クレセル CRECER AP-61 冷蔵庫用温度計
EENOUR車載冷蔵庫32L
冷蔵庫の適切な温度はどのくらい?
ほとんどの方は食材の保存方法として問題なく冷蔵庫をお使いだと思います。ですが何となく気にするだけでなく、冷蔵庫内の温度は何度が適切かを知っておくことも必要です。
この記事では一般的な家庭用の冷凍冷蔵庫について、季節ごとのおすすめ温度などについて紹介していきます。何気なく冷蔵庫を使っている方とそうでない方とでは、知らないうちに大きな差が出るかも知れませんので要チェックです。
冷蔵庫に設定されている温度
冷蔵庫の標準(中)設定での庫内温度は、一般に冷蔵室で0~5度、冷凍室で-18~-20度となっています。これはJIS規格の基準を元に冷蔵庫メーカーが定めた平均的な温度です。
他にも冷蔵室よりやや低温(0~3度)で加工食品や肉・魚などの保存などに適したチルド室、野菜や果物の保存に便利な3~8度の野菜室などが多くの冷蔵庫にあります。肉や魚が凍りすぎない温度設定高めの冷凍室などはメーカー独自の仕様です。
冷蔵庫の温度は調節した方がよいの?
冷蔵室の温度は室温や保存食品の量など使用状況にも影響されます。ですから冷えが良くないときは「強」、食品が冷えすぎる時は「弱」と言った具合に調節すると温度を適切に保ちやすいです。下記のような冷蔵庫用温度計の使用もおすすめです。
また冷えにくい場合は、食品が吹き出し口を塞いで冷気の循環が悪くなっている場合もあります。食品の詰め込み過ぎを控えたり、置き方を変えたりといった改善方法も試してみてください。
クレセル CRECER AP-61 冷蔵庫用温度計
家には、冷凍庫と大小2台の冷蔵庫があります。購入する動機は、自然薯の保存温度(3℃)の確認のためでした。
冷凍庫は-20℃、冷蔵庫は3℃位、野菜室は8℃位です。購入する前は確信が持てなかったのですが今は安心です。
おかげで昨年の自然薯の長期保存がうまくいきました。
冷蔵庫が壊れて温度が上がっていても、意外と体感では分からないという口コミが多く見られました。故障時対策として使うだけでなく、上記口コミのように正確な温度管理が必要な方にも、冷蔵庫用温度計があると安心ですね。
季節ごとの冷蔵庫おすすめ温度
冷蔵庫の温度設定が分からないときは、まずは普通の中程度にしてみてください。弱・中・強なら「中」、数字形式で1~5なら「3」といった設定です。中で冷えが良くない場合は強にすると平均2~3度低めの設定になります。逆に中で冷えすぎるなら、弱にすると平均2~3度高めの設定です。
季節別には気温が高くなる夏は「強」、低くなる冬は「弱」、春や秋は「中」が一般的な目安となりますが、実際に試してみるとよいでしょう。
冷蔵庫の温度に影響する季節以外の条件
季節による気温変化は冷蔵庫内の温度変化に影響が大きいと考えられますが、その他にも関係する原因はあります。冷蔵庫の温度設定を変えるのはよいのですが、短期間の頻繁な設定変更はおすすめではありません。温度変化の原因を把握しておき、冷蔵庫の冷却効率をよりよくする工夫もしていきましょう。
エアコンによる室温調節
季節による冷蔵庫周辺の気温変化は冷蔵庫の冷え具合に影響を与えますが、エアコンで室温がほぼ一定に保たれている場合はその限りではありません。年間通じて温度変化があまりない室温条件では、1年中「中」程度の設定で問題ないことも多いです。
保管する食品の種類や量
冷蔵庫に保存する食品の量が多い場合、全てを適温に冷やすためにはやはりパワーが必要です。家族が多い、買い物に行ける日が限られる、といったご家庭はどうしても保存食品の量が多くなりますよね。
また、生の肉や魚など生鮮食品を多く保存する場合は、鮮度保持のため低い温度を保つ設定が望ましいです。このように、保存する食品の量や種類によって「強」などに切り替えると安心ですね。
冷蔵庫の温度と節電の関係
冷蔵庫の温度設定は強より中、中より弱にした方が当然消費電力は小さくなります。節電という観点で考えたら弱設定が望ましいのですが、肝心の食品が傷んでしまったら意味がありませんよね。ですが、次のような工夫で冷蔵庫内の冷却効率が良くなれば、設定温度を弱めにできる可能性があります。
冷蔵庫内の温度を上げない
冷蔵庫を開けている時間が長いと、室温の影響で冷蔵庫内の温度がどんどん上がってしまい、再び冷却するための消費電力が大きくなります。常に整理整頓を心がけ、目的の食品をすぐ取り出せるようにしておくのがおすすめです。
また調理済みの食品を保存したり、湧かした麦茶を冷やしたりするときは冷ましてから入れるようにしましょう。熱いうちに入れると冷蔵庫内の温度が急上昇する上に他の食品も傷みやすくなってしまいます。
冷却効率を良くする
冷蔵庫の設置場所も大切です。直射日光が当たる場所は温度が上がりやすいのでできるだけ避けましょう。また冷蔵庫は庫内を冷やすために上部や側面から熱を放出するので、放熱スペースを十分に確保しないと冷却効率が悪くなります。
目安として冷蔵庫の上部は5cm以上、左右側面は0.5cm以上の放熱スペースが必要ですが、機種やドアタイプによっても異なるので購入・設置の前に確認しておくようにしてください。
冷蔵庫の部屋に合わせた詰め方をする
冷蔵室はできる限り少なめに、隙間をあけて食品を入れると冷たい空気が循環して冷却効果が良くなります。一方、冷凍庫はある程度隙間なく詰めておく方が、冷凍された食品そのものの冷たさで冷却効果がアップするのです。
冷凍庫にそれほど大量に食材を入れないのが普通という方は、保冷剤や冷凍庫で冷やすタイプの冷却枕などを入れておくのもおすすめ。冷却効果に加え、いざという時の備えにもなり一石二鳥です。
食材別の最適保存温度は?
食品によって保存に適した温度は異なります。冷蔵庫の基本的な設定温度を考えると、ほとんどの方が普通に保存している方法で問題ないはずですが、どのような食品を何度で保存するべきかを知っておけば、食品をより良い状態に保てます。
ここでは食品衛生法上の温度ではなく、食品としてより安全とされる温度を中心にご紹介します。
食品別のおすすめ保存温度
肉・魚
肉や魚は安全上5℃以下で保存するのが望ましいです。冷蔵室での保存で普通は問題ありませんが、チルド室がある冷蔵庫なら活用するとよいでしょう。特に刺身やユッケといった生食用の食品をより安全に保存できるのできます。
卵
購入した状態(殻付きの全卵)の場合は、サルモネラ菌の繁殖速度が低下する10℃以下で保存すると長持ちしやすくなります。しかし割って殻から出した卵は非常に雑菌が繁殖しやすく、冷蔵庫でも安心はできないので、速やかに消費するようにしてください。
野菜
最近の冷蔵庫の野菜室は、野菜や果物の鮮度を保つ低温かつ乾燥も防ぐ機能が付いていることが多いです。さまざまな葉物野菜や小物野菜・きのこ類の保存に役立ちますが、ジャガイモやサツマイモ・バナナなど常温での保存が適しているものもあります。
また、モヤシやかいわれ大根のようなスプラウト、調理用・サラダ用などのカット野菜は傷みやすいので冷蔵室で保存してください。
冷凍食品
冷凍食品の保存の基準は、微生物が増殖しないと言われる-15度以下です。しかし品質を保つ点からも、-15度よりさらに低い-18度以下で保存することとされています。ですので、一般的に-20度前後である家庭用の冷凍庫できちんと保存すれば問題ありません。アイスクリームも-18度以下で保存していれば賞味期限はないとされています。
急に冷蔵庫が冷えなくなったらどうする?
家電の不具合は突然やってきます。冷蔵庫もまた然り。何だか冷えが悪い…と思ったときに、使用方法や冷蔵庫以外の原因など確認しておきたいポイントをご紹介します。プロに修理を依頼する前に試してみてください。
冷蔵庫の設定や使用方法を見直す
まずは冷蔵庫の温度設定を低めに変えて様子を見ましょう。また、冷蔵庫内の食品の量は多すぎないか?冷気の吹き出し口を塞いでいないか?何か温かい物を入れなかったか?といった使い方の点も確認してみてください。
コンセントの不具合を確認する
冷蔵庫の故障ではなくコンセントの不具合、というケースも考えられます。同じコンセントで他の電気機器が問題なく使えるかを確認しましょう。また、冷蔵庫のプラグを差し直すだけで正常動作に戻る場合もあるので試してみてください。
抜いたプラグを再び挿すときは、コンプレッサーの負担軽減のため10分前後(機種によります)時間をあけます。その間は庫内温度を上げないようドアの開閉は避けてください。
冷蔵庫内の食品の保存はどうする?
もし冷蔵庫が全く冷えなくなってしまったとしても、ドアを閉めておけば急激に温度が上がる訳ではないので、ますは落ち着いて対応策を考えます。1~2日で冷蔵庫の買い換えや修理が済む場合は、冷蔵品を冷凍庫の凍った食品や氷と一緒にクーラーボックスや発泡スチロール箱で保存し、傷みやすいものから優先的に消費してしまいましょう。
買い換えや修理には時間がかかる場合も
通常通り冷蔵庫が使えるまで日数を要する場合もあるでしょう。その場合、こまめな買い物かつ要冷蔵品の買い足しは最低限にして、市販の氷と共にクーラーボックスで保冷するなどして凌ぐ方法があります。ロックアイスよりも板氷の方が溶けにくくおすすめです。
また下記のようなポータブル冷蔵庫を用意しておくと、急な故障時のほか普段のサブ冷蔵庫としても使えて便利です。
EENOUR車載冷蔵庫32L
BBQ時持参し何度か使用しました。外気温高いと、なかなか凍りません。ただ、しっかり冷やした所に、最初から凍らしたものも入れておけば、購入した食材の冷えや冷凍が早かったです。
室内で、すでに冷凍してあるものを入れる冷蔵庫として使用した時は、食材が全然溶けず、素晴らしいと感じました。
車載のおすすめの冷蔵庫ですが、車のシガーソケットの他、家庭のAC電源やポータブル電源が使用できます。日常的な使用以外にもお出かけやアウトドア、災害時の備えなどに活用可能。冷凍機能があるのも嬉しいポイントです。
適温の冷蔵庫でおいしく安全な食生活を
冷蔵庫の温度が高くなってしまうと困りますが、低ければ低いほど良いと言うものでもありません。食品の傷みを防ぎ、余分な電力消費も抑えた適切な温度管理が大切ですね。
また適温で保存することで、食品を長持ちさせるだけでなく品質を良好に保てます。今回ご紹介した内容を参考にして、この機に冷蔵庫の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
冷蔵庫が気になる方はこちらもチェック!
故障や買い替えに関することや、庫内スペースを有効に使う方法など、冷蔵庫一つでも気になることはたくさんありますよね。そういった疑問を解決したい方は、おすすめ情報満載のこちらの記事もあわせて参考にしてください。
買い替え前に要チェック、冷蔵庫の下取り条件まとめ!おすすめの買取業者もご紹介!
冷蔵庫はどのくらいで下取りをしてくれるのでしょうか。冷蔵庫の下取りの条件などをまとめていますので、少しでも安く新しい冷蔵庫を購入したいとう人...
冷蔵庫が冷えないのは故障?考えられる原因と解決方法を徹底解説!使用上の注意点も!
冷蔵庫が冷えないのには、さまざまな理由があると考えられています。本記事では、冷蔵庫が冷えない原因と解決方法を徹底解説。また、冷蔵庫が冷えない...
スッキリ整理整頓でスペースを有効活用!冷蔵庫の収納アイデアやコツをご紹介!
冷蔵庫の収納はどのようになっているでしょうか。ごちゃごちゃでどこに何が入っているのか分からない。賞味期限切れのものが増えてしまっているという...