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DUEL「カーボナイロン」をレビュー。特徴やメリット、強度など徹底調査!

カーボナイロンはデュエル(DUEL)が開発した新しい釣り糸で、ナイロンとフロロカーボンとの長所を兼ね備えているのが特徴です。しなやかで強度が高く、多彩な魚種に対応します。この記事ではカーボナイロンの特徴やメリットについて商品を例に挙げながらご紹介していきます。
更新: 2022年8月29日
haekon
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目次

コスパ抜群のラインをご紹介

新素材のカーボナイロンとは

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福岡県に本社を置くデュエル(DUEL)社が提供する新しいタイプの釣り糸です。ナイロンとフロロカーボンといった2つの代表的な釣り糸用の素材をミックスしているのが特徴で、しなやかさを保ちながら強度と感度を向上させています。

また、取り扱いがしやすく比較的低価格で入手できるので、ビギナー用のラインとしても適しているでしょう。

多彩な用途に活用できる

DUELのカーボナイロンには多彩なラインナップがあり、メインライン(道糸)からショックリーダーとしてまで幅広く活用できます。シーバスやジギングのほか、アジングやエギング、タイラバといった多彩な釣り方に対応できるのも魅力です。

以下ではカーボナイロンの特徴を詳細に解説し、強度や耐久性などのメリットについて商品を例に挙げながらご紹介していきます。

カーボナイロンの特徴やメリットとは

1.強度はフロロカーボンと同等

ここからはカーボナイロンのラインの特徴を、他の種類と比較しながら解説していきましょう。ナイロンはフロロカーボンに比べてしなやかですが、強度が劣るというデメリットがあります。

そこでカーボナイロンはナイロンの糸一本ごとにフロロカーボンをコーティング。ナイロンの柔軟性を保ちながらフロロカーボン並みの直線強度も備えていることに成功しました。

結束強度が高いのもメリット

PEラインと結んでリーダーとして活用する場合には、ライン間の結束強度が必要となります。カーボナイロン製品はナイロンのような柔らかさを持っているため、抜けにくく高い強度を保つことが可能です。

また、フロロカーボンのように硬くないので、ビギナーにも扱いやすいのも魅力となります。これからフロロカーボンに挑戦する方のトレーニング用途にも使うことができるでしょう。


2.摩擦や浸水への耐久性も高い

磯釣りでは、岩などとの摩擦により糸に傷が付くことがラインブレイクの原因の一つです。メーカーでは製品に対し1万回の擦れテストを行い、フロロカーボンと比べて50%ほど擦れに強いとの結果を報告しています。

ナイロンより吸水しにくい

また、ナイロンラインよりは吸水性が低く劣化しにくいのもメリットです。メーカーが実施した48時間の吸水試験では、結束部の強度低下がナイロンラインでは15.4%だったのに対し、カーボナイロンは10.7%に留まったとの報告があります。

ただし、フロロカーボンに比べると吸水しやすいため、目立った傷があれば即交換し、傷がない場合でも定期的に差し替えをしましょう。

3.フロロカーボン並みの感度を実現

釣り糸は伸縮性が高いほど衝撃をよく吸収してくれますが、手に伝わる振動が小さくなる(感度が下がる)のがデメリットです。ですが、メーカーのホームページによるとカーボナイロンの伸度は25%で、フロロカーボンと同程度の感度を持っています。アジやメバルといった小型のターゲットにも対応できるでしょう。

DUELのカーボナイロン製品の一覧

1.ボビンタイプのメインラインも人気

ここからはDUELのカーボナイロン製品を、使い方別でリストアップしていきましょう。現在、公式サイト上には10種類の多彩なラインナップがあります。下にはメインライン用の商品の一覧を表にしました。

1.75号から20号までのサイズがあるので、さまざまな魚種に利用できるでしょう。クイックショットCNは精度の高い平行巻きの商品で、廉価なボビンタイプ(CN500)は初心者用としてもおすすめです。

名称 長さ サイズ 
CN500 500m 2~10号
クイックショットCN 150m 4~20号
アジ・メバルCN 150m 2.0~4.0号
ISO・CN 150m 1.75~3号
パワーフカセ 150m 1.75~3号


2.リード用は魚種ごとにラインナップ

PEラインをメインラインにした場合は、衝撃を吸収するためにクッションリーダーという別のラインを先に取り付けるのが一般的です。下にはリーダーとしての使い方に適したカーボナイロン製品を表にまとめました。

パワーリーダーCN は中心的なモデルで、0.8号から40号までの幅広いサイズが準備されています。ほかにも、アジやイカ、タイといった魚種に特化したモデルがあるので、ビギナーにも選びやすいでしょう。

名称 長さ サイズ 
パワーリーダーCN 30m 0.8~2.5号
パワーリーダーCN 50m 3~40号
パワーリーダー・アジングCN 20m 0.8~1.5号
パワーリーダー・エギングCN   20m 1.5~3.0号
パワーリーダー・タイラバCN 20m 2.5~6.0号

代表的な2つの製品をご紹介

1.CN500

ここからは特に人気の商品をピックアップし、商品レビューをご紹介していきます。最初に取り上げるCN500はメインライン用のカーボナイロン製品で、ボビンタイプにすることによりコストが抑えられているのが特徴です。

号数によって価格が異なり、4号サイズは500円ほど、最大の10号は1000円前後で販売されています。イエローやブルー、グレー、クリアーと色も豊富なので、釣り場の環境に合った商品を選びましょう。

強度や耐久性が高いコスパ抜群のライン

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CN500は500mもあるので多彩な用途に併用ができます。下の商品レビューのようにフロロと比べるとやわらかく、ビギナーでも扱いやすいのが特徴。一方で根掛かりにも耐えられる強度を持っているのが魅了です。

また、シーバスや青物、マダイなどとの強力な獲物とのやり取りができる耐久性もあるので、中上級者も満足できるでしょう。低価格なので、道糸以外にも下巻き用やリーダーとしても気軽に活用できるのも人気点です。

フロロに比べるとかなり柔らかいです。
根掛かりを強引に引っ張りましたが強度は十分にありました。

2.パワーリーダーCN


パワーリーダーCNは、ショックリーダー用のアイテムで、長さは30mと50mの2タイプです。必要な長さだけ簡単に引き出せるジャストストッパーが付いているので、初心者にも扱いやすくなっています。

また、カバーホルダーが塩分や紫外線から保護してくれるので、保管時の劣化も防ぐことができるでしょう。価格は30m(0.8~2.5号)が500円前後で、50m(3~40号)が600円から1500円ほどです。

遠投やボトムでの釣りにも活躍

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パワーリーダーCNはナイロンのような柔らかさがあるので、PEラインにも簡単に結べて結束強度が高いのがメリットです。衝撃を吸収するほどよいクッション性があり、ショアジギングのような遠投が必要な使い方にも向いているでしょう。

摩擦にも強く、ボトムを引くような釣り方をしても切れにくいとの商品レビューもあります。ロックフィッシュやシーバス、青物などターゲットも豊富なので、獲物に合ったサイズを選んでください。

実釣で使ってみましたが、直リグ使用のボトムベッタリの釣りでもフロロと同じくらい扱いやすく、フロロよりも根づれに強くしなやかでした。

コスパのよいアイテムで釣りを満喫

カーボナイロンは新素材を採用したリーズナブルな商品で、扱いやすいので初心者用としてもおすすめです。また、強度や耐久性が高く、獲物の当たりへの感度も確保しているため、ベテランのアングラーからも支持を得ています。

また、道糸からリーダー、下巻き用といった幅広い使い方があるのもメリットです。気になるラインがありましたら、商品サイトや公式サイトにて詳細なスペックを確認してみてください。

カーボナイロンが気になる方はこちらもチェック!

ご紹介したライン以外にも釣り糸の種類は豊富なので、魚種や釣り場の状況に応じて選びましょう。バス釣り用を含めたおすすめのラインの特集や、釣り糸の結び方についての記事をリンクしますので、併せてお楽しみください。