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冬が旬の栄養豊富な鹿児島発祥のブンタン!
その大きさでも有名な果物のブンタン(文旦)は、日本では9割を占める一大産地の高知県を始め、鹿児島県や熊本県などでも栽培されている名産です。ビタミンCなどの栄養成分が豊富なことでも知られており、果実以外に加工品も人気があります。
ブンタンの生産地に行く機会があれば、栄養豊富なブンタンをお土産にするのがおすすめです。1月下旬~3月中旬に収穫期を迎えるブンタンについて、今のうちにチェックしておきましょう!
ブンタンの特徴や産地、種類は?
ブンタンの特徴
和名 | ブンタン(文旦)・ザボン |
学名 | Citrus grandis |
科名・属名 | ミカン科ミカン属 |
園芸分類 | 果樹 |
原産地 | マレー半島からインドネシア周辺 |
収穫時期 | 1月下旬~3月中旬 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
栽培難易度 | 温暖地で普通のレベル |
ブンタンはかんきつ類では耐寒性が弱いほうですが、温暖な地域ならば関東でも露地栽培ができるといわれています。栽培に影響を与える病害虫の影響もないことや、観賞するのが楽しい大きな果実をつけることから、ガーデニングでも楽しみながら栽培できるかんきつ類です。
栽培条件が整えば、ぜひ栄養豊富なブンタンをご家庭でも育ててみてはいかがでしょうか。見て楽しい食べて楽しい栄養豊富なブンタンは育て甲斐があるはずです。
ブンタンの外見的特徴
ブンタンと他のかんきつ類との最大の違いは、直径15~25センチ、重さ500グラム~2キログラムの大きさにあります。しかし皮の内側にある厚さ2センチほどの"わた"の部分を取り除いて果肉だけにすると、半分くらいの大きさに。わたの部分は生食しませんが、栄養成分が豊富なので"砂糖漬け"などに食用されます。
果汁が少ない反面、独特の甘みと風味が人気ですが、収穫直後は酸味が強いため数か月貯蔵したのちに出荷されます。
ブンタンはグレープフルーツなどの親
栄養豊富なブンタンはシトロンやマンダリンオレンジなどと同じく、交雑種ではない純正な原産種です。ブンタンを親とし、やはり栄養成分が多いブンタンからグレープフルーツや夏ミカン、ハッサクなどが生み出されました。
栄養豊富なブンタン自体の種類が多く、一大産地の高知県や鹿児島県、熊本県では、さまざまな種類の栄養成分も豊富なブンタンが栽培されています。
ブンタンの名前の由来
ブンタンの名前の由来は、中国人の謝文旦という人物の名前にあるとされています。
昔、中国の広東と長崎を往来していた交易船が遭難し、鹿児島県の阿久根に漂着しました。船長の謝文旦が助けてもらったお礼に、航海途中で立ち寄った台湾で入手した果実を日本人に贈りましたが、それがブンタンだったそうです。しかし諸説あるため、真実ははっきりしていないともいわれています。
別名のザボンの由来
ブンタンの別名であるザボンの由来は、ポルトガル語の「zamboa(ザムボア)」とされています。
ブンタンの果肉は、産地のセイロン(現在のスリランカ)ではジャムボールと呼ばれていました。それを聞いたポルトガル人が「ザムボア」と発音し、さらに訛ってザムボアがザボンになったそうです。しかし福岡ではザンボ、高地ではジャボとも呼ばれており、語源ははっきりしているわけではないといわれています。
ブンタンの有名な種類と産地
ブンタンで特に有名な種類は晩白柚(ばんぺいゆ)となり、成りが晩生(おくて)なことと果肉が白いことが名前の由来です。ブンタン類では最大の2キログラムあり、皮も厚いのが特徴となっています。
鹿児島に導入された台湾の白柚(ぺいゆ)を日本で品種改良したもので、現在は栽培適地だった熊本県八代市の特産品になりました。甘酸っぱい香りとサクサクした歯触りが人気となり、香港にも輸出されるほどの高級品といわれています。
ブンタンの主な産地
日本におけるブンタンの一大産地は四国の高知県(土佐市・宿毛市・香南市)ですが、一番最初にもたらされた場所は鹿児島県の阿久根市といわれています。その後、熊本県などの他に高知県にも導入され、現在はそれぞれの産地を代表する名産の果物になりました。
世界では、原産地の東南アジアや中国南部、台湾などからインドシナやマレー半島などへも種類を増やしながら西方へも伝わったといわれています。
発祥地の鹿児島県の阿久根文旦
日本におけるブンタンの発祥地は鹿児島県の阿久根ですが、現在も阿久根市では名産品の"阿久根文旦"として栽培されています。阿久根文旦の特徴は、他の白っぽい果肉のブンタンとは異なる、赤っぽい果肉です。
ブンタンは栄養豊富ですが水分が少ないこともあり、阿久根の生産者はスナック感覚で食べることもおすすめしています。まさにヘルシーで栄養豊富なブンタンなので、産地ではおやつとして食べる人が多いそうです。
他のブンタンの種類
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他のブンタンは、鹿児島ブンタンにルーツがあるとされる高地の土佐文旦や水晶文旦などがあります。主に露地栽培の土佐文旦は重さが400グラムと小ぶりですが、甘みと酸味のバランスがよく、果皮は薄くて少し剥きにくいのが短所です。
水晶文旦はハウス栽培で土佐文旦とは別品種とされています。土佐文旦に比べると濃厚な甘さと果汁の多さが人気です。さらに日本原産のかんきつ類で、晩白柚の次に大きな安政柑も人気です。
ブンタンの栄養と期待できる効果
抗酸化作用を期待できるビタミンC
ブンタンの栄養素で筆頭にあげられるのはビタミンCとなり、ブンタンの皮や種などを除いた果肉100グラムに、約45ミリグラムが含有されているといわれています。
栄養成分のビタミンCで期待できる効果は、抗酸化作用や免疫力アップ、疲労回復効果による老化防止やストレス解消があります。さらに美肌効果や脂肪燃焼などの美容効果、動脈硬化や心疾患予防、発がん物質生成の抑制などの栄養効果もあるそうです。
夏みかんを上回るビタミンCの含有量
栄養豊富なブンタンは、半個で推奨されている成人1日のビタミンCの100ミリグラムが摂取できる計算になります。
夏みかんは100グラム当たり38ミリグラムのため、栄養成分としてのビタミンCはブンタンが上回っているのです。ビタミンCを摂取するのが目的ならば、ブンタンがおすすめといえます。
妊婦さんにビタミンCがよいとされる理由
妊娠するとかんきつ系の果物を食べることをおすすめされますが、理由は栄養成分であるビタミンCの働きにあります。ビタミンCは鉄分や葉酸などの栄養素の吸収を高め、活性化を促す作用が指摘されているのです。
妊婦さんの場合はさらにこれらが必要なため、ブンタンは効率よく栄養成分が摂れる果物といわれています。ビタミンCが豊富なブンタンを積極的に採り入れることで、妊婦さんに不足しがちな栄養バランスを整えてください。
疲労回復を期待できるクエン酸
ブンタンには、かんきつ類などの果物に多い栄養成分のクエン酸も含まれています。クエン酸は、さわやかな酸味が疲れを取り除いてくれることでも知られている栄養成分です。
クエン酸の栄養的な働きは、糖質や脂質、タンパク質などの栄養素からエネルギーを生成して代謝を高めることがあげられます。栄養的な効果は、疲労回復効果や酸性物質を減少させる効果、さらに血液をさらさらにしたり栄養の吸収を高めたりする効果もあるそうです。
風邪予防に期待できるシネフィリン
ブンタンには多くのかんきつ系の果物に含まれているシネフィリンという栄養成分もあります。ビタミンCと結合して作用することで、風邪の予防効果を高めることも期待されている成分です。
シネフィリンは交感神経の働きを活性化させる作用もあり、脂肪の代謝促進による体脂肪の減少や食欲を抑える効果があることから、ダイエットにもよいとされています。さらに疲労回復や血液をきれいにする効果も期待できる栄養成分です。
便秘解消を期待できるペクチン
ブンタンには、水溶性食物繊維の一種である整腸作用に期待できるペクチンも含まれています。ペクチンは便秘や腹痛、下痢などに作用し、腸内環境を整えてくれる成分です。ジャムなどを作るときの"ゲル化剤"としても知られており、植物細胞をつなぎ合わせる"セメント"的な役割をしてくれます。
さらにペクチンは、コレステロール値を正常にしてくれる作用や食物アレルギーの抑制や、がん肝の転移を抑制する作用も期待されています。
生活習慣病予防を期待できるナリンギン
ブンタンの果肉を包む薄皮には、苦み成分であるナリンギンという栄養成分も含まれています。ブンタンやグレープフルーツなどのかんきつ系の果物を食べると舌がピリピリするのは、このナリンギンが作用しているからです。
ナリンギンで期待されている効果は、抗酸化作用や血流改善、アレルギーの発症や食欲の抑制、生活習慣病の予防などです。
イライラ解消や不眠解消に期待できるGABA
ブンタンには、最近注目されているGABAという栄養成分も含まれています。GABAは、脳内の血行促進作用や脳細胞の代謝を高める作用、酸素供給量を増加させる作用などが期待できる栄養成分です。これらの効果と共にGABAは、抑制系の神経伝達物質としての働きを脳内で行う成分のため、イライラ解消や不眠改善に期待できます。
さらに、肝臓や腎臓の機能を向上させて利尿を促す効果、高血圧・肥満・老化防止も指摘されています。
他の栄養成分も豊富
ブンタンには、他にも次のような栄養成分が含まれています。ビタミン類に含まれる、抗酸化作用などの栄養効果が期待できるビタミンEと赤血球の生成を助ける葉酸、カルシウムやカリウム、マグネシウムやリン、鉄などです。
このようにブンタンには栄養成分がバランスよく含まれており、効率よく栄養を摂取できる果実といわれています。
ブンタンの栄養が生かされる食べ方
生のまま果肉を食べる
ブンタンで一番おいしい食べ方は、やはり果肉を生のままでいただくことです。加熱しないのでビタミンCなどの栄養成分も損なわれずに済みます。食べ方は、外側の固い皮と内側のやわらかい皮を剥いて果肉だけにしますが、ブンタンの外皮は厚いため、ナイフでヘタの部分から2センチほど切り落としてから皮をむくのがおすすめです。
果肉の水分は少ないのでべたつかず、果肉を包んである"ジョウノウ膜"は簡単に手で剥いて食べられます。
皮もわたも食べる「マーマレード」
ブンタンを家庭で簡単に作れて栄養成分も摂れる料理といえば、果肉を皮やわたと一緒に調理するマーマレードです。2センチほどのブンタンの皮は栄養成分の宝庫なため、捨てずに利用します。
刻んだブンタンの外皮を10分湯がき、水分を絞ってからさらに灰汁と苦みを取るために一晩水に浸します。水分を絞った皮と水、砂糖を加えてとろみが出るまで煮詰めます。仕上げにレモン汁を加えてからに立たせることで香りを立たせてください。
材料:文旦の皮…2個から〜3個・砂糖…皮と同量
レモン汁…1個分
詳しい作り方はクックパッドで
ブンタンの皮を使う"ピール"
ブンタンの皮を約1センチ幅に細切りにし、わたの部分は包丁で取りのぞきます。鍋でたっぷりの水と皮を入れて3分沸騰させてザルにあけてください。これを3回繰り返してから水気を取り、再び砂糖で煮てグラニュー糖をまぶして完成です。
レシピでは細かくしてお菓子の材料にしていますが、切らなくてもOKです。栄養豊富なブンタンの皮は肉厚なので食べ応えがあります。土佐文旦でも他の産地のブンタンでも、もちろんOKです。
材料:土佐文旦…2個(150g)・砂糖…120g・水…50cc
詳しい作り方はクックパッドで
チョコレート掛けもおいしい
ブンタンのピールは砂糖掛けもおいしいですが、チョコレート掛けも人気があります。チョコレート掛けもピールを作るまでの手順は同じで、仕上げに湯せんで溶かしたチョコレートに、ブンタンのピールを半分ほど付けます。
常温で時間をかけて固めると、白くならずきれいに仕上がるとのこと。砂糖掛けと共に作ってみてはいかがでしょうか。ただし栄養豊富なブンタンですが、糖分が多いレシピなのでご注意ください。
材料:文旦…2個・食塩…小さじ2&ひとつまみ×5…
・砂糖…180g・グラニュー糖…適量・ビターチョコレート…50g
詳しい作り方はクックパッドで
栄養豊富なわたの砂糖漬け
ザボンの皮をくし形にカットし、わたを皮と果肉からはがします。お湯で約5分煮てふたをしてから蒸し、水洗いしてください。さらに水気を絞ってお湯で5分煮ます。これを3回ほど繰り返し下処理が完成です。それから水分をしっかりとって鍋に水と砂糖を入れて
煮詰めます。
グラニュー糖をまぶして完成です。産地のお土産物店でみかけるのが、このブンタンのわたを使った砂糖漬けです。栄養豊富な点も人気があるスイーツとなります。
材料:ザボン(ぼんたん)の内綿皮…1個分・砂糖…250g・水…70g・グラニュー糖…適量
詳しい作り方はクックパッドで
ブンタンの酸味がアクセントの大福
栄養成分たっぷりのブンタン大福は、大福を白玉粉で作ってから、一口サイズにカットして中央をぱっかんと割った大福にトッピングするだけです。おいしくて栄養たっぷりなブンタン大福を味わってください。
大福から作るレシピですが、意外に大福作りは難しくありません。餡子の量や皮の厚さを好みで調節できるので、ぜひ大福もち作りから挑戦してみてください。栄養豊富なブンタンの、特徴のある香りと酸味がアクセントの大福です。
材料:文旦…10ふさ・あんこ…150g・【A 白玉粉…80g・A 水…90g・A 砂糖…20g・片栗粉…大さじ2くらい・ミントなど…お好みで
詳しい作り方はクックパッドで
ブンタンの酸味と香りが美味しいサラダ
ブンタンの果肉を取り出してくし形切りにします。殻付きのエビは背わたを取り、洗って湯がいて殻をむきます。ボウルでドレッシングを作り、ブンタン、食べやすい大きさにしたクレソンを合わせて完成です。
栄養豊富なブンタンは果肉をそのままいただくのも美味ですが、料理の材料にするのも素敵な食べ方となります。砂糖漬けなどのお菓子以外の料理は、サラダにすることが多いようです。ホタテやレタスなどで作る人もいます。
材料:文旦…小1個 *グレープフルーツ、はっさく、甘夏などお好みのものを使って下さい。・えび…8尾・クレソン…1束 *ベビーリーフやレタスなどでも。■ ドレッシング…白ワインビネガー…大さじ2・マヨネーズ…大さじ1・オリーブオイル…大さじ2・塩…小さじ1/3・一味唐辛子…少々 *チリペッパーやカイエンペッパーでもOK
詳しい作り方はクックパッドで
ブンタンの選び方と保存方法
美味しいブンタンの選び方
栄養成分が豊富なブンタンは、せっかくですから上手な選び方をしてください。ブンタンは表面が滑らかでハリがあり、ヘタが新鮮な証拠である緑色をしているものを選びます。さらに持ったときに重みがずっしりと感じられるものが果肉も果汁も多いのです。
店頭でブンタンをあまり触りすぎるのはマナー違反ですが、この3点を抑えておけば栄養豊富な品質のよいブンタンを入手できるはずです。
ブンタンの上手な保存方法
ブンタンを買ってきてもすぐに食べない場合は、直射日光が当たらない涼しい場所で保存します。冷蔵庫は乾燥してブンタンの皮をしぼませてしまうため、もし冷蔵庫で保存する場合はブンタンをまるごとラップで包んでからにしてください。冷やしすぎると低温障害を起こし、せっかくの栄養成分が損なわれるため注意します。
箱で保存するときは外気に触れないようにし、長持ちさせるために隙間に緩衝材を詰めるとよいでしょう。
栄養豊富なブンタンを食べて元気に過ごそう!
ブンタンは栄養成分のビタミンCが夏みかんよりも多く、半個で大人の1日の推奨摂取量となります。他にもクエン酸・シネフィリン・ペクチン・ナリンギン・GABA・ビタミンE・葉酸などの栄養成分も豊富です。
これらの栄養成分の効果として、疲労回復や抗酸化作用、生活習慣病の予防などが期待されています。そのまま食べるのもよいですが、お料理にするのもおすすめです。冬が旬の栄養成分たっぷりのブンタンをいただきましょう!
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冬になるとかんきつ類の果物が食べたくなりますが、ブンタン以外のかんきつ類もチェックしておきましょう。いろいろな種類があるので取り寄せて食べ比べをするのもおすすめです。
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出典:photo-ac.com