荷物運びやテーブルにもなる便利なキャリーワゴン
収納力抜群なだけでなく、見た目もおしゃれでキャンプでの荷物運びが楽しくなるキャリーワゴンは、ルーフ付きの少しくらいの雨なら荷物を守ってくれるものや、天板を乗せて簡易的なテーブルとして使用できるものもあります。
キャリーワゴンでアウトドアの収納力をUPさせる
キャリーワゴンを持っているのと持っていないのとでは、車を横付けできないタイプのキャンプ場のようなアウトドアでの荷物運びの大変さが段違いです。
荷物量が増えれば当然重くなって移動させるのも一苦労ですが、キャリーワゴンにはタイヤが付いていることから重い荷物もらくらく運ぶことが可能となっています。
ブランドキャリーワゴンは安くない!
WAQやDODなど人気の市販キャリーワゴンもありますが、欲しくて値段を見て諦めたという方も少なくないのではないですか?ブランド品のキャリーワゴンは決して安い買い物ではありません。
それでも欲しいという時は自作に挑戦してみてはいかがでしょうか。自作すれば少ない材料費でキャリーワゴンを作ることができます。
キャリーワゴンを自作してみよう!必要なものは?
自作でキャリーワゴンを作りたい方は、まずは材料や道具から準備します。どなたでも作りやすいように、ホームセンターなどで手軽に手に入る材料や道具を使ってできる自作方法なのでご安心ください。
キャリーワゴンの材料1.
木材
底板 493x284mm
柱 40x16x280mm 4本
横板 40x16x517mm 6本
縦板 40x16x285mm 6本
板材はカットサービスを使うと便利
大手のホームセンターなどでは買った木材を数百円という単位で希望寸法にカットしてくれるサービスがあります。これらを利用すればキャリーワゴンの自作は非常に簡単になるでしょう。
この時出た10cm程度の端材も捨てずに持ち帰ります。引き出し式の持ち手づくりに端材を5個程度使うためです。
キャリーワゴンの材料2.
キャリーやストッパー用パーツ
自作といえどキャリーワゴンなので移動させやすいキャスターと天板などを乗せて使用するときに安定させるためのストッパーが必要です。これらはホームセンターや100均材料を使って、コストを下げていきましょう。
ストッパーには100均のアイアンシェルフを使っていきます。そのほか収納できる持ち手を作りたいので、あればT字型の取っ手をご用意ください。ない場合は角材をT字型にして代用できます。
T字の持ち手はドアノブで代用も可能
市販のドアノブは少し値段がはってしまいますが、もし中古品などで見つけたらドアノブも形状により持ち手として活用できます。リサイクルショップなどもチェックし、自作コストを下げつつおしゃれな金具を見つけるのもDIYの楽しみです。
キャリーワゴンの自作にあると便利な道具
今回のキャリーワゴンは木材で自作するため、のこぎりやビス留め用のドライバー・防水防腐を兼ねた塗料やワックスなど使います。自分で木材を切り出す方はものさし・定規の類も必要です。ボンドやビスといった木工のDIY必需品もご用意ください。
キャリーワゴンの自作方法を解説
それでは準備もできたところで、早速キャリーワゴンの自作をはじめていきます。まずは木材の切り出しからです。自作キャリーワゴンは木箱にタイヤとストッパーが付いているものと考えると、難易度が高そうという考えが払拭でき、気楽に作り始めることができますよ!
①板材を切り出す
準備する材料のところでご紹介した寸法どうりに板材をカットして用意します。材料外で端材を同じ長さに5本用意しておいてください。こちらは持ち手付けで、引き出す棒をキャリーワゴン本体外側底部分に固定するためのギミックに必要となるためです。
②組み立て前に塗装しておく
キャリーワゴンの箱部分の木材が切り出せたら、ワックスなど塗料を縫っておきます。こうすることでアウトドアで使用する木製品の寿命が長くなるためです。
③木箱の形に組み立てる
キャリーワゴンは木箱にタイヤが付いたものなので、まずは木箱の形に組み立てます。箱の組み立て方は柱材に横板を付けたものを2枚同じものを作成し、その2枚を短い横板でつないでください。
④キャスターやストッパー・持ち手を付けて完成
キャリーワゴンの箱の形ができたら、それにパーツを取り付けていきます。キャリー系の自作にはホームセンターで購入できるキャスターが大活躍です。
サイズもいろいろありますので耐荷重を考え選んでください。持ち手は箱をひっくり返して金属持ち手を取り付けた角材を差し込むギミックを端材で作っています。
自作のコツと注意点
最後になりますが、自作の木工品(今回はキャリーワゴン)をきれいに仕上げるためのポイント、やっておきたいことと安くパーツを手に入れる方法も伝授しましょう。慣れている方は何も考えずにやっていることですが、DIY初心者の方は意外と忘れがちなのでチェックしてくださいね!
木材は切り出したら面倒でもやすりがけ
木工をはじめてされる方がついうっかりと忘れてしまうのが、切り出した木材パーツのやすりがけです。これを忘れるとまず出来上がり作品の見た目がダウンします。また触れたときにトゲがささったり、ざらざらと感触が悪かったりもするでしょう。
何よりもやすりがけをしっかりしておくことで、塗装をするときにきれいに手早く塗れるようになりますよ。木材をカットしたらやすりがけは、何を自作するときも忘れずにやることです。
塗装の順番は初心者は組み立て前に
塗装の順番は組み立て前と後で人によって手順が変わってきます。しかし先に塗って乾燥させてから組み立てた方が塗りやすいので、初心者の方は特にこの順番がおすすめです。
素早く木工自作をするためには、設計図から板のサイズと枚数を抜き出し一気に全部カット、全部のパーツをまとめて塗装し乾燥させるとこの手順を癖にすることで作成時間が大幅に短縮できます。
金具はリサイクルショップも探す
自作は作るのが楽しい、オリジナリティのあるキャンプギアを使いたいと目的は人それぞれです。しかしいかに安く仕上げるかというのもDIYの醍醐味でもあります。
特に代用品がなかなかなく1から自作するのも難しいものが金属パーツです。これらを探すときに準備の項目でも触れましたが、リサイクルショップはひとつの穴場的な場所といえます。
パーツそのものでなくても古い家具などから金属製品が取れるものもあるでしょう。
自作キャリーワゴンでアウトドアを楽しもう!
WAQ、DODなどのブランドでもとてもかっこいいキャリーワゴンが売られています。折りたたみができたり入れる部分が防水布であったりと、それはそれでよいのですが安く手に入れようとするなら木材での自作がおすすめです!
基本の自作キャリーワゴンの作り方となっていますので、これにアレンジを加えてルーフや天板を加えて、あなただけのオリジナル自作アウトドア用ワゴンを完成させてくださいね!
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