montbellの「トレールクッション」
DOD SOTONE NO MAKURA
キャプテンスタッグ インフレーティング ピロー
ColemanコンパクトインフレーターピローII
mont-bell U.L.コンフォートシステムピロー
Snugpak Basecamp OPSエア枕
FIELDOOR ウルトラライト エアーピロー
Mozambiqueキャンプ 枕
GRANITE GEARドリームサックピロー
EXPED Stuff Pillow
FIELDOORインフレータブルエアピロークッション
登山用の枕で快適な山歩きを実現!
登山愛好者の中には「登山で枕は、荷物になるし面倒くさい……」と考える人もいるかもしれません。しかしこれらの点を解消する画期的な登山用枕がさまざまなアウトドアメーカーから販売されているので、いろいろとチェックしてみるのもおすすめですよ。
登山においても枕は睡眠の質を上げるために欠かせないアイテムといえます。自分に合った枕を選ぶことで睡眠をしっかり取り、下山するまで快適な山歩きをしましょう。(この記事は2022年3月2日時点の情報です)
登山用枕の選び方で大切な4つのポイント
枕の機能性で最も大切なポイントは寝心地のよさを示す「快適性」ですが、登山用枕の場合は「軽量性」「収納性」も必要です。いろいろな荷物で重くなるため、できるだけコンパクトにしたいものです。登山用枕の種類によっては、枕にスムーズに空気を入れられる「操作性」もあげられます。
理想的な登山用枕は4つのポイントすべてが揃っていることですが、実際は枕によって差があります。上手な枕選びのコツとして、自分なりに4つのポイントの優先順位を決めておきましょう。
登山用枕の4つの種類と主な特徴
種類①「自動膨張式(セルフインフレータブル)」
自動膨張式の登山用枕は自分で息を吹き込む空気注入式とは違い、高い操作性がメリット。登山用枕に付いているバルブを開けることで自動で一定の空気が入り、最後の仕上げを自分で空気を吹き込んで枕の高さや硬さを調節することができます。自分で空気を吹き込むのが苦手な人にぴったりでしょう。
しかし軽量性・収納性は空気注入式に比べるとやや劣り、重くてかさばるタイプが多いのが注意点です。この点さえ気にしなければ、快適性の高い登山用枕といえます。
種類②「空気注入式(エアータイプ)」
空気注入式の登山用枕は、軽量性も収納性も高いことから非常に高い人気があります。さらに最大のメリットは、自分で空気を入れることで枕の高さと硬さを簡単に調節できる点です。使い勝手のよさが、このタイプの登山用枕の特長といえます。
注意点は「操作性」にあり、空気を出し入れする時間が掛かる点・穴が開くと空気が抜けてしまう点です。しかし丁寧に取り扱えば問題は生じないので、使ってみると人気が高いことに納得することでしょう。
種類③「ウレタンスポンジ式」
従来のウレタンスポンジ式の最大のメリットは、「頭の形にフィットする」「触り心地がよい」などの睡眠の質を向上する快適性です。ある程度まで圧縮されていたスポンジが広がるため操作性が簡単な点も見逃せません。口で膨らませる空気注入式の枕が苦手な人におすすめで、穴が開いて空気漏れする心配がない点もメリットです。
注意点は収納性にあり、空気注入式や自動膨張式に比べると少し大きいサイズが多いため、荷物の少ない低山やキャンプで使うのがいいでしょう。
種類④「スタッフサック式」
スタッフザック式は、袋の中にフリースなどの衣類を詰めて枕にするタイプです。メリットは軽量性・収納性・操作性で、特にコンパクトさは他の3タイプと大きな差があります。登山用枕として使わないときは、着替えなどを詰められる代替性も大きなメリットです。
注意点は快適性で、中に入れる衣類の素材によってはゴワゴワしたり硬かったりなどがあげられます。そのため「快適性よりも軽量性と収納性を重視したい」という人におすすめです。
「自動膨張式」の登山用枕3選
①究極の″外寝″を追求「DOD」の登山用枕
DOD SOTONE NO MAKURA
ディーオーディーの「ソトネノマクラ」は、首筋から頭までの形状にフィットしやすい波状をしており、ネーミングどおりの理想的な″外寝″が期待できます。内部にはウレタンが入っているのでそのままでも使用可能。さらに高くしたいときは、バルブを開けて空気を足すことで高さ調節もできます。
使用サイズは30×47㎝で、寝返りを打っても頭がはみ出しにくい大きめサイズ。表面と裏面生地の接合部分は圧着式のため、万が一の際にも水の進入を防ぐので安心です。
カマボコテントなどで知られる「DOD」
DOD(DOPPELGANGER OUTDOORの頭文字)は、1997年設立の有限会社ビーズのブランド。他の大手アウトドアメーカーに比べると新興といえるかもしれませんが、ユニークなネーミングでも注目されたカマボコテントやタケノコテントなどの個性的アイテムで急成長を遂げてきました。
機能性はもちろん、価格設定もアウトドア初心者が安心できるリーズナブルさ。日本はもちろん海外での知名度も上がっているブランドなのでチェックしてみませんか。
②防水性が高い「キャプテンスタッグ」の登山用枕
キャプテンスタッグ インフレーティング ピロー
アウトドアブランドでお馴染みのキャプテンスタッグ「インフレーティングピロー」は、防水性がある他に耐久性の高さも好評です。表面生地は経年劣化しやすいポリエステル素材のPCV加工のため、万が一水に濡れたり汗をたくさんかいたりしても心配はありません。
寝心地もよく、内部にポリウレタンフォームが使われているため程よい硬さを好む人にはちょうどよく感じられることでしょう。サイズは50㎝×30㎝で、安心して寝返りを打てます。
③安定感がある「コールマン」の登山用枕
ColemanコンパクトインフレーターピローII
Colemanの「コンパクトインフレーターピローII 」は中にポリウレタンフォームが入っているため、空気注入式の枕よりも安定感があります。枕の中央部の程よい凹みや使用時のサイズが48×31㎝もあることから、寝返りを打っても頭がぴったりフィットし、寝心地のよさを感じられることでしょう。
表面には肌触りのよい滑り止めのピーチ加工がされてあり、頭がずれる心配のない点も特長です。快適性と操作性においては高い評価を得ています。
「空気注入式」の登山用枕3選
①空気が入れやすい「モンベル」の登山用枕
mont-bell U.L.コンフォートシステムピロー
モンベルのU.L.コンフォートシステムピローは″逆止弁付″の空気注入バルブを備えているため、空気が入れやすいと好評です。枕のデザインは頭部にフィットしやすく、枕の高さは空気の量で簡単に調整可能。収納するときは、バルブのフタで逆止弁を押しのけると簡単に空気が抜けます。
付属のカバーは肌触りのよい起毛生地を使用しており、快適な睡眠に導いてくれることでしょう。
②英国軍採用「スナグパック」の登山用枕
Snugpak Basecamp OPSエア枕
スナグパックのOPSエア枕は英国軍やNATO軍などで採用されている、機能性を徹底的に重視したアウトドア枕です。滑り止め用にセンターの凹みとスリットが3か所あり、就寝中に頭がずれる心配もありません。保温性と防水性はもちろん、なめらかな肌触りの生地も高い評価を得ています。
サイズは18×10㎝で重量もわずか約81gとコンパクトなため、特にウルトラライトハイキングにおすすめ。おしゃれなカーキーカラーが自然との一体感を高めてくれそうです。
英国職人の技術が集結「Snugpak」
イギリス北部ウェストヨークシャーに製造工場があるスナグパックは、究極の環境下で機能するアウトドアギアを製造。世界各地の軍隊が正式に採用していることが示すように、″本当に強い″寝袋とウェアを求める人々から熱く支持されています。
シンプルなデザインやカラーは、落ち着いた雰囲気で楽しみたい人のアウトドアタイムを演出してくれることでしょう。
③逆止弁付き「フィールドア」の登山用枕
FIELDOOR ウルトラライト エアーピロー
フィールドアの「ウルトラライトエアーピロー」は、クッション性のある綿入りのため寝心地のよさもも好評です。バルブで寝心地が妨げられないようバルブサイズをコンパクトにしてあります。操作性も高く、4回ほど呼気を吹き込むだけと簡単。逆止弁付きの二重バルブなので空気が途中で漏れる心配もありません。
収納する際はキャップをゆるめ、本体を丸めるだけで簡単に空気が抜けます。重量は80gと軽量で、ウルトラライトハイキングにもおすすめです。
座布団兼用の枕も人気
FIELDOORインフレータブルエアピロークッション
フィールドアの「インフレータブルエアーピロークッション」は、簡単に利用できる自動膨張式です。二つ折りにすると枕になるため、アウトドアではなるべく荷物の収納化を図りたい人におすすめ。
中材に高密度なウレタンフォームが入っており、寝心地と座り心地のよさを感じられることでしょう。使用サイズは35×35×5㎝で、収納時は35×10㎝と持ち運びに便利なコンパクトサイズ。しかし重量は350gあるので、荷物が少ない低山向きです。
「ウレタンスポンジ式」の登山用枕2選
①座布団兼用「モンベル」の登山用枕
montbellの「トレールクッション」
モンベルの「トレールクッション」はウレタンフォーム素材のクッションになります。4つに折り畳むことで枕としても使えるため、荷物の軽量化と代替性を重視したい人におすすめです。
収納サイズは8×26㎝で、専用バンドでザックに留めることも可能。携帯性と収納性の面でも優れ、重量が38gと非常に軽い点も好評です。寝心地さえ気にしなければ山めしタイムや休憩などの、登山におけるあらゆるシーンで使える優秀なアイテムといえます。
②ほどよい反発「モザンビーク」の登山用枕
Mozambiqueキャンプ 枕
モザンピークの「キャンプ枕」は、寝心地重視のキャンパーに人気がある商品です。中のウレタンスポンジを好みの高さと硬さに簡単に調節できるので、頭にフィットする程よい弾力になります。空気による強い反発がないため、空気注入式や自動膨張式の登山用枕が苦手な人におすすめです。
収納するときもクルクルと丸めるだけでよいため、ストレスなく後片付けができるのも特長。重量は550gとやや重めのため、荷物の少ない低山向きといえます。
″かっこいい"がコンセプトの「モザンビーク」
モザンビークは2019年に設立された日本のアウトドアメーカーで、「かっこいい商品がいい商品」をコンセプトにしています。機能性だけではなく、アウトドアが楽しくなる工夫がギアの随所に凝らされてあるデザインが特長です。
ご紹介した枕だけではなく、人気のあるキャンプマットを始め、ロールテーブルやチェアなどのキャンパー御用達品が充実しています。心躍るアウトドアを楽しみたい人におすすめのブランドです。
「スタッフサック式」の登山用枕2選
①超軽量「グラナイトギア」の登山用枕
GRANITE GEARドリームサックピロー
グラナイトギアの「ドリームサックピロー」はとことん軽量化を図りたい人向けのサックピローですが、登山用枕としての機能性も兼ね備えてあります。頭を当てる裏面には手触りのよいフリースが貼られており、心地よい眠りに導いてくれることでしょう。
軽量なシルナイロンで作られており、重量は57gなので縦走やウルトラライトハイキング向け。スタッフサックは詰める衣類や詰め方に工夫が必要ですが、慣れてくると操作性も高いので手放せなくなるかもしれません。
ポーチやサコッシュで人気の「グラナイトギア」
1986年にアメリカのミネソタ州で設立されたグラナイトギアは、雨蓋のないコンプレッションバッグでアウトドア業界に衝撃をもたらしました。
軽量性重視の登山愛好者には、容量54リットルで重量540gのバックパックでも知られています。枕を始め、他のギアもぜひチェックしてみてください。
②効率的な二気室「エクスペド」の登山用枕
EXPED Stuff Pillow
エクスペドのスタッフピローはウルトラライトハイキングの愛好者も一押しの、枕にも兼用できるスタッフサックです。大きな特徴は、頭の座りがよい″二気室″という点があげられます。折り畳めるので高さ調節が可能な点も見逃せません。生地は、表面がナイロン素材で裏面が肌触りがよくて暖かいトリコット素材です。
収納力もあり、アウターの他にインナーなどの予備衣類も収納できます。重量は33gしかなく、ウルトラライトハイカーに人気があるのも納得の商品です。
登山用枕も寝心地のよいタイプを選ぼう!
登山用枕は、できるだけ軽くてコンパクトで扱いやすく、そして寝心地がよいものを選んでください。人気なのは「自動膨張式」や「空気注入式」で、軽量性と収納性の点でも非常に便利です。さらに生地の肌触りや滑り止め防止機能なども大切なチェックポイントになります。
しかし枕の好みは人それぞれのため、商品レビューを参考にしつつ、いろいろな枕を試してみましょう。泊りがけの登山でも心地よい睡眠を実現すべく、あなたに合った素敵な枕を探してみませんか。
ザックとカバーが気になる人はこちらをチェック!
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出典:unsplash.com