな駅舎が立っています。

驫木駅（とどろきえき）は、「秘境の駅」としてSNSでも話題になっている絶景スポットです。海沿いにひっそりと佇む無人駅で、ノスタルジックな雰囲気が満載。撮影スポットとしてもおすすめです。ゴールの鰺ヶ沢駅には、ぶさかわ犬として人気を集めた「わさお」の銅像が立っています。

立ち寄りスポット「千畳敷海岸」

千畳敷海岸は青森を代表する絶景スポットで、海岸が波によって浸食されごつごつとした岩場が広がっています。昔、津軽藩の殿様が千畳の畳を敷いて宴会をしたことから、「千畳敷海岸」と名付けられたと伝えられています。夕日スポットとしても有名で、「日本の夕陽百選」に選定されてる景勝地です。

立ち寄りスポット「不老不死温泉」

「不老不死温泉」はサイクリングコース沿いの黄金崎に立つ温泉旅館で、波打ち際に絶景の露天風呂が作られています。海水が浴槽に入り込むこともあり、海との一体感が体感できる野趣あふれる温泉です。日帰り入浴もできるので、サイクリングの途中に立ち寄ってみてください。

【下北半島エリア】むつ湾一周コース

上級者向けのロングコース

青森の大自然を満喫したい方は、「むつ湾一周コース」がおすすめ。走行距離270kmのサイクリングコースで、青森市の中心部からスタートし陸奥湾の海岸線沿いをぐるりと回ります。平野部や山間部など、変化に富んだコースが楽しめます。

サイクリングコースの多くが鉄道路線沿いにあり、道路が整備されているので走りやすいでしょう。輪行袋に収納すれば列車に自転車を持ち込めるので、鉄道を活用して回るのもおすすめです。

むつ湾フェリーに乗船

むつ湾一周コースでは、脇野沢から蟹田までむつ湾フェリーを利用します。自転車をそのまま積み込めるので便利です。所要時間は約1時間で、4月下旬〜6月下旬には船上から野生のイルカがジャンプする様子も見られます。フェリーは1日2往復のみなので、事前に時刻表をチェックしておいてください。

立ち寄りスポット「ひらないまるごとグルメ館」

「むつ湾一周コース」はグルメも楽しみの一つです。サイクリングコース沿いにある平内町はホタテ養殖の発祥地で、ホタテを使ったグルメが人気。「ひらないまるごとグルメ館」ではホタテの創作メニューが堪能できます。

ホタテの刺身はもちろんのこと、ホタテ串揚げやホタテのラクレットチーズ焼き、手作りホタテ餃子などユニークなメニューもたくさん。シェフはミシュラン星付きレストランで修行をした方で、絶品メニューが堪能できます。

サイクリングで青森の自然を満喫

出典：https://unsplash.com/

青森はサイクリストに人気のスポットで、バラエティに富んだサイクリングコースが用意されています。むつ湾一周コースや津軽半島一周など長距離コースにチャレンジできるのも魅力の一つです。また海岸沿いのコースやりんご畑を走るコースなど初心者でも楽しめるコースも多くあります。

サイクリングコース沿いには名所や温泉、グルメスポットが多く、観光をしながら青森を巡ることができます。青森のサイクリングを満喫してください。

青森の観光スポットやお土産情報はこちら

ここでは青森市や弘前市の観光名所、青森のおすすめお土産についてまとめた記事をご紹介します。サイクリングで青森を訪れた際には、これらの記事を参考にして名所を訪れたりお土産を買ったりして楽しんでください。

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