アマリングが気になる場合
安全に消してみよう
アマリングが気になっているバイク好きな人は意外に多いのではないでしょうか。ですが、このアマリングを消せないと諦めている人も少なくないようです。
実はこのアマリングは安全に消すことができます。消し方を理解すれば、それほど難しい方法ではありませんので、これから解説する方法を試してみてください。
そもそもタイヤのアマリングとは
タイヤのサイドに残った輪っか
アマリングとは、使っていないタイヤの部分を指しています。例えばサーキット走行時などは、バイクの車体を傾けてコーナーを走りますので、タイヤサイドにできるアマリングはありません。
つまり、アマリングができているタイヤはコーナーを攻めきれていないと思われてしまうのです。そのためこのタイヤに浮き出ている輪っかが気になるという人もいるでしょう。
アマリングは恥ずかしくない
アマリングとは恥ずかしいものという風潮があることは事実です。しかし、このアマリングとは行動を普通に、安全に走行しているとどうしてもできてしまいます。つまり、アマリングができないのはサーキットで走っている人なのです。
そのため、アマリングは気にしないことが一番かもしれません。ただ、気にしないけれども綺麗に消したいという人がいることは事実です。上手に安全にアマリングを消して、理想的な見た目にしてみましょう。
アマリングが消しやすい、消しにくいタイヤ
高扁平タイヤは消しにくい
アマリングを消す前に、まずはアマリングを消しにくいタイヤもあることを知っておきましょう。そもそも、高扁平なタイヤの場合、アマリング部分が路面に設置する前にボディが路面に触れてしまいます。
そにため、高扁平なタイヤにおいては公道での走行による消し方は通用しません。無理に傾けてアマリングを消すことは危険なため、高扁平なタイヤを公道で走行により消すことは諦めるようにしましょう。
低扁平でハイグリップタイヤ消しやすい
ハイグリップタイヤ、さらにはハイグリップタイヤの場合は、アマリングは消しやすいです。タイヤの端が設置しやすい構造のため、安全に公道の走行で消すことができるでしょう。
そもそもそうしたラジアルタイヤはタイヤのサイド部分を積極的使う構造になっているのです。アマリングを消したいと考えている人は、まずは高扁平なタイヤを履いているのか、または低扁平タイヤを履いているのかをチェックしてみてください。
アマリングを安全に消す方法
バンク角を深くする
アマリングを消すには、バンク角を深くするという方法かあります。深くバンクさせることで、コーナーで無理に車体を傾けなくてもタイヤの端まで使うことができるでしょう。スピードを出さなくても低速でもアマリングを消せます。
また、もし公道での走行に不安を感じるのであれば、広場などで円を描くように回るのもおすすめです。きれいに消したいのであれば、路面はアスファルト舗装の方がいいでしょう。
タイヤを少し潰して走る
タイヤを少し潰して走行するという方法もあります。タイヤの空気を少し抜けば、タイヤのサイドに当たりやすくなりアマリングを消すことができるでしょう。タイヤの空気を少し抜いた後に、公道を走行してみてください。
この時スピードを出す必要はありません。車体を無理に傾けなくて必要最低限の傾きでアマリングは消えていきます。コーナーの急な峠などを走行すると、より上手く消えていくでしょう。ただし、必要以上に空気を抜くことは危険です。
サイドをヤスリで削る
タイヤに直接ヤスリをかけることでもアマリングを消すことができます。消し方としては、紙やすりなどを使い、丁寧に均等に上手くヤスリを当ててください。時間はかかりますが、公道を走行するよりは安全に消したい場合に有効です。
ただし、紙やすりの番手はできるだけ大きな物を使い、タイヤの内部にダメージが起こらないようにしましょう。タイヤに余計なダメージが及ぶと危険なため、タイヤの状態をこまめにチェックしながらの消し方をしてください。
アマリングを消す場合の注意点
タイヤはしっかりと暖めて作業する
道路上でアマリングを消す場合は、必ずしっかりとタイヤを暖めて行いましょう。タイヤが冷えている場合は、スリップしやすくなり危険です。とくに寒い季節の場合は、慣らし運転にてタイヤを暖めておきましょう。
急に峠などのコーナーを走行するのではなく、真っ直ぐな路面をしばらく走行してグリップ力を上げた状態で行ってください。時間はかかりますが、上手に確実に、そして安全に配慮することを第一に考えましょう。
スリップダウンには気をつける
アマリングを消そうと無理にスピードを出した運転をしたり、タイヤの空気を減らし過ぎるとスリップダウンの可能性もありますので注意しましょう。上手な消し方はあくまでも安全にスピードを落として消すことです。
スピードを出したから綺麗にアマリングが消えるというわけではありません。むしろ、スピードを出したことによるリスクの方がはるかに高いため、必要以上にスピードを出すようなことはしないようにしましょう。
一般的な車体の傾きレベルで行う
バイクは車体を傾けすぎると転倒してしまいます。アマリングを消そうと必要以上に車体を傾けてしまうと、とても危険な状態になることはイメージできるでしょう。アマリングを消すときには、必ず一般的な車体の傾きで行うべきです。
公道の場合、峠であればカーブが連続していますのでアマリングは消しやすくなります。ただし、峠でスピードを出してしまうと傾き角度が大きくなってしまい危険なため注意しましょう。
不安な場合は走行での消し方は諦める
公道でアマリングを消すことに、少しでも不安を感じた場合は、走行して消すのは諦めましょう。不安な場合は事故に繋がってしまう可能性が高くなります。そういったときには、走行ではなくやすりなどで消す方法を選ぶようにしてください。
紙やすりなどでアマリングを消す方法は、時間がかかりますが安全に確実に消せます。走行を必要としないため、他の人に迷惑をかけることもないでしょう。上手に、そして安全にアマリングを消すことを第一に考えてください。
アマリングは気にしない方がいい
ほとんどのバイクはアマリングがある
アマリングがあることが気になるという人は多いかもしれませんが、実はほとんどのバイクにはこのアマリングはあります。一般的な走行をしているバイクなら、タイヤのサイド部分はほとんど使われていないからです。
ほとんどのバイクのタイヤにはアマリングがありますので、気にする必要はありません。むしろアマリングがないバイクの方が少数派のため、無理に消す必要はないでしょう。どうしても気になるという場合のみ、紹介した上手な消し方に挑戦してください。
気にしている人は意外に少ない
また、自分が思っているほどそもそもアマリングを気にしている人は少ないと言えます。道の駅などで自分のバイクを停めているときに、アマリングがあることにコンプレックスがあり自分のバイクを見られたくないと感じていませんか。
アマリングに限らず、自分が感じているコンプレックスは他の人はそれほど気にしていないでしょう。どうしてもアマリングを消す必要があるという明確な理由がなければ、無理に消す必要はないかもしれません。
そもそも走行中はわからない
アマリングが気になるという人は多いかもしれませんが、そもそも走行中はアマリング自体は見えません。タイヤが動いていない状態であればアマリングが見えてしまうかもしれませんが、動いているときにはタイヤの状態は見えないでしょう。
つまり、そこまでアマリングを気にする必要はないと言えます。他の人もそこまで自分のタイヤをまじまじと見るようなことはほとんどありませんので、気になっているのは自分だけかもしれないということです。
アマリングがあるから運転が下手というのは嘘
しっかりとコーナーを見極めればアマリングは残る
アマリングがない人はバイクの運転が上手という風潮もあります。しかし、アマリングが残ってるからと言って運転が下手というわけではありません。峠走行など、しっかりと事前にコーナーの状態を見極めることができれば、タイヤサイドを使うことなく曲がれます。
コーナー状態を把握していれば、スピードを極端に落とすことなく曲がることができるのです。アマリングが残っているから運転が上手ではないという風潮に惑わされないようにしましょう。
マナーを守った運転ができている人
また、アマリングが残っている人ということは、マナーを守った運転ができている人というイメージにもなります。無理にスピードを出して前の車や対向車に迷惑をかけていないバイクというイメージに繋がるのです。
つまり、アマリングが残っていることは決してデメリットではないということだと言えます。バイクを運転している人にはマナーを求められることがありますので、アマリングはマナーが守られている人、運転が上手な人という印象を得られるのです。
アマリングを上手に安全に消してみよう
マナーを守って綺麗に消そう
どうしてもアマリングが気になるという人は、ぜひご紹介した方法で消してみてください。ただし、どの方法もしっかりと時間をかけて行うことをおすすめします。焦ってアマリングを消そうとすると、大きなトラブルに繋がることもあります。
また、アマリングがあるからと言って運転が下手な人ということは決してありません。マナーが守れている人、実はコーナー取りが上手な人ということでもあるのです。アマリングを消すことが本当に必要なのかを吟味して行ってみましょう。
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