検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

玉ねぎは冷蔵庫に入れない?正しい保管方法や長持ちさせるコツを紹介!

玉ねぎの保存は、丸ごとの場合は常温と冷凍・冷蔵庫保存、またはカットしてからの冷凍・冷蔵庫での保存方法があります。これらの方法は玉ねぎの使い方によって選んでください。玉ねぎの常温での保存方法や、カットしてから冷凍庫や冷蔵庫で保存する方法についてご紹介します。
2021年10月27日
ring-ring
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

目次

玉ねぎの保存は冷蔵庫でなくてもよい

出典:ライター撮影

基本的に玉ねぎの保存は、冷蔵庫に入れないでも常温で保存できます。その理由は、玉ねぎはある程度の撥水性と保水力のある茶色い皮で覆われているからです。この場合の保存期間は1ヶ月~2ヶ月といわれています。

ただし、この期間内で使い切れる場合は常温保存でもよいですが、使い切れない量があるときは、冷凍保存や調理してから冷蔵庫で保存する方法がおすすめです。使う状況に応じて臨機応変に保存方法を選びましょう。

玉ねぎの保存は「湿度」に注意

玉ねぎは他の野菜よりも湿度に敏感

出典:ライター撮影

玉ねぎを保存する際は、「高温」はもちろんですが「湿度」にも注意しなければいけません。玉ねぎの最適湿度は50~70パーセントといわれており、どちらかといえば湿気に敏感な野菜といえます。

玉ねぎの保存期間を長くするため、ある程度の乾燥状態が必要となります。産地では玉ねぎが入った大型コンテナを見かけることがありますが、この理由によるのです。ご家庭でも冷蔵庫で保管する場合は湿度に気を付けて保管してください。

冷蔵庫の湿度と気温

冷蔵庫の気温は、冷蔵室は気温が0℃~6℃、野菜室は3℃~9℃、冷凍室は-22℃~16℃で設定されています。もちろん常温よりも低い気温のため、冷蔵庫の気温においては問題ありません。

一方の湿度は、冷蔵庫内は約60パーセントですが、一般的な野菜室の湿度は20~50パーセント、しかし高性能の冷蔵庫のメーカーによっては90パーセントという場合もあります。この場合は野菜室よりも冷蔵庫で保管してください。

玉ねぎのいろいろな保存方法

常温保存:ネットに入れて吊るす

出典:ライター撮影

湿度が多い場所を嫌う玉ねぎの保管場所は、できればネットに入れて吊るして日持ちをよくさせるのが理想的です。冷蔵庫に入れないで吊るすことで風通しがよくなり、玉ねぎ内の湿度が高くなる状態を予防できます。玉ねぎを床に置きっぱなしにすると接触した部分から腐り、やがて全体が傷んでしまうからです。

日持ちさせるための玉ねぎの保管場所は、できれば冷蔵庫よりも乾燥状態をキープできる場所がベストといえます。

ストッキングを使うのもおすすめ

冷蔵庫ではなく吊るして保管する方法は、細長いネットに玉ねぎを一個入れて縛り、また玉ねぎを入れて縛り……を繰り返します。最後に風通しのよい軒下などに吊るす方法です。

細長いネットがない場合は、不要なストッキングの脚の部分を使って同じように保存します。ストッキングの優秀な点は、使う部分をハサミで切るだけでよいという点です。むしろネットよりもストキングのほうがベストといえます。


常温保存:新聞紙に包んで箱に入れる

出典:ライター撮影

吊るす場所が取れないときは、使い終わった新聞紙を有効活用しましょう。玉ねぎを丸ごと一個ずつ新聞紙で包み冷蔵庫に入れないで箱などに間隔をおいて保管する方法です。こうすることで湿気が多くなるのを極力防げます。

玉ねぎなどの野菜はビニール袋に入れたまま保管すると、野菜が持っている水分が袋の中に溜まって湿度が高くなってしまいます。通気性のある新聞紙などの紙でくるむことで玉ねぎの湿気を逃がしてください。

玉ねぎの常温の保存期間

玉ねぎの常温での保存期間は約1ヶ月~2ヶ月といわれていますが、保存状態によっては3ヶ月ほど日持ちすることもあります。玉ねぎは内部の白い部分を保護するための撥水性のよい皮で覆われており、外部からの湿気を防げれば腐敗しにくいからです。

反対に湿度が高いなどの保管場所が悪いと腐敗が進み、ぐちゃぐちゃの状態になってしまいます。そうなると玉ねぎは食べることができなるなるため、もったいないですが捨ててください。

冷蔵庫で保存:方法は常温と同じ

玉ねぎの保存は冷蔵庫よりも常温がおすすめですが、場所がないときは冷蔵庫で保存してください。

冷蔵庫で保存するときは、常温保存と同じように玉ねぎを丸ごと新聞紙で一個ずつ包んで間隔を置いて冷蔵庫で保存してください。新聞紙がない場合はキッチンペーパーや包装紙でも構いませんので、しっかり包んで冷蔵庫に入れます。冷蔵庫で保存した場合は、1ヶ月が保存期間の目安です。

使いかけの玉ねぎ

出典:ライター撮影

使いかけの玉ねぎは、切り口を酸化させないようにキッチンペーパーで切り口の水分を拭き取ってからサランラップで覆い、ジップロックなどの保存袋に入れて冷蔵庫で保管します。夏はもちろん冬でも必ず冷蔵庫で保存してください。

しかし、すでにカットしてあるため冷蔵庫で保存しても日持ちせず、玉ねぎの鮮度はどんどん下がっていきます。カットした玉ねぎは、冷蔵庫で保存する場合もなるべく早めに料理に使い切るのがおすすめです。

夏よりも冬のほうが保存しやすい

当たり前のことですが、湿度が高くなる夏よりも乾燥気味の冬のほうが玉ねぎは日持ちするようです。寒冷地の冬では、冷蔵庫を使わずに玄関などの涼しい場所に置いておくだけで3か月は日持ちするという人もいます。

反対に高温多湿の傾向が強い夏は傷みやすいため、玉ねぎを大量に買うよりも少量ずつ買って冷蔵庫で保存するほうがよいでしょう。もちろん夏に玉ねぎを保存するときは、常温よりも冷蔵庫で保存したほうが安心です。

皮を剥いた玉ねぎの保存方法

冷蔵庫で保存する方法

出典:ライター撮影


玉ねぎは皮を剥いた後にスライスしたりみじん切りにしたりした生を、ジップロックなどの保存容器に入れて冷蔵庫で保管することも増す可能です。

あらかじめ調理して冷蔵庫で保存しておけば、料理の時に冷蔵庫からサッと取り出して使えるため便利な方法といえます。しかし冷蔵庫で保存してもカットしたものは鮮度が落ちやすいため、3~4日で使い切るようにしましょう。

みじん玉ねぎのビネガー漬け

玉ねぎの保存は、日持ちする料理にする方法もあります。酢漬けは日持ちしやすい料理のため、玉ねぎがたくさん手に入ったらみじん玉ねぎのビネガー漬けを作りましょう。みじん切りにした玉ねぎをワインビネガーに漬けて冷蔵庫で保管するだけの人気料理です。

冷蔵庫での保存期間は2週間ほどなので、その間にサラダドレッシングやポテトサラダに加えるなどの料理に使います。料理の味わいが引き立つ人気料理なので挑戦してみてください。

皮を剥いて丸ごと冷凍保存

出典:ライター撮影

玉ねぎは冷蔵庫ではなく、皮を剥いてから丸ごと冷凍庫で保存するのもおすすめです。丸ごと保存の方法は、玉ねぎの皮を剥いてから上下を切り落とし、十字に包丁で1センチメートルほどの切り込みを入れます。

1個ずつラップで包んでから冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫で保存してください。他の食品と同じように、玉ねぎも冷凍すると冷蔵庫と同じくらいの約1ヶ月は日持ちします。

解凍方法

皮を剥いて丸ごと凍らせた玉ねぎは、凍ったままで鍋で煮ると、とろとろした甘いスープ料理になります。ベーコンをカットしてコンソメの素で煮ると、簡単にオニオンスープが作れるため、丸ごと玉ねぎの冷凍保存も時短料理になるのでおすすめです。玉ねぎ丸ごと一個は見映えもする料理になります。

カットして使う場合は、冷凍庫から冷蔵庫に移して3時間ほど置いておくと包丁が入りやすくなります。

調理してから冷凍保存

Photo bystevepb

玉ねぎは丸ごと冷凍保存するのもよいですが、料理しやすいようにカットしてからの保存もおすすめです。一番よいのは、みじん切りにしたり薄切りにしたりした玉ねぎを、あめ色になるまで炒めてから冷凍する方法となります。

炒めた玉ねぎは小分けして冷凍保存しておくことで、カレーやハンバーグ、オニオンスープなどを作るときの時短レシピにおすすめです。2~3日中に使う場合は冷蔵庫で保管しても問題ありません。

玉ねぎの種類と選び方

玉ねぎの種類

Photo byShutterbug75

一般的な玉ねぎは、皮が茶色系の"黄たまねぎ"となります。この他に春先に出回る早生種の"新たまねぎ"もあり、扁平な形や辛味が弱くて生食に向いているのが特徴です。玉ねぎを栽培するときに密植させてできる"ペコロス"という小たまねぎも人気でがあり、丸ごと煮込んで食べると美味しいといわれています。

彩りのよいレッドオニオン種もあり、特に人気なのはレッドオニオンの中で最も食味がよいといわれている"湘南レッド"です。

新玉ねぎは日持ちしにくい


新玉ねぎは水分が多いためやわらかいのが特徴ですが、その分日持ちしにくいという短所もあります。基本的に新玉ねぎは一週間以内で使い切るとよいでしょう。湿気に弱いため、常温での保存や冷蔵庫での保存は必ず湿度の管理をしてください。

食べきれないときは冷蔵庫ではなく、冷凍庫で1ヶ月ほど保存します。新玉ねぎは一般的な黄玉ねぎよりも、保存の仕方に気を使う必要があることを覚えておきましょう。

玉ねぎの選び方

出典:ライター撮影

玉ねぎを選ぶときは、持ってみてしっかりした重量感とかたさがあるものを選んでください。玉ねぎは頭部から傷み始めるため、頭部もしっかりかたくてしっかり締まっているものを選ぶようにします。

皮の部分も重要なポイントとなり、傷がついていないのはもちろん乾いてツヤのあるものを選んでください。

中の芽が出ているもの

玉ねぎを半分に切り取ったときに、芽が上まで伸びているものがあります。これは玉ねぎが休眠から覚めている状態です。しかし取り除けば普通に食べられるため、捨てずに調理しましょう。

玉ねぎ保存は常温でも冷蔵庫でもOK!

Photo byHans

玉ねぎは風通しのよい冷暗所での保管が基本のため、スペースがあればネットなどに入れて吊るすのがベストです。場所がないときは一個ずつ新聞紙で包んで間隔を置いて箱で保管してください。保管期間は、冷暗所であれば常温で1ヶ月~2ヶ月日持ちします。

夏場の高温時期は、同じ状態で冷蔵庫で保管するとよいでしょう。冷蔵庫でも1ヶ月は保管できるようです。皮を剥いてからカットして冷蔵庫で保管する方法もお試しください。

玉ねぎのレシピが気になる人はこちらをチェック!

あらゆる料理に役立つ玉ねぎは、身体にも非常によい健康野菜です。いろいろな料理のレシピをチェックして美味しく玉ねぎをいただきましょう。下ごしらえして冷蔵庫で保存しておくだけの、時短になるレシピも紹介してあります。