250ccバイクの魅力とは?
オートバイに搭載されているエンジンの大きさは50ccクラスの原付一種から始まり、125ccや250cc、400cc、ナナハンの愛称で呼ばれる750ccや1000クラスを超す大型エンジンまでたくさんあり、それに合わせて車種もさまざまあります。
中でも250ccクラスは400ccよりも軽量コンパクトで、それなりのパワーもありハンドリングもしやすく、狭くて直線距離が短い日本の道を走るに適しているバイクとして人気となっています。
維持費も安い!
250ccは高速道路も走行でき、車検を受ける必要もなく、自動車税や重量税が安いのでトータルの維持費が安いのが特徴かつ魅力です。そこで今回は250ccバイクの人気の理由や選び方、おすすめのバイクをタイプごとに全部で10台紹介していきます。
(なお、当記事は2022年3月時点の情報を元にしています。)
250ccバイクが人気の理由や利点
250ccのオートバイは新車の届出時に重量税と毎年の自動車税が必要ですが、車検は必要ないので維持費が安いのが魅力です。また大型免許は必要なく、16歳以上で普通自動二輪免許か中型免許を持っていれば誰でも乗ることができます。
高速道路も走行できますので、ツーリングなど長距離移動も容易となり、行動範囲も広がります。また車体が軽量・コンパクトなので、小回りが利き、初心者や女性ライダーにもハンドリングが楽にできる点が魅力です。
新型・中古など車種も豊富!
250ccのオートバイは愛用者が多いこともあり、新車でも中古でも125ccや400ccに比べて車種が豊富なのも特徴となっています。バイク市場に多く出回っているので、他の排気量のバイクより新車・中古とも選択肢が広がり、お気に入りのバイクが見つけやすいという点もメリットでしょう。
250ccバイクの選び方
用途に合わせて選ぶ
250ccのオートバイを選ぶ時には、どのような乗り方したいのかを考えて選びましょう。高速道路などで加速のいいバイクを選ぶなら、滑らかにスピードアップができるエンジンの回転数が高い車種が適しています。
アウトドアのアクティビティなどで、丘陵地帯のアップダウンのある自然の道を走る際にはオフロードタイプの車種が適しており、街乗りなどがメインの場合は変速なしで運転のしやすいAT免許で乗れるスクータータイプの車種が向いています。
維持費もチェック!
250ccバイクを通勤などで毎日乗る場合には、燃費の安いバイクの方が維持費が低く抑えられるのでおすすめです。選ぶ際には燃料消費率のデータをチェックしましょう。
MT車かAT車を確認して選ぶ
一般の車と同じように250ccオートバイにも、シフトチェンジが必要なMT車と不要なAT車があります。もちろんAT車はハンドルやアクセルとブレーキの操作しかしないので運転が楽。逆にMT車は、走行中にスピードに合わせてシフトチェンジを行う必要がありますが、自分の意志通り操作しているというバイクとの一体感が味わえます。
気に入ったデザインで選ぶ
バイクを選ぶ際には、見た目もカッコよくて洗練されたデザインを優先させたいライダーも多いと思います。エンジンが剥き出しになったネイキッドタイプや逆にカウルで覆われたスポーツタイプ、ワイルドなオフロード、ロングドライブ向きのツーリングタイプなど、自分好みのデザインを選ぶことにより、長く付き合える愛車となっていくでしょう。
スポーツ型・おすすめ250ccバイク2選
人気のバイク①:ホンダ「CBR250RR」
「CBR250RR」は、ホンダのロングセラーモデルとして人気が高く、水冷4ストローク直列2気筒DOHC4バルブ・エンジンを搭載しているスポーツタイプバイクで、最新のモデルは従来の38馬力から41馬力にアップされています。
燃費性能が高いことも特徴の一つで、ロングツーリングでもガソリン補給の回数が抑えられ点も魅力となっており、高速での滑らかな走りに加え、低速や中速でもスムーズな切り替によりレスポンスもよいので街乗りにも適しています。
力強く、燃費がよいバイク!
ブレーキは、強力な制動力を発揮するABSが標準装備されていて安全面にも配慮がされています。斬新なデザインのマフラーは3室構造となっていて、それぞれ異なる特性を持った排気音がバランスを取って調和したサウンドは、ライダーを魅了してやみません。
250ccバイクの仕様
全長×全幅×全高(mm) | 2,065×725x1,095 |
車両重量 | 168kg |
エンジン | 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒 |
変速 | 6段リターン |
燃料タンク容量 | 14L |
人気のバイク②:カワサキ「ニンジャ ZX-25R」
カワサキ「ニンジャ ZX-25R」は、現代的で斬新なデザインの新型にモデルチェンジしたことにより、かっこいいバイクを求めるバイカーの中でニンジャというネーミングと共に、特に人気がアップしたシリーズです。
現行の250ccバイクの中で唯一、4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツモデルで、クラストップレベルの最高出力45馬力を実現しており、スムーズな6速トランスミッションによってコーナーからの立ち上がりで鋭い加速性能を発揮します。
250ccクラスで最高馬力を実現!
フレームは軽量で高剛性な材質を採用し軽快な走行を実現し、ブレーキもABSを装備し安全面もサポートしています。メーター回りもアナログからデジタルの新型にグレードアップされ、スピードを始め各種データの視認性が高まった点も評判です。
250ccバイクの仕様
全長×全幅×全高(mm) | 1,980×750×1,110 |
車両重量 | 184kg |
エンジン | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
変速 | 6速 |
燃料タンク容量 | 15L |
ネイキッド型・おすすめ250ccバイク2選
人気のバイク①:スズキ「ジクサー250」
「ジクサー250」は、スズキ独自のエンジンオイルを冷却媒体として利用する先進の油冷SEPエンジンを搭載しています。それによりシンプルでコンパクトな構造のエンジンを実現しており、低回転域での力強さと伸びやかな加速性能を両立させている点が特徴です。
車体重量も158kgという軽量化を実現し、重心を下げたデザインになっているので、前傾姿勢で低く構えた全体に流れるようなシルエットを形成。高速道路走行でも疲れない配慮がされています。
ユニークなワイドLEDライト!
ジクサー独自のワイドなヨーロッパテイストのLEDヘッドランプを装備しており、夜道も明るく照らします。ショートタイプのマフラーは抑えた排気音となっており、ブレーキにはABSを採用し、バイクの入門モデルとしても最適です。
250ccバイクの仕様
全長×全幅×全高(mm) | 2,010×740×1,035 |
車両重量 | 158kg |
エンジン | 油冷4サイクル単気筒SOHC4バルブ |
変速 | 6速 |
燃料タンク容量 | 12L |
人気のバイク②:ヤマハ「MT-25」
ヤマハ「MT-25」は、水冷4ストローク2気筒DOHC4バルブ・エンジンを搭載し、35馬力を出力する人気のネイキッドスポーツタイプです。
低中速域で扱いやすく、中高速域では高揚感のあるセッティングのエンジンで、街乗りでの安定感に加えて、市街地を余裕で抜けた郊外では、スポティーなワインディングも楽しめます。
精悍なフロントイメージ!
見やすい新型のフル液晶メーターを装備し、タコメーターは精細なバーグラフタイプで表示され、アクセルワークなども視覚的に楽しめます。また平均燃費や水温などに加えて、左側にギアポジションインジケーターも表示されるので便利です。
フロントフェイスには、2眼のLEDポジションランプと超小型LEDヘッドランプを装備し、精悍さと先進性あふれるイメージを醸し出しています。
250ccバイクの仕様
全長×全幅×全高(mm) | 2,090×755×1,070 |
車両重量 | 169kg |
エンジン | 水冷4ストローク直列2気筒DOHC 4バルブ |
変速 | 6速 |
燃料タンク容量 | 14L |
クルーザー型・おすすめ250ccバイク2選
人気のバイク①:ホンダ「Rebel250」
ホンダ「Rebel250」は、小気味よい鼓動感が味わえる水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載し、低回転域から高回転域までスムーズに加速するエンジンパワーを発揮します。
車体は低重心の安定感のあるデザインで、スリムなフレームに対してワイドサイズの前後のタイヤがロー&ファットな存在感を演出しており、街乗りから長時間のクルージングまで疲れを感じさせないフォルムを形成しています。
太めのタイヤが印象的!
フロントにはクラシカルな丸いデザインのヘッドライトを配し、内部に4眼のインナーレンズ式LEDを採用しており、さらにウインカーやテールランプ、ライセンスライトに至るまですべてLEDランプを採用し、明るくクリアな光で周囲を照らします。
250ccバイクの仕様
全長×全幅×全高(mm) | 2,205×820×1,090 |
車両重量 | 170kg |
エンジン | 水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ |
変速 | 6速 |
燃料タンク容量 | 11L |
人気のバイク②:カワサキ「エリミネーター250V」
カワサキ「エリミネーター250V」は、高回転型の馬力のある2気筒エンジンを搭載しているので、平坦な道はもちろん、長い上り坂が続くクルージングでも快適に走行します。
フレームはクラシカルな洗練されたデザインとなっており、シート高は低めなので足をつきやすく安定した走行ができます。また、カーブでもスムーズにコーナリングができ、ハンドリングも軽く快適です。
250ccバイクの仕様
全長×全幅×全高(mm) | 2355x775x1075 |
車両重量 | 171kg |
エンジン | 2気筒 |
変速 | 6速 |
燃料タンク容量 | 13L |
オフロード型・おすすめ250ccバイク2選
人気のバイク①:カワサキ「KLX230 S」
カワサキ「KLX230 S」は、シンプルな構造で軽量化された空冷4ストロークの232cm³単気筒エンジンを搭載。高い信頼性があり、低中回転域からの力強いトルクを生み出します。
コンパクトなデザインのペリメタルフレームは、オフロードライディングでの操縦安定性に貢献し、ライダーをオフロードの楽しさへと誘います。全体に軽量でパワフル、ハンドリングしやすいという特徴が魅力のモデルです。
250ccバイクの仕様
全長×全幅×全高(mm) | 2,080×835×1,110 |
車両重量 | 136kg |
エンジン | 空冷4ストローク単気筒/SOHC 2バルブ |
変速 | 6速 |
燃料タンク容量 | 7.4L |
人気のバイク②:ヤマハ「YZ250FX」
ヤマハの2022年新型オフロードモデルで、フィールドにマッチする特性をさらに追求しており、高性能に加えて扱いやすさも重視され、ラフなフィールドを速く走れるオートバイに仕上っています。
アルミ製のフレームは、新車に相応しいタンクレールとダウンチューブの肉厚を最適化したニューデザインとなっており、また、クロスカントリー向けにエンジン懸架ブラケットの幅を拡大してパワーアップしたエンジンに対応し、良好な接地感にも貢献しています。
250ccバイクの仕様
全長×全幅×全高(mm) | 2,175x825x1,280 |
車両重量 | 111kg |
エンジン | 水冷, 4ストローク, DOHC, 4バルブ |
変速 | 6速 |
燃料タンク容量 | 8.2L |
ビッグスクーター型・おすすめバイク2選
人気のバイク①:ホンダ「フォルツァ」
「FORZA(フォルツァ)」は、ホンダの新型スクーターモデルで、安定感のあるショートホイールベースと、自然体のライディングポジションを追求した安定した座りやすいフォルムが特徴となっています。
水冷4ストローク単気筒新型エンジンを搭載し、より優れた出力性能を発揮しており、ヘッドライトやテールランプには、LEDランプを採用しており、視認性の高さと省電力を実現しています。またUSBソケットが標準装備されており、携帯端末などの充電もできるのが便利です。
250ccバイクの仕様
全長×全幅×全高(mm) | 2145x750x1360 |
車両重量 | 186kg |
エンジン | 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒 |
変速 | 無段変速 |
燃料タンク容量 | 11L |
人気のバイク②:スズキ「バーグマン200」
スマートなボディーに軽量でコンパクトな200ccエンジンを搭載し、2人乗りでも発進がスムーズで、街中の快適な走行が可能です。シートはフロントから後方に徐々に広がるデザインで1人でも2人乗りでも快適な乗り心地となっています。
またシートの下にはヘルメットが2つ収納できるので便利です。フロント&リヤブレーキ共に油圧式ディスクブレーキを採用しており、高い制動力とコントロール性により安全面でも配慮がされています。
250ccバイクの仕様
全長×全幅×全高(mm) | 2,055x740x1,355 |
車両重量 | 165kg |
エンジン | 水冷4サイクル単気筒4バルブ |
変速 | 無段変速 |
燃料タンク容量 | 10L |
250ccバイクで行動範囲を広げよう!
250ccバイクの紹介記事はいかがでしたでしょうか?250ccバイクの市場には新車や新型のオートバイに加えて中古のクラスも多く、選択の幅も広いようですね。また燃費の安いバイクもありますので、気に入った一台を入手して、ツーリングなどに出かけ行動範囲を広げてください。
オートバイなどの他の情報が気になる方はこちらもチェック!
世界の軍用オートバイや新車・中古の400ccアメリカンバイク、国産・外車125ccの新車・中古バイクなどの情報が気になる方はこちらもチェックしてみてください。
世界の軍用オートバイク特集!自衛隊の偵察用バイクがカッコよすぎる!
自衛隊の偵察バイクをはじめとした世界の軍用バイクをご紹介いたします。米軍でも活躍しているカワサキ製バイクや自衛隊の偵察バイクは果たして買うこ...
【ハーレーに勝る存在感】400ccアメリカンバイク6選!新車の有無&中古価格も!
400ccバイクの中には、ハーレーにも勝る存在感のモデルがあります。今回は、おすすめの400ccアメリカンバイクをまとめてみたので、是非チェ...
国産・外車別125ccのアメリカンバイクおすすめ8選!中古で安い物や新型も紹介!
125ccアメリカンは安い費用で維持ができ、街乗りからツーリングまで幅広く活躍してくれるのがおすすめポイントです。おすすめ車種のサイズや燃費...