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簡単で美味しい、栗の食べ方&茹で方講座。下処理10分の人気レシピもご紹介!

栗の食べ方における最大のポイントは鬼皮の剥き方。生栗から剝く方法と茹でたり蒸したりしてから剥く方法があります。少し面倒に感じる皮むきですが、簡単な剥き方があるのでご参考にしてください。鬼皮をつるんときれいに剥ける基本的な3つの方法や食べ方についてご紹介します。
2021年10月12日
ring-ring
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栗の美味しい食べ方は下処理が肝!

Photo by ma_shimaro

栗の上手な食べ方は、皮の剥き方が最大のポイントになります。見映えのよい料理にするためには、いかに栗の形を保てるかにかかっているのです。栗の食べ方に関して、生栗を剥くのか茹でてから剥くのか、ある意味で究極の選択といえるかもしれません。

どちらかといえば生栗を剥くよりも、生栗を茹でてから剝く方法が一般的です。茹で方も一般の鍋から圧力鍋を使う方法までさまざま。ご自分に合った方法で美味しい栗の食べ方を選んでください。(この記事は2021年10月12日時点の情報です)

生栗の下処理の方法と皮の剥き方

茹でる前に浸水するか冷蔵庫で冷やす

出典:.photo-ac.com

生栗の鬼皮をやわらかくする下処理としては、水に浸す方法と冷凍庫で冷やす方法があります。一般的なのは水を張ったボールに栗を入れて一晩浸しておく方法です。冷やすことで鬼皮を剥くのが圧倒的に楽になるといわれています。

また、最近は冷蔵庫で冷やす方法も注目されています。どちらもおすすめなのでいろいろ挑戦してみてください。今回は冷蔵庫で冷やす方法をご紹介します。

剥き方:冷凍庫に一晩以上入れておき、冷凍庫から出した後はボウルに入れて栗が全部浸るまで熱湯を入れてふたをします。5分置いてから剥きますが、ほとんどナイフを使う必要がありません。

超簡単!生栗の剥き方

野山で採取した栗は一晩水に浸そう!

市販品の栗はあまり心配ありませんが、野山で採取した栗には虫が入っていることもあります。食べ方のポイントとして大切なことですが、野山のものは冷蔵庫で冷やすのではなく、必ず一晩水に浸す下処理を行ってください。

一晩水に浸しておくことで虫が中から出てくるので、安心して調理もできます。

栗の剥き方:どこから剥くか?

Photo by enasan_net

次に食べ方に関する大切なポイントは、栗の鬼皮をどこから剥くか?ということです。栗の剥き方は、お尻から剥く方法ととがっている部分から剥く方法の2通りあります。

お尻から剥く方法は、包丁でお尻に切り込みを入れて刃先をひっかけるようにすると鬼皮が浮きます。実を崩さないようにしつつ引っ張ると自然に剥けるでしょう。剥き始める場所も大切な食べ方のポイントなのでいろいろ挑戦してみてください。

とがっている部分からの剥き方

とがっている部分からの剥き方は、栗の平らな部分を手前にし、包丁のあご(包丁の根元部分の刃先)を先端の割れている部分にひっかけるようにして差し込みます。鬼皮が浮くので、あとは下に向けて皮を離してください。お尻の部分は少し刃を食い込むようにようにすると取りやすいです。

お尻から剥く方法ととがっている部分から剥く方法の両方を試してみて、自分のやりやすい剥き方を採用してください。

生栗の剥き方は少し危険!

生栗は鬼皮が固いままなので、包丁が鬼皮に入りにくいということもあり、刃先が滑って指にケガをする可能性もあります。

プロの料理人さんなどの慣れている人であれば問題なさそうですが、やはり生栗の状態での剥き方ではなく、一度茹でてからのほうが安心です。

栗の食べ方における茹で方のポイント

普通の鍋による茹で方

Photo by tsuda

栗を茹でてから皮を剥く場合のメリットは、やはり簡単に剥けるという点があげられます。お鍋はほとんどのご家庭にある調理道具を使え、誰でも簡単にできる栗の茹で方です。もちろんお鍋の種類は雪平鍋でもフライパンでも構いません。

生栗を芯まで茹でる時間は、通常は約50分が目安となります。どこでも簡単にできる下処理の方法なので、食べ方をマスターしてキャンプなどのアウトドアでもお楽しみください。

材料と茹で方

材料は、お好みの量の栗と塩(水1リットルに小さじ1)となります。栗をきれいに洗ってからカッターで鬼皮に切れ目を入れてください。鍋に栗と栗がかぶるくらいの水を入れて火にかけます。2分ほど強火で茹でてから、冷たい水で10分ほど冷ましてください。

栗の量によって茹で時間が少し変わるため、粒の大きさに差があるときは時間を調整してください。茹で具合は一つ取り出して試食します。試食するのも栗の大切な食べ方のポイントです。

コツは、切れ目深めに入れた方が剥きやすいです。栗ご飯大好きですが、皮剥くのが大変なので、茹で卵要領でやってみました。

栗の剥き方

皮だけ茹でる方法

生栗を約50分茹でる場合は芯までしっかり茹でるため、そのまますぐに食べるのに適しています。しかし栗ご飯や甘露煮などのお料理にするときは、芯まで通さず鬼皮だけ剥きやすい程度に茹でるのがおすすめです。その場合は20分程度茹でるだけにします。

茹でたあとに栗の皮を剥くときは、栗のきれいな形が崩れないように丁寧に剥いてください。

圧力鍋による茹で方

Photo by yto

圧力鍋は短時間で料理をするための道具なので、圧力鍋を持っている人はぜひ活用してください。圧力鍋で栗を茹でるときの下処理として、事前に栗のとがった部分に包丁かキッチンバサミで切れ目を入れておきましょう。皮と実の間に隙間ができるため皮が向きやすくなるのと、圧力鍋の中で栗の破裂を防止します。

圧力鍋でも芯までしっかり茹でる方法と、皮だけ茹でる方法の2通りがあります。食べ方や料理によって2通りを使い分けてください。

材料と茹で方

普通の鍋で茹でるときと同じく、まず下処理をします。次に圧力鍋に栗と水を栗がかぶるまで浸し、1リットルの水に対して小さじ1程度の塩も加えてください。それから火に掛けますが、加圧時間は栗の芯までしっかり火を通してすぐに食べたい場合は、10分に設定します。

皮も剥きやすくなるので、普通の鍋で茹でるよりも栗のホクホクとした美味しさを堪能できることでしょう。

簡単!!早い!!便利!!な栗の皮むき!!
ネイルをしていても大丈夫 (*^-^)手も真っ黒になりませんのでお試しを!!

圧力鍋で栗の剥き方&茹で方

皮だけ茹でる方法

皮だけ柔らかくしたい場合は、圧力鍋の基本的な作り方は同じですが、時間だけ約30秒に設定します。生の状態を保ちながらも皮がむきやすくなるため、お料理の下ごしらえ用としておすすめの茹で方です。

栗ご飯や煮物などの料理をつくるときは、芯まで火を通した栗よりもこちらの茹で方のほうがおいしさが保たれているといわれています。食べ方で重要なポイントとなるため、しっかり事前に検討してから茹でましょう。

栗の皮は蒸しても美味しい

蒸し栗は味が濃厚

Photo by june29

栗の食べ方において大切な剥く作業は、一般的なのは茹でてからとなります。しかし茹でるのではなく蒸す食べ方も人気があります。"蒸し栗"は茹でた栗よりも水っぽさが少ないためホクホク感があり、栗の甘味が濃厚です。

茹でた栗は塩加減が効いている点としっとり感もあり、美味しいと感じるポイントが異なります。どちらの食べ方も捨てがたいため、いろいろ挑戦して好きな食べ方を見つけてください。

栗の蒸し方

栗を蒸す方法は、蒸し器があれば難しくありません。一晩水に浸すなどの下処理をした栗をザルに乗せて蒸し器に入れます。蒸し器は二段になっており、下の段に水を入れて上の段に栗を乗せたザルを置いてください。

蒸す時間は茹でる時間と同じく約50分です。こちらも簡単にできる食べ方なので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

茹でた栗の簡単な食べ方と剥き方

栗の簡単な食べ方

出典:photo-ac.com

栗を茹でたり蒸したりした後の食べ方はいろいろありますが、一番簡単な食べ方はタテ半分に切ったものをスプーンでえぐる方法です。この食べ方は渋皮も含めて食べるため、豊富な栗の栄養成分を無駄にしなくてよい食べ方なのです。

お料理には使わないストレートな食べ方となりますが、栗だけを純粋に美味しくいただける食べ方なのでぜひお試しください。

茹で栗の簡単な剥き方

出典:photo-ac.com

茹で栗の皮をきれいに剥きたいときは、生栗と同じようにお尻の部分またはとがっている部分から剥く方法の2通りがあります。

お尻の部分からの剥き方は、栗のお尻に刃先で切り込みを入れてひっかけ、それから皮を剥いてください。とがっている部分からの剥き方は、包丁のあごを差し込んで引っ張ると鬼皮が浮くので包丁で剥きます。この段階では渋皮はついたままですが、渋皮煮にする場合はそのままにしておきましょう。

渋皮の剥き方

栗ご飯や甘露煮などの料理を作る場合は、包丁でさらに渋皮を丁寧に剝いてください。渋皮の剥き方は、爪を使って向けますが、包丁を使うと簡単に剥けます。ただし、包丁に力を入れすぎるとせっかくのきれいな栗の形が崩れてしまいがちです。

栗のきれいな形を確実に活かしたい場合は、少し硬めに栗を茹でたほうがよいでしょう。上手に茹でる時間を調整するのも栗の美味しい食べ方となります。


専用ピーラーも便利

包丁を使う以外の茹でた栗の剥き方は、100均などでも販売されている、栗の皮むき専用のハサミもおすすめです。さまざまなタイプがありますが、大体のハサミは先端で鬼皮をつまんで引っ張るだけとなります。

もう少し丈夫なものであれば、2,000円前後で調理器具メーカーなどからも栗の皮むき専用の道具があります。いろいろ通販サイトなどでチェックしてみてください。

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出典:Amazon
価格標準
価格約1,500円

栗の保存方法と解凍方法

生栗の保存方法

Photo bystevepb

大量の栗が手に入ったときは「生栗のまま茹でてから冷凍」するのがおすすめの食べ方です。皮がついていることで味や食感が損なわれにくいため、美味しい状態で栗をいただける食べ方といえます。冷凍することで品質が約3か月キープできるのも大きな特徴です。さらに解凍することで渋皮と実の間に隙間ができ、簡単に鬼皮が剥けます。

茹でた後はファスナー付きの冷凍保存袋に栗が重ならないように並べ入れ、冷凍庫で保存して完了です。

栗の解凍方法

栗の解凍方法は、冷凍庫から出してお皿に広げて30分ほど常温での自然解凍で行います。室温によっては解凍する時間が早まるため、鬼皮を触ってやわらかくなっていれば解凍が完了した合図です。

解凍した栗は、通常の栗のようにお尻の部分でもよいですし、とがっている部分でもよいので、やりやすい方法で剥いてください。

これは食べたい!栗の人気レシピ

①誰もが大好き「栗ご飯」

Photo bysubarasikiai

栗の食べ方で一番人気があるのは、やはり栗ご飯ではないでしょうか。こちらのレシピは炊飯の際にお酒やだし汁を入れるのがポイントです。生栗をお米に混ぜるのではなく、一番上に乗せてから炊飯器のスイッチをいれます。

炊けた後は栗をトッピング用に取り出し、残りはご飯と混ぜてください。お好みでゴマ塩を振りかけても美味しい食べ方です。栗やキノコを煮た具材、ベーコンを入れるなどの食べ方をする人もいます。

美味し過ぎて私の栗ご飯まで食べ尽くされるレシピです。簡単な1合分なのでお弁当や少人数分に便利です。

おかずはいらない!と言わしめる栗ご飯

②スイーツの材料にもなる「甘露煮」

栗の食べ方で人気があるのは、そのままおやつにしたりスイーツの具材にしたりできる"甘露煮"です。栄養成分がもったいないので、できれば渋皮も使ってください。

下処理が済んだ渋皮付の栗は、重曹と共に弱火で煮ます。灰汁を取りながら重曹を再び入れて2回、弱火でグラグラと茹でてください。3回目からは重曹を入れずに、6回まで煮ると灰汁が取れてきます。新しい鍋に砂糖と栗を入れて弱火で煮詰めて完成です。

重曹を使う回数や量はアクの出方を見ながら調整して下さい。渋皮に付いてる筋は茹でていく間に大概は剥がれ落ちます。水を変えながら随時取っていくと楽です。やはり渋皮にキズが付くと煮詰める間に崩れやすくなるので注意!まぁ崩れても美味しいですが。

簡単!しっとり!栗の甘露煮(渋皮煮)

③ホットケーキミックスで「栗のパウンドケーキ」

人気がある栗の食べ方では、パウンドケーキなどのスイーツも見逃せません。基本的な作り方でホットケーキミックスを使えば簡単に美味しいパウンドケーキができるので挑戦してください。刻み栗の他にクルミとレーズンを使うのも美味しい食べ方となるポイントです。

こちらのレシピは栗を刻んでいますが、丸ごと栗を一個入れる食べ方をする人もいます。具材もお好みで選べる、アイデア次第でいろいろな食べ方できるケーキです。

ただ材料を混ぜるだけ♪栗と胡桃とレーズン、ラム酒は相性ピッタシ。

HMで栗と胡桃のパウンドケーキ

④粒のきれいな栗を使って「抹茶プリン」


こちらのレシピは、栗をきれいに剥けたときに挑戦したい食べ方です。甘露煮した黄金色の栗が、抹茶プリンの上で輝いているように見えます。

仕上げ用の粒あんと白玉とのコラボレーションも美しい、とても見栄えがするスイーツとなっています。お好みで他の具材をトッピングするのもおすすめの食べ方とのことです。

豆乳と寒天を使って作るヘルシーでさっぱりとしたプリン。レシピの豆乳(500cc)を生クリーム(200cc)と牛乳(300cc)に置き換えると、濃厚な味わいが魅力の抹茶プリンになります。

抹茶プリン

⑤お惣菜も美味しい「鶏肉と栗の煮込み」

栗は、ご飯やスイーツだけではなく、お肉との相性も抜群の食材です。こちらのレシピは鶏肉とシイタケを使って甘じょっぱく煮た食べ方をするお惣菜です。

ホクホクの栗がしっとりした食感になり、さらに鶏肉やシイタケのうま味も染み、栗ご飯とはまた別の食べ方を楽しめることでしょう。鶏以外にお好みの食材をチョイスできる食べ方とのことです。

秋になると母が作ってくれた季節の一品です。『後藤愛子の中国料理 レスピー140』を参照しています。

鶏肉と栗の煮込み

⑥包丁なしで作れる「里芋と栗のほっこり煮」

こちらの食べ方は、栗と同じ秋の味覚である里芋も使った美味しいレシピです。甘辛く煮ることでご飯がすすむ、大人にも子供にも好評という食べ方になっています。

ひき肉と片栗粉でとろみをつけることで、寒い日には身体を温めてくれるのもうれしい食べ方ですね。一見手間がかかりそうですが、味付けにはめんつゆやチューブのショウガを使えるので、とても簡単な食べ方といえます。

里芋も、栗も冷凍や瓶詰めのものでOK!コツもないくらい簡単な包丁なしで作れちゃう簡単料理ですが、手が混んでいるように見えるお得レシピ。寒い日にほっこりする甘さ染みる煮物です。

里芋と栗のほっこり煮

食べ方などをマスターして栗を味わおう!

Photo byjackmac34

栗の基本的な食べ方は鬼皮を剥くことから始まります。方法は、「生栗から剥く」「茹でてから剥く」「蒸してから剥く」の3通り。それぞれ長所と短所があるためどれが一番とはいえませんが、一般的なのは「茹でてから剝く」方法です。

もうひとつの食べ方で重要なのは、剥く前の下処理となります。「水に浸す」または「冷蔵庫で冷やす」ことで、剥きやすさが格段に違うのです。食べ方をいろいろチェックして美味しい栗をご堪能ください。

栗の栄養価が気になる人はこちらをチェック!

栗にはビタミンCの他にカロテンやタンニンなどの栄養素が豊富に含まれており、他の食材の補助として1日に10個食べるとよいそうです。栗の食べ方をチェックした後は、栗にいろいろ含まれている栄養素も確認しておきましょう。