Companion Heavy Duty MG
OPINEL(オピネル) ステンレススチール #9
OPINEL カーボン #9
BUCK (バック) フォールディングハンター 110
ケーバー ドージア フォールディングハンター
モーラ・ナイフ Mora knife Classic Scout
ヘレ・ナイフ
VICTORINOX(ビクトリノックス)スイスライト LED付
VICTORINOX(ビクトリノックス) ナイフ キャンパー
G・サカイ NEW SABI KNIFE 2
キャンプにアウトドアナイフは必須
アウトドアでのアクティビティにはアウトドアナイフは必須ですよね。 玄人好みなアウトドアナイフから、初心者向けのアウトドアナイフまで人気のアウトドアナイフ10選を紹介します。
1本手にすれば、永く使うことができるのがアウトドアナイフの魅力のひとつでもあるので、使い道を見極めてベストなアウトドアナイフを選びましょう。
アウトドアナイフとは?
一口にアウトドアナイフと言っても、その種類は多種多様です。 切れ味にもっとも影響を与える「ブレード(刃)」の構造や材質、「グリップ(持ち手)」の素材や形状など、こだわればこだわるほど奥が深く、何種類ものアウトドアナイフを所有したくなる魅力が、それぞれにあります。
そんな魅力あふれるアウトドアナイフですが、厳密に「これがアウトドアナイフだ!」というくくりはなく、自宅ではなくアウトドアで使うナイフはアウトドアナイフと言ってもあながち間違いではありません。
包丁もアウトドアナイフ??
そもそも、アウトドアナイフは調理の際には包丁として使用する機会が多くありますが、昨今はアウトドア専用包丁を商品としてラインナップしているメーカーもあるくらいですから、自宅用の包丁でさえアウトドアに持ち出せば「アウトドアナイフ」と呼んでもいいのかもしれません。 包丁=キッチンナイフですから。
キャンプで活躍するアウトドアナイフの種類
アウトドアにナイフの種類は大きく分けて以下の3種類があります。 1、シースナイフ 2、フォールディングナイフ 3、ツールナイフ(マルチナイフ) それぞれの特徴を見ていくとこのようになります。
シースナイフ
シースナイフとは、ナイフ本体に折りたたむ機能がない構造のナイフで、使用しないときはブレード部分を鞘(シース)に入れて保管するタイプのアウトドアナイフです。 構造的に非常に堅牢で、分かりやすい代表的な形状は、いわゆる「サバイバルナイフ」と呼ばれるような形です。
グリップ部に折りたたんで収納する必要がないので、ある程度長さのある刃渡りを必要とするシチュエーションではシースナイフタイプのアウトドアナイフがとても有効です。 ただし後述しますが、多くのシースナイフはその性質と構造上、刃渡りが長いものが多く、銃刀法に抵触する恐れがありますので、取り扱いには十分な注意が必要です。
シースナイフであこがれの「フェザースティック」にチャレンジ
たき火用の薪に着火準備するための「フェザースティック」というものを作るときは、このシースナイフを使用します。 シースナイフ以外のアウトドアナイフでもフェザースティックを作れますが、安全に軽い力で作ることができるので便利でおすすめです。
キャンプでの薪割りにもシースナイフ
さらにシースナイフがあれば、「バトニング」という方法で薪を割ることができます。 ナタや斧を持っていく必要がなく装備の軽量化を図ることが可能です。 折りたためないことでコンパクトさに欠け、かさ張るイメージがあるシースナイフですが、慣れてくれば使い道が無限にありますから、これ1本あれば調理から薪の処理まですべて賄える便利さが魅力です。
フォールディングナイフ
フォールディングナイフとは、ナイフ本体を折りたたむ機能がある、携帯に便利なナイフのことを指します。 本来はバタフライナイフや、飛出しナイフなど、グリップ部分にブレードを収納できるもの全般をフォールディングナイフと呼びますが、たいていは折りたたみ式のアウトドアナイフをフォールディングナイフと呼びます。
使い道によって選択肢が多いフォールディングナイフ
その構造上、シースナイフに比べ小型の物が多く、アウトドアナイフ入門用から材質にこだわった玄人好みのもの、刃渡りの選択肢も多いため選びやすくおすすめです。 材質にこだわった本格的なブレードに、コンパクトさがフォールディングナイフの最大の魅力です。
このフォールディングナイフも刃渡りによっては銃刀法に抵触しますので、十分な注意が必要です。
フォールディングナイフならアウトドア料理や調理にも便利
鞘(グリップ)に収納する構造のため、ブレードの厚みがスリムなものが多く、包丁感覚で調理に使用するのに便利なのも特徴です。 材質がステンレススチールなら、錆びに神経質になる必要もなくおすすめ。
ツールナイフ
ツールナイフとは、マルチナイフやマルチツール、十徳ナイフなどと呼ばれるアウトドアナイフです。 ビクトリノックスやレザーマンなど非常に有名なブランドがあるので、もっとも馴染みのあるアウトドアナイフではないでしょうか。
形状はフォールディングナイフのような折りたたむ形状で、フォールディングナイフと比べて小型。 ファッション性が高く、たくさんコレクションしたくなってしまいます。
キャンプに便利な機能がそろっている
ナイフのブレード以外にプラスマイナスドライバー、栓抜き、缶切りなど複数の機能が備わっている。
また、「針外し」や「うろこ落とし」が付属している釣りに特化したものや、「ピッチマーク」、「ディボット修理ツール」が付属しているゴルフに特化したもの、「コルク抜き」や「ハサミ」、「プライヤー」、「爪やすり」から「つまようじ」まで付属したような万能タイプまで多くの便利な機能がそろっているのがツールナイフの魅力です。
快適なキャンプには2本持ち
アウトドアナイフとして堅牢な作りになっているツールナイフですが、シースナイフやフォールディングナイフと比較したときには、使用方法によって及ばない部分もあります。
シースナイフやフォールディングナイフをメインナイフとして、2本目以降の補助として使用すると良いでしょう。 ナイフ1本ですべてを賄うのは格好よくすごいことですが、実際には便利で快適な複数本持ちが断然おすすめです。
キャンプでは使い道を絞って選びましょう
マルチツールの雄、ビクトリノックスには、最大で81種もの機能を持ったツールナイフが存在します。 ところが多くの機能は、私たちにとっては少々過剰であったり、一度も使うことがなかったりする場合も。 例えばワインを飲むことがなければ、コルクオープナーの機能は不要ですよね。 薪を切らないならノコギリも。
あれもこれもと機能が欲しくなりますが、そこはグッとこらえて、使い道を絞ってみてください。 また、ツールナイフは刃渡りの短いものが多く、銃刀法に抵触しないものが多いのですが、ナイフ自体が危険なものであることに変わりはなく、軽犯罪法違反になる場合がありますので、こちらも十分な注意が必要です。
素材、材質の選び方
アウトドアナイフのブレード部分、グリップ部分には素材による違いがあります。 実際に使用する環境や、料理、調理をするか、趣味によるところもありますが、ブレード部分、グリップ部分それぞれの違いを見ていきましょう。
ブレード部分
ブレード部分の素材には大きく2つの種類があります。 ・カーボンスチール ・ステンレススチール それぞれの特徴や人気、使い道は・・・
キャンプギア好きに人気のカーボンスチール
カーボンという名前からカーボンファイバーを連想しますが、カーボンファイバーとは別物で、炭素鋼(たんそこう)と呼ばれる一般的な鉄鋼でできています。
とてもざっくり誤解を恐れずに言えば、「良く切れる」料理用の和包丁は、カーボンスチールのアウトドアナイフに通じるものがあると言えます。 その和包丁のイメージ通り、ステンレススチール製のアウトドアナイフに比べて切れ味が非常に良いのが特徴です。 素材としての硬さと粘りから、研ぐことで切れ味を保つことができ、調理や料理、薪割りまで、使い道を選びません。
アウトドアナイフを所有する楽しみ
その堅牢さと切れ味で人気のカーボンスチールですが、その半面手入れを怠ることで錆びやすいという特徴があります。 手入れをすることもアウトドアナイフを所有する楽しみのひとつという考えが一般化しつつあるのか、アウトドアで人気があるのはカーボンスチールのアウトドアナイフです。
ステンレススチールならキャンプ初心者でも
ステンレススチールは「和包丁」に対しての「洋包丁」のイメージです。 基本的に錆びることを心配する必要がなく、手入れが非常に簡単なのが人気の理由です。
カーボンスチールは、塩分や水分の多いものを調理や料理で使ったあと 、少し放っておくとすぐに錆びが発生してしまうこともありますが、ステンレススチールなら少しのことは大丈夫です。
アウトドアナイフはステンレススチールがほとんど
家庭において使用されている包丁の多くが洋包丁であるのと同じく、アウトドアナイフでも市場で多く販売されているのはステンレススチールのナイフです。
ここで紹介するようなしっかりしたブランドであれば、カーボンスチールと比較して劣ると言われる切れ味においても不足ということは決してなく、十二分によく切れる、切れすぎると言っていい切れ味です。
使うキャンプシーンを考えて選ぶ
「カーボンスチール」、「ステンレススチール」ともに、製造方法や製造過程の熱処理、成分の含有率によって、その価格や特性が異なることが多々あるため、一概にどちらが優れているアウトドアナイフとは言い難いので、どのような使い方をするかシミュレーションしてみることが大切です。
薪を割ったり、薪をフェザースティックにしたいなら「カーボンスチール」。 料理や調理をメインに考えているなら「ステンレススチール」がおすすめです。 メインナイフはカーボンスチール、サブナイフとしてステンレススチール素材を組み合わせるのは人気の組み合わせ方です。
グリップ部分
グリップ部分の素材には大きく4種類があります。 ・木 ・金属 ・樹脂 ・動物系 それぞれの特徴や人気は・・・
木材
素材として加工しやすいことが最大の特徴で、ブナ、カバ、ローズウッド、オリーブなど木の種類自体の豊富さもさることながら、自然素材のため同じものが2つとない唯一の1本、自分だけのアウトドアナイフになるのが所有欲を満たします。
使い込むほどに手になじみ、経年によって美しい変化が楽しめるのも人気の理由です。 半面、自然素材のため、保管環境や乾燥具合、外的衝撃によって割れが発生することがある。 ただ、普通に使っているのであれば、簡単に割れることはありません。
金属
ツールナイフでは、ステンレスやアルミニウムを使用したグリップを多く見かけますが、メインとなるナイフで金属をグリップとしたものはあまり多く見られません。
和製ナイフでグリップ部に真鍮を使用したものがあり、シースナイフの一部ではグリップとブレードを一体に鍛造したナイフもあります。 金属最大の特徴は、もちろん強靭さです。 しかし、濡れていると滑りやすい一面もあるため、エンボス加工や樹脂との組み合わせが多く見られます。
樹脂
ゴム製のもの、プラスチック製のもの、カーボンファイバー、グラスファイバーなど、多くの種類があります。 その耐久性、堅牢さ、光に反射しないなどの理由から、世界中の軍隊では樹脂製のグリップが多く採用されています。
修理、交換が容易であることも樹脂製グリップの特徴で、ヘビーデューティな使用を考えている場合はおすすめの素材といえます。
動物系
装飾性が高いナイフに用いられるのが動物系のグリップで、象牙、貝、ツノ、革などの素材が使われます。 アウトドアナイフでもツノが使用されることがありますが、一般的とは言えません。
キャンプでおすすめしたいアウトドアナイフ10選
①OPINEL(オピネル) ステンレススチール #9
OPINEL(オピネル) ステンレススチール #9
●材質: ブレード/ステンレススチール ハンドル/ブナ ●ブレード: 90mm ●重量: 約65g
1890年に開発されたフォールディングナイフの草分け的ブランド。 はじめてのアウトドアナイフにはオピネルのステンレススチールが断然おすすめです。 グリップ(ハンドル)部の木の材質にはいくつか種類があり、ブナがもっともシンプルで手に入りやくなっています。 #9は刃渡りの長さで、90mmを意味しています。
平均的な男性であれば、この#9を選ぶと良いでしょう。 手が大きめの方で、キャンプ道具の大きさに制限がない場合は#10がおすすめ。 女性や手の大きくない男性の方は#8を。 料理用には別途#12など大きめを選ぶと、ナイフの統一感が出て良いでしょう。
刃先を丸く処理したタイプの#7。 ポップなカラーリングもあるので、子供の料理練習用に人気でおすすめ。
②OPINEL(オピネル) カーボンスチール#9
OPINEL カーボン #9
●材質: ブレード/ハイカーボンスチール ハンドル/ブナ ●ブレード: 90mm ●重量: 約65g
上記ステンレススチールのブレード部が、カーボンスチール製のアウトドアナイフです。 素材が異なるだけですが、「世界でもっともシンプルなナイフ」の看板に偽りはありません。 錆びにくいステンレスのナイフは料理用、切れ味の鋭いこちらのナイフは薪用にするなど、使い道によって素材を使い分けるのもおすすめです。
③BUCK (バック) フォールディングハンター 110
BUCK (バック) フォールディングハンター 110
●材質: ブレード/ステンレススチール ハンドル/縞黒檀・真鍮 ●ブレード: 95mm ●重量: 約205g
1902年創業のバックナイフが、その60年後に満を持して発表したのがこのフォールディングハンター110です。 それから50年以上、アメリカのフォールディングナイフのベストセラーのひとつとなっています。
その見た目、素材、使用感、すべてが高い次元で確立されているナイフは、そう見つかりません。 真鍮が変色しやすいため、手入れは欠かせませんが、それだけの価値があるアウトドアナイフです。 初めてアウトドアナイフを買う方がナイフ選びに迷ったら、このナイフを買っておけばまず間違いありません。 また、2本目、3本目として買う方にもおすすめです。
④KA-BAR Dozier ケーバー ドージア フォールディングハンター
ケーバー ドージア フォールディングハンター
●材質: ブレード/ステンレススチール ハンドル:ザイテル ●ブレード: 約7.5cm ●重量:約63g
そのデザインと実力で、これから人気が出てくるブランドがケーバーです。 100年以上の歴史を持ち、米軍の公式ナイフとして採用されていた実績がその実力を表しています。 デュポン社製のナイロン素材であるザイテルをグリップに採用することで、強靭でありながら63gという軽量さを実現しています。
ブレードの厚みもモーラナイフに匹敵する厚みで、ヘビーデューティーな使用に十分耐えることができ、使い道を選びません。 本体の厚みがないので、キャンプ場などでは常時ポケットに入れておいても邪魔にならずおすすめです。
⑤モーラ・ナイフ Mora knife Companion Heavy Duty MG
Companion Heavy Duty MG
●材質: ブレード/カーボンスチール ハンドル/ラバー ●ブレード: 約104mm ●重量: 101g
初めて手にするシースナイフと言えばこれ。 モーラナイフで間違いありません。 創業125年を誇る、スウェーデン王室御用達ブランドです。 しっかりと力を伝えやすいラバーグリップを採用し、バトニングもできる厚みのあるブレードと相まって、ガンガン使いたいアウトドアナイフです。 フェザースティック作りもお手のもの。
キャンプに持っていくナイフを1本選ぶなら、モーラナイフがおすすめです。 ただ、ブレードの厚みがあるため調理、料理には少し不向きで、カーボンスチールのブレードは使用ごとに手入れを忘れずに。
アウトドアナイフを手に入れたら試してみたい「バトニング」と「フェザースティック」
⑥モーラ・ナイフ Mora knife Classic Scout
モーラ・ナイフ Mora knife Classic Scout
●材質: ブレード/ステンレススチール ハンドル/樺材 ●ブレード: 87mm ●重量: 約43g
スウェーデンを中心とする地域では、「ナイフ」といえば、このクラシックモーラナイフを思い浮かべるほどのシンボル的な存在。 握りやすいグリップの木と、シンプルな造形は飽きることなく使い続けられます。
ブレードの厚みこそ分厚くはありませんが、そこはモーラナイフ。 キャンプ場などアウトドアでのラフな使用にもしっかり答えてくれます。 このタイプなら、料理にも使いやすいく便利でおすすめです。
⑦ヘレ・ナイフ Helle knife Temagami
ヘレ・ナイフ
●材質: ブレード/カーボンスチール ハンドル/樺 ●ブレード: 約110mm ●重量: 155g
創業から90年を数える知る人ぞ知るノルウェーのナイフブランドです。 3層構造のカーボンスチールは切れ味抜群で、薪をフェザースティックにするのもスイスイできます。
握りやすいように考え抜かれたグリップは、極寒の中で金属が指に触れないように作られています。 見た目にも美しく、世界にたった一つのハンドメイド。 こだわりのナイフ選びをする方にはおすすめのナイフです。
⑧VICTORINOX(ビクトリノックス) キャンパー
VICTORINOX(ビクトリノックス) ナイフ キャンパー
●材質: ブレード/ステンレススチール ハンドル/セリドール樹脂 ●本体: サイズ/縦91×横27×厚さ17mm ●重量:約74g
マルチツールの王道、ビクトリノックス。 そのシリーズからキャンプに特化したものが「キャンパー」です。 機能は全部で14機能あり、大小2種のブレード、プラスマイナスドライバー、缶切り、栓抜き、のこぎりなど、キャンプに必要な装備がわずか9㎝の中にすべて装備されています。
シースナイフやフォールディングナイフではなく、薪割り用にナタや斧の用意があれば、本当にこれ1本あれば怖いものはありません。 缶詰もワインも明けられるナイフは料理の幅が広がります。 まずはこのナイフを選び、ナイフに慣れてきてからメインのシースナイフを手に入れるというのもおすすめな選び方です。
⑨VICTORINOX(ビクトリノックス)スイスライト LED付
VICTORINOX(ビクトリノックス)スイスライト LED付
●材質: ブレード/ステンレススチール ハンドル/セリドール樹脂 ●本体: サイズ/縦58×横18×厚さ12mm ●重量:約23g
ビクトリノックスシリーズ最小、最軽量級のツールナイフ、スイスライトです。 メインナイフをすでに持っている方に限られますが、「スイス」の名を冠したこのナイフは、常備するツールナイフとしての人気はトップクラスです。 重さはわずか23gと、鍵1本の重さと変わらないため、いつでもキーリングに装着しておくことが可能で、いざというときに非常に便利です。
オートキャンプであれば、道具や装備の重さを気にしませんが、登山やトレッキングでは1gでも軽くすることが求められる中、この機能と軽さは助かります。 このスイスライトより軽いものもありますが、野外にいるときにLEDライトの存在があることは大きな安心と安全につながるため、こちらをおすすめします。
⑩G・サカイ NEW SABI KNIFE 2
G・サカイ NEW SABI KNIFE 2
●材質: ブレード/H-1鋼 ハンドル/ザイテル ●ブレード: 90mm ●重量: 約90g
10選目はメイド・イン・ジャパン。 世界的に有名な刃物メーカー、G・サカイのフォールディングナイフです。 名だたる海外ブランドのナイフも、実はこのG・サカイが製造しているというものもあり、その実力は折り紙付き。
商品名にある通り、採用されている「H-1鋼」は海水に浸けても錆びることがないほどの防錆能力を持ち、鎌倉時代から続く刀匠の町「町関市」から送り出されたナイフの切れ味は、文句のつけようがありません。 日本製だから、手にしっくりくるサイズ感で、厚すぎないブレードは調理から薪遊びまで、使い道を選ばないのもおすすめです。
アウトドアナイフ選びの注意(銃刀法)
ナイフを購入するにあたっては、「ナイフは凶器である」ということをまず認識しなければなりません。 当たり前のことではありますが、凄惨な事件が無くならないのも事実としてあります。 購入した本人が正しい使い方を分かっていても、他人や子供の手に渡ることのないようにしましょう。
6㎝より長い刃渡りはキャンプ場で使える??
改正された銃刀法では、このように定めています。 1、刃渡り6㎝を超える刃物の携帯禁止 2、殺傷能力の高い刃渡り5.5㎝を超える刃物の所持禁止 1については、正当な理由なく持ち歩くことを禁止しています。 具体的には、 購入した店から自宅まで キャンプの往復 修理のために店舗へ所持などです。
2については、許可なく自宅に置いてあることも禁止しています。 殺傷能力の高い刃物とは、いわゆるサバイバルナイフ(両刃)のようなものを指しています。 なので、6㎝以上のナイフはキャンプ場でなら携帯も使用も可能ということです。
キャンプ場などのアウトドア以外ではダメ!
ビクトリノックス(スイスライト)のような、刃渡りが6㎝に満たない小さいツールナイフも、正当な理由なく所持していると軽犯罪法に抵触し、罰金や没収の恐れがあります。 アウトドアナイフは、ひとつ持っているとキャンプはもちろんのこと、災害時やちょっとしたときに非常に便利ですが、ルールを守って正しく使用しましょう。
アウトドアナイフ選びのまとめ
ここまで、おすすめのアウトドアナイフをご紹介しましたが、気に入ったナイフは見つかりましたか? 最後に選び方をまとめてみましたので参考にしてください。 「ブレード」 ナイフ初心者の方は、手入れの簡単なステンレススチールがおすすめです。
ステンレススチールも全く錆びないわけではありませんが、カーボンスチールに比べると、メンテナンスフリーでも使えてしまいます。 半面、道具を育てるという意味では、物足りなさを感じるかもしれません。
「グリップ」 実際に手に持ってみるのが一番ですが、樹脂製が衝撃に強く、滑りにくく、濡れても膨張したりしないためメンテナンスも簡単です。 「種類」 キャンプシーンではメインナイフとサブナイフの2本揃えることをおすすめします。
調理するナイフは、食材が酸性であったり、塩分を含んでいることもあるため、ステンレススチールのフォールディングナイフやツールナイフを。 もう1本には、切れ味と手入れを楽しむためのカーボンスチールのシースナイフかフォールディングナイフ。
使い道によって分けた方が便利なのはもちろんですが、ナイフ自体も長持ちし、使い込むほど愛着がわいてくること間違いなしです。 ぜひ、あなただけのベストなアウトドアナイフを見つけてください。
出典:amazon.co.jp