お米は冷蔵庫で保存するのがおすすめ!
美味しいお米を手に入れたら、最後まで味をキープしたいですよね。しかし、気付いたらお米の美味しさがグレードダウンしていることはありませんか?せっかくのお米を無駄にしたいためにも、工夫が必要です。
保存方法を間違えると味が落ちる
普通に置いておくだけでよいように思えるお米ですが、実は保存方法を間違えると味が下がると言われています。お米を食べた時に美味しくないと感じるのは、間違った保存管理をしている可能性があるので、気をつけましょう。
いつまでも美味しいお米を食べたい時には、冷蔵庫を活用するのがおすすめです。自宅にある冷蔵庫を使うだけで、簡単に美味しさをキープできるようになります。
冷蔵庫で保存して美味しいお米を食べよう
本記事では、冷蔵庫を使ったお米の管理方法についてご紹介します。冷蔵庫のどの場所に置くのか、どのようなところに気を付ければよいのかなど、基本的なポイントについてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
また、冷蔵庫で保存しているのに美味しくないと感じる原因や、炊飯後のお米の保存方法についても解説します。工夫を凝らして、美味しいお米をいただけるようにしていきましょう。
お米の冷蔵庫での保存方法
少しやり方を変えるだけで、ご飯の美味しさはグッと変わります。冷蔵庫を活用するだけで簡単にできるので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。こだわりのお米料理を楽しむために、冷蔵庫を役立ててみてください。
そのままお米を置いておくのはNG?
「乾燥した状態だから、冷蔵庫に入れなくても大丈夫なのでは?」と思う方もいるでしょう。しかし、乾燥しているお米でも品質管理は重要なポイントです。
そのままの状態で放置していると空気を含んで酸化が進み、食味が落ちると言われています。酸化が進んでいくと甘味や旨味を感じられなくなり、本来のお米の美味しさを感じられなくなるため、注意が必要です。
虫の危険性も
間違った保存方法を取り入れていると、虫の危険性も高まります。お米の袋の中に虫が入り込み、いつの間にか繁殖していることも。袋の中が虫だらけになり、知らないうちに食べている可能性もゼロではありません。
美味しくないだけでなく不衛生な食事を食べることになるので、しっかりと冷蔵庫を活用して保存することが重要なポイントです。冷蔵庫の使い方を覚えていきましょう。
適温を保てる冷蔵庫はお米に最適
なるべく空気に触れさせず、美味しい状態を保つためには冷蔵庫が最適です。冷蔵庫は、1年を通して同じ温度をキープできるのが魅力。冷蔵庫の外に置いておくと、春夏秋冬の季節によって気温が上下し、お米の品質に影響を与える場合があります。
特に暑いところに放置していると内部の水分が奪われて、食味が落ちることがあるので気をつけましょう。水分が奪われにくく、一定の温度をキープできる冷蔵庫こそ、理想の保管場所だと考えられます。
密閉容器に入れる
適切に保管するための最初の一歩として、まずは袋からお米を移しましょう。空気を遮断するのに加えて水分の蒸発を防ぐためには、市販の密閉容器を使うのがおすすめです。
「袋のまま冷蔵庫に入れてもよいのでは?」と考える方もいると思いますが、袋には風通しをよくするために見えないくらいの小さな穴が開いています。そのため、袋の口を閉じていても穴の中から空気が入り込むため、密閉容器のは必要不可欠なポイントです。
中身の見える密閉容器がおすすめ
いろいろなタイプの密閉容器がありますが、何が入っているのかすぐにわかるように、中身が見えるクリアタイプがおすすめです。また、メモリがついているタイプなら、内部にどのくらいのお米が残っているのか一目瞭然です。
冷蔵庫に入れることを考えて、スリムサイズのものを選ぶとよいでしょう。密閉容器を購入する前に冷蔵庫のサイズを測って、ぴったりのものを選ぶのがおすすめです。冷蔵庫にフィットしないと容器が無駄になるため、注意してください。
計量カップがついていると便利
冷蔵庫用の保管容器を選ぶ際には、計量カップがついているか否かも確認しておきましょう。軽量カップを一緒に保管できる容器であれば余計な場所を取らず、冷蔵庫のスペースを節約できます。通販やホームセンターなどで販売されているので、新しく購入する時はぜひチェックしておきましょう。
野菜室へ入れる
いろいろなスペースがある冷蔵庫だと、「どの場所に保管すれば大丈夫なのかわからない」と感じることもあるでしょう。冷蔵庫の中で最もおすすめしたいのが、野菜室です。お米を保管するのにちょうどよい温度をキープできると言われています。
保管をする際には、野菜室の奥の方に置くのがおすすめです。手前側に置いていると開いた時に温度の変化を受けやすくなります。奥に置いておけば頻繁に開いたとしても温度の変化を受けにくいので、劣化を防ぐことが可能です。
ドアポケットや冷凍庫はやめておこう
ドアポケットは、扉を開いた時の温度の変化を最も受けやすい部分です。お米を保管しておくと、温度の変化による劣化を招く可能性があります。また、冷蔵庫の扉を開閉した時の振動でお米に傷がつく場合もあるので、避けておきましょう。
また、冷凍庫での保存もおすすめできません。乾燥しているように見えるお米も、内部にはわずかな水分が残っています。氷点下の環境に置くことで凍り、劣化の原因になると言われているため注意が必要です。
なるべく早めに食べ切る
「野菜室に入れてあるから大丈夫だろう」と思っていつまでも放置していると、気づかないうちに味が劣化してしまう場合があります。野菜室に入れた後も、なるべく早めに食べ切るのを意識してみてください。
購入後、2〜3ヶ月を目安に食べ切るようにするのがよいとされています。どのくらいのペースで食べ切れるのか考えながら、購入するお米の分量を決めるようにしましょう。ご飯を食べる頻度が低い場合は、少量パックを購入して新鮮な状態をキープするのがおすすめです。
冷蔵庫に入れたお米が美味しくない原因
「せっかく冷蔵庫で保管しているのに、なぜかご飯が美味しくない」と感じることはありませんか?美味しく感じられないのは、さまざまな原因が考えられます。きちんと原因を把握した上で、味を劣化させないように気をつけていきましょう。
容器が密閉されていない
まずは、保管に使用している容器の蓋をチェックしてください。蓋が少しでもズレていると空気が入り込み、劣化が進んでいきます。冷蔵庫に入れていたとしても、空気に触れた時点で劣化が始まるので、蓋が閉まっているか否かは重要なポイントです。
蓋を閉めた時に緩くなっていないか確認をしましょう。蓋が緩い状態だと、他の食材が当たった時に取れてしまう可能性があります。少し引っ張ったくらいでは取れないように密閉することが大切です。
ニオイのきついものを一緒に保存している
次に注意しておきたいのが、周りにニオイのきついものがないか、ということです。お米は空気と一緒にニオイも吸い込むので、蓋が緩い状態でニオイがきついものと一緒に保管していると、風味が落ちる原因になります。
蓋を密閉していたとしても、何らかの原因でニオイ移りが発生することがあるので、ニオイがきついものは近くに置かないようにしてください。ニンニクや生姜などの香味野菜は、特に注意が必要です。密閉保存袋などに入れ、お米とは離しておきましょう。
古いお米を放置している
きちんと密閉した状態で保管しているのに美味しくないのであれば、お米が古くなったサインです。古くなったものをそのまま炊飯しても美味しくないので、アレンジを加えて早めに食べきりましょう。雑炊にしたり、炊き込みご飯にしたり、味をつけると美味しく食べられるようになります。
炊飯後のお米も冷蔵庫で保存できる?
炊飯前は冷蔵庫が最適ですが、炊飯後のご飯の保管方法はどうすればよいのでしょうか。実は、炊飯前と後では保管方法が変わります。方法を間違えると味が落ちてしまう原因になるので、押さえておきたいポイントをチェックしましょう。
炊飯後の冷蔵庫保存はNG
炊飯をした後に冷蔵庫で保管をするのはNGです。冷蔵庫に置いておくことで水分が奪われていき、パサパサとした食感になります。短時間でも食味がだいぶ落ちてしまうので、冷蔵庫に入れるのは避けておいた方が無難です。
小分けにして冷凍保存
美味しく保管するなら、ラップで小分けにしましょう。密閉できる保存袋に入れた後、冷蔵庫に入れます。炊飯後の場合は、冷凍庫に入れておいた方が美味しさをキープすることが可能です。炊飯前との保管方法が違うので、気をつけてください。
電子レンジで加熱
食べる時は冷凍庫から取り出して、電子レンジで加熱しましょう。600Wで3〜4分ほど加熱します。自動モードがある場合は、それを利用すると簡単に解凍できるでしょう。また、時間に余裕があるなら蒸し器を使って解凍すると、ふっくら仕上がります。
正しい保存方法でお米を冷蔵庫に入れよう
きちんと保管方法を工夫すれば、毎日食べるご飯の質は変わります。間違った方法で保管を続けていると、知らなうちに味が落ちて、美味しく食べられなくなってしまうため気をつけましょう。
袋から密閉容器に入れ替えて冷蔵庫に入れるだけなので、思い立った時にすぐ取り入れることが可能です。容器の蓋をしっかりと閉めて、野菜室を選ぶのがポイント。最後までご飯を美味しく食べるために保管方法を見直して、冷蔵庫を活用してみてください。
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