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春は新緑、秋は紅葉を室内で楽しもう。楓(カエデ)盆栽の育て方を解説!

2021年10月8日
bambi
新緑と紅葉の両方を楽しめる楓は盆栽としても人気があります。盆栽にすることで、手軽に室内でも季節を感じることができるでしょう。今回は、そんな楓盆栽の育て方や手入れの方法を詳しく紹介して行きます。盆栽ならではの自分好みのサイズや形に育ててみて下さい。
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楓盆栽の魅力とは

カエデは春は新緑、秋は落葉を楽しめることから、もみじと並んで季節を感じられる植木として人気です。四季折々のさまざまな姿を見せてくれることから、盆栽として楽しんでいる人も多いです。カエデはもみじと同じカエデ属に属しています。

もみじとカエデはよく間違えられますが、もみじが人の手のように切れ込みがしっかり入っている葉の形をしており、楓はカエルの手のような形をしています。よく葉の形を観察してみると2つの違いを理解することができるでしょう。

盆栽としての楓

公園や街路樹としてもよく見かけるカエデは、盆栽としても楽しむことができます。盆栽にすることで、手軽に季節を感じることができるのが魅力です。さらに楓の盆栽は、丈夫で枝作りもしやすいことから、初心者でも手入れしやすい盆栽とされています。

また、盆栽の楽しみの1つであるは切りや芽摘みなどの剪定を必要とするので、日々の手入れを楽しみながら、四季折々の変化を楽しむことができるでしょう。もみじと並んで人気の楓を盆栽で楽しんでみて下さい。

盆栽に使われる楓の種類

楓は、世界に160種類もの品種が存在しています。その中でも盆栽に使われているのは、唐楓や宮様楓などです。楓は品種によって、葉や枝の出方がさまざまなですが、盆栽にするには、子葉や枝の節の間が短いものがいいとされています。

楓は、剪定しても芽吹きが良く枝が作りやすい樹木だと言われているので、基本的に盆栽におすすめです。

楓の好む環境とは

楓を盆栽として楽しむには、カエデの好む環境を知っておくことも大切です。カエデは、暑さや寒さには比較的強いことでも知られています。好む環境は、明るく風通しのよい場所です。ただあまり強い日差しが当たってしまうと、葉焼けを起こすことがあるので、育て方には注意が必要になります。

また、楓の盆栽はだんだんと葉が混みあってくるので、日当たりや風通しが悪くならないようにバランスを見ながら鉢を移動させて日当たりを調整するのもいいでしょう。

カエデを管理する場所

楓盆栽を管理する際は、真夏の西日が当たらないような場所がおすすめです。西日は葉焼けの原因にもなるので、西日がきつい時は、遮光してあげたり場所を移動させるといいでしょう。

基本的に日当たりを好むので、屋外で管理してあげるのがおすすめです。季節によって管理する場所を変えることも、丈夫な楓盆栽を育てるには大切になります。楓盆栽を管理する際は、日当たりを重視してあげるといいでしょう。

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楓盆栽の育て方

楓盆栽の手入れをする前に、基本的なカエデの育て方を知っておく必要があります。カエデは日当たりと風通しのよい場所を好みますが、水やりも大切です。特に夏に水やりをしっかり行わないと秋の綺麗な紅葉に繋がりません。夏に水切れを起こすとうまく紅葉しない場合があるので、注意しましょう。

基本的に、楓は根の成長がとても早いのでその分、多くの水を必要とします。春は1日~~2回、夏は2~3回、冬は3日1回を目安に水やりを行ってみて下さい。

楓盆栽の肥料

楓盆栽の育て方を知るのなら、カエデに必要な肥料や病虫害についても覚えておくのがいいでしょう。楓は4月から7月と9月から紅葉が始まる時期は肥料を与えるのがおすすめです。

だいたい1か月に1回を目途に固形肥料を楓盆栽に与えてみて下さい。紅葉が始まったら、置いた固形肥料を取り除くようにしましょう。肥料を与えることで、丈夫に楓盆栽が育つと共に新緑や紅葉を綺麗に楽しめます。楓盆栽をミニ盆栽として小さく育てたい人は、肥料の回数などを調整してあげるのもいいでしょう。

 

注意したい病虫害

楓盆栽で注意したい病虫害は、アブラムシです。特に楓の新芽の時期によく見かけます。アブラムシの発生を防ぎたい場合は、冬の時期にアブラムシ用の薬剤を散布しておく方法もおすすめです。さらに葉が白くなるうどんこ病にも注意が必要になります。

楓盆栽の水やりなどの手入れを行う時は、アブラムシがついていないかチェックしながら行うようにしてみて下さい。早めに病虫害に気が付くことで、悪化して枯れることなく楓盆栽を育てられます。

季節に合わせた育て方

楓盆栽はもみじ同様、春には新緑、秋にはもみじと同じく落葉とさまざまな姿が楽しめるのも魅力です。そんな楓盆栽は、季節によって育て方を変えていくことも必要になります。

それぞれの季節に合わせた楓盆栽の育て方のポイントを抑えておきましょう。季節に合わせて水やりの回数同様、日当たり具合などを調整することで、もみじのような綺麗な紅葉も楽しみやすいです。上手に冬越しする方法も紹介するので、チェックしてみて下さい。

春の楓盆栽の育て方

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春は新緑の季節でもあり、青々とした葉の楓盆栽を楽しめます。春は直射日光が当たる場所で管理するのがいいでしょう。この時期や新芽が出てくる成長期でもあります。直射日光を当てると、新芽の成長がよくなりますが、1日中当てるのではなく、数時間直射日光に当てながら、徐々に慣らしていくのがおすすめです。

暖かくなり、成長に伴る水も必要になるので、水やりを忘れないようにしましょう。さらに春になるとアブラムシも活発になるので、注意が必要です。

夏の楓盆栽の育て方

夏は日差しがきついので、楓盆栽に直射日光を当てるのではなく、屋外で管理するのがおすすめです。しかし屋外でエアコンを入れていると風が当たってしまうので、エアコンの風が当たらない場所に置きましょう。

また、屋外で管理する場合は日よけになるようなものを準備したり風通しよくするのがおすすめです。この時期は暑いので水やりが大切です。葉の水分が蒸発してしまうと、枯れてしまう原因にもなるので、葉水を行う方法もいいでしょう。

秋の楓盆栽の育て方

秋はもみじ同様、楓盆栽でも紅葉や落葉が楽しめます。秋は日当たりと風通しのよい屋外での管理がおすすめです。しっかりとした紅葉を楽しむためには、昼夜の寒暖差も大切になります。屋外の方が寒暖差を感じやすく、綺麗な紅葉を楽しめることでしょう。

秋の時期になると、乾燥があるので土の様子を見ながら 水やりをするのがおすすめです。落葉の時期になると楓盆栽はあまり成長しなくなります。盆栽のサイズをミニ盆栽にしたい場合は、肥料はいりません。

冬の楓盆栽の育て方

楓盆栽は、冬の寒さを苦手とする盆栽です。そのため、屋外で風にさらされたり、霜に当たらないようにする方法がおすすめの冬の育て方になります。基本的に冬は、室内の窓際の半日陰の場所で管理しましょう。

水やりの回数も一気に減り、数日に1度程度で大丈夫です。土の乾燥具合を確認すると共に、水やりをした後の重さを覚えておくと、乾燥すると楓盆栽が軽くなるので、わかりやすいでしょう。冬は寒さから枯れてしまう心配もあるので、適した場所や方法で上手に冬越ししましょう。

楓盆栽の手入れ方法

盆栽は、手入れによって形を整える作業があります。楓盆栽は成長もいいので、定期的な手入れが必要です。まず、4月から8月の時期には生長期に当たるので、芽がよく伸びます。それらの新芽を積む手入れを芽摘みといい、カエデ盆栽には大切な作業です。

だいたい樹冠から出ている新芽を2節目ぐらいで摘んで間引きを行う作業になります。間引きをすることで、小枝を増やすことができるので、盆栽ならではの樹形を整えることができるのです。


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剪定をする時期と方法

ミニ盆栽として楓盆栽を楽しむのなら、剪定は欠かせません。剪定を行う時期は、5月から8月と12月がおすすめです。5月から8月の時期は、新芽が固まってきて葉切りの時期でもあります。この時期に、徒長枝を短く切る剪定を行いましょう。

また、楓盆栽の全体をミニ盆栽に形を思い切って剪定したい場合は、12月の時期に行います。この時期は落葉も終わり、不要枝などがわかりやすくなるのです。12月の時期に思い切って、楓盆栽の大きさをミニ盆栽に整えるのもいいでしょう。

楓盆栽の針金かけ

盆栽の手入れの中で独特なのが、針金かけです。初心者には難しそうな手入れになりますが、ポイントを抑えれば、簡単に針金かけを行うことができます。

針金掛けを行うのが、休眠期がおすすめですが、新芽の時期や夏以外でも行える手入れです。楓盆栽は、枝は太くなるのが早いので、針金が枝に食い込んでしまうので、定期的に針金のかけ直しの手入れが必要になります。針金かけを行うことで、楓盆栽をミニ盆栽として好きな樹形にできることでしょう。

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