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本格的なキャンプ料理を堪能。初心者も簡単な燻製の作り方を解説、おすすめ食材も!

燻製料理は本格的で難しい感じがしますが、意外に初心者でも作り方は簡単。食材の他にフライパン・火器・スモークチップがあればキャンプ場でも手軽にいろいろな食材で燻製料理が作れます。燻製づくりの初心者も、手軽に美味しい自家製燻製をキャンプ場で味わいましょう!
2021年11月9日
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燻製は初心者でもキャンプで簡単に作れる!

Photo byTheAngryTeddy

何といっても燻製料理の魅力は、初心者でも簡単にあらゆる食材を燻製にできる点があげられます。定番のチーズや卵、ベーコンやたくあん……ときりがありません。さらに、初心者でも手軽に燻煙時間を自分で調整したり調味料を工夫したりとすることで、燻製料理の幅は無限に広がるといえるでしょう。

作り方は燻製づくりの初心者はもちろん、料理初心者も挑戦しやすいといえます。ぜひいろいろチェックして作ってみてくださいね。

燻製の魅力は「保存」性の高さもある

燻製料理の魅力は美味しさもさることながら、保存性の高さもあげられます。スモークすることで肉や魚などの食材の表面がコーティングされるため、雑菌の侵入や繁殖を抑えてくれる効果があるとされてきました。燻製料理の歴史をさかのぼると、古くは石器時代にその技術の痕跡が見られるそうです。

ただし摂りすぎは塩分の過剰摂取などが心配されるため、ほどほどの量がよいといえます。初心者ははまりやすいため、ご注意くださいね。

キャンプで初心者におすすめの燻製の種類

Photo by whitefield_d

燻製とは、食材を燻す(スモークする)ことで煙の成分を吸着させる調理方法のことを指します。直接食材を加熱する料理とは異なり、煙の温度によって食材を加熱させる仕組みなのです。

このように燻製料理は温度が決め手になり、温度によって3つの種類があります。キャンプ場でおすすめの種類や初心者におすすめの種類もあるため、それぞれの違いについてチェックしておいてください。

①80℃以上の「熱燻法」

熱燻法(ねっくんほう)は初心者におすすめの、食材を80℃以上の高温で10分~約1時間の短時間でスモークする燻製方法です。食材のサイズや量によりますが、高温のため火が食材の芯まで通りやすい方法となります。早く味わいたいときやキャンプ場での料理におすすめといえます。

おすすめの食材は生の肉や魚などで、水分が多めに仕上がるためジューシーさを楽しめます。燻製料理初心者に一番おすすめの手軽な方法です。

②30~80℃の「温燻法」

温燻法(おんくんほう)も初心者におすすめの、30~80℃で1時間~1日かけてスモークする方法です。一般的に燻製料理といえばこの方法を指しており、時間をかけてスモークすることで食材のうま味をじっくり引き出せる作り方となります。

キャンプでもおすすめの初心者向け食材は、ベーコンやソーセージ、ゆで卵やチーズなどの加工食品です。水分が半分ほど残っているため、ジューシーさを楽しみつつ香ばしさも味わえることでしょう。

③15~30℃の「冷燻法」

冷燻法(れいくんほう)は、15~30℃ほどの温度で数日~2週間ほどかけてスモークする方法です。冷燻法で調理された代表的な食品は、生ハムやスモークハムなどとなっています。

温度管理や燻製用の設備が必要なため、初心者やキャンプ場での調理にはもちろん向きませんし、多くの人にとって難易度の高い方法です。しかし慣れてきたら、キャンプなどのあらゆるシーンで挑戦したくなる究極の燻製方法といえます。

燻製づくりの下準備と道具


①フライパンなどの「燻製器」と金網

初心者が手作り燻製を楽しむときにまず準備すべき道具は、「燻製器」です。しかし初心者がキャンプ場で楽しむならば使い古しのフライパンで充分といえます。段ボール製の燻製機もよいですが、初心者がキャンプ場に携帯するときには少し荷物になるため、初心者には気軽なフライパンをおすすめです。

フライパンの他に、フライパンよりも少し大きめサイズの金網も準備してください。金網の形は丸型でも四角型でもどちらでもOKです。

②スモークチップなどの「燻製材」

スモークチップ

出典:楽天
出典:Amazon

燻製材は、ホームセンターなどで販売しているスモークチップやスモークウッドを準備します。スモークチップは木材を細かくしたもので、スモークウッドは木を粉にしてから棒状に成型したたものです。いずれも、初心者・ベテランに関係なく燻製づくりで最も大切な道具といえます。

スモークウッドもスモークチップも、サクラやリンゴ、ヒッコリーなどの原料を使用してあるので、初心者もキャンプではそれぞれの香りをお楽しみください。

キャンプ場ではどちらでもOK

スモークチップはフライパンなどを通して間接的に着火するため、ガスや焚火などの熱源が必要です。スモークウッドは直接火を点けるため最初にライターなどが必要ですが、あとは熱源が不要なので経費の節約もできます。

初心者がスモークウッドをキャンプ場で使用するときは、段ボール製の燻製器または深めのフライパンなどがあると便利です。フライパンと段ボールを組み合わせたものを使う人もいます。初心者もキャンプで工夫してみましょう。

③スモーク度合いを測る「温度計」

温度計は、こだわって燻製料理を作りたい上級者向けの必須道具です。温燻法や冷燻法で燻製料理を作るときは、尚更あると使い勝手がよいでしょう。

初心者がキャンプ場で燻製料理を作るときは、そこまでせずに手軽な燻製料理でよいので必要ないといえます。ただし初心者も頑張って段ボール製の燻製器で作るときは温燻法がおすすめのため、温度計を活用してください。

初心者でも簡単な燻製の作り方

Photo bywasi1370

キャンプ場でもそれ以外の場所でも燻製料理の作り方は、初心者でもベテランでもまったく同じ「下処理(味付け)」「乾燥」「燻製」の3工程です。それぞれの工程で細かな作業がありますが、初心者でも基本的には難しい手間は要らず簡単なので、ぜひキャンプで燻製料理にも挑戦してみてください。

①下処理(味付け)


Photo bymkupiec7

下処理の仕方はゆでたり塩を塗ったりなどですが、食材によってその方法が変わります。例えば卵はゆでる必要がありますし、肉や魚などの生鮮食品は塩を塗ることで味付けをしたほうが美味しくできます。「ふり塩」の他に、塩水に漬ける方法もおすすめです。

キャンプ場で下処理をするのではなく、キャンプに行く前に準備しておくとよいでしょう。初心者は面倒に思うかもしれませんが、美味しい燻製料理のために頑張ってください。

②乾燥

乾燥は、初心者がつい飛ばしてしまいがちな工程ですが、じっくり食材をスモークするためには必要な作業です。乾燥方法は、風にさらすだけの「風乾」となります。

食材の表面についた水分をしっかり乾燥させてください。表面の水分を乾燥させないと燻製したときに水分が煙の成分と反応し、酸味やえぐみの原因になるので、初心者も忘れないようにしっかり食材を乾燥させてください。キャンプ場に出かける前に準備しておきましょう。

③燻製

Photo bymoerschy

食材の表面の水分がしっかり乾燥したら、いよいよ燻製の作業に入ります。キャンプ場ではこの段階から始めてください。スモークチップの場合は、ガスや焚火にかけたフライパンにチップを敷いて金網を置き、食材を載せてスモークするだけです。ときどき裏返してスモーク度合いを調整します。

直火OKのスモークウッドは燻製器などに入れて食材をスモークしてください。キャンプ場でスモーク具合を観ながらゆっくりと過ごしましょう。

仕上げも風乾させる

燻製が終了した後は、一度風乾燥させることで余計な煙臭さを取り、食味を落ち着かせます。いぶし加減がちょうどよく、初心者も燻製料理の醍醐味をキャンプ場で充分に感じられることでしょう。

キャンプ場での燻製におすすめの食材

①いろいろな種類の「チーズ」

Photo by ivva

キャンプ場で食べたい燻製料理の代表的な食材は、簡単に燻製にできるチーズです。お肉や魚のように下処理が不要なので、まずは挑戦しましょう。栄養価も高くて子供もよいチーズは、もちろんキャンプ場での酒肴にもおすすめです。プロセスチーズでもカマンベールチーズでもなんでもOKなので、いろいろな種類で作ってみてください。

②キャンプ場でも簡単「ウズラの卵」

Photo byRitaE

卵の燻製も初心者向けとなり、キャンプ場でも簡単に作れる燻製料理です。ただ普通の卵ではなくウズラの卵を使うと、キャンプがさらに盛り上がることでしょう。ゆでるのはキャンプ場でもよいですし、事前に自宅でゆでてからキャンプ場に来ると、すぐに燻製に取り掛かれます。

味付けにめんつゆを使用しているのも美味しさの秘訣です。小さいので手間もかからず、スモークする時間も短いためすぐに作れます。


③コクのある「鶏肉」

Photo by kobakou

安くてみんなが大好きな鶏肉も、初心者におすすめのキャンプ場で挑戦したい燻製料理です。鶏肉は、塩をまぶしてからラップにくるんで1日水分を抜く下処理をしておきます。翌日塩を洗ってから乾燥させるため、さらに冷蔵庫で1日乾燥させてください。

燻煙にはフライパンを使いますが、よりスモーク感を高めるために宅配用の段ボールなどを使って覆いをします。1時間半スモークして完成です。キャンプではこの状態でもおいしくいただけます。

④風味豊かな「魚」

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キャンプでは、初心者も季節のお魚も燻製料理に挑戦してみてください。キャンプ場の近くに生鮮市場などがあれば、お魚などの新鮮な食材を仕入れて楽しみましょう。

キャンプで初心者も簡単な燻製を味わおう!

Photo byHNBS

燻製料理の作り方はとても簡単なので、料理初心者も燻製初心者も気軽に挑戦してみてください。一番簡単な方法は、スモークチップを深めのフライパンに敷き、食材をのせた金網を置きます。あとはガスや焚火などの火にかけ、ふたをして食材をいぶすだけ。

キャンプ場でおすすめの初心者向けの食材は、チーズや卵、ちくわなどの加工食品ですが、下準備をしておけば鶏肉や魚も作れます。意外性のある食材を探してみるのもおすすめです。

キャンプ料理が気になる人はこちらをチェック!

燻製料理はキャンプ初心者でも簡単に取り組めますが、他にもいろいろなキャンプ料理に挑戦してみましょう。簡単なビーフシチューや本格的なタンドリーチキンまでのいろいろなお料理が紹介されてあるので、ぜひチェックしてみてください。