プロマリン バトルフィールド黒鯛
ヤマガブランクス ブルーカレントⅢ 82/B
オーナー 虫ヘッドパワー 2g
マルキュー パワークラブ
クロダイ狙いのシンプルな釣り!
ルアータックル&エサで堤防クロダイを狙ってみよう!
ルアータックルで気軽に遊べるクロダイ釣り!ルアーゲームがひと段落するマズメ終わりから、いいサイズの魚が狙えるクロダイのヘチ釣りをご紹介します。
狙える釣り場、釣りやすい時期についてもご紹介しているので、日中も遊べる釣りを増やしたい方は要チェック!キャスティングのチニングと違って真下に落とす釣り方なので、初心者の方でも遊びやすいです!
クロダイのヘチ釣りとは
岸壁際のクロダイを狙う!
ヘチ釣りの「ヘチ」は際という意味で、クロダイのヘチ釣りも堤防の足元際、河口の壁際など、キワを狙う釣り方です。これはクロダイが壁についた貝やカニを狙う習性を狙った釣り方で、エサが落ちてくるのを待っているところに自然なエサの落ち込みを見せることで、警戒心の高いクロダイを効率よく狙えます。
関西ではチヌと呼んだり、ヘチ釣り、落とし込み、前打ちで仕掛けや釣り方に違いがあったり、似ているものを集めると細かく分かれる釣り方ですが、今回は気楽に、ジグヘッドでエサ釣りのいいところを手軽に楽しめるような釣り方をご紹介します!
クロダイのヘチ釣りはルアータックル&シンプル仕掛けで楽しめる!
シーバスタックルやライトゲームタックルでOK!
クロダイのヘチ釣りはジグヘッドを真下に落とすのが基本の釣り方。飛距離を出す必要はないので、タックルはいろいろなものを流用できます。壁際で掛けて突っ込みを制御できるパワーがあるのは、シーバスタックルやバスタックル。ライトゲームタックルはややパワー不足ですが、近年流行中のやや強め、アジやメバル以外もOKというタイプであれば問題ナシです。長さは長すぎなければOK、8フィート程度までは使えます。
ラインはPEラインでバッチリ楽しめますが、軽い仕掛けを使う釣りなので、ジグヘッドの落下を浮力で阻害する太い号数はあまりおすすめできません。1号程度までのものを用意しておきましょう。バスタックルのフロロラインを流用する場合は視認性が問題になります。目印糸を用意しておきましょう!
PE+ベイトフィネスタックルは相性◎
PEラインを巻いたベイトフィネスタックルは、糸フケをコントロールしつつ自然に糸を出せて相性◎。ベイトフィネスリールにPEを巻いて運用されている方は、ぜひこちらも検討してみてください。ライトロックフィッシュタックルを流用できるとバッチリです!
本格的なヘチ釣りタックルはココが違う!
プロマリン バトルフィールド黒鯛
ヘチ釣り専用のリールはタイコリールと呼ばれるもので、キャストはできないものの、逆回転時の回転が非常にスムーズです。余分な糸フケを出さず自然に軽い仕掛けを落下させる、ヘチ釣りに特化した構成と言えます。
竿の方も専用のものは特化型の仕様で、ガイドが小さく数が多いのが特徴。こちらも余計な糸フケを出さないためのセッティングです。流用タックルで遊ぶとどうしても糸フケのコントロール、軽い仕掛けの自然な落下が難しいシチュエーションが出てくるので、遊んでみてヘチ釣りにハマったら、専用のものも検討してみてください!
クロダイのヘチ釣りが楽しめる釣り場と時期
釣り場は堤防や河口!
ヘチ釣りが楽しめる釣り場は、堤防や河口がメイン。どちらも壁になるところがあって、カニや貝が落ちる場所が狙い目になります。堤防や護岸は大型の漁港、外向きで深い場所がおすすめですが、河口は底が見えるような水深であっても、潮が満ちてくるとクロダイが入るケースがあります。
貝が付いている場所、カニがいるところというイメージで釣り場を探してみましょう!
春~夏頃が釣りやすい!
ヘチ釣りでクロダイを見つけやすい時期は、浅場にクロダイが増える高水温期。エサとなる貝、カニが増えることもあって、足元にいるクロダイの数が多いです。暑さが残る秋頃までは同じイメージで楽しめますが、冬は深場へ向かうクロダイが増えるので、足元で釣れる魚の数が減ります。釣り場を見つけておくためにも、まずは高水温期から始めてみましょう。
クロダイの数が少ない冬は、浅場に残る大型狙いのチャンス!クロダイ以外にもメバルや根魚が釣れる釣りなので、エサを変えながら寒い時期に遊んでみるのもアリです!
クロダイヘチ釣りのタックルをチェック!
スタンダードな構成をご紹介!
ヤマガブランクス ブルーカレントⅢ 82/B
ヘチ釣りに流用しやすいタックルについては前項でご紹介したので、この項ではヘチ釣りと相性がいいタックルの条件についてご紹介します!
ロッドは足元の壁際ギリギリを狙うときに邪魔にならない長さと、ヒット時に違和感を与えないティップの柔らかさ、掛けてすぐ岸壁から引き離せるバットパワーというのがヘチ釣り専用竿に近いスペックになります。ロッドが長い場合は斜めに構えるなどして、壁から落ちるエサを演出できるようにしましょう。ワーム向け、尺メバルやシーバス対応のパワーがあるとバッチリです!
PE0.6号~0.8号が巻いてあるリールを準備!
ラインは視認性に優れるカラーが多く、水に浮いてアタリを取りやすいPEラインが特におすすめです。号数は0.6号~0.8号が標準的な太さになります。この号数は2000番~3000番クラスのスピニングリール、岸釣り全般で使用頻度の高いセッティングなので、手持ちに無い場合はぜひ導入を検討してみてください。
ヘチ釣りは真下に落として近距離戦、キャスティングほどラインを使わない釣りなので、巻き量やギア比の影響は小さいです!
クロダイヘチ釣りの仕掛けをチェック!
仕掛け構成は超シンプル!
オーナー 虫ヘッドパワー 2g
ヘチ釣りの仕掛けはガン玉+チヌバリのみと非常にシンプルで、ジグヘッドを使う場合もジグヘッド単体と手軽なセッティングで楽しめます。リーダーはフロロカーボンの6lb~8lb程度がおすすめ。50cm程度結んでおけばOKです。
ジグヘッドの重さは1g~2gとライトゲームで使用するクラスのウェイトがあればOK!重すぎるとエサの落下が速くなりすぎてしまうので、コントロールできる範囲で軽めを使いたいところです。大きなクロダイに備えて、バスやメバル、根魚向けの軸が太いものから試してみてください!
エサが小さいときはガン玉で!
今回ご紹介するカニや貝をエサにする場合は、エサ自体が大きので、2gジグヘッドでも沈降は十分にスロー。警戒心の高いクロダイに効果的なアプローチができます。小さいを使う場合は沈みが速すぎるケースが出てくるので、イソメなど虫エサを使うときは、軽いジグヘッドやガン玉+チヌバリを使って落下速度を抑えましょう!
ガン玉は3B(1g)程度、ハリから少し離した位置につけることで、スプリットショットリグのようにハリ部分のフォールスピードを抑えられます!
クロダイヘチ釣りのエサについて
ヘチ釣りのエサはカニかイガイ!
ヘチ釣りで使うエサは、岸壁に張り付いているカニやイガイ。イガイは夏頃岸壁につく貝で、干潮時であれば現地採取も可能です。カニは河口のゴロタで石をひっくり返すと捕まえやすいです。どちらも釣具店で取り扱いがあるので、取れそうな場所を思いつかない場合は道中で購入しておきましょう。
カニはお尻のあたり、イガイは付け根の細い場所にハリを刺すのがおすすめです!
エサの代わりにワームでもOK!
マルキュー パワークラブ
ルアーゲームのついでに、釣り場で思い立ったら遊びたい、という場合は、ワームを事前に準備しておくと便利!ジグヘッドとワーム一袋から始められるのが、クロダイヘチ釣りのいいところです。
ワームはカニを模したもの、甲殻類を模したクロー系のワームでOK。貝やカニが減る低水温期は「パワーイソメ」など虫エサ的なワームでもチャンスがあります。根魚やメバルもそのまま狙えて便利です!
クロダイヘチ釣りの釣り方!
釣り方を3つに分けてご紹介!
最後はヘチ釣りの釣り方をチェック!基本の釣り方~釣り方のポイントまで、入門に必要な情報をまとめてご紹介します。
壁際にただ落とせばいい、という釣りではなく、いかに自然な落下を演出するかというのが釣果を分けるポイント!アタリは糸の動きに出るので、ルアーゲーム的な繊細さやゲーム性の高さもバッチリ楽しめます!
①ヘチに落として反応が無ければ移動!
ヘチ釣りは岸壁ギリギリにエサを落とすのが基本!風がある場合は受ける方向を考慮に入れながら、なるべく足元に落ちるようにエサを落とします。一度道糸を出したら、竿の上げ下げでエサを上下させながら、横方向に歩いてクロダイを探しましょう。
日中、低水温期は底をしっかり狙う、高水温期やマズメは中層を狙うというのがセオリーで、どちらの場合も道糸を一定の長さ出した状態で、竿を上下させてエサの落下を演出します。しっかり狙っておきたい変化のある場所、水深が深く、タナを広く探りたい場合は、リールを使って糸を送り込みましょう!
②糸フケをコントロールしよう!
フォール中のバイトは不鮮明、というのは、ルアー釣りでもエサ釣りでも変わりません。ジグヘッドを使ったヘチ釣りでも、落ちてきたエサをその場で食べるようなバイトは、アタリが非常に分かりにくいです。引っ張られるような動きだけでなく、一定に動いていた糸が不規則な動きをする止まる動きもアタリ!怪しいときはそっと持ち上げて、魚の重みを確認してみてください。
この繊細なアタリの察知には、糸フケのコントロールが欠かせません。弛ませすぎるとアタリが分からず、張りすぎるとエサの落下が不自然になります。一定の弛みをキープするようなイメージで、糸フケをコントロールしましょう。もちろん明確にアタリが出るケースもあります。アタリを感じたら、鋭くアワセを入れてフッキングです!
③クロダイは警戒心が強い!
最後はクロダイ釣りのポイントについてです。クロダイは食欲旺盛、浅場に入って何でも食べる魚ではありますが、警戒心は非常に強いというのが攻略のポイントになります。透明度が高かったり、浅場でクロダイが見えるときは、クロダイからも釣り人が見えているケースがほとんど。影で驚かせたり、クロダイの上に仕掛けを落とすようなアプローチはNGです。
雨後や河口で濁っている釣り場は、クロダイを警戒させずに狙える絶好のヘチ釣りシチュエーション!岸壁ギリギリ、エサが自然に落ちてきたというアプローチを心がけましょう!
クロダイ釣りに出かけよう!
堤防で気軽に遊んでみよう!
堤防の釣りをもっと楽しくしてくれるクロダイのヘチ釣り。水深が深く、沖側からの潮が当たっている堤防であれば、クロダイ以外にもさまざまな魚が反応してくれます。
タックルの流用が効いて、気軽に楽しめるのがジグヘッドヘチ釣りのいいところ!足元狙いからは想像できないようなサイズもヒットすることがあるので、引きの強い魚や大物を手にしてみたい初心者の方は、ぜひチャレンジしてみてください!
クロダイが気になる方はこちらもチェック!
クロダイが気になる方は、下記のリンクをチェック!
ヘチ釣りよりもルアーゲーム的、河口をキャスティングで広く狙える、チニング向けのルアーをご紹介します。クロダイはボトム系の専用ルアーやポッパー、バイブレーションでも狙えるターゲット。遠浅なポイントで狙うならハードルアーが効果的です。こちらもぜひ合わせてチェックしてみてください!
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