バイクカバー(ブラック)/バリチェロ
インナー&屋内専用バイクカバー/バリチェロ
バイクカバーHG裏起毛/バリチェロ
バイクカバーBOX装着車専用モデル/バリチェロ
はじめに
バリチェロ(Barrichello)のバイクカバーはバイクを大切にしている人から人気があります。ネットショップの口コミレビューでは、しっかりした生地と高い品質に評価は上々です。
ここではバリチェロのバイクカバーを紹介します。ユーザーレビューから車種を掘り起こし、大まかな適合表も作成しました。なお、この記事は2021年11月16日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。
バイクカバーの役割
バイクカバーは駐車時にバイクを保護するためのアイテムです。バイクの樹脂パーツが紫外線で劣化したり、金属パーツが錆びたりするのを防いでくれます。集合住宅の駐輪場や家屋の軒下にバイクを保管するのにおすすめです。
また、バイクカバーはバイクが盗難されたりいたずらされたりする可能性を抑えてくれる役割も果たします。バイクの車種を特定されにくくすることで、バイク窃盗犯に手ごわい印象を与えられます。
バリチェロは安心のバイクカバーメーカー
バリチェロは愛媛県を拠点に営業する日本のバイクカバーメーカーです。生産国はバリチェロの公式ホームページに記載されていませんが、日本の気候に合ったバイクカバーをリリースしています。
返品やサイズ交換のサービスもバリチェロのバイクカバーが評価されているポイントです。バリチェロが定めた返品や交換の条件を満たせるよう、はじめて使用する際は丁寧に扱いましょう。
バリチェロのバイクカバーのタイプ
バリチェロのバイクカバーには①スタンダードタイプ②インナー&屋内専用タイプ③裏起毛タイプ、この3タイプがあります。用いられている生地がタイプによって違いますので、用途に合わせて選択するのがおすすめです。
屋外にバイクを保管している場合はスタンダードタイプか裏起毛タイプを選択しましょう。インナー&屋内専用タイプは屋外での使用を想定していません。
【注意】耐熱性は備えていない
バリチェロのバイクカバーは耐熱性を備えていません。走行直後にかぶせると、エキパイやマフラー、エンジンの熱で生地が傷みます。「バイクを大切にしてほしい」という思いから、耐熱性が省略されました。
バイクカバーはバイクが冷めてから使用するのがセオリーです。走行直後にバイクカバーをかけると内部に熱がこもり、バイクにストレスを与えてしまいます。
バリチェロのスタンダードタイプ
バイクカバー(ブラック)/バリチェロ
バリチェロのスタンダードタイプのバイクカバーには、300Dのオックス生地が用いられています。二重縫製で強度を確保していますので、耐久性に期待できるのもおすすめポイントです。
バリチェロのバイクカバーの生地は撥水であって防水ではありません。防水生地は通気性が悪いので、内部に湿気をため込むからです。しかし、縫い目はシームテープで防水処理されています。
スタンダードタイプの口コミ評判
バリチェロのスタンダードタイプは生地が高く評価されています。「しっかりしている」「高級感がある」「耐久性に期待できる」と評価され、口コミレビューのふり幅も小さいです。
バイクカバーは駐車場所によって性能や色褪せに差が出ます。バリチェロのバイクカバーも例外ではありません。しかし、バリチェロのバイクカバーは性能の低下や退色が緩やとのことです。
2年経過しました。相変わらず破れやほつれはなし。よくある生地の強度が落ちて裂けてしまう兆候もなし。強い雨が降ると若干染みてくる感じはしますがシートに触れている部分がしっとりしている程度です。
バリチェロのインナー&屋内専用タイプ
インナー&屋内専用バイクカバー/バリチェロ
バリチェロのインナー&屋内専用タイプには、伸縮性のある特殊ファブリック生地が用いられています。通気性を優先させた生地で、湿気でバイクが錆びるのを防いでくれます。屋外での単体使用は想定されておらず、防水性は備えていません。
バイクに傷がつくのを防止するためにバイクカバーの下に重ねたり、屋内保管でバイクにほこりが積もるのを防ぐために単体使用したりするのにおすすめです。
インナー&屋内保管専用タイプの口コミレビュー
バリチェロのインナー&屋内専用タイプの口コミレビューでは「もっちりとした生地がバイクを優しく保護してくれる」「フィット感が良好」と評価されています。「すべりのいい伸縮生地でバイクにかぶせやすい」という口コミレビューもありました。
生地が乾きやすいのも特徴です。ベンチレーションを備えたバイクカバーと併用すれば、湿気を余計にため込まないとのことです。
生地は布で柔らかく、バイクに接する面は傷が付きにくい素材です。もっちりとした感触と言えば伝わるのでしょうか、バイク特有の凹凸に良くフィットします。
バリチェロの新製品!裏起毛タイプ
バイクカバーHG裏起毛/バリチェロ
バリチェロの裏起毛タイプはスタンダードタイプに裏起毛の裏地が加えられたバイクカバーです。車体に傷がついたり塗装が剥げたりするのを防げますので、バイクを大切にしている人に人気があります。
裏起毛タイプは2021年のバリチェロの新製品です。バリチェロの公式オンラインショップにはラインアップされていませんが、アマゾンや楽天などのネットショップで購入できます。
裏起毛タイプの口コミレビュー
バリチェロの裏起毛タイプの口コミレビューでは「バイクカバーを二重重ねする手間が省ける」「予算を圧縮できる」と評価されています。バリチェロの裏起毛タイプの裏地は「フサフサで重量感があり、風によるバタつきが少ない」という口コミレビューもありました。
ただし、折りたたみで労力を必要とするため、毎日の通勤や通学で使っているバイクには不向きです。収納サイズが大きいので、ツーリングで携行するのにも適しません。
生地がしっかりしていて重みがあるので1枚使いだと傷が入るのではないか、かといって2枚掛けは面倒だしコスト面でも高くなってしまうし、と考えていたところにタイミングよく裏起毛素材の新製品が出ていたので購入しました。
バリチェロのバイクカバーの機能
ベンチレーション
バリチェロのバイクカバーはミラー部にベンチレーションを備えているのも特徴です。地面から立ち上がる湿気や太陽光で温まった空気を効率よく排出してくれます。
バリチェロのバイクカバーは後部にベンチレーションを備えていません。後部のベンチレーションはジャストフィットでないと機能しないため、なくてもOKだと捉えましょう。また、インナー&屋内専用タイプではベンチレーションが省略されています。
ベンチレーションの口コミレビュー
ベンチレーションに関する口コミレビューでは「過酷な環境でも結露で内部がびっしょりぬれることはない」と評価されています。バイクカバーの最上部にベンチレーションを備えていますので、効率よく湿気を排出できるからです。
ベンチレーションの効果に期待してバリチェロを選ぶ人も多いです。なお、ベンチレーションダクトから雨水が浸水するといった口コミレビューはありませんでした。
雨と雪にさらされましたが撥水がしっかりしてます。浸水等ない上、ミラーの部分にベンチレーションがあるのでカバーとったらびっしょりってことはなかったです。
風飛び防止機能
バリチェロのバイクカバーは構造がシンプルです。前後の裾に配されたゴムのギャザーでタイヤまで覆い、ワンタッチバックルのついたベルトで車体の中央を留めるとフィットします。
前後の裾をホイールに固定するベルトは備えていませんので、前後の余裕が少ない場所でも簡単に脱着できます。なお、インナー&屋内専用タイプはワンタッチバックルが省略されています。
風飛び防止機能の口コミレビュー
バリチェロのバイクカバーの口コミレビューでは、ワンタッチバックルの位置が話題となっています。バイクの左側から右側の地面に落ちたオスを拾い上げるのが面倒とのことです。ただし、バイクカバーを右側から脱着する場合はスムーズに脱着できます。
バリチェロのバイクカバーは商品画像に逆像が使用されています。バイクカバーの左側にワンタッチバックルのメスが固定されていると解釈したユーザーは多いです。
ばたつき防止のベルトのバックルも右側の上の方にあるので、とても留めづらい。バックルがバイクの下まで下がってくればよかった。バンドを自作して左側にもバックルを付けられるようにしようと考えています。
前後のロックホール
バリチェロのバイクカバーは前後にロックホールを備えています。バイクカバーの脱着で車体に傷がつかないよう、別布でフチ取りされただけのロックホールです。金属製や樹脂製のハトメは用いられていません。
前側のロックホールは黄色の別布でフチ取りされていますので、バイクカバーの前後は容易に判断できます。なお、インナー&屋内専用タイプのロックホールはバイクカバーと同色です。
前後のロックホールの口コミレビュー
バリチェロのバイクカバーのロックホールは「少し小さい」といわれています。ロックホールにチェーンロックが引っかかりやすく、関節タイプの折りたたみロックは通しにくいとのことです。
バリチェロのバイクカバーの口コミレビューでは「ロックホールが傷みやすい」というコメントも目立ちます。バイクカバーを脱着するたびに、ロックホールがチェーンロックで擦れてしまうからです。
概ね満足です。あえて言うなら、前輪カバー部分のロックを通す穴が、もう少し広ければいいかなと。私のチェーンロックについている布カバーにその穴が引っかかることが多く面倒。
バイクカバーの適合サイズを探すコツ
豊富がゆえに難しいサイズ選び
バリチェロのバイクカバーはサイズ展開も魅力です。50ccの原付バイクから大陸系ツアラーまで、バイクに合ったサイズのバイクカバーが見つかります。その反面、サイズの選び方が難しいのも事実です。
バイクカバーは、小さすぎると被せにくくなりますし、大きすぎると湿気を逃がしにくくなります。バリチェロのバイクカバーは汎用品ですので、サイズ選びではある程度の妥協が必要です。
サイズ選びの留意点①
バリチェロのバイクカバーに記載されているのは商品のサイズです。適合するバイクの全長・全幅・全高ではありません。適合サイズを調べるには、バイクの実寸を測る必要があります。全長はトップケースを、全幅や全高はミラーを含めて測りましょう。
ちなみに、バイクの主要諸元表に記載されている全高はハンドルやカウルの高さです。ミラーの幅や高さは含まれていません。
サイズ選びの留意点②
バリチェロのバイクカバーはハンドルをまっすぐにした状態でかぶせるのを想定したサイズです。バイクをサイドスタンドで立て、ハンドルロックをした状態のサイズではありません。
ぎりぎりサイズですとハンドルロックができなくなる可能性があります。逆に、大きめサイズですとバイクの左側がだぶつき、風や雨水を受け流しにくくなる可能性が高いです。
サイズに関するレビューの傾向
サイズ感に好みあり
バリチェロのバイクカバーのレビューでは、同じ車種でも違うサイズを「ぴったり」と評価される傾向があります。これは、タイヤまで覆いたい派と裾を地面に着けたくない派に分かれるためです。
タイヤまですっぽりと覆えば、ホイールが汚れたり腐食したりするのを防げます。その反面、下から新鮮な空気が入らなくなり、内部の通気性を損なう可能性が高いです。
フロントはタイトでリヤはルーズ
バイクカバーBOX装着車専用モデル/バリチェロ
バリチェロのバイクカバーの口コミレビューでは「フロントタイヤは少し顔を出すがリヤタイヤはちょうどいい」「フロントはちょうどだがリヤはだぶつく」というコメントが目立ちます。トップケースやパニアケースの追加を想定し、後部にゆとりがあるためです。
しかし「トップケースを追加すると後部の高さが足りない」というコメントも目立ちます。トップケースを追加したバイクには、ボックス装着車用も検討しましょう。
バリチェロのレビューから適合サイズを探す
適合サイズ:50ccから125ccまで
50ccから125ccまでのバイクにバリチェロのバイクカバーを使用するには、サイズはMと1Lがおすすめです。トップケースとロングスクリーンを追加したバイクでは、2Lが使用されることもあります。
50ccのスクーターは車種による全長や全高の違いが少ないので、サイズはMで間違いありません。125ccのバイクは車種によって全長や全高が大きく違いますので、バイクの実寸を優先しましょう。
適合表:50cc~125cc
Barrichello スタンダード |
|||
車種 | M | 1L | 2L |
50ccスクーター | 〇 | ||
12インチMT | 〇 | 〇 | |
ビジネス | 〇 | 〇 | |
125ccストリート | 〇 | ||
125ccスクーター | 〇 | 〇 | 〇 |
適合サイズ:ロードスポーツ
250ccクラス以上のロードスポーツでは2Lから5Lまでの4サイズが使用されています。2Lを基準にした選び方が正攻法で、大柄な大型ネイキッドなら3Lが適合する場合が多いです。
ハンドル幅の広いストリート系なら4Lも検討しましょう。大きなトップケースやフルパニアを追加するのであれば5Lも視野に入れるべきですが、全長がオーバーサイズになりがちです。
適合表:ロードスポーツ
Barrichello スタンダード |
||||
車種 | 2L | 3L | 4L | 5L |
ネイキッド | 〇 | 〇 | △ | |
スーパースポーツ | 〇 | |||
ストリート | 〇 | 〇 |
適合サイズ:ツアラー
ツアラーでは5Lから7Lまでの3サイズが愛用されています。バリチェロのバイクカバーは5Lと6Lの差が少なく、7Lはとびぬけて大きなサイズです。高さ重視なら5L、全長重視なら6L、フルパニアなら7Lと捉えましょう。
例外ですが、Vストローム250では3L(フルパニアには5L)、GSR250Fでは4Lが適しているとのことです。また「ホンダのゴールドウイングに7Lは少し小さい」というコメントもありました。
適合表:ツアラー
Barrichello スタンダード |
|||
車種 | 5L | 6L | 7L |
大型ツアラー | 〇 | ||
アドベンチャー | 〇 | 〇 | |
大陸系ツアラー | 〇 | 〇 | |
フルパニア | 〇 |
適合サイズ:アメリカン&オフロード
アメリカンバイクには3Lから7Lまでのサイズが愛用されています。コンパクトな250ccクラスは3L、ロングスクリーンとサイドバッグを追加したアメリカンには7Lが適しています。
オフロードには4Lと5Lのどちらかです。バリチェロのバイクカバーは4Lと5Lの差が大きく、口コミレビューではフィット感の振れ幅が目立ちます。なお、F19オフロードには2Lでぴったりとのことです。
適合表:アメリカン&オフロード
Barrichello スタンダード |
|||||
車種 | 3L | 4L | 5L | 6L | 7L |
フルサイズオフロード | ※1 | 〇 | |||
250ccアメリカン | 〇 | 〇 | 〇 | ||
スポーツスター系 | 〇 | 〇 | |||
国産400cc/大型 クルーザー |
〇 | ※2 | |||
※1:可倒式ミラーを折りたためばぴったり ※2:ロングスクリーン+サイドバッグ |
おわりに
バリチェロ(Barrichello)のバイクカバーは価格が高めです。格安のバイクカバーと比較すれば敷居の高さを感じます。しかし、価格以上に高い口コミレビューの評価は魅力的です。
バイクを屋内保管できる恵まれた人はそう多くありません。屋外保管でもバイクを守ってあげたいと思うのがバイク乗りの心情です。すこし奮発してバリチェロのバイクカバーを選択する、それは自然な流れではないでしょうか。
バイクカバーが気になる人はこちらをチェック
バリチェロ以外のバイクカバーもチェックしましょう。バイクカバーは用途を見極めた選び方が正攻法です。しかし、それを判断できるようになるには多くの時間と経験を要します。バイクカバーの選び方で口コミレビューを重視するのは、先達の時間と経験をお借りするためです。
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出典:amazon.co.jp