人気のOPINEL(オピネル)ナイフ
オピネルとはどんなブランドか
オピネルは19世紀から現在まで続く歴史ある、フランスの人気刃物メーカーです。アウトドア用ナイフメーカーとして知られていますが、そのほかにもガーデニング用やパン切りナイフやバターナイフといった特殊な料理用ナイフも製造販売しています。
1890年から現在まで形が変わらないオピネルナイフ
今回ご紹介するオピネルのアウトドア用折りたたみナイフですが、その原型はオピネルナイフの基本が作られた創業当初からまったく変わっていません。
ナイフの種類によって持ち手の色や刃の材質には変更が加わっていますが、折りたたみ式ナイフの原型だけは長い年月を経ても変わらずその美しさと機能性を保っているのが特徴です。
人気のアウトドア用ナイフの番手ラインナップをご紹介
オピネルは番手によって持ち手や刃のサイズが変わる仕組みです。登山・キャンプ時の料理や小枝を切るなど多目的に使える万能的なサイズはいくつなのか、オピネルナイフの種類を適した使い方やサイズ感で比較紹介いたします。
OPINEL(オピネル)#2-6の解説
オピネルナイフ#2はドールサイズのナイフ
オピネルの折りたたみ式ナイフの中で最小のサイズが2番です。昔は1番もありましたが、2番のサイズとほぼ変わらないため廃盤となっています。特徴として2と3番は大きさの問題で、折りたたみ式ナイフには必要な部品といえるストッパー機能が付いておりません。これは構造上、取り付けるパーツの大きさが本体の大きさ的に無理があるためです。
オピネルナイフ#3はミニチュアナイフ
刃のストッパー機能が付いていれば、キーホルダーにして持ち運びするのにもよいくらいの大きさが3番となります。実際に使う場合はじゃがいもの芽を取るなど細かい作業には使えるでしょう。
オピネルナイフ#4は携帯性を求める人向け
刃を収納したときに飛び出さないストッパー機能が付いて持ち運びに適する種類は4番からです。そのため実際にキャンプや釣りなどアウトドアに持ち運びするには4番からが適しています。とても小さいので万能とはいえませんが、むしろ小魚をさばくのにはちょうどよいサイズです。
オピネルナイフ#5バターナイフ程度のサイズ感
オピネルの5番は調理用ならばバターナイフ程度の大きさになるので、実物を手に取らずにサイズ感がつかみやすくなります。手の大きな人でなければ、てのひらにちょうどのサイズです。
オピネルナイフ#6は小型の果物ナイフ程度
6番以上になると小型ナイフとして調理用・工作用として見かける大きさになります。アウトドアの料理には十分使える刃渡りと、握って力を入れることができるようになるグリップの大きさが6番です。
実用的で小型なオピネルナイフがよい人におすすめなのは6番
オピネル#6
10種類セット販売では4番からストッパー機能が付いていますが、単品になるとセーフティ機能は6番からとなります。#2-6までの小さめなオピネル折りたたみ式ナイフで実用的、かつ万能に使えるものとなると5番以上からがおすすめでしょう。
まだ小枝を払うのには心もとないですが、セーフティ機能も含め小型にこだわるのであれば6番はいかがでしょうか。
OPINEL(オピネル)#7-12の解説
オピネルナイフは#7から10センチオーバーになる
オピネルナイフも7番になると持ち手の大きさが10cmを越えてきます。刃の長さも重要ですが、料理だけでなく万能に使えるものとなるとグリップ力を高めるある程度の持ち手の大きさが必要です。自分の手のひらの幅を測り、持ち手の長さと比較してみるのも使いやすいナイフを選ぶコツです。
オピネルナイフ#8は日本人の手にフィットしやすいサイズ
特に手が大きくて通常のナイフが使いにくいと感じない限りは、男女問わず日本人が使いやすい大きさが8番といえます。アウトドアへの持ち運びと実用バランスがよく、刃の大きさもあるため丈夫さの面でも安心です。
オピネルナイフ#9からは刃のサイズ感に注目
オピネルナイフは番号がひとつあがると、持ち手が約1cm刃の長さが8mm-1cm程度ずつ長くなると考えてください。広げた場合は約2cmほど番号があがると大きくなるのです。
オピネルナイフ#10は刃の長さが10cm
キャンプでも家庭で使う包丁と同等の使い心地を求めているならば、10番以上のオピネルナイフがあるとよいです。アウトドア用の持ち運びを考えるとコンパクトとはいいにくいですが、使い勝手は普段と変わりないものとなります。
オピネルナイフ#12は家庭用包丁と似たサイズ感
オピネルナイフの一番大きなものが12番です。このサイズになると刃の幅こそ違えど包丁と同様なサイズで、大きな食材をカットするのにもストレスを感じません。
アウトドアで使うなら#8のアウトドアが万能
オピネルには定番の折りたたみ式ナイフだけでなく、アウトドア・サバイバルとマルチフルなナイフが別に用意されています。そこでアウトドア用に用意されているのは8番のみです。
アウトドア#8は持ち手が木製ではなく樹脂製で、青と灰色のコンビ・赤と灰色のコンピの2色展開となります。
8番を基準に好みで前後の番号を選ぶのがおすすめ
アウトドアの8番、定番のものでも8番がコンパクトさと使いやすさのバランスがよく、木を削ったりと万能なおすすめサイズといえます。
もっとコンパクトさを求める人なら7番に、力の入るフィット感を求めるならば9番とこの3種類から選ぶことをおすすめいたします。
オピネルアウトドア用ナイフの種類比較表
オピネルの折りたたみ式ナイフのサイズ比較表
オピネル#12
番号 | サイズ |
---|---|
2番 | 持ち手4.6cm刃のみ3.4cm |
3番 | 持ち手5.6cm刃のみ4.2cm |
4番 | 持ち手6.1cm刃のみ5.1cm |
5番 | 持ち手8.0cm刃のみ6.1cm |
6番 | 持ち手9.3cm刃のみ7.3cm |
7番 | 持ち手10.0cm刃のみ7.7cm |
8番 | 持ち手10.9cm刃のみ8.3cm |
9番 | 持ち手11.9cm刃のみ9.1cm |
10番 | 持ち手13.0cm刃のみ10.0cm |
12番 | 持ち手16.1cm刃のみ12.2cm |
料理用としてのオピネルナイフのサイズ感
日本人の手にしっくりくる包丁として人気の高い包丁メーカーにグローバルがあります。このグローバル社も多くの種類の刃渡りの包丁を販売していますが、一般的に使いやすく人気が高いのが16cmのものだといわれます。
刃のサイズだけ比較するとオピネルの折りたたみナイフは一般的な包丁よりもどれも小さめです。そのため家庭での環境にできるだけ近いサイズ感を求める方は最大の12番手がおすすめとなります。
クラフト道具としてのオピネルナイフのサイズ感
今までサバイバルナイフやブッシュクラフト用ナイフなどを手にしたことがない方でも、サイズ感の比較がしやすいものにカッターナイフがあります。
カッターナイフの大手メーカーであるオルファの中で一般的な種類でありながら、薄いバルサなどの板ならばカットできるL型はこちらも約16cmの柄の長さです。持ち手のサイズだけであれば12番は包丁・ナイフ共に、多くの方が慣れ親しんだサイズと感じられるものとなっています。
まとめ
OPINEL(オピネル)ナイフで万能型としておすすめは8番
すべてのベーシックなタイプのオピネルナイフをご覧いただきましたがいかがでしたか?オピネルナイフはすすめる人の手の大きさや利用目的で人、それぞれのおすすめ番号が変わってきます。
昔から形が変わらぬまま多くの人に愛されてきたオピネルナイフは、番号によってサイズも豊富で折りたたみでアウトドアにも適しているナイフです。まだお持ちでない方はこれを機会に一度試してみてはいかがですか。
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