スノーハイキングは簡単にできる冬遊び!
スノーハイキングとは、スノーシューをはいて雪原などのフィールドにハイキングに出かけるレジャーです。スノーシューは「西洋かんじき」と呼ばれる装備となり、雪の上を簡単に歩行できる道具となります。
普通の靴では雪の上を歩くときは沈んでしまいますが、スノーシューは雪面に当たる部分が広いため沈み込みにくいのです。重量が2キロメートル近くありますが歩行はゆっくりでよく、誰でも簡単に挑戦できるレジャーといえます。
スノーハイキングの楽しみ方:雪景色
①絶景を心ゆくまで堪能する
スノーハイキングは目の前に広がる絶景に足を止め、心ゆくまで堪能できる時間を持てます。登山やスキー、スノボなどのレジャーはスピード感が求められるため、あまり景色をじっくり観察できません。
雪国育ちではない人にとっては、一面に雪が降り積もった白銀の景色は感動的な美しさといえるでしょう。さらにフィールドに森林や山、湖沼があると、景色や楽しみ方に奥行きが生まれ、その分、スノーハイキングの喜びが倍増するのです。
②樹木に積った雪の造形も魅力
スノーハイキングの楽しみは、樹木に積った魅力的な雪の造形の観察もあります。有名なのは山形県蔵王の樹氷モンスターですが、そこまで行かなくても森林ではさまざまな造形が観られるので、ぜひ味わってください。
見る人によっては蛇に観えたり、たわわに実るブドウに観えたりするものもあり、ツアーの参加者同志で感想を言い合うのも楽しいものがあります。
③雪そのもの
スノーハイキングの楽しみは、ふかふかの雪そのものを体験できることもあります。雪の状態は天候や地域によって変わるため、寒冷地で新雪なほどにダイブもできるふかふかの雪を楽しめるのです。
スキーヤーは北海道の雪を「パウダースノー」、さらには「アスピリンスノー」と例えることがありますが、それだけふかふかさらさら度が異なります。スノーハイキングは、なるべく雪質のよいエリアで楽しんでください。
スノーハイキングの楽しみ方:動物
①動物の足跡
スノーハイキングの楽しみ方は、細かい自然に目を向けること(自然観察)もあります。最大の魅力は、キツネやウサギなどの動物の足跡を探すこと。動物の足跡はそれぞれに異なり、何の動物か当てる楽しみ方もあります
ときにはキツネがウサギを追っているかのような足跡や、雪深いためか同じ道を行ったり来たりしているような足跡も。足跡から動物たちのさまざまな営みを想像するのもスノーハイキングの楽しみなのです。
②野鳥の鳴き声やドラミング
森林のスノーハイキングでは、野鳥を観察できる楽しみもあります。鳴き声はもちろん姿を見せてくれることもあるので、おしゃべりを止めて静かに歩いてみましょう。鳥の鳴き声が聞こえたら特徴をしっかり覚えておき、あとで参加者同士で鳴き声を発表しあうのも楽しいでしょう。
北海道や東北の一部では、天然記念物のクマゲラやアカゲラが木を突く音(ドラミング)が聞こえるエリアもあります。
③樹木の"葉痕"や"冬芽"
スノーハイキングには、樹木の葉っぱが落ちる冬ならではの"冬芽"と"葉痕"を観察する楽しみ方もあります。冬芽は春に備えて葉や枝が小さくまとまったもので、動物の耳のように見えるものもあります。
葉痕は、幹と葉っぱの接続部分ですが、この部分が植物によって人の顔や動物の顔のように見えるのです。冬芽とセットになるとまさに顔にしか見えません。特に面白いのは、猿のようにも羊のようにも見えるオニグルミです。
スノーハイキングの楽しみ方:プラスα
①雪原で食事に舌鼓を打つ
スノーシューに限らず、ハイキングの楽しみは美味しい食事やコーヒーなどの温かい飲み物をいただくこともあります。シーンとした雪原や雪の森で味わう飲食は、格別のごちそうです。
豪華な内容の食べ物でなくても、普段食べているおにぎりやパンやおやつ、コーヒーでも、雪の中という特別なシチュエーションがより味わい深くしてくれるのです。食べ物や飲み物をじっくり楽しんでください。
②心地よい疲れ
スノーハイキングは決してハードなアクティビティではありませんが、降り積もった雪の中を2キログラム近いスノーシューを履いてストックを使いながら歩きます。そのため無雪期のウォーキングよりも、はるかに運動量はあるといえるでしょう。
スノーハイキングを終了した後は程よい汗をかき、心地よい疲労感が感じられるはずです。きっとすがすがしい気分で1日を終えられるのではないでしょうか。
③運動後の温泉
スノーハイキングだけに限らず汗をかいたスポーツのあとの楽しみは、多くの人は温泉で汗を流すことではないでしょうか。
スノーハイキングができる多くの場所は自然豊かなエリアのはずなので、温泉が近くに沸いている可能性が高いです。ぜひ温泉に入って疲れを取り、そして地元の名物に舌鼓も打ちましょう。お酒好きな人は湯上り後のビールも外せませんね。
スノーハイキングに必要な服装と道具
①保温性・防寒性・通気性のよい「服装」
アウタージャケット
スノーハイキングの服装で大切なポイントは、保温性・防寒性・速乾性となります。着方は重ね着が基本となり、アウタージャケット・フリースやセーターなどのミドルウェア・一番下に着るインナーの3種類です。
まだ寒く感じるようであればフリースの下に薄手のTシャツなども着るとよいでしょう。パンツは、3シーズン用の登山パンツの下に、ジョギングスパッツやタイツなどを着ればOKです。
登山用3シーズンレインウェアもOK
ウェアは、3シーズン対応の登山用レインウェアでも構いません。その場合のミドルウェアのフリースやセーターは、厚めのものが安心です。
またはスキーやスノボ用のウェア&パンツがあれば、全く問題ありません。ウェアは保温性・防寒性・速乾性があれば、ダウンでも短めのベンチコートでもOKです。
②快適なハイキングのための「道具」
スノーシュー
スノーシュー以外にスノーハイキングで必要な道具は、身体を支えるストックとブーツです。しかしスノーシューもストックもガイドツアーに参加するならば、ツアーガイド代にレンタル代も含まれていることがほとんどのため、自前で用意する必要はありません。自分の道具が欲しくても、最初はレンタルで様子を見てから買うとよいでしょう。
ブーツは自前で用意しますが、雪が入らなければ長靴やスノートレッキングシューズで問題ありません。
帽子や手袋なども必要
ネックウォーマー
他に必要な備品は、毛糸の帽子・スキーやスノボ用のグローブ・薄手の手袋・ネックウォーマー・当日に履く厚手の靴下と替えの靴下は必須です。あとは備品を入れるリュックに、飲料水やおやつなどととなります。
ツアーコースの時間などによりますが、温かい飲み物と気分転換になる数種類のおやつや軽食も用意すると安心です。
スノーハイキングの安心なガイドプラン情報
①イチオシは北海道の摩周湖!
スノーシューが楽しめる人気エリアは北海道です。雪質が格別なエリアなため、スノーハイキングの醍醐味をたっぷり味わえることでしょう。"ダイヤモンドダスト"も観られる確率が高い摩周湖や屈斜路湖コースを、ツアーガイドが同行してくれるスノーハイキングでお楽しみください。
②長野の三本滝もおすすめ
長野県の冬の三本滝は、ツアーガイドがいるからこそ安心して行ける場所です。厳冬期は見ごたえ抜群の氷瀑の滝となり、幻想的な景色を楽しめるのはスノーハイキングならでは。スノーハイキング後の温泉も楽しみです。他にもおすすめのコースがあるので、予約前にじっくり検討してください。
野山でスノーハイキングを満喫しよう!
スノーハイキングの楽しみは何といっても美しい雪景色・自然観察・雪そのものにあります。スノーハイキングだからこそ、他の季節には味わえない感動が待っているといえるのです。
しかしいきなりスノーシューを買うのではなく、ガイド同行のスノーハイキングツアーに参加するのがベストです。アソビューなどの専用サイトではオリジナリティあふれるツアーを紹介しているので、いろいろチェックして予約してくださいね。
スノーシューが気になる人はこちらをチェック!
スノーシューが気になる人はこちらの記事もご参考にしてください。いろいろなメーカーのスノーシューを比較しておくと、スノーハイキングツアーでもさらに楽しめるはず。お気に入りのスノーシューをチェックしておきましょう。
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出典:asoview.com