断熱材は施工はDIYでできる
手順を知れば意外に誰でもできる
自宅への断熱材施工と聞けば、プロの施工業者へ依頼をするというイメージが強いかもしれません。しかし、施工の流れや断熱材自体を入手できれば、自分でDIYによる施工も十分可能なのです。住宅を断熱施工すれば、かなり快適になります。
また、室内が快適になるだけではなく、省エネ性も高まり環境配慮にもなるでしょう。もちろん、省エネにより出費も抑えられます。ぜひ、自分でDIY施工による断熱処理を行ってみてください。
DIYで断熱リフォームをするメリット
プロによる施工代金の削減
住宅の断熱材リフォームをDIYで行えば、プロによる施工代金を省くことができます。あくまでも目安ですが、プロに依頼をした場合は材料を含めて平米当たり2万円ほどはかかるでしょう。また、当然ですが、自宅に工事業者が入ることにもなります。
そのため、室内を掃除したり立会のために予定を調整する必要もあるでしょう。自分で手軽にDIYを行えば、こうした手間も省くことができるのです。DIY施工はメリットが大きいと言えます。
光熱費の大幅削減も可能
断熱材を使って住宅をリフォームすれば、確実に光熱費の削減に繋がります。材質を意識してDIY施工すれば、夏でも冬でもエアコンの温度設定を今までよりも大幅に変えることができるでしょう。
断熱材処理は外気の影響を受けにくくさせる効果がありますので、エアコンの効きが良くなったように感じるはずです。気密性が高い断熱材は高価ですが、その分、長期的に考えてメリットの大きいDIYによるリフォームになることは間違いないありません。
断熱材をじっくりと選べれる
プロの施工業者に依頼をしてしまうと、なかなかじっくりと断熱材を選ぶことが難しくなります。金額との調整もあり、素材選びに難航することが予想されるです。しかし、DIYで自分で施工すれば、じっくりと素材選びに集中できます。
また、断熱材は最近ではホームセンターでも手軽に購入できるのです。高い素材か安い素材か、また実際に手に取って重さをじっくりと確認できるのは、DIY施工のメリットと言えます。
DIYによる窓の断熱リフォーム施工方法
断熱フイルムの施工
窓によるDIYでの断熱材施工はとても簡単です。ホームセンターでも販売している専用のフィルムを購入して窓に貼り付ける方法が一般的だと言えるでしょう。とくに工夫をしなくても、手軽に貼り付けることができるのが大きなメリットです。
ただし、ガラスにピッタリとフィルムをカットする手間や、DIY施工前に剥がれにくくなるようにしっかりとガラスをクリーニングしておく手間はかかります。フィルムによっては性能に差がありますので、じっくりと選んでください。
エアーキャップを貼り付けるだけでも効果あり
住宅の窓ガラスなら、エアーキャップを貼り付けるだけでも効果が見込めます。エアーキャップとは、梱包材に使われるクッション材です。シートの片面はフラットになっていますので、工夫をして貼り付ければしっかりとした性能を維持できます。
エアーキャップはホームセンターでも販売しているのです。小さなサイズなら100均でも販売されていますので、ぜひDIY施工して試してみてください。意外に断熱効果があることがわかるでしょう。
DIYによる床の断熱リフォーム施工方法
床下に断熱材を敷き詰める
冷たい空気は足元に溜まります。そのため床下のDIYによる断熱施工はとても大きな意味があるのです。ただし、床下のDIY断熱施工はハードルが高いと言えます。しかし、床下に断熱材を敷き詰めるだけであれば、DIY施工でも可能だと言えるでしょう。
大抵の住宅には床下に点検口があります。そこから専用の断熱材を床裏に敷き詰めれば、体感温度がかなり変わってくるのです。まずは、気になる部屋の床下かDIY施工をしてみてください。
床にカーペットを敷き詰める
簡単に断熱効果をDIYで得たいなら、床に厚めのカーペットを敷いてみてください。DIYで簡単にできるだけではなく、意外に高い効果を得ることができます。床がフローリングの場合は、フローリングが見えなくなる範囲に取り付ければ、より効果が増すでしょう。
また、組み立てるようなコルクカーペットなども効果的です。いずれにしても、今の床よりも厚みを与えることで、断熱効果を得ることができます。簡単に短時間でできますので、ぜひDIY施工に挑戦してみてください。
DIYによる天井の断熱リフォーム施工方法
天井裏にアクセスできれば意外に簡単
天井のDIYによる断熱処理は比較的簡単です。天井裏にアクセルすることができれば、そこに断熱材を敷き詰めるだけで完成します。ただし、天井の場合は風通しを意識した断熱材を選ぶことに注意するべきと言えるでしょう。
天井はこもった空気がたまりやすく、さらには雨などの影響で湿度が溜まりやすいのです。そのため、空気の流れを遮るようや断熱材の素材は選ばないことが大切だと言えます。材料選びがしっかりと行えれば、DIYとしてのハードルは低いと言えるでしょう。
DIYによる施工の手間やデメリット
材料の搬入には時間がかかる
一般住宅にDIYで断熱材施工をする場合、イメージをしていた以上に材料が必要になることに気がつくでしょう。天井でも床でも、しっかりと広めに施工をするときにはかなりの材料のボリュームが必要になるのです。
こうした材料を自宅に搬入するときでもDIYの場合は、自分で行う必要があります。DIYの場合は、何度もホームセンターを往復する手間がかかるかもしれません。そうしたことを熟知した上でDIY施工に挑戦してください。
プロの施工よりも効果が薄くなる可能性もある
DIY施工の場合、プロの施工よりも効果が薄くなる可能性もあります。時間と手間がかかったにも関わらず、思ったよりも効果が出なかったと思うかもしれないのです。プロの施工の場合は、どこにどういった断熱材の素材を使うべきかを熟知しています。
そのため、やはりDIYではプロレベルの施工にまではならないことを理解しておくべきです。ただし、効果が全くないということはほとんどありません。DIYでも断熱材施工をするとしないとでは全く違います。
思ったよりも時間がかなりかかる可能性もある
普段の生活の中で床下、天井裏を確認することはほとんどないでしょう。しかし、DIYでこうした箇所に断熱材などを敷き詰めるときには必ずアクセルする必要がでてきます。ただ、初めて床下や天井を覗いたという人は施工方法に戸惑うはずです。
プロであれば施工手順が出来上がっていますので、こうした心配はありません。DIYに慣れていない場合は、余計に施工に時間がかかるはずです。できるだけ事前に手順などの工程をチェックして行うことをおすすめします。
DIYによる断熱施工に挑戦してみよう
意外に簡単にできる
自宅のDIYによる断熱施工にぜひ、挑戦してみてください。断熱材などを敷くような施工は、どうしてもプロでなければできないと思ってしまうでしょう。しかし、手順を理解すれば意外にDIYでもできるのです。
もちろん、プロの施工のようにスピーディーに、そして効率的には施工ができないかもしれません。しかし、費用面などから考えても、その効果は大きいと感じることができるはずです。ぜひ挑戦してみてください。
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