鍋料理はソロキャンプの必勝グルメ
鍋料理は、冷え込む夜を過ごすアウトドアではソロキャンプでも必須の料理といえます。鍋料理といえば手間がかかりそうな気がしますが、1人用の鍋料理の材料も販売されているため、最も簡単に調理できる料理といえるでしょう。
素材によっては下ごしらえが必要なものもありますが、基本的には好みの肉や魚介類、野菜などを好みのスープで煮込めばOKです。ソロキャンプを楽しんでいる人たちに人気の鍋料理を和洋中別にご紹介します。
ソロキャンプにおすすめの鍋料理：和風2選
①見た目も楽しい「牡蠣の土手鍋風」
ソロキャンプでは豪華に旬の牡蠣を使った鍋料理はいかがでしょうか。単純に鍋料理に入れるのも美味ですが、鍋の内側に味噌を塗り付ける「土手鍋」がおすすめです。クッカーでも作れるのでぜひ挑戦してみてください。
作り方は一見面倒くさそうですが、だし汁を加えた味噌をクッカーの内側に塗るだけの簡単さ。少し焦げてきたら材料を加え、味噌を少しずつ溶かして煮ます。牡蠣以外にサケなどの具材も入れると、さらに美味しい鍋料理になることでしょう。
材料：カキ…1〜2パック 鮭（刺身用）…1さく
大根…5cmくらい 長ネギ…1本 白菜…1/4切 春菊…1束（袋） エノキ…1袋 シイタケ…4枚 木綿豆腐…小1パック 昆布…10cm 水…1000cc
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②鶏肉もたっぷり「ほうとう風鍋」
ほうとう鍋は山梨県の郷土料理としても有名ですが、平たい麺の他にカボチャや鶏肉などの素材の美味しさが際立ち、ソロキャンプなどのアウトドアでも人気です。
この鍋料理の特徴は平たい麺とカボチャが入っていることですが、必ずしも平麺でなくてもよいとされています。小麦粉以外の穀物やすいとん的なものにし、味付けは味噌の代わりに小豆や醤油にすることも。レシピの具材はオーソドックスなものばかりですが、ご紹介したようにお好みでいろいろアレンジする人もいます。
材料：ほんだし…スティック半分 カボチャ…小さめ1/8 にんじん…小さめ1/2 キャベツ…片手で掴めるくらい しめじ…片手で掴めるくらい 豚肉…100g 味噌…スプーン2杯 ほうとう…1人前1袋 青ネギ…適量
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ソロキャンプにおすすめの鍋料理：洋風2選
①大きな具材の「チキンのクリームシチュー」
ソロキャンプなどのアウトドアで人気な鍋料理にあげられるのは、お肉がたっぷり入ったクリームシチューです。レシピのポイントは、簡単に作れるように調味料を小瓶に移しておくこと。こうすることでアウトドアでも時間をかけずに、便利に鍋料理を作ることが可能です。
また牛乳をたっぷり使うことで、風味豊かなクリームシチューの出来上がりとなります。お好みでブロッコリーなどの野菜も加え、ソロキャンプめしでも栄養満点な鍋料理に仕上げてください。
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ホタテ缶のクリームシチューも人気
なるべく簡単に手早く便利に調理したいソロキャンプでは、いろいろな種類の缶詰を材料に使うのも人気です。缶詰であれば調理の手間が省け、容量も1人分のものも多いので、ソロキャンプではとても便利な食材といえます。
クリームシチューのメイン食材は鶏肉が人気ですが、ホタテをメインにしたシーフードもおすすめです。冷凍食品もよいですが、ぜひ缶詰もソロキャンプ飯のアイテムに加えてみてください。
材料：人参…1/4本 じゃがいも…1個 玉ねぎ…1/2個
バター…15g 鶏がらスープの素…小さじ1 小松菜…1株
小麦粉…大さじ2 水…300cc 牛乳…300cc 帆立缶…2缶
塩、胡椒…各少々 粉チーズ…大さじ2
②ソロキャンプもおしゃれに「アヒージョ」
オリーブオイルとニンニクで食材をぐつぐつ煮込むアヒージョも、ソロキャンプなどのアウトドアを盛り上げてくれる鍋料理です。手間がかかりそうに思えますすが、作り方は簡単なのでアヒジョー初心者は挑戦してみてはいかがでしょうか。
食材はエビやアサリなどのシーフードですが、便利な冷凍のシーフードミックスを活用します。多ければ事前に1人分を小分けにしておきましょう。バゲットも忘れずに用意し、素材のうま味をご堪能ください。
材料：オリーブオイル…150cc ●バター…8〜10g ●にんにく…2〜3かけ ●塩…3つまみくらい ●鷹の爪…お好みで ●ハーブソルト、ほりにし、バカまぶしなど…お好みで
●マッシュルーム…10個くらい ●冷凍シーフードミックス…1袋 ●バケット…好きなだけ ●ミニトマト…8個 ●ベーコン（あれば）…2枚くらい
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サバ缶のアヒージョもおすすめ！
アヒージョ料理は、サバ缶を丸ごとクッカー代わりにして調理する作り方もあります。レシピでは、サバの水煮の缶詰にニンニクやオリーブオイルを加えてオーブントースターに入れています。
ソロキャンプなどのアウトドアでは焚火などにかけて温めましょう。仕上げにハーブソルトとブラックペッパーを振りかけて完成です。こちらのレシピはクッカーの代わりに缶詰を利用するという、荷物をなるべく少なくしたいソロキャンパー必見の調理技といえます。
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ソロキャンプにおすすめの鍋料理：中華2選
①冷凍餃子で作る「担々麺餃子鍋」
中華料理に目がない人におすすめのソロキャンプの鍋料理は、担々麺と餃子のハイブリッド料理です。冷凍餃子を使えばソロキャンプでも簡単にできる、人気料理といえます。レシピではスープを手作りしていますが、ソロキャンプでは各メーカーから販売されているスープの素を活用するとよいでしょう。
作り方は、スープで野菜を似て餃子を入れ、最後に〆で担々麺を加えて完成となります。一度で二度おいしい、ソロキャンプでは絶対におすすめの鍋料理です。
材料：冷凍餃子…4～6個（食べる分）大豆もやし…1/2袋 チンゲン菜…1株 ニラ…3本 長ネギ…10cm ■ 【スープ】水…2カップ 鶏がらスープの素 小さじ1…ピーナッツバター…大さじ2 味噌…大さじ1/2 醤油…小さじ2 オイスターソース…小さじ1 無調整豆乳…1カップ コチュジャン…小さじ1
■ 【〆のラーメン】中華麺…1玉 白髪ねぎ…5cm分
白ごま…小さじ1 ラー油…適量
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②ポカポカが続く「旨辛の火鍋」
ソロキャンプなどのアウトドアでは夏でも寒くなることがあるため、ポカポカといつまでも身体が温かくなるようなレシピを作ってみましょう。火鍋は名前どおり、鷹の爪や豆板醤などの香辛料を使っており、スープを一口すすると身体の芯から温めてくれます。
レシピのポイントは、タレにサラダ油を使用していることです。意外に美味しいとのことですが、抵抗のある人はごま油に代えてください。材料は魚介類がメインですが、鶏肉でも合います。
材料：■ 具 肉(豚バラ，鶏モモ，砂ずり)…安いもの食べたいだけ 魚介(白身魚，鮭，イカ，エビなど)…リッチに食べたいだけ 野菜(もやし，白菜，きのこ，ネギなど)…食べたいだけ 厚揚げ…食べたいだけ ■ 鍋つゆ ごま油…大さじ1と1/2 おろしニンニク…大さじ1と1/2 鷹の爪…3本 八角…3個 豆板醤…大さじ5 山椒…小さじ1と1/2 鶏ガラスープの素…大さじ1と1/2 ■ たれ サラダ油…適量 おろしニンニク…適量 味の素…適量
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ソロキャンプの鍋料理に最適な具材
①コンビニの「一人用おでん」
ソロキャンプで簡単に便利にご飯を済ませたい人は、コンビニの1人用のおでんもおすすめ。セブンイレブンでは、厚切り大根や玉子などの8種類の具材が入った、1人用のおでんが販売してます。値段も213円と手ごろなので、リーズナブルに済ませたい人にもおすすめ。
もう少し食べたいという人は2～3人用にし、翌日の朝は残った材料をほかの料理に調理するのもよいでしょう。または、うどんなども麺類を加えるのもおすすめです。
②各メーカーの「冷凍食品」
出典：ライター撮影
ソロキャンプでの食材は無駄にならないように準備したいもの。そこで役立つのが餃子や肉団子、シーフードミックスなどの冷凍食品です。調理の手間もなく、ソロキャンプでは1人分だけ用意して持参すればよいためとても重宝します。
持参するときは溶けないように保冷バッグに入れ、キャンプ場で調理するときに取り出すだけ。冷凍食品をソロキャンプの鍋料理で活用しない手はありません。いろいろなチェックしてソロキャンプを盛り上げましょう。
③一人用スープ「鍋の素」
自宅での鍋料理のスープは手作りをする人も多いでしょうが、ソロキャンプなどのアウトドアでは便利な「鍋の素」を活用して簡単に済ませるのもおすすめです。最近人気なのは、味の素が製造している1人前から作れる「鍋キューブ」。
固形の鍋の素が8個入っており、必要分を持参すればよいのでとても便利。味付けは、鶏だし・寄せ鍋しょうゆ・鯛と帆立だしなどがあり、選ぶ楽しみもあります。まさにソロキャンプにうってつけの材料です。
ソロキャンプにおすすめのクッカー
①すべての種類がセット「システム型」
クッカーは、基本的には煮る・炊く・焼くなどの調理方法を兼用するため、ソロキャンプでは1個あればよいといえます。しかし、鍋料理は鍋料理、焼き物料理は焼き物料理というように調理にこだわりたい人は、メイン機能を備えたシステム型のクッカーがおすすめです。
特長は、それぞれのクッカーをコンパクトに一まとめにして収納できる点にあります。シンプルなソロキャンプが好みの人には不要といえますが、料理好きな人はチェックしておきましょう。
②シンプルキャンパーは「浅型鍋タイプ」
クッカーの形状は、炊飯向けの「円柱の深型」・煮込み料理の「浅型」・炒め物の「フライパン型」があります。料理で使い分けるのがよいですが、持ち物を少なくしてソロキャンパーは、兼用タイプのクッカー「浅型」がおすすめ。
煮物はもちろん1人分であれば炊飯もでき、炒め物も可能です。ある程度の深さがあるため、ガスバーナーを収納できる点もおすすめといえます。または浅型タイプに他のタイプを組み合わせると、同時調理も可能です。
③収納しやすいのは「角型」
クッカーの形状は丸いものが多いですが、メスティンのような四角いタイプも収納のしやすさからおすすめです。四角いクッカーは、バックパックに収納するときに隙間ができにくいのがメリットとされています。
調理に関しては、メスティンはある程度の深さがあるため、炊飯はもちろん煮物料理や炒め物料理も作れます。インスタントラーメンなどの四角い麺をそのまま茹でられるのも特徴です。
選ぶときは容量・素材に注意する
ソロキャンプでおすすめの浅型クッカーの容量は、最低500mlもあれば十分といわれています。500mlは、お湯を沸かしたり鍋料理やインスタントラーメンを作ったりするのにちょうどよい容量です。鍋料理をしながら同時に炒め物などの料理をしたい人は、フライパン型のクッカーがあるとよいでしょう。セットで購入することで収納できるので、持ち運びも便利です。
素材はチタンやアルミニウムなどがあるため、購入の際は重量や熱伝導率の違いなども考慮してください。
ソロキャンプでこそとびきりの鍋料理を堪能！
ソロキャンプにおすすめの鍋料理は無限にあるといえますが、普段自宅では食べられないレシピに挑戦してみてはいかがでしょうか。鍋料理は基本的に肉や魚介類、野菜を煮込むだけの簡単なものですが、ひと手間加えることでいつもの鍋料理がぐんと美味しくなることでしょう。
一人の時間をゆっくり過ごすソロキャンプこそ、簡単だけれども美味しい鍋料理にこだわるのもおすすめです。皆さんのレシピを参考にオリジナルの鍋料理も開発してみませんか。
キャンプ料理が気になる人はこちらをチェック！
鍋料理以外のキャンプ料理が気になる人は、こちらの記事をご参考にしてください。ローストビーフやタンドリーチキンなどのアウトドアに定番の料理を始め、チョコフォンデュやクッキーなどのスイーツもご紹介してあります。ソロキャンプ料理のレパートリーを増やして、大いにアウトドアを楽しみましょう！
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出典：photo-ac.com