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【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ~冬の埼玉でレトロな町歩きを堪能~

ドライブで冬の埼玉県に出かけてみませんか?歴史を感じるレトロな町並みは観光スポットとして大変魅力的です。今週は冬の埼玉県をドライブで巡るおすすめの観光コースをご紹介します。立ち寄るのは全部で7ヶ所の観光スポットです。どうぞご覧ください。
2022年1月19日
iiyudana
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冬は埼玉へドライブ旅

いい旅してますか?今週は冬の埼玉県をドライブで観光します。旅の舞台となるのは川越市で、蔵造りの建物が並ぶノスタルジックな町並みは観光客に大人気です。今回の旅はいつもとは異なり、半分以上の観光スポットを徒歩で巡ります。小江戸川越の歴史を感じる素敵な観光コースになっています。

ドライブ旅のスタートとなるのは関越自動車道「川越IC」です。周辺には首都圏中央連絡自動車道も通っていて、埼玉近郊からのアクセスもしやすくなっています。積雪することもほとんどないため冬でもマイカーで気軽に出かけることができるでしょう。

ドライブ旅の行程をご紹介

今週のドライブ旅の行程をご紹介しましょう。まず無料の駐車場にマイカーをとめてから貴重な歴史的遺産に立ち寄って見学を楽しみます。続いて近くにある博物館まで歩いて川越の歴史を学び、午前の部の最後は川越のご当地B級グルメでランチをいただきます。

午後の部は菓子屋が軒を並べる横町まで歩き、懐かしいお菓子や川越土産を購入します。そのまま蔵造りの町並みを歩いて散策し、川越のシンボルともなっているスポットを観光します。そこから駐車場まで歩いて戻りイチゴ狩りを楽しめる観光農園へ向かいます。最後は日帰り温泉施設で旅を締めくくります。

貴重な歴史的遺産を見学

出典:ライター撮影

川越城本丸御殿

まず最初に観光するのは川越ICから20分ほどドライブした場所にある「川越城本丸御殿」です。川越城は室町時代にこの地を支配していた扇谷上杉氏がライバル関係であった足利家に対抗するために築城されました。戦国時代から江戸時代に至るまで川越城は政治と軍事の要所となってきた歴史があります。

その川越城の本丸御殿は江戸幕府の3代将軍「徳川家光」が鷹狩りをする際に休憩したり泊まったりするのに利用していた「御成御殿」であったと言われています。現在残されているのは大広間と移築して復元した家老の詰所と玄関です。

日本全国で2ヶ所のみ

現存する本丸御殿の中で大広間が残されているのは川越城と高知城の2ヶ所のみとなっているため、貴重な歴史的遺産として埼玉県の重要文化財に指定されています。入場料を支払うと中を見学できるのでぜひ上がり込んでじっくりと川越城の歴史を感じてみましょう。

家老の詰所では人形を座らせて家老たちが話し合いをしている場面を再現しています。リアルなその姿はとてもユニークですね。本丸御殿の正面には野球場があり、無料でとめられる広い駐車場が整備されています。今回の観光はこちらにマイカーを置いて歩いて楽しみましょう。

観光スポットは埼玉のココ!

川越城本丸御殿

  • 住所
    埼玉県川越市郭町2-13-1
  • 電話番号
    049-222-5399
  • 営業時間
    9:00~17:00
  • アクセス
    関越自動車道「川越IC」より20分

川越の歴史を学ぼう!

川越市立博物館

貴重な歴史的遺産を見学した後は川越の歴史を博物館の展示で振り返りましょう。次に訪れるのは川越城本丸御殿から2分ほど歩いた場所にある「川越市立博物館」です。川越といえば蔵造りの町並みが有名ですが、この博物館のエクステリアもその蔵造りの建物をイメージしたものとなっています。

博物館が建っているのは旧川越城の二の丸跡のため訪れるだけでも価値があるスポットですね。川越が最も反映した時代は江戸時代から明治時代までで、館内にはその繁栄期を中心に原始時代から現在までの川越の歴史をわかりやすく説明しています。

ジオラマで蔵造りの町並みを再現

常設展示室は時代ごとに分けて川越の歴史を紹介していて、映像やジオラマなどを駆使した展示もたくさんあります。見どころの一つが蔵造りの町並みを再現したジオラマで、細部まで忠実に再現されていて非常にリアルです。

特に蔵造りを建てる際の工程を説明する実物大の模型は見逃せない展示物となっていて、これから観光する蔵造りの町並みへの期待を大いに高めてくれるに違いありません。館内では週末を中心に子供たちが参加できるイベントを開催しています。ものづくりの体験が楽しめるのでぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

観光スポットは埼玉のココ!

川越市立博物館

  • 住所
    埼玉県川越市郭町2-30-1
  • 電話番号
    049-222-5399
  • 営業時間
    9:00~17:00
  • アクセス
    関越自動車道「川越IC」より20分

蔵造りの町並みでB級グルメを満喫

御食事処おおわだ

川越の歴史に触れたなら次は美味しいランチを楽しみましょう。ランチスポットは川越市立博物館から9分ほど歩いた場所にある「おおわだ」です。リーズナブルな食堂として地元でも人気のお店ですが、こちらでは知る人ぞ知る川越のご当地B級グルメ「川越太麺焼きそば」を味わうことができます。

この名物グルメは川越市内にある寺院の境内で営業していた焼きそば屋の屋台が発祥と言われていて、近隣の駄菓子屋などでも提供されるようになり広く食されるようになりました。極太のモチモチとした食感がたまらないグルメです。

具だくさんなのが特長

おおわだは女将さんが一人で切り盛りするお店で、メニューは川越太麺焼きそばと豚丼のみです。一般的な川越太麺焼きそばは具材が少なめですが、おおわだの焼きそば肉入りやタコ入りなど具材を多めに盛り込んでいます。削り粉と青のりもトッピングされていてボリュームは抜群です。

おおわだでは豚丼も人気メニューとなっていて、ご飯の上には下味を付けた豚肉が4枚ものっています。ミニうどんや小鉢も付いてボリューム満点です。家族や友人たちと訪れるならぜひ豚丼も注文してみんなでシェアしてみてはいかがでしょうか。

観光スポットは埼玉のココ!

御食事処おおわだ

  • 住所
    埼玉県川越市元町1-11-3
  • 電話番号
    049-222-2951
  • 営業時間
    11:00~17:00
  • アクセス
    関越自動車道「川越IC」より15分

そぞろ歩きしながらお菓子を買おう!

出典:ライター撮影

菓子屋横丁

名物グルメでお腹を満たしたなら午後の部へと進みましょう。次に観光するのはおおわだから歩いて4分ほどの場所にある「菓子屋横丁」です。蔵造りの町並みから一本路地を入った場所にある観光スポットで、昔懐かしいお菓子を販売する駄菓子屋や、川越名物のサツマイモを使ったお菓子を製造販売する菓子店が全部で20店ほど軒を連ねています。

菓子屋横丁では明治時代始めからお菓子を製造していて、昭和初期の時代には70軒ものお店が建ち並んでいました。横丁に漂うノスタルジックな雰囲気と煎餅や飴など下町風のお菓子が魅力的です。

蔵造りの町並みはココからスタート

幅の狭い路地は石畳となっていて飴細工をイメージしたガラスがたくさん埋め込まれています。その石畳の道沿いにたくさんのお店が並んでいるので、ぜひそぞろ歩きしながらお菓子やお土産を買い求めてみましょう。菓子屋横丁を歩いている人がよく手にしているのが懐かしい麩菓子ですね。

スーパーなどで見かける麩菓子とは違い長さが90センチメートルほどもあります。老舗菓子店が手掛けるこのお菓子は川越土産として最適です。菓子屋横丁の路地を出ると「川越一番街商店街」として知られる蔵造りの町並みへと入ります。

観光スポットは埼玉のココ!

菓子屋横丁

  • 住所
    埼玉県川越市元町2
  • 電話番号
    049-222-5556
  • アクセス
    関越自動車道「川越IC」より15分

蔵造りの町並みのシンボル

出典:ライター撮影

時の鐘

お菓子を買って歩いた後は蔵造りの町並みを代表するスポットへと向かいましょう。菓子屋横丁から歩4分ほど歩いていくと「時の鐘」に到着します。ただ、すぐに時の鐘まで行くのではなくぜひゆっくりと蔵造りの町並みを見学しましょう。

この界隈に蔵造りの建物が多く建てられたのは、明治26年に起きた川越大火がきっかけでした。火事で1,300戸以上の建物が消失してしまい、街のほぼ3分の1が壊滅状態となりました。そのため火事に強い街をつくるために耐火性に優れた蔵造りの商家が建ち並ぶようになりました。

川越市の指定文化財

時の鐘は高さが16メートルあるのですぐに場所を見つけることができるでしょう。この時を伝える鐘は川越城主であった酒井忠勝が江戸時代初期に建てたものが始まりとされていて、現在の鐘楼は川越大火の翌年に再建されたものです。

鐘楼にはオートマチックの鐘つき機がセッティングされていて、午前6時と正午、午後3時と午後6時の4回鐘の音を聞くことができます。環境庁の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれているのでぜひ立ち寄ってみることをおすすめします。時の鐘を見学したなら車に戻って再びドライブ開始です。

観光スポットは埼玉のココ!

時の鐘

  • 住所
    埼玉県川越市幸町15-7
  • 電話番号
    049-224-6097
  • アクセス
    関越自動車道「川越IC」より15分

冬の味覚に舌鼓

川越いちご園すじの

蔵造りの町並みを観光した後は冬の味覚を味わいましょう。次に訪れるのは町歩きを楽しむ際にとめた駐車場から2分ほどドライブした場所にある「川越いちご園すじの」です。サツマイモの芋掘りが有名な川越ですが、甘いイチゴを収穫して食べられる観光農園もあります。

すじのはその観光農園の一つで、1月上旬から5月中旬までイチゴを食べ放題で味わうことが可能です。イチゴの品種は「紅ほっぺ」と「あきひめ」で、料金を支払うと30分間好きなだけイチゴを頬張ることができます。酸味が少なく甘みの強いあきひめは特におすすめですね。

高所栽培で収穫作業も楽々

すじののイチゴ園は450坪ほどの敷地にビニールハウスを建ててその中でイチゴを栽培しています。地面に苗を植える土耕栽培ではなく、高所に設置された台の上に苗を植える高設養液栽培が特徴で、かがみこんで収穫する必要がないため収穫作業は快適そのものです。

立って移動しながら食べられるのでより多くのイチゴを収穫することができますね。イチゴ好きなら練乳は欠かせませんが、すじのでは練乳の持ち込みを許可しています。現地でも販売されているのでぜひ味に変化をつけながら楽しんでみてはいかがでしょうか。

観光スポットは埼玉のココ!

川越いちご園すじの

  • 住所
    埼玉県川越市松郷城下町680-1
  • 電話番号
    090-4619-0039
  • 営業時間
    10:00~16:00
  • アクセス
    関越自動車道「川越IC」より20分

温泉でドライブ旅を締めくくり

出典:ライター撮影

小江戸はつかり温泉

ドライブ旅の最後は日帰り温泉で疲れを癒しましょう。川越いちご園すじのから15分ほどドライブすると「小江戸はつかり温泉」に到着します。深夜1時まで営業する人気の日帰り温泉施設で、温泉は地下1,700メートルから湧き出るナトリウム・塩化物泉です。

天然温泉は薄っすらと濁っていて口に含むと塩気と鉄分を感じます。内風呂と露天風呂があり特に露天風呂はお風呂の種類が非常に豊富です。源泉を熱めと温め両方で楽しめるのが魅力で、しかも内風呂と露天風呂両方でそれを体験することができます。

ざぶーんの湯は一見の価値アリ!

この温泉施設の名物にもなっているのが「ざぶーんの湯」ですね。このお風呂があるのは露天風呂のゾーンで、建物の屋根の上にジャンボな樽が設置されています。樽の中には少しずつ温泉が注ぎ込まれていて、一定の量に達すると樽が傾いて温泉が滝のように流れ落ちるという仕掛けです。

月ごとに浴場が入れ替わるため男性と女性どちらかしか体験することができないお風呂ですが、ユニークな仕掛けのお風呂は一度は体験してみる価値があるでしょう。別料金を支払うと岩盤浴も楽しめるのでいい汗をかいてみてはいかがでしょうか。

観光スポットは埼玉のココ!

小江戸はつかり温泉

  • 住所
    埼玉県川越市渋井26-1
  • 電話番号
    049-230-4126
  • 営業時間
    8:00~25:00
  • アクセス
    関越自動車道「川越IC」より25分

冬の埼玉は見どころ満載

出典:ライター撮影

今週はドライブで冬の埼玉県を巡る旅をお届けしましたがいかがでしたか?マイカーを置いて徒歩で観光できる川越は冬の観光にはぴったりです。次のお休みは日帰りでも十分に楽しめる川越にドライブしてみてはいかがでしょうか。