犬への防寒は必要?
犬種によっては寒さ対策は必要
犬への防寒対策は必要なのでしょうか。犬は人間とは違い、毛に覆われていますので、寒さ対策は必要ないと考えるかもしれません。しかし、子犬などの犬種によっては、防寒対策が必要になるのです。
また、子犬が暮らしている環境によっても防寒対策が必要になると言えるでしょう。部屋の環境がどうしても冬は寒い状態になってしまう場合は、犬への冬の防寒対策をしっかりと行ってください。子犬の防寒対策に必要な対策について詳しく解説します。
そもそも寒さに強い?弱い?
犬種によって大きくわかれる
実は犬の毛の種類には大きくわけて2種類あります。犬種によっては皮膚を保護するために硬い毛と、体温調整用の毛の2パターン持っているダブルコートと犬種がいるのです。そして、硬い毛のみを持っているだけのシングルコートのタイプとにわかれます。
冬に強い犬種の場合、毛がダブルコートになっていますので、寒さ対策はそれほど必要はない強い犬と言えるでしょう。しかし、シングルコートの犬種の場合は寒さに弱いため寒さ対策が必要になるのです。
寒がっているサインは?
では、子犬などの体温が下がり、寒がっているサインはあるのでしょうか。これは人間と同じで、犬が丸まっている横になっていることや、震えている、さらには常に暖かい部屋の場所を探している行動がサインになるのです。
こうした行動を頻繁に行っている場合は、ペットの犬は寒がっている状態と言えます。こうした状態が続けば、どのようなペットでも強いストレスになってしまいますので注意が必要です。しっかりとした防寒対策が必要になると言えるでしょう。
おすすめの寒さ対策4選
1:エアコン暖房の設置
手軽でペットの犬の防寒対策をするなら、エアコンの暖房をつけるのがいいでしょう。エアコンであれば、既に部屋に設置されていることが多いはずなので、とくに追加で設備を設置することなく防寒対策ができます。
ただし、エアコンの使用は光熱費が高くなってしまうことと、ペットの犬を留守番させておくとにはエアコンを使うのはためらってしまうでしょう。ただし、家族みんなで同じ部屋にいるときには、エアコンの暖房は有効な手段です。
2:犬用のコタツをつける
犬用の防寒対策として、コタツを使うとう方法もあります。実は犬用のコタツが販売されており、省電力で効率的に犬の防寒対策ができるとして人気があるのです。また、犬用のコタツは毛布などで覆われているタイプもありますので、犬にとっては居心地がいいと言えます。
ただし、犬用のコタツはあくまでもコタツのみが暖かい状態になるだけです。コタツを離れると人間用のコタツと同じで寒さを感じることになります。それでも犬の隠れ家的なスポットになりますので、コタツはおすすめです。
3:ペット用のヒーターを使用
ペット用のヒーターがあることを知っていますか。これは犬用としても使うことができ、背が小さなヒーターのため、子犬であっても効率的に体を暖めてあげることができます。また、省電力でありこれほど過激に熱くはならないため、安心感もあるのです。
ただし、部屋の環境によっては、ヒーターにかなり近づかないと暖かくは感じないかもしれません。部屋全体を暖める能力はありませんので、ゲージの中に設置するような使い方をしてください。
4:湯たんぽが人気
実は犬用の防寒対策で人気が高いのがゆたんぽなのです。湯たんぽは人間も使える暖房グッズで、容器にお湯を入れて使います。電気代がからないことはもちろん、専用容器のため、意外に長時間暖かい状態が長続きするのが特徴です。
また、犬用の防寒グッズとしては安全性が高いことも大きなポイントと言えます。コンセントにさすようなことがないため、電気によるトラブルもなく、さらには場所を選ばず使えますので環境に応じて上手にこの防寒グッズを使ってみてください。
防寒のために暖房器具を使うときの注意点
犬種によっては暖房が不快になることに注意
飼っている犬種によっては、防寒対策を行うことが不快に感じてしまうこともあります。むしろ冬の気温の方が快適に過ごせるという犬種もいるため、そうした犬に防寒対策をしてしまうと、健康を害することがあるため注意が必要です。
人間が寒いと感じても、犬は快適と感じていることもあると言えます。必ず事前に自分が飼っている犬が冬に弱い犬種なのかをチェックして、防寒対策をするようにしましょう。怠ることで、体調が悪くなる犬もいますので注意してください。
体調の変化を必ず確認する
人間も同じですが、暖房器具を長時間使い続けることで、頭がボーとしてしまうことがあります。これは犬も同じで、気が付かないうちに体調を崩してしまうことがあるのです。こうした状態を防ぐには、温度管理を適切に行うことだと言えます。
また、水分補給により改善できることもあるのです。いくら寒くても防寒対策をすることで体内の水分量は減少していきますので、水はいつでも飲める環境を整えておくことが重要と言えます。
暖かい場所のみを用意しておくのは危険
自分も寒いので、犬も同じように寒いと感じている飼い主が多いのではないでしょうか。しかし、犬は常に暖かい場所を好んでいるわけではありません。防寒対策は必要ですが、体を冷やすような場所も用意しておくことが大切です。
とくにゲージ内に防寒対策を行う場合は、暑い場所だけではなく寒い場所、つまり逃げ場のような場所も用意しておくことが重要だと言えます。そのためにも、犬の状態の変化などは見守ってあげるように心がけましょう。
防寒対策が必要な犬種とは
寒さに弱い犬種
事前に自分が飼っている犬が寒さに強いのか、弱いのかを知っておくことで、対策方法が異なってくるでしょう。寒さに弱い犬種の例として、マルチーズやトイプードル、ヨークシャーテリアやパピオンなどがいます。
また、ミニチュアシュナウザーやミニチュアピンシャーなども寒さに弱いです。こうした犬種はシングルコートの犬のため、しっかりと防寒対策を行ってあげる必要があると言えるでしょう。
寒さに強い犬種
では、寒さに強い犬種はどのような犬でしょうか。一般的に犬種として柴犬やコーギー、ゴールデンレトリバーやチワワ、シュットランドシープドッグも寒さに強いダブルコートの犬種なのです。また、フレンチブルドッグも寒さに強いと言えます。
こうした犬種は大掛かりな防寒対策は必要はないと考えて問題はありません。ただし、ダブルコートの犬種でも小さな子供の頃は防寒対策をしてあげるようにしてください。子供の頃は寒さに弱いため、防寒対策を行うことで、日本の寒い冬を乗り切れます。
犬の種類によって防寒対策を行う
寒さの弱い犬は寒さ対策を行うべき
寒さに弱い犬種には、防寒対策を行ってあげましょう。防寒対策を行うことで、寒い冬に体調を崩すようなこともなく健康に過ごせます。ただし、防寒対策を行うときには注意点を理解して最適な環境を整えることが重要なのです。
ご紹介した防寒対策方法をもう一度チェックしてみましょう。また、防寒対策だけはなく注意点も一緒に理解をした上で、愛犬の寒さ対策を行うようにしてください。そうすれば、冬でも元気な愛犬と一緒に生活をすることができます。
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