爽快な走りをオートバイで
幅広く使える排気量250ccのバイク
250ccのバイクは「ニーハン」と呼ばれ、初心者の方から経験あるライダーまで多くの方に親しまれています。それは何よりも通勤・通学を始めとする街乗りから大自然の中を爽快に走るツーリングにも適しているからです。
今回はヤマハの250ccバイクの現行モデルと人安い海外モデルのバイクを紹介します。当記事は2022年3月13日時点の情報をもとに作成しています。
ヤマハの250ccバイク
ヤマハは大型バイクが主力で250ccのラインナップはそれほど多くはありません。下に現行新型車種を一覧表で紹介します。生産時期は車種に示された名称で生産されている時期になります。
ヤマハの250ccバイクの現行車種一覧
車種名 | 生産時期 | タイプ |
MT-25 ABS | 2020年3月~ | ネイキッド |
YZF-R25 ABS | 2015年4月~ | スーパースポーツ |
XMAX ABS | 2017年8月~ | ビッグスク |
ヤマハニーハンの魅力
250ccのバイクにはこんな魅力がある
- 車検は必要なく費用がかからない
車検が必要なのは250cc超のバイクです。 - 重量税は初回登録時のみ4,900円
250cc超のバイクは毎年かかります。
- 高速道路などの自動車専用道が走れる
125cc超のバイクは高速道路走行ができます。ただし、二人乗りは「年齢20歳以上」かつ「自動二輪車の運転免許取得から3年以上」の条件があります。
メーカー(ヤマハ)の魅力
オートバイを作るヤマハの正式名称は「ヤマハ発動機株式会社」で本社は静岡県磐田市にあります。有名なヤマハ楽器も同じグループです。バイク製造は1955年の設立当初から手掛け、各種のレースで優勝するほど力を入れている主力商品です。今までに名車と言われるバイクをいくつも出している世界に知られたバイクメーカーです。
ヤマハのバイクの特徴
デザイン性の優れたスタイル
ヤマハはバイクのデザインにこだわりを持ち、ライダーの間でもおしゃれさが評判になっています。一方個性の強さが過激だと言われることもありますが、その個性を生かしたカスタマイズができるのもヤマハバイクの魅力と言っていいでしょう。
優れたエンジン性能
トヨタ自動車の名車として名高い2000GTに搭載された直列6気筒DOHCエンジンは、ヤマハが開発に大きく関わって作られています。現在でもヤマハはトヨタと提携関係にあり、レクサスを始め多くの新型車両のエンジンを提供しています。そんな優れた技術で開発されたエンジンがヤマハのバイクに搭載されています。
ニーハンオートバイのタイプ
一般的なバイクタイプの「ネイキッド」
エンジンや車体がむき出しの一般的なタイプで、ツーリングやスポーツ走行から街乗りまで幅広く使えます。各メーカーの売れ筋モデルで豊富なラインナップです。ヤマハの250ccでは、現行モデルの「MT-25 ABS」がこのタイプです。
レース用バイクをベースにした「スーパースポーツ」
エンジンや車体を覆うカウルの付いたバイクです。レースに勝つために作られたバイクをベースとして作られ、各レースで培った技術が注ぎ込まれています。ヤマハの250ccでは現行モデルの「YZF-R25 ABS」がこのタイプです。
エンジンが座席の下にある「ビックスクーター」
125cc以上のスクーターをビッグスクーターと呼びます。スクーターですが、250cc超ならば高速道路走行も可能です。ただし、このタイプは意外に足つきが悪い場合がありますので注意が必要です。ヤマハの250ccバイクでは、現行モデルの「XMAX250ABS」がこのタイプです。
オン・オフどちらも乗れる「モタード」
モタードは未舗装の道路を走るためのオフロードバイクに、舗装道路走行用のタイヤを履かせたバイクです。車体は軽く車幅も狭いので、街乗りにもよく使われます。ヤマハの250ccでは、販売が終了している「セロー」や「ツーリングセロー」などが人気で、オフロードもオンロードも快適に乗りこなせます。
安い新車を手に入れる方法
前年度モデルは若干安い
現行で販売されているのは2022年の新型モデルですが、市場には2021年モデルや車種によっては2020年モデルが出回っています。モデル変更がカラーや部品程度の変更であれば現行モデルとほとんど変わらないのでおすすめです。かえって自分の欲しいカラーが前モデルにある場合もあります。
大幅な値引きは期待できませんが、種類によってはメーカー希望小売価格から15~20%の値引きが期待できます。探して見る価値はあるでしょう。
海外モデルならかなり安い
海外モデルのメリット
海外モデルとは日本では販売されていない、海外生産されたバイクのことです。海外モデルの価格設定は現地販売価格が基本ですので、日本より物価の安い国のモデルは日本でも大変安く販売されています。
また、日本での販売数は少なく、あまり走っていませんので人と違ったバイクに乗りたいという方にはおすすめです
海外モデルのデメリット
海外モデルのバイクは販売対象国の気候や排ガス規制などに合わせてチューンナップされています。排ガス規制は日本の規制に適合していないと販売できません。その為問題はないでしょう。しかし、気候に合わせたチューンナップは日本に合わない場合もあります。
そして、一般の販売店ではアフターケアが難しいこともデメリットです。海外モデルの購入にはアフターケアの確認もしましょう。そして、海外モデルの買取額は期待できないことも覚悟しておきましょう。
現行モデルのヤマハ250ccバイク3選
MT-25 ABS(ネイキッド)
ヤマハらしいハンドリングとスタイリングの良さが光る、オフロード走行も快適にできる250ccバイクです。楽な運転姿勢と足つきのよさで、女性の方にもおすすめします。新型車種ではアンチロックシステムが搭載され安全性が増し、エントリーバイクとしてもおすすめです。
MT-25 ABSの主な諸元一覧
型式 | 2BK-RG43J | 全長/全幅/全高 | 2,090mm/755mm/1,070mm |
シート高 | 780mm | 気筒数配列 | 直列, 2気筒 |
車両重量 | 169kg | WMTCモード値 | 27.2km/L(1名乗車時) |
最低地上高 | 160mm | 原動機種類 | 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ |
総排気量 | 249cc | 最高出力 | 26kW(35PS)/12,000r/min |
始動方式 | セルフ式 | 最大トルク | 23N・m(2.3kgf・m)/10,000r/min |
メーカー希望小売価格 | 621,500円 | 中古車販売価格 | 300,000~650,000円 (MT-25を含む) |
YZF-R25 ABS(スーパースポーツ)
2015年発売の車種で、発売当初はこのクラスでは最強のエンジンを積んだことで話題になった250ccバイクです。2019年のモデルチェンジで、倒立式サスペンションが標準装備され、よりレーシングバイクに近いデザインとなりました。自然の中を走るのがよく似合うおすすめのバイクです。
YZF-R25 ABSの主な諸元一覧
型式 | 2BK-RG43J | 全長/全幅/全高 | 2,090mm/730mm/1,140mm |
シート高 | 780mm | 気筒数配列 | 直列, 2気筒 |
車両重量 | 170kg | WMTCモード値 | 27.2km/L(1名乗車時) |
最低地上高 | 160mm | 原動機種類 | 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ |
総排気量 | 249cc | 最高出力 | 26kW(35PS)/12,000r/min |
始動方式 | セルフ式 | 最大トルク | 23N・m(2.3kgf・m)/10,000r/min |
メーカー希望小売価格 | 654,500円 | 中古車販売価格 | 350,000~800,000 (YZF-R25を含む) |
XMAX ABS(ビッグスクーター)
2017年に発売された車種で、走りの楽しさと燃費を両立した水冷エンジンを搭載した250ccスクーターです。足つきがよくありませんので身長の低い方は実際に跨って確認しましょう。シート下にある45Lのトランク、風を避けるためのウィンドスクリーンもこのスクーターの魅力です。
XMAX 250 ABSの主な諸元一覧
型式 | 8BK-SG70J | 全長/全幅/全高 | 2,185mm/775mm/1,415mm |
シート高 | 795mm | 気筒数配列 | 単気筒 |
車両重量 | 179kg | WMTCモード値 | 33.8km/L(1名乗車時) |
最低地上高 | 135mm | 原動機種類 | 水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ |
総排気量 | 249cc | 最高出力 | 17kW(23PS)/7,000r/min |
始動方式 | セルフ式 | 最大トルク | 24N・m(2.4kgf・m)/5,500r/min |
メーカー希望小売価格 | 654,500円 | 中古車販売価格 | 330,000~950,000円 (XMAXを含む) |
海外モデルのヤマハの250CCバイク2選
FZ25 ABS(ネイキッド)
国内未発売のインドモデルの250ccで、インドで多くのデザイン賞を獲得したヤマハらしいバイクです。コアオイルクーラーやABSを搭載し、ヘッドライトにはLEDでデイタイムランニングランプなど最新のものが付いています。しかし、今では珍しい空冷の5段ミッションなので注意が必要です。個性ある新車が30万円台で購入できる魅力を持ったおすすめのバイクです。
ヤマハ FZ25 ABSの主な諸元一覧
型式 | - | 全長/全幅/全高 | 2,015×775× 1,075mm |
シート高 | 795mm | 気筒数配列 | 単気筒 |
車両重量 | 153kg | MTCモード値 | - |
最低地上高 | 160mm | 原動機種類 | 空冷、4ストローク、SOHC・2バルブ |
総排気量 | 249cc | 最高出力 | 15.3kW ( 20.8PS ) / 8,000 rpm |
始動方式 | セルフ式 | 最大トルク | 20.1N・m(2kgf・m)/6000rpm |
市場価格 | 300,000~400,000円 | 中古車販売価格 | - |
FZS25ABS(ネイキッド)
日本国内未発売モデルで、インド市場向けのネイキッドタイプの250ccバイクです。エンジンは今では珍しい、空冷単気筒のSOHCで5段のミッションのバイクです。FZ25とよく似ていますが、ナックルガードとスクリーンが付け加えられています。価格はFZ25に比べ若干高めですが、30万円台で新車が購入できるのは大変魅力的です。
FZS25ABSの主な諸元一覧
型式 | - | 全長/全幅/全高 | 2,015×820×1105 mm |
シート高 | 79.5mm | 気筒数配列 | 単気筒 |
車両重量 | 154kg | WMTCモード値 | ー |
最低地上高 | 160mm | 原動機種類 | 空冷4ストロークSOHC2バルブ |
総排気量 | 249cc | 最高出力 | 20.8PS(15.3kW)/ 8000rpm |
始動方式 | 電気スターター | 最大トルク | 20.1Nm(2.0kgf.m)/ 6000rpm |
市場価格 | 300,000~400,000円 | 中古車販売価格 | - |
新車の魅力
故障が少ない
当然新車は走行距離がほとんどなく、消耗品も真新しい状態でしばらくは交換の必要はありません。故障した場合も正規販売店で購入したものであればメーカー保証が付随していますし、オプションで延長保証を受けることもできます。
故障はなくても、初心者の方はバイクを倒して傷付けることがありますので、1台目は中古車という選択もいいでしょう。
バイクに癖がない
バイクも乗る人によって多少の癖が付くことがあります。新車の場合は癖がなくそのバイクの本来の性能や乗り心地を楽しめます。また、新車は自分の好きなオプションを付けて購入でき、購入後に自分に合ったカスタマイズを楽しめるのも大きなメリットでしょう。
ヤマハの250ccバイクで大自然を楽しもう
ヤマハのデザイン性の高い250ccバイクなら平日は颯爽と通勤や通学ができ、休日にはアクティブに大自然の中のツーリングを楽しめ、生活に潤いができます。
250ccバイクをもっと知りたい方はこちらをチェック!
「暮らしーの」では250ccバイクを探してみえる方の参考となる記事を多く掲載しています。250ccバイクについてより詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
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出典:https://pixabay.com/ja/