オーナー カット黒チヌ 2m付 4号 / ハリス:1.5号
ヤマトヨテグス フロロショックリーダー
釣武者 ガン之助II BB
ダイワ 夜凪メバル 硬調60
OGK 桃源郷II 小継万能竿 450
活エサ スジエビ(地エビ・モエビ)50g(約50匹
エコギア 熟成アクア 活メバルミノー1.6"(大盛)
ルミカ(日本化学発光) ルミコ グリーン
エサでメバルを狙うなら探り釣り!
エサを使うメバル釣りも面白い!
ワームで狙うメバリングが人気のメバル釣り。産卵期の2月頃は釣りにくくなるものの、秋~早春の低水温期に楽しめる貴重な釣りモノとして高い人気を維持し続けています。ルアーで釣れる、つまりフィッシュイーター的な性質を持っているメバルですが、プランクトン~エビまでいろいろ食べる雑食性で、エサ釣りでもさまざまなエサを使って楽しめます。
今回は釣り初心者の方向けに、リールを使わないのべ竿のメバル釣りをご紹介!軽いジグヘッドがうまく操作できなかったり、メバリングをやってみたけどイマイチ釣れなかったという方にもおすすめの釣りです。道具と仕掛けはシンプルでお金もそれほどかかりません。とにかくメバルを釣ってみたいという方は、ぜひチェックしてみてください!
探り釣りはこんな釣り方!
エサ釣りでメバルを狙うなら探り釣りがおすすめ!
エサ釣りでメバルを釣る釣り方には、ウキ釣り、胴突き釣り、遠投ウキ釣りなどさまざまな選択肢があります。中でも最も仕掛けがシンプルで、ルアーゲームのような手軽さと手返しのよさを持っている釣り方が、今回ご紹介する「探り釣り」になります。
この釣り方はウキを付けないミャク釣り的なスタイルで、オモリは軽く、エサはハリの重さで沈むようにという食わせ能力の高い釣り方です。フワッと投げて軽く沈めたら撃ち直し、そして歩きながらメバルを探すスタイルは、堤防の際やテトラ周りの釣りにピッタリ!メバリングに近い感覚で遊べるのもおすすめのポイントです。
小型の数釣り~足元の大型狙いまで!
のべ竿を使ったメバル釣りで狙うメバルのサイズは、小型~中型がメイン。20cm程度までなら釣って面白く、ファイト~取り込みまでもそれほど難しくありません。釣り初心者の方は、小型が多い港内、常夜灯周りの釣りから始めてみましょう。
のべ竿を使っての大型とのファイトは、竿が大きく曲がることからちょっと難易度が高いです。掛けた直後に勝負をかけて根に潜らせないことや、ファイトしやすい場所まで歩いて引っ張っていくことなど、大物とのやり取りのコツを知っておく必要があります。流れがある堤防外向き、尺メバルの実績ポイントで遊ぶときは、事前に釣り場の障害物を確認し、糸を太めにすることで対応しましょう。
メバル釣りが楽しめる時期と時間帯
メバル釣りの時期は秋~春
メバルがよく釣れる時期は秋~春です。釣れる時期には地域差がありますが、10月頃から1月頃までまでがシーズン序盤で小型を釣りやすい時期、3月~5月頃までが大型が増える時期というのがメバル釣りのセオリーになります。
2月頃は水温低下、そして産卵期によって釣果が落ちるので、産卵前と回復後を狙うイメージで釣りに出かける時期を選びましょう。小型は産卵に関係しない個体が多いので、サイズにこだわらなければ秋~春を通して楽しめます!
おすすめの時間帯は夜!
メバル釣りにおすすめの時間帯は日が落ちる夕方と満潮前後の夜の時間帯、日が昇る早朝の時間帯です。満潮前後と早朝、夕方が重なるタイミングは特におすすめ。潮が動いている時間を狙うのがメバル釣りのセオリーです。
暗い時間は常夜灯など光源に魚が集まりやすいことから、初心者の方でもポイントを選びやすくなります。明るい時間に釣るときは、足元を見てメバルが居ないか確認しながら釣りを進めましょう!
メバル釣りに適した探り釣りの竿
6m前後ののべ竿がおすすめ
ダイワ 夜凪メバル 硬調60
メバルの探り釣りに適した竿は、6m前後ののべ竿です。同じく6m前後で1号、2号程度の磯竿があれば、リール付きのまま流用しても問題ありません。竿の長さは釣り場の状況次第なので、ポイントの足元の状況をイメージしながら、5m~7m程度で検討してみましょう。堤防外向きでも使える万能な長さです。
一方で、常夜灯が多い船付き場など、小場所では短い竿が有利になります。この場合は5m以下の竿を使う手もあるので、事前の釣り場チェックは必須です!
メバル専用竿じゃなくてもOK!
OGK 桃源郷II 小継万能竿 450
メバル専用ののべ竿はメバル竿らしい穂先の柔らかさ、操作性の高いシャキっとしたフィーリングが魅力ですが、選択肢が少なく価格も高価です。安いものから試してみたいという方には、渓流向けの小継ぎ万能竿をおすすめします。
今回はメバルの探り釣り向けとしてご紹介していますが、小型テンビンでハゼを釣ったりサビキでアジを釣ったり、小さなウキを付けても構いません。使える糸の長さ=竿の長さという制限から深い釣り場には向いていませんが、浅い釣り場であればいろいろな釣りに使える竿なので、ぜひ1本検討してみてください!
メバル釣りに適した探り釣りの仕掛け
道糸はフロロカーボン
ヤマトヨテグス フロロショックリーダー
ここからは仕掛けのパーツを穂先側から順番にご紹介します。まずは道糸からです。
仕掛け全体が軽いので、道糸は海水に沈むフロロカーボンがおすすめ。馴染みがよく、自然なフォールを演出できます。太さは2号(8lb)程度が標準です。狙うメバルのサイズや混ざる魚、釣り場の障害物などに合わせて太さを調整してみてください。
のべ竿に結ぶ道糸の長さは、竿の長さ-ハリスの長さと竿じりから手元までの長さです。竿を立てたときにハリが手元に来るように調整したいので、竿の長さ-ハリスの長さから30cmほど短く調整しておきましょう。一回で使う道糸の長さは6mの竿で4mほどなので、30m巻きのショックリーダーなどを使うと便利です。
ケミホタルで視認性を確保!
ルミカ(日本化学発光) ルミコ グリーン
夜釣りでは目印として道糸にケミホタルを付けます。「ルミコ」などチューブがついているものが便利です。ウキも目印としての役割を持っていますが、探り釣りでは仕掛けを一か所にとどめておく必要が無いので、抵抗の少ないケミホタルをおすすめします。
日中に釣る場合も目印があると便利なので、渓流用の目印やウキ止め糸などを使って道糸の動きをチェックしましょう!
食い込みに優れる中通しオモリ
釣武者 ガン之助II BB
オモリは食い込み時に重さを感じさせにくい中通しオモリがおすすめです。重さは0.3号や3B程度、1g程度までを使用します。中通しオモリを道糸につけて、下にサルカンを結べばハリス側にオモリが入ってしまうことはありません。
中通しオモリが手に入らない場合は、同じ位置に1g以下(B~3B)のガン玉をつけておきましょう。
糸付きのチヌバリで仕掛け作りが簡単!
オーナー カット黒チヌ 2m付 4号 / ハリス:1.5号
ハリスは1.5号(6lb)程度、ハリはチヌバリの2号から5号程度までがおすすめです。釣れるメバルのサイズが分からない場合は、やや大きめの4号がおすすめ。メバルは口が大きいので、小さなハリよりも大きなハリのほうが釣りやすいです。4号で掛かりが悪い小型が多ければ、ハリのサイズを小さくしましょう。
ハリス付き(糸付き)のハリを使えば、エサ針用の糸の結び方を覚えなくてもOK!サルカンで道糸とハリスを結んでいるので、結び方はユニノットだけで始められます。ハリスの太さは道糸よりワンランク細くなるものを選びましょう。
のべ竿の穂先に道糸を結び、中通しオモリを通してサルカンに接続。サルカンに糸付き針を結んで仕掛けは完成です!
メバルの探り釣りのエサ
最強のエサは活きエビ
活エサ スジエビ(地エビ・モエビ)50g(約50匹
メバルのエサ釣りで使用されるエサは、生きたエビとアオイソメです。どちらも自発的に動くエサで、この動きがメバルの食い気を刺激します。
一番よく釣れるエサはシラサエビ、スジエビといった活きエビですが、活かすためのエサクーラーが必要になること、関東では価格が高かったり入手が難しかったりといった部分がネックになります。まずは気軽にお試し、という場合は、どこでも手に入るアオイソメからスタートしましょう!
メバリングのワームでもOK!
エコギア 熟成アクア 活メバルミノー1.6"(大盛)
探り釣りは仕掛けを振りこんでフォール、手元まで来たら撃ち直しという釣りなので、エサは常にスローフォール状態です。ウキ釣りと違って常に動き続けているので、ワームを使ってもそれなりの釣果が得られます。
虫エサが苦手、活きエビを針に刺すのも難しいという場合は、メバリング用のワームを使いましょう。エサの準備が必要なくなって手軽さアップ、エサ切れや夜釣りで釣具屋に寄れない時間帯からスタートというときも役に立ちます!
メバルの探り釣りの釣り方
堤防足元やテトラ際を狙うのが釣り方の基本!
探り釣りの釣り方は簡単!竿を手元から前方に振って仕掛けをキャストしたら、仕掛けが竿先の真下にきて糸の動きが止まるまで待つだけです。糸が弛みすぎていると感じたら竿を少し引いて調整、仕掛けが竿先の真下まで来たら一度仕掛けを回収します。足元ギリギリを狙いたいときは、横向きに構えて沖側を狙うときと同じように釣ればOKです。
また、横方向に引く動きを出したいときは、キャスト後に竿をゆっくり立てて仕掛けにテンションを掛けます。エサが落ちる動きと水面下をゆっくり進むような動き、2つのパターンでメバルを攻略しましょう。
何度か投げたら角度を変えて着水点に変化を与えたり、数m歩いて新しいポイントにうち直すのがポイント!手返しのよさがのべ竿最大の特徴です!
ケミホタルを目で追ってアワセ!
メバルはさまざまなアタリ方をする魚で、下方向に引き込んで向こうアワセ的にフッキングするパターンと、その場で停止するように捕食を行うパターンがあります。前者であれば鋭いアワセは必要なく、アタリにもすぐに気が付けますが、後者は糸の動きを見ておかないとなかなか気づけません。
このときに活躍するのがケミホタルで、沈んでいく糸がピタッと止まったり、横方向に動いたらチャンス!すかさずアワセを入れましょう。竿を立てるのではなく、角度を保ったまま穂先側を真上に持ち上げるようなイメージでアワセると折れなどのトラブルが起きにくいです。
大型のメバルは非常に引きが強く、大きく曲がるのべ竿でファイトするときは障害物まわりに逃げ込まれやすいです。アワセを入れたら歩いて安全な位置でファイトしましょう。抜き上げは難しいので、タモは必須です!
探り釣りでメバルをゲットしよう!
寒い時期は堤防でライトゲーム!
秋から春まで、釣りモノが少ない季節の堤防を盛り上げてくれるメバル釣り。アクセスがよく足場も安全な堤防の釣りなので、釣り初心者の方でも楽しく遊べます。
カサゴやシーバスなど他の魚も混じって釣果安定!エサを使っての初場所調査的な釣行にもおすすめです。のべ竿と仕掛け、エサを用意して、堤防釣りに出かけましょう!
堤防のメバル釣りが気になる方はこちらもチェック!
メバルが気になる方は、下記のリンクをチェック!
人気のメバリングから、ジグヘッド単体と遠投リグの入門記事をご紹介します。生エサが使えること、自然な落下が演出できることなど、のべ竿の釣りには多くのメリットがありますが、リールがあって沖側を攻められるルアー釣りにも大きな魅力があります。ゲーム性が高く手軽な釣り方なので、こちらもぜひチェックしてみてください!
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