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【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ~大自然いっぱいの青森で紅葉三昧~

秋の旅行は青森県に決めてみませんか?ドライブ旅なら秋の季節を満喫できる魅力のスポットをいくつも巡ることが可能です。今週は秋の青森県をドライブで巡るおすすめの観光コースをご紹介します。綺麗な紅葉を楽しめる観光スポットが目白押しです。どうぞご覧ください。
2021年9月14日
iiyudana
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秋の青森をドライブで観光

出典:ライター撮影

いい旅してますか?今週は青森県で秋の季節を感じるドライブ旅をお届けします。旅の舞台となるのは青森県青森市です。青森市の中でも手つかずの自然が残された「十和田八幡平国立公園」に属する地域を観光します。多くの観光スポットを包含していて青森県の秋の魅力を満喫するにはぴったりです。

ドライブ旅のスタートとなるのは東北自動車道「黒石IC」で、岩手方面から十和田湖や八甲田山周辺にアクセスするには最も便利なICとなっています。ICを降りて国道を走り出すとすぐに綺麗な景色が目に飛び込んできます。

ドライブ旅の行程をご紹介

出典:ライター撮影

ここで今週のドライブ旅の行程を簡単にご紹介しましょう。まず最初は交通の難所にかけられた橋の上から紅葉の絶景を眺めます。次はロープウェイ乗り場にアクセスして山の上から綺麗な紅葉を満喫します。下山したならランチスポットまでドライブして美味しい手打ちそばをすすります。

午後の部は神秘的な雰囲気が漂う沼に徒歩でアクセスして、幻想的な紅葉の絶景を撮影します。続いて近くにあるめずらしい温泉施設で入浴なしの健康増進方をお試しします。温まった後は近くにある植物園に移動して、無料で散策と紅葉狩りを楽しみます。そして最後は名湯で極上の濁り湯を体験します。

橋の上から絶景を眺めよう!

出典:ライター撮影

城ヶ倉大橋

まず最初に訪れるのは黒石ICから25分ほどドライブした場所にある絶景スポットです。城ヶ倉大橋は昔から難所とされてきた城ヶ倉渓谷にかけられたアーチ形の橋で、この橋の開通によって津軽と南部を車で容易に行き来することができるようになりました。

橋の全長は360メートルと長く、アーチ支間長は255メートルと上路式アーチ橋としては日本一の長さを誇っています。深い谷間の城ヶ倉渓谷は昔から紅葉の名所として知られていて、10月中旬にはブナやナラ、ダケカンバやカエデなどの木々が綺麗な紅葉の風景をつくり出します。

歩いて橋を往復してみよう!

城ヶ倉大橋の橋のたもとにはトイレの整備された駐車場がつくられているので、紅葉狩りの際はこの駐車場に車をとめて橋の上を歩きながら紅葉の絶景を眺めてみましょう。秋の季節は紅葉狩りの車で通行量が飛躍的に増加しますが、橋の上には歩道があるので比較的安全に紅葉狩りを楽しめるに違いありません。

谷底から橋まで120メートルほどの高さがあるので、橋の上から景色を見下ろすと少々恐怖を感じますね。赤や黄色の色鮮やかな紅葉の景色を360度のパノラマで満喫できます。あまりの綺麗さにここだけで写真を何枚も撮影してしまいますね。

観光スポットは青森のココ!

城ヶ倉大橋

  • 住所
    青森県青森市荒川南荒川山城ヶ倉大橋
  • 電話番号
    017-738-0658
  • アクセス
    東北自動車道「黒石IC」より25分

ロープウェイで紅葉狩り

出典:ライター撮影

八甲田ロープウェイ


絶景スポットから紅葉の景色を眺めた後はロープウェイに乗り換えて秋の季節を感じましょう。城ヶ倉大橋から7分ほどドライブした場所にあるロープウェイの乗り場に向かいます。八甲田ロープウェイは昭和43年に開業した歴史あるロープウェイで、山岳スキーや登山、自然散策など一年を通じて利用者が絶えません。

ロープウェイの全長は約2,500メートルで、標高670メートルの山麓駅から標高1,320メートルの山頂駅までを10分ほどで結びます。ゴンドラが山の斜面をなぞるように上っていくため、秋は山の斜面の紅葉が大変見事です。

山頂駅も見どころ満載

山頂駅周辺は標高が高いため紅葉は9月下旬から始まります。まず楽しみたいのが山頂駅の屋上につくられた展望デッキからの眺めです。八甲田周辺の山々の景色が一望でき、秋は紅葉した山々の絶景を写真に収めることができます。

また、山頂駅の周りの広場も絶景ポイントとなっていて、山頂駅よりも低い山の尾根の紅葉や名峰「岩木山」の景色も撮影することが可能です。標高が高いだけに綺麗な紅葉の景色に感動ひとしおですね。ただ、10月中旬には山に初雪が降ることもあるため、見頃の時期に出かける場合には厚手の上着をぜひお忘れなく。

観光スポットは青森のココ!

八甲田ロープウェイ

  • 住所
    青森市大字荒川字寒水沢1-12
  • 電話番号
    017-738-0343
  • アクセス
    東北自動車道「黒石IC」より30分

お楽しみのランチはこちらで!

鬼面庵

ロープウェイで山を下ったなら今度はお楽しみのランチタイムです。ランチスポットはロープウェイの山麓駅から9分ほどドライブした場所にある鬼面庵です。このそば店は青森県の誇る名湯「酸ヶ湯温泉」の隣にあり、開店時間と同時に大勢の人が訪れる人気のそば店となっています。

「酸ヶ湯そば」の誕生は戦後からで、山奥まで訪れる観光客に地元の美味しいものを食べてもらおうと提供を始めたのがこのそばでした。昔は「雲谷そば」という名前でそばを提供していましたが、現在では酸ヶ湯そばとなり雲谷そばと同様の製法でそばをこしらえています。

八甲田山の伏流水が美味しさの秘密

酸ヶ湯そばの味の決め手は綺麗な水です。鬼面庵では八甲田山の伏流水を引き込んだそば小屋を所有していて、その綺麗な水を使ってそばを打っています。もちろんそば粉100%の十割そば。茹でたそばを締める際にもこの八甲田山の水が使われています。

冷たくしても温かくしても美味しくいただけますが、秋のおすすめは周辺で採れる数種類のきのこをトッピングした温かい「きのこそば」ですね。きのこのぷるぷるとした触感がたまらない一品です。11月までは秋の季節ならではの新そばも味わえます。ぜひ素朴な味のランチを楽しんでみてください。

観光スポットは青森のココ!

鬼面庵

  • 住所
    青森県青森市大字荒川字南荒川山国有林酸ヶ湯沢50
  • 電話番号
    017-738-6058
  • アクセス
    東北自動車道「黒石IC」より30分

名前とは裏腹の絶景紅葉スポット

出典:ライター撮影

地獄沼

美味しいグルメに舌鼓を打った後は再び紅葉狩りを楽しみましょう。午後の部はドライブではなく徒歩で周辺の観光スポットを巡ります。鬼面庵の道路を挟んで向かい側に公営の無料駐車場が整備されているので、そこに車をとめてからスタートするといいでしょう。

最初はランチスポットから6分ほど歩いた場所にある「地獄沼」です。この沼は昔の爆裂火口跡に近くから湧き出る温泉が溜まることで形成されました。泉温は約98度と高く池の周りには硫化水素ガスや温泉が噴出している場所をたくさん見かけますね。この沼が秋になると絶景スポットになります。


地獄とは思えない美しさ

10月に入ると地獄沼の紅葉の季節が始まります。温泉としては確かに地獄のような場所ですが、秋の紅葉の景色は非常に見事です。池の周りには紅葉する木々が多く、風の穏やかな日には紅葉した木々が湖面に映り込みます。噴出するガスが湖面を漂うのでそれらがすべて重なった景色は大変幻想的ですね。

残念ながら池を回る遊歩道がないため、写真撮影は立ち入り禁止の看板のある場所以外の場所から行うかたちになります。見頃の時期は10月中旬からですが、見頃後半に出かければ初冠雪の山々とのコラボレーションも撮影できるに違いありません。

観光スポットは青森のココ!

地獄沼

  • 住所
    青森県青森市大字荒川字南荒川山国有林酸ヶ湯沢
  • 電話番号
    017-734-5175
  • アクセス
    東北自動車道「黒石IC」より30分

服を着たまま温泉

まんじゅうふかし

幻想的な紅葉の絶景を満喫した後はめずらしい温泉を体験してみましょう。地獄沼から歩いて5分ほどの場所にあるまんじゅうふかしにアクセスします。このスポットは東屋の下に青森ヒバのベンチが設置されたシンプルな施設で、誰でも無料で利用することが可能です。

ベンチの下には熱い温泉が通っていて、温泉の蒸気がお尻に当たってポカポカしてきます。服を着たまま下半身に温泉を浴びることができる大変ユニークなスポットですね。特に秋の季節は綺麗な紅葉の景色を眺めながら足湯ならぬ尻湯を楽しむことができます。

女性だけでなく男性もどうぞ!

「まんじゅう」とは津軽弁で女性を意味しています。まんじゅうふかしは「子宝の湯」や「若返りの湯」などとも呼ばれていて、体が冷えやすい女性に特に人気です。腰痛など体を温めることで効能が期待できる病がたくさんあるので、男性もぜひ腰かけて温泉を浴び浮てみてはいかがでしょうか。

静かに座っているとお尻の下を流れる温泉の音が聞こえてきます。10人ほどが腰かけられる広さとなっているので、待ち時間なしで尻湯を体験することが可能です。全身浴よりも体への負担が少ないのでぜひ立ち寄って天然温泉を浴びてみましょう。

観光スポットは青森のココ!

まんじゅうふかし

  • 住所
    青森県青森市大字荒川字南荒川山国有林酸ヶ湯沢
  • 電話番号
    017-734-5175
  • アクセス
    東北自動車道「黒石IC」より30分

清々しい気分で木道を散策

東北大学植物園 八甲田山分園

めずらしい温泉を体験したなら今度は自然散策を楽しみましょう。次に観光するのはまんじゅうふかしから酸ヶ湯温泉方面に5分ほど戻った場所にある植物園です。このスポットは東北大学が管理する植物研究施設で、植物の生態や花粉についての分析などさまざまな研究に用いられています。

自然豊かな園内には約600種類の高山植物が生育していて、6月から8月が高山植物のベストシーズンです。秋になると高山植物はほぼなくなってしまいますが、綺麗な紅葉の景色が訪れる人の目を楽しませてくれます。何よりも無料というのが嬉しいですね。

草紅葉も素敵

園内には散策が楽しめる観察路が整備されていて、30分ほどで園内を一周することが可能です。湿地の部分は木道のため歩きやすく、スニーカーなどでも十分に散策を楽しむことができます。園内には紅葉する木々がたくさんあって素敵ですが、おすすめは湿原で見ることのできる草紅葉の絶景です。

10月上旬にこのスポットを訪れると湿原の周りに黄金色の絨毯が広がります。草紅葉は大きな木々の紅葉よりも一足早いタイミグとなるのでぜひ見逃さないようにしましょう。近年は温暖化の影響もあり、秋にアザミなどの花々が楽しめることもあります。


観光スポットは青森のココ!

東北大学植物園 八甲田山分園

  • 住所
    青森県青森市大字荒川字南荒川山1-1
  • 電話番号
    017-738-0621
  • アクセス
    東北自動車道「黒石IC」より30分

青森の誇る名湯で疲れを癒そう!

出典:ライター撮影

酸ヶ湯温泉

一日中綺麗な紅葉の景色を満喫した後は温泉で疲れを癒しましょう。もちろん温泉は有名な酸ヶ湯温泉です。植物園から駐車場を経由して歩いて行くこともできますが、マイカーで酸ヶ湯温泉の駐車場まで移動することも可能です。

酸ヶ湯温泉は今から300年ほど前にひとりの猟師が仕留め損なったシカを追いかけて発見したという伝説が残された歴史ある温泉地で、その温泉の効能が徐々に知られるようになりたくさんの湯治客やってくるようになりました。昭和29年には国民保養温泉地として指定され、今では一年を通じて賑わいを見せています。

千人風呂で濁り湯を満喫

酸ヶ湯温泉といえば有名なのが千人風呂ですね。総ヒバづくりのレトロな浴場には全部で4つの湯船があり、それぞれに湯温が異なっているのが特徴です。いろいろな温度の湯船に順番に浸かると不思議と体から疲れが抜けていきます。天然温泉は強酸性の硫黄泉で、灰色に濁っているため温泉ファンにはたまりませんね。

仙人風呂は混浴ですが湯船が広いため他の人の目を気にせずに入浴することが可能です。女性の脱衣所は公に見えない場所から湯船に入浴できるようになっているため、気軽に混浴にトライすることができるに違いありません。

観光スポットは青森のココ!

酸ヶ湯温泉

  • 住所
    青森県青森市大字荒川字南荒川山国有林酸ヶ湯沢50
  • 電話番号
    017-738-6400
  • アクセス
    東北自動車道「黒石IC 」より30分

秋の旅行は青森に決まり!

出典:ライター撮影

今週は秋の青森県を巡るドライブ旅をお届けしましたがいかがでしたか?綺麗な紅葉を堪能できる大自然いっぱいの青森県は秋の旅行に最適です。さっそく本記事を参考にして秋のドライブ旅の予定を立ててみてはいかがでしょうか。