兼六園の人気紅葉スポットはどこ?
兼六園は超人気紅葉スポット!
秋に石川県金沢市に観光に来られる、または紅葉スポットを探している方におすすめしたいのが「兼六園」です。兼六園は歴史ある日本三大庭園の一つとして知られており、全国的にも有名な、石川県を代表する人気観光スポットとなります。
また、兼六園は石川県金沢市の街中にありますので、紅葉を楽しんでから他の観光スポットに行けるのも大きなポイント。金沢城が隣にあり、目と鼻の先に21世紀美術館があり、ショッピングできるお店も多数あります。
兼六園の人気紅葉スポットを詳しくご紹介!
秋時期に兼六園に行けば、どこを見ても美しい紅葉が楽しめることでしょう。紅葉の有名スポットですので、国内はもちろん、海外からも多数の観光客が石川県に訪れ、兼六園の周辺までもが賑わうほどです。
兼六園の中はいろいろな見どころ・スポットに分かれており、それぞれに良さがあります。今回はそんな兼六園の人気紅葉スポットを地元民ライターが詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にして周ってみて下さい!(掲載内容は2021年10月11日現在の情報です)
兼六園の基本情報
兼六園
- 住所〒920-0936
石川県金沢市兼六町1 - 電話番号076-234-3800 石川県金沢城・兼六園管理事務所
- アクセス【電車】JR「金沢駅」から北陸鉄道バス「兼六園下・金沢城下車」徒歩すぐ。
【車】北陸自動車道「金沢森本IC」から約20分、「金沢西IC」または「金沢東IC」から約30分。
兼六園とは?
兼六園の歴史
兼六園を周るだけでも楽しめますが、その歴史も知っておくともっと楽しめるはずです!兼六園は加賀の歴代藩主が長い時間をかけて作った庭園で、5代藩主・綱紀(つなのり)の別荘の周りを庭園化させたのが始まりとされています。
今の兼六園という名称になったのは12代藩主の斉広(なりなが)の代で、更に拡大させたのが13代藩主・斉泰(なりやす)です。斉泰が現在の形を作りあげたのが1863年で、1874年(明治7年)から市民へと解放されました。
地元民・石川県民にとっての兼六園
このような兼六園の歴史について、実は地元民である石川県民もあまり詳しくは習っていません。加賀藩主が愛でた庭であることや、日本でも有名な観光スポットであることは認識しつつも、とても身近であるため、あまり行かない方も多いのです。
しかし、改めて兼六園の歴史を学んでから足を運んでみますと、楽しめることが増えます。そのスポットごとにその時代・藩主のセンスが反映されていますので、ぜひ訪れてみて下さい。
兼六園の紅葉の時期・見頃はいつ?
兼六園はどの時期も素晴らしい庭園
兼六園はどの時期に訪れてもいつも楽しめる人気観光スポットです。春には桜が満開になり、夏には緑が美しく、秋になれば紅葉し、冬は画像のように雪景色が楽しめる庭園となっています。
1年間で約300万人もの方が訪れる場所ですが、やはり特に人が多くなるのは桜と紅葉のシーズンです。撮影スポットには人が溢れ、海外の方も多く来られるので外国語も飛び交います。夏・冬もまた良さがありますので、一年中楽しめるスポットと言えるでしょう。
兼六園の紅葉の見頃時期は11月!
兼六園の紅葉の見頃ですが、11月から紅葉シーズンとなります。紅葉を楽しみたい方は、11月に入ってから兼六園へ向かいましょう。ケヤキが約60本、モミジ類が約340本、桜が約420本、その他の木々が色づきます。
11月から紅葉を楽しめますが、本当に見頃時期となるのは11月中旬~12月上旬です。この時期が最も美しい紅葉となりますので、紅葉目当てで兼六園に訪れる方は11月中旬あたりを狙ってみて下さい。
12月だと見頃の時期ではなくなる?
12月のはじめはまだ紅葉シーズン中ですが、少し過ぎればもう見頃は終わり、冬時期に入ってしまいます。この紅葉の見頃時期の夜間にはライトアップも行われますが、ライトアップ期間も12月上旬までです。
12月に来られる場合はなるべく早い時期に行きましょう。しかし、紅葉の見頃が終わったとしても、兼六園は美しい庭園ですので見る価値はあります。徽軫灯籠(ことじとうろう)や日本最古の噴水など、木々以外のスポットにも注目です!
兼六園の人気紅葉スポット・見どころ7選!
兼六園紅葉スポット①:霞ヶ池
霞ヶ池は兼六園のほぼ中心にある、園内で最も大きな池です。深さは深いところで1.5m程度で、面積は約5800㎡とかなり大きさがあります。兼六園と言えば霞ヶ池というイメージがある方も多いでしょう。
画像の右下にあるのが「徽軫灯籠(ことじとうろう)」で、兼六園で最も有名な景観になります。徽軫灯籠は二の足と、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ていることから名づけられました。とても人気なので、周囲は沢山の方で賑わいます。
霞ヶ池の紅葉
霞ヶ池は兼六園のほぼ中心にあるため、秋の紅葉シーズンになれば、園内の木々が池を囲むように紅葉します。当然ながらとても美しく、写真映えする人気スポットです。池の周りを廻遊しながら、紅葉を楽しみましょう。
特に見どころとなるのが、後述する夜間のライトアップの時間帯です。ライトアップすると水面が鏡のようになり、紅葉の美しさに見惚れることでしょう。日中とはまた違った幻想的な兼六園が楽しめます。
兼六園紅葉スポット②:瓢池
瓢池(ひさごいけ)の周辺は蓮池庭(れんちてい)と呼ばれています。実は兼六園が作られたのはこの周辺部分からとされていますので、最も歴史深い人気スポットと言えるでしょう。池には二つの島があり、濁った色の水が美しいです。
少し不思議な感覚を感じる名前だとは思いませんか?この「ひさご」とはひょうたん等の意味があり、池自体がひょうたんのようにくびれていることから名づけられました。また、島には海石塔という4mほどの塔もあり、そちらも見どころです。
瓢池の紅葉
兼六園にはいくつかの料金所がありますが、最も多くの方が通るのが、21世紀美術館側にある「真弓坂料金所」です。この真弓坂料金所を通り、最初の道を通って出てくるのが瓢池になりますので、多くの方が最初に楽しむ紅葉スポットとなるでしょう。
瓢池の周りも他の紅葉スポットと同じように、周囲に植えられた木々が綺麗に色づき、紅葉を楽しめます。かなり穏やかな雰囲気の池ですので、穏やかな場所が好きな方はきっと好まれるはずです。
兼六園紅葉スポット③:山崎山
兼六園の有名見どころスポットの一つが「山崎山」です。こちらは小立野口付近にあり、苔の緑に覆われていて、カエデやトチノキなどの落葉広葉樹林が多く植えられています。山とは付いていますが、急な斜面を登ることはありません。緩やかな階段を登って楽しみます。
山腹には御影石で作られた五重の塔があり、そちらも見どころです。また、山麓の岩間からは水が流れており、約570m離れた霞ヶ池へと続いています。
山崎山の紅葉
山崎山の紅葉は画像のように、非常に美しい赤や黄色を楽しめます。山崎山にはカエデやトチノキなどの落葉広葉樹林が多く植えられているため、秋になると非常に美しい紅葉を見せ、「紅葉山」とも呼ばれている程です。
霞ヶ池や瓢池の水辺が兼六園では目立ちますが、楓やケヤキが集まるこのエリアは、兼六園で最も紅葉を楽しめるスポットと言ってもよいでしょう。紅葉を目当てに来られた方はぜひ、山崎山まで足を運んでみて下さい。
兼六園紅葉スポット④:眺望台
眺望台(ちょうぼうだい)は名前の通り、眺望を楽しむスポットです。画像のように石川県金沢市を眺めることができ、非常に気持ちのよい景色を楽しめます。眺望台は、真弓坂料金所から周った際は丁度半周にあたりますので、一息つく場所とも言えるでしょう。
眺望台からは白山山系、戸室山、医王山、卯辰山などの山々が見え、その向こうには加賀平野、河北型、内灘砂丘などが見えます。こちらも兼六園観光で欠かせないスポットです。
眺望台の紅葉
眺めの素晴らしい眺望台ですから、やはり紅葉も楽しめます。山々の木々が紅葉する風景は、写真に収めたい衝動を掻き立てるでしょう。兼六園の紅葉を楽しむだけじゃなく、石川県金沢市の紅葉を楽しめる場所です。
兼六園紅葉スポット⑤:唐崎松
兼六園の冬の風物詩である唐崎松にも注目です。唐崎松は、13代藩主・斉泰(なりやす)が琵琶湖畔から種子を取り寄せて育てた黒松になります。非常に見事な末で、冬以外に見ても楽しめますが、やはり注目されるのは冬時期の「雪吊り」です。
雪が積もると枝が折れてしまう可能性が出てくるので、例年11月に入ると雪吊り作業が始まります。時間がかかりますので、12月の中頃まで雪吊り作業を見ることができ、春になると雪吊りを外します。
唐崎松の紅葉
唐崎松は霞ヶ池の横にありますので、霞ヶ池周辺の紅葉と一緒に楽しめます。マツは常緑樹ですので秋だからと紅葉することはないのですが、周辺の赤、黄色と交じっていい塩梅です。訪れた際はぜひ、唐崎松にも注目してみて下さい。
兼六園紅葉スポット⑥:落ち葉
兼六園の紅葉は落ち葉にも注目です!兼六園は紅葉シーズンに入ると、地面いっぱいに紅葉した落ち葉が広がり、非常に美しい光景となります。画像のような幻想的な風景となりますので、落ち葉にも目を向けてみましょう。
兼六園紅葉スポット⑦:ライトアップ
兼六園ライトアップ・秋の段と称して、紅葉を夜間に楽しめるようにライトアップイベントが開かれます。このライトアップは兼六園、金沢城公園、玉泉院丸庭園で行われ、この時間帯は入園無料です。
兼六園は普段は入園料がかかりますので、料金的な面で見ても非常にお得なイベントと言えるでしょう。石川県金沢市へ観光に来るけど昼間に兼六園に行けないという方は、ぜひ夜の兼六園を狙ってみて下さい。
ライトアップの詳細
開催日時 | 令和3年11月6日(土)~28日(日) |
開催時間帯 | 17:30~20:45(閉園21:00) |
問い合わせ先 | 076-225-1542(石川県観光企画課) |
催し物 | ①オーケストラ・アンサンブル金沢のBGM②加賀百万石回遊ルート 光のイベント |
注意点 | 新型コロナウイルス感染症の影響や荒天等により、中止・変更になる可能性があります。 |
兼六園と一緒に楽しみたい観光スポットは?
周辺観光スポット①:金沢城
金沢城は兼六園の隣にありますので、兼六園の紅葉観光に来られた際はぜひ一緒に行ってみて下さい。金沢城は1602年に落雷で天守が焼失、1631年には火災、そして1759年の火災では城のほとんどを焼失した経緯があります。
現在は景観を再現して再建されており、門をくぐったりお城の中を見て回ることができます。メインの見どころは「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」、海鼠壁(なまこかべ)、五十間長屋(ごじっけんながや)や菱櫓(ひしやぐら)などです。
金沢城公園の基本情報
金沢城公園
- 住所〒920-0937
石川県金沢市丸の内1番1号 - 電話番号076-234-3800
- アクセス【バス】「金沢駅」から「 金沢城公園(石川門口)」下車徒歩すぐ
【車】北陸自動車道「金沢森本IC」から約20分。「金沢西IC」から約30分。
周辺観光スポット②:21世紀美術館
金沢21世紀美術館は兼六園と金沢城のすぐ近くにある、大きくて綺麗な美術館です。常に様々な催し物が開かれており、多くの方が訪れます。誰もがいつでも立ち寄ることができますので、こちらもぜひ行ってみて下さい。
中でイベントが開かれていますが、この21世紀美術館の建物自体も美しく、また面白いスポットがあるのがポイントです。特に有名なのはレアンドロ・エルリッヒのスイミング・プールで、事前予約すると地下部に入れます。
21世紀美術館の基本情報
金沢21世紀美術館
- 住所〒920-8509
石川県金沢市広坂1-2-1 - 営業時間交流ゾーン/9時~22時、展覧会ゾーン/10時~18時(金・土は20時まで)
- 定休日交流ゾーン/年末年始、展覧会ゾーン/月曜日(月曜が休日の場合は翌平日)・年末年始
周辺観光スポット③:近江町市場
金沢駅からしばらくの場所にある武蔵ヶ辻の市場「近江町市場」も、石川県の観光スポットとして外せない場所です!藩政時代から約300年続く市場であり、「おみちょ」の愛称で地元民も通う場所になります。
非常に活気溢れる雰囲気で、お魚はもちろん、果物やお肉、お菓子、最近ではスイーツなど若い方でも楽しめる場所となっています。海鮮丼なども楽しめますので、兼六園・金沢城の観光に来られた方はぜひ立ち寄ってみて下さい。近江町市場のすぐ前にバスでアクセスできます。
近江町市場の基本情報
近江町市場
- 住所〒920-0905
石川県金沢市上近江町50 - 公式サイトURLhttps://ohmicho-ichiba.com/
- 電話番号076-231-1462
まとめ:兼六園の紅葉を楽しもう!
兼六園の紅葉の見頃や見どころをご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか?兼六園自体の見どころは約30個ほどもありますが、秋になると兼六園全体が紅葉しますので、どこを見ても見どころとなります。
中でも写真を撮影したくなる有名で美しいスポット・シーンを厳選してご紹介しました。今回ご紹介した場所は必須で周って頂きつつ、数ある見どころをゆっくり見て回ってみて下さい。紅葉シーズンは人が混みますので、時間帯にも注意しましょう!
兼六園の紅葉が気になる方はこちらもチェック!
今回は兼六園の人気紅葉スポットについてご紹介させて頂きましたが、暮らしーのでは他にも沢山の紅葉スポットに関する記事があります。ご興味がある方はぜひ下記記事も見てみて下さい。
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出典:https://www.photo-ac.com/