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虫除け成分ディートとイカリジンの違いは?効果や安全性、注意点を徹底解説!

ディートやイカリジンは虫除けに多く使われている成分です。それぞれ特徴があるので、ディートやイカリジンの違いや効果をチェックしておくと、アウトドアでも安心して使えます。当記事では、効果や危険性、影響を解説しますので、違いを知って安全に虫除け対策しましょう。
2022年4月26日
さくらドッグ
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虫除け成分ディートとイカリジンの違いは?

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春〜夏のアウトドアに欠かせないアイテムといえば、虫除けグッズです。しかし、虫除け成分には使用制限があったり、適切な知識が必要だったりと使い方を理解しておかなければなりません。当記事では、虫除けに使われる成分「ディート」と「イカリジン」の特徴や違い、注意点を解説します。効果的に虫除け対策するためにもチェックしておきましょう。

虫除けスプレーの成分は主に3種類ある

虫除けスプレーには、含まれている成分や香料、目的とする効果に合わせて使えるアイテムが豊富にあります。しかし、虫除け成分として含まれているのは主に3種類です。ここでは「ディート」「イカリジン」「天然成分」に分けて、それぞれの効果や違いを解説しますので、チェックしておきましょう。

1:ディート

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「ディート」は、虫除けスプレーにもっとも使用されている成分です。日本では50年以上前から使われています。高い虫除け効果を得られますが、赤ちゃんや12歳未満の子どもに対して使う場合には、濃度によって制限がある点に注意が必要です。

濃度が高まったアイテムも!

従来、ディートの濃度は12%以下と制限されていました。しかし、感染症を媒介する蚊やダニ対策として2016年からディートの濃度が30%のものまで認可され、虫除けスプレーのバリエーションが増えています。

どんな虫に効果がある?

ディートは、蚊やマダニなどよく知られている害虫に効果があります。ほかにも、ヤマビルやトコジラミ、ブユなどあらゆる害虫を寄せ付けません。

血を吸う害虫は、人が発する炭酸ガスや温度、匂いなどを認識しています。それらをもとに吸血源となる対象を探し、栄養を摂取。ディートを含む虫除けスプレーを使用すると、感知能力を撹乱し、吸血行動を阻止します。

2:イカリジン

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「イカリジン」は、80年代にドイツで開発された成分です。日本では、2015年に認可されたまだ歴史が短い虫除け成分。特徴としては、ディートと同じくらいの虫除け効果を発揮しますが、肌への刺激や影響が弱いため、年齢の制限がなく子どもでも安心して使用できる点です。

刺激が気になる人にピッタリ


イカリジンは、防除用医薬部外品として指定された虫除け成分です。医薬品より弱く、化粧品より強い効果があるとされています。また、回数制限なく、顔にも使えるなどディートにはない特徴を備えています。

どんな虫に効果がある?

イカリジンは蚊やブユ、マダニなどを忌避する効果があります。しかし、ディートよりも防虫効果がある虫の種類は少なく、ノミやツツガムシへの対策はできないため、状況に応じて使い分ける必要があるといえるでしょう。

ディートと同じく、対象となる虫の感知能力を撹乱し、吸血行動を阻止します。小さな子どもや敏感肌の人におすすめです。

3:天然成分

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天然成分が主に使われている虫除け剤の素材は、その名の通り虫が嫌うハーブなどの植物類。天然由来の成分が使われているため、赤ちゃんや肌がかぶれやすい人でも安心して使用可能で、主に使われている植物としては、ハッカやユーカリなどが挙げられます。しかし、ディートやイカリジンと比較すると、虫除け効果は弱くなるといえるでしょう。

ディート配合の虫除けの安全性や注意点は?

ディート配合の虫除け剤は、使用方法・注意点を守って使うと、子どもや妊婦でも安心して虫刺され対策ができます。ここでは、アウトドア環境でも効果的に虫除けするのに気になる安全性や注意点について解説しますので、チェックしておきましょう。

気になる安全性は?

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ディートは長年使用されてきた防虫成分です。日本家庭用殺虫剤工業会が発行している『家庭用殺虫剤概論』によると、ラットを用いた実験でも刺激や吸入毒性が低いとされています。そのため、正しい使用方法を守って使う分には高い安全性が確保されているといえるでしょう。

安全性の高いことがうかがえる.その他,吸入毒性も低く,刺激性,アレルギー性等も認められない.製剤においても,原液による各種毒性試験の結果,正しい使い方が守られるかぎり,その安全性は十分確保されていると考える.

子どもに使うときには

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ディート配合の虫除け剤を子どもに使うときには、必ず記載されている使用量や頻度を守りましょう。アース製薬が販売している「サラテクト無香料200」の記載を例に挙げると、12歳以上の使用回数に制限はありません。2歳以上12歳未満では1日に1~3回、6ヵ月以上2歳未満では1日1回、6ヵ月未満では使用しないこととされています。

妊婦がディートを使うときの危険性は?


Photo byStockSnap

子どもに使用制限があるディートですが、気になるのは「妊娠していても危険性はないか?」ということです。厚生労働省健康局結核感染症課の通達『ジカウイルス感染症診療Q&A』によると、妊婦でも原則使用可能とされています。しかし、ケガをしている部分や口・目などの粘膜には触れないように注意が必要です。

虫よけスプレー(DEET 含有)は原則的に妊婦に使用可能です。ただし、創がある体
表面への噴霧は勧められません。また粘膜面への噴霧は行わないでください。

効果的な虫除けの使い方

基本的に意識したいこと

出典:https://www.photo-ac.com

効果的に虫除けするには、いくつかポイントがあります。塗りムラがないよう、肌が露出している部分にまんべんなく塗りましょう。また、常用は避けて、蚊、ブユなどが多い状況を選んで使うようにしてください。

夏場のアウトドアシーンではよく汗をかきます。汗をかくほど虫除け成分は流れ落ちてしまうため、状況によって塗り直すようにするとよいでしょう。

子どもにスプレーする場合は大人が

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小さい子どもに虫除けスプレーを使う場合、いったん大人の手に掛けてから子どもの肌に塗るようにしましょう。子ども同士で使用すると、塗った量・回数を管理しきれなくなってしまう可能性があります。大人が管理して、安全に使用しましょう。

日焼け止めと虫除けどちらが先?

Photo byAdoreBeautyNZ

虫除けと併せて夏場に欠かせないアイテムといえば「日焼け止め」です。日焼け止めと一緒に使う場合、虫除けスプレーを最後に塗ってください。虫除けを先に塗ってから日焼け止めを重ねてしまうと、防虫効果が弱まります。

おすすめ虫除けスプレー3選

1:【ディード】アース製薬「サラテクト無香料」

アース製薬「サラテクト無香料」

出典:楽天
出典:Amazon
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アース製薬「サラテクト無香料」は、パウダーインタイプの虫除けスプレーです。そのため、肌に塗ったときのベトつきを抑えられます。汗をかいても流れにくく、サラサラした感触を長時間キープ可能。

虫よけ効果は約10時間とされており、日中に塗り直しを意識しなくてもよいのが特徴です。香料は使用されておらず、虫除けスプレー独特の香りが苦手な人におすすめします。

2:【ディード】フマキラー「スキンベープミスト」

フマキラー「スキンベープミスト」

出典:Amazon

フマキラー「スキンベープミスト200」は、水性タイプの虫除けスプレーです。大容量の霧吹き型で使いやすく、家族やグループなど人数が多いキャンプでも安心して使えます。

虫除け効果は約2〜3時間とされていますが、付け直しやすいため、こまめに塗りなおせるのがポイント。また、保湿成分である「ヒアルロン酸Na」が配合されており、肌にも優しいのが特徴です。

3:【イカリジン】キンチョー「お肌の虫よけプレシャワーDF PRO」

キンチョー「お肌の虫よけプレシャワーDF PRO」

出典:Amazon

キンチョー「お肌の虫よけプレシャワーDF PRO」は、水性タイプの虫除けスプレーです。イカリジンは認可されている最大の濃度15%となっており、肌への影響を抑えながら虫除け対策できます。

虫除け効果は約8時間とされています。さらに「ヒアルロン酸Na」が配合されており、肌・衣類どちらにも優しいため、小さな子どもや服の上から虫除け対策したい人におすすめです。

違いを知って安全に使おう!

出典:https://www.photo-ac.com

虫除けスプレーに使われている主な成分「ディート」と「イカリジン」の違い、注意点などを解説しました。ディートは含まれている比率が高いほど、高い虫除け効果を期待できますが、子どもに使う際は記載されている注意事項をよく読んで正しく使用しましょう。

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