スノーボードはフリーランが重要!
スノーボードを楽しむ上で全てのスタイルに通ずる原点が【フリーラン】です。しかし初心者の方がいきなりフリーランを滑ることはできません。もし無茶をすれば悪い癖がついてしまったり、上手く滑れず怪我をしてしまったりととても危険です。そこで初心者にも挑戦しやすいようにスノーボードの原点【フリーラン】をご紹介したいと思います。
フリーランの滑りとは?
そもそもフリーランとはどんな滑り方?滑るための練習方法って何?など初心者の方にも分かりやすいように誰でも習得できる上達のコツも合わせてご紹介します。
スノーボードのスタイルフリーランとは?
フリーランとはスノーボードを楽しむ基本のスタイルで、さまざまな傾斜のコースや、コース外の滑走後のないパウダースノウなどゲレンデのあらゆる場所を自由に滑ることを表します。自分の好きな所を滑るならば簡単なのでは?と感じてしまいますが、ゲレンデのコンディションというのは天候や雪質に左右されるため、常に同じではありません。
フリーランの重要性
そんな環境下で滑るわけですから、フリーランは初心者の方にとって、また今後他のトリックに挑戦したいと考えている方にとっても高度な技術の習得に欠かせない要素が組み込まれた自由なスタイルになります。
スノーボード初心者もフリーランはできる?
フリーランとはスノーボードのベースともいえる、キッカーやパイプなどスノーボードのトリックやスタイルの中でも初心者が挑戦しやすいスタイルです。そのため初心者はまずスノーボードを始める場合、フリーランを練習するのが望ましいでしょう。
フリーランの技術を学ぶ前に
文頭でもいったようにスノーボード初心者の方がいきなりフリーランの練習を行うのはとても危険です!まずフリーランを滑る前にスピードの強弱や障害物のよけ方・ターンなどスノーボードを滑るために必要な基本のコツをし押さえておくことが重要になります。
スノーボードの基本の滑りについて
スノーボードの基本の3つの滑り方をご紹介しましょう!3つ全て習得するとフリーランに近づきます。またフリーランができれば怪我や危険の回避も可能です。
スノーボードの基本1(サイドスリップ)
スノーボード初挑戦での定番がサイドスリップです。スノーボードを真横にし、板の周囲を覆うエッジに体重を乗せてズズズとズレるように真っすぐ下に進みます。ポイントは体重移動で、このコツを掴めば前へ進む&止まることも可能です。
スノーボードの基本2(木の葉すべり)
サイドスリップの次は自分の進みたい方向に自由に進む木の葉滑りをマスターしましょう。サイドスリップとは違い、木の葉滑りは行きたい方向の足に体重が乗れば右に左にと自分の思い通りに前へ進むことができます。またサイドスリップと合わせることでスピードの強弱にターンも難しく感じませんよ。
スノーボードの基本3(ターン)
最後にフリーランの基本で大切なのがターンです。ターンの仕方はつま先・かかととエッジにかける力の違いで変わります。しかし木の葉滑りに左ターンが組み込まれていますので、コツは右ターンの足首の曲げ方だけです!つま先に体重のればエッジのきいたスムーズなターンができます。
スノーボードでフリーランが重要な理由
スノーボードはフリーライディングにバックカントリーやパウダーラン・パークスタイル・グラドリといったスタイルの他にもトリックなどがあります。近年スノーボードはオリンピックでの輝かしい成績に、観客を魅了させる技のカッコよさで注目され、スノーボーダーの人口も増加中です。ですがまずは技の前に滑れるようになりましょう。
スノーボードの原点こそフリーラン
憧れのトリックや技に気を取られていては上達しません!滑りの基本であり、原点であるフリーランができて初めて技やトリックの技術や精度が上がってきます。技やトリックに入る際に必要な助走の滑りにスピードの強弱、また技の後に止まるターンなどの滑りは、全てフリーランがあってこそ成し得るものです。
フリーランを練習するメリット
他のスタイルに比べ習得しやすい
初心者が学ぶ基本3つをスキルを磨くことで基礎がしっかりし、自ずとフリーランが滑れるようになります。つまりフリーランには難しいスキルが不必要なのです。スノーボードのベースであるフリーランは、他のスタイルに比べて比較的習得しやすい技になります。
フリーランには全ての要素がある
スノーボードにおけるスタイルの中で、フリーランこそスノーボードに重要な全ての要素を含んだ基盤になるスタイルです。安定感がありスピードを自由操作できるフリーランは他のスタイルに通じるものがあり、フリーランがきちんと滑ることができてコツを掴み、他のスタイルに挑戦し、上達が見込めるようになります。
どんなゲレンデでも遊べる
パイプやジャンプにジブなどスノーボードのトリックやスタイルにはさまざまな種類がありますが、設備が整っていないゲレンデも存在します。そのためゲレンデによっては自分の希望する遊びや練習ができないこともありますが、フリーランは自分の好きな場所を滑るため、設備がなくても斜面さえあれば自分なりの遊びを見つけ楽しむことが可能です。
スノーボード・フリーランの練習方法
スノーボードの基本スタイル・フリーランの上達に効果的なのが継続・視覚・基礎力UPの3つで、これら要素のスキルをアップでおのずとフリーランのテクニックが向上します。つまりはどういうことなのか?を初心者の方に知ってもらうため、早速3つの視点からスノーボードの練習方法をご紹介していきましょう。
【継続】スノーボードの基本を完璧に
フリーランの練習は基本の「サイドスリップ」「木の葉滑り」「ターン」の3つのスノーボード技術をひたすら滑り磨くことです。またスピードに慣れて恐怖心をなくなると、下半身が安定し体重移動が滑らになることで、フリーランテクニックが上がります。
【視覚】スノーボードの滑りを見る
2つ目は実際にスノーボードでの滑りを見ることです。見るのはお手本となる上手い人の滑り方と実際に自分が滑る姿で、目線やエッジの体重移動など、お手本と自分の滑り方がどう違うのかをしっかりと自分の目で見ることで正しいフリーランを理解できます。
【基礎力UP】オフトレをする
継続に視覚が出来ても基礎力がなければスノーボードの上達をまかなうことができません。スノーボードでは姿勢に体重移動、そして体力と技術以外に基礎的な能力が上達にはとても重要になりますので、体感を鍛え体力アップに努めましょう。
フリーランが上手くなるためのコツ
これはフリーランに限らず、スノーボードの上達のコツとして忘れてならないのが技術云々ではなく実は恐怖心の払拭なのです。恐怖心の払拭は正しいエッジのかけ方にスムーズなターン、安定したフォームでの滑りが可能になるなど恐怖心の払拭で上達のスピードが格段に違います。
継続して滑ること
フリーランを上達させるにはひたすら滑り恐怖心をなくすことです。地道にも思えますが継続して滑ることで恐怖心が薄れ、へっぴり腰だった姿勢が安定し急な斜面にもスピードを乗せて滑ることができるようになります。
さまざまなコンディションで滑る
ゲレンデは自然のため、完璧と思っても想定しなかったシチュエーションや、またその日の天候で滑り方は違ってきます。そんなコンディションや天候に見合った滑り方を把握するには経験がものを言うため、いろいろなシチュエーションで何度も練習に励み、徐々に慣れていくのがベストです。
友人やスクールで教えてもらう
また独学でフリーランを習得する場合、自分でできていると思っていても傍から見れば全くできていないことも多々あります。独学では上達の限度がありますので上達を目指すのであれば、スクールに入ってきちんと基礎を学ぶ・もしくは上手な方にアドバイスをもらうなど周りの方に協力を願いましょう。
まとめ
ただただ斜面を滑ると地味に見えるスタイル・フリーランですが、実は他のスタイルにトリックとフリーランには遊びの要素がたくさん秘められているのです。
また斜面をフリーランで滑りながらさまざまな地形や雪質に見合ったスタイルに変更して滑ったり、トリックを流れるように決めていく様はとても爽快です!!ドキドキワクワクとさまざまな楽しさが味わえますよ!
ターンの仕方が気になる方はこちらをチェック!
最後にスノーボードの基本3つの中で特に難しいターン方法ですが、ターンと言ってもバックサイドターンにフロントサイドの2種類があり、手順も違います。スノーボード初心者には難しいので、困ったときは是非ターンの練習の際には参考にしてみてください。
スノーボードのターン講座!初心者向けに曲がり方のコツと上達する練習法を解説!
スノーボードをやる上でターンは欠かせません。ですが、初心者にとっては最初の大きな壁となります。ターンは正しい姿勢とコツを掴めば、練習次第で誰...
スノボのターンを上手に決めたい!上達するための10個のコツを徹底解説!
スノボをするなら、スイスイとターンして、かっこいい滑りをしたいですよね。しかも、見ている人からも一目置かれるかっこよさに、憧れませんか?ター...