アシストフックの付け方を知ろう
アシストフックの取り付け位置は重要
メタルジグへのアシストフックを使っていて、思ったようにフッキングしないと悩んでいる人は多いかもしれません。ジギングにおいてとても重要な役割を担っているアシストフックですが、その付け方によって釣果が大きく変わってきます。
メインのフックよりも重要な役割を担うこともあるアシストフックですが、その付け方を間違えてしまうとせっかくの大物も逃がしてしまうことも。取り付け位置など、正しいアシストフックの付け方を学びましょう。
アシストフックとは
ジグ前方に取り付けるフック
アシストフックとは、ジギングで使うメタルジグにセットするフックです。主に青物を狙うためにセットするフックですが、ジグの前方に取り付けることが基本です。
また、このメタルジグへのアシストフックには編み込んだラインが付いており、そのラインはメタルジグのボディ中央くらいまで伸びています。このアシストフックの付け方によって、フッキング率のアップやバラシの軽減が得られる効果があります。
購入時には付いていないこともある
釣果を左右するアシストフックですが、実は市販されているジグには付いていないこともあります。無くても問題ないこともありますが、基本的に取り付ける方がフッキング率が高まるでしょう。
もともとアシストフックが取り付けられていない場合は、自分で取り付け位置を考えて付けることになります。ですが付け方によってはアシストフックの意味をなさない場合もありますので、これから解説する正しい装着方法を理解しておきましょう。
アシストフックが必要な理由
ターゲットは頭やお腹を狙ってくる
ルアーでメタルジグを使っている人は、青物などを狙っていることが多いでしょうか。青物のような小魚を捕食している魚は、ベイトの頭やお腹をめがけて食いつきます。そのため、後ろのフックだけではバラシてしまうことが多くなります。
アシストフックを付けないまま青物を狙っているときに、魚の口ではなく少しズレた位置にフッキングして釣れたという経験をした人は多いのではないでしょうか。これはそのターゲットが頭やお腹を狙ってきたためなのです。
根魚などは後ろのフックが重要
ただし、ジグで狙うターゲットの全てが頭やお腹を狙ってくるわけではありません。ボトムに潜んでいる根魚や、砂地に潜むヒラメなどはベイトのしっぽを狙ってきます。
ベイトの後ろから追い食いしてくるようなターゲットは、後ろのフックがとても重要な意味をなします。いずれにしても、ジグで釣りをする場合は、後ろのフックだけではなくアシストフックもあった方が安心感は高まります。
正しいアシストフックの付け方
スプリットリングと溶接リングを取り付け
アシストフックを取り付けるときには、まずはスプリットリングと溶接リングを先に取り付けます。前側のアイに先にスプリットリングを付け、次にそのスプリットリングに溶接リングを付けるという順番です。
ただ、溶接リングはアシストフックを購入したときには既にアシストラインに付いた状態になっていることが多いです。そういった場合は、溶接リングをそのまま取り付ける付け方で問題ありません。
フック位置はジグの中心によりやや前側
アシストフックの取り付ける位置は、基本的にはジグの中心よりもやや前側に針が収まるようにセットします。ミノーやクランクベイトでもボディの中心よりもやや前に針が配置されていますが、これと同じような場所になるように付けてください。
ターゲットとなる青物などはルアー頭部を狙ってくることが多いので、この場所にセットするのが基本です。市販されているアシストフックを使う場合は結ぶラインの長さをしっかりとチェックをして必要であればスナップなどで長さ調整しましょう。
アシストフックの交換をする場合
アシストフックへ交換する場合、ジグのスプリットリングへ溶接リングをはめ込みます。こうすることで、アシストフックがしっかりと固定されます。
また、アシストフックのフック位置はルアーのお腹に向くようにセットすることをおすすめします。そうすることで、釣りをしているときの引っ掛かりのトラブルが少なくなります。スピーディーな取り付けならスナップを使って結ぶこともおすすめです。スナップならワンタッチで取り付けができますが、スナップ分だけ少し長くなってしまいますので注意しましょう。
アシストフックの位置や向きの重要性
取り付け位置は微調整を行う
アシストフックの付け方で最も重要なポイントは、取り付け位置でしょう。先ほども解説した通り、アシストフックはルアーの中心よりも前側になるように付けるのが基本です。ただ、この位置でもなかなかフッキングできないという状況に陥ることもあるかもしれません。
フックの場所については、ターゲットやその日の状況に合わせて微調整を行うことも大切です。必要に応じてフックの場所を前後に調整することも釣果アップに繋がります。
ダブルフックのフックの向き
ダブルフックはフック同士が内向き結ぶタイプや外向き結ぶタイプとがあります。内向きになっているタイプは根掛かりがしにくく、さらにはバラシが少なくなるというメリットがあります。
一方外向きのタイプは根掛かりはしやすくなりますが、さまざまな角度からのアタックに対応できますので、内向きよりもさらにフッキング率が向上するでしょう。釣り場の状況やその日のターゲットの活性などに応じて使い分けてください。
アシストフックの選び方
サイズの選び方
アシストフックは大小さまざまなサイズが用意されています。サイズ選びはそのターゲットとなる魚の口のサイズをチェックして選ぶのが基本ですが、ルアー自体に干渉しないことを意識して選ぶことも重要です。
釣りをしているときに、ルアーにアシストフックが絡んでしまうとせっかくのターゲットをバラシてしまうこともあります。そのため、フックがルアーに絡みづらいサイズのものを選ぶことも意識しましょう。
シングルかダブルフックか
アシストフックにはシングルタイプとダブルタイプとがあります。シングルタイプのアシストフックの場合、一点に集中してフッキングすることが可能です。一方ダブルフックの場合は、首振りでフックアウトを狙う大型の青物に有効と言えるでしょう。
首振りをしても他のフックがフックアウトをカバーしてくれますので、バラシの確立が減ります。必要に応じて使い分けるのが基本ですが、迷ったときにはダブルフックを選ぶことをおすすめします。
アシストフックの付け方を極める
最高の釣果を狙おう
アシストフックの付け方にはさまざまなタイプがあります。付け方によって、その日の釣果が大きく変わってくることは間違いありません。大切なことは、基本的な付け方を理解した上でスナップなどを使って調整を加えることです。
その日のターゲットの活性度合い、または釣り場の状況などに応じて、アシストフックの付け方を工夫してみてください。そうすれば、その日は最高の釣りになるでしょう。アシストフックの付け方を極めて、今までにない釣果を目指してみてください。
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