ショアジギング・大型ルアーの魅力
海に引きずり込むようなの強烈な引きをする青物、特にヒラマサはヒットしたとたんに根に一直線に走り出し、ルアーを外そうとするのでヒットしたヒラマサが大きいと両手でロッドを握って引きに耐えるだけで一生懸命でリールを巻けない…なんてこともあります。
だからこそ釣った時の感動や高揚感は病みつきになります、私も初めて釣った時は、感動と興奮で手が震えました。特に大型ルアーやるショアプラッキングは、ルアーを横から奪い去るように水面からドカンと魚体が見えたりしてドキドキしますよ。そんなメモリアルフィッシュを釣り上げませんか?
なぜ瀬渡し船なのか?
瀬渡しを使う1番の理由は、船長が良いポイントに連れて行ってくれるからです。いいポイントというのは、通常の釣り場と比べて潮通しが良い所が多い場所のこと。船長が今釣れている所、釣れそうな所をピックアップしたり、自分が行きたい瀬に渡してもらえることがメリットになります。
デメリットとしては、帰れない事ですかね…。「ラインが高切れした!予備を持ってきてない…。」などないように予備スループや予備タックルなど準備しましょう。
瀬渡し船の予約の方法
基本的には電話で予約をします。近くの釣具屋に行き「〇〇を釣りたいと思っているのですが、△△の地域でおすすめの瀬渡し船教えてください」と聞くと優しく教えてもらえるでしょう。
最近は瀬渡し船のHPをチェックすると料金や、過去の釣果などを見ることが出来るところが多いのですが、瀬渡し船によりルールがあったりするので電話予約する際に確認しておくと安心です。もちろん出船時間には余裕をもって到着しましょう。
磯についても慌てて下りないこと!
いざ船に乗って、磯場に到着すると名前を呼ばれるので荷物を前方に運んで降りる準備をしましょう(他の利用者の荷物を運んだり助け合いしましょう)。磯にあがるときは船が安定するのを待つことが重要です。磯に上がる前にお迎えの時間もしっかり船長に確認しておきましょう。
ロックショアで必要な安全装備
ロックショアを始める前に知っておくこと
ロックショアを始めるにあたって、岩がゴツゴツで足場が悪い所が多く、地形の変化もある為、潮の流れが複雑な所があったり落水して波にさらわれる危険が伴います。特に単独での釣行は助ける人がいないので気をつけましょう。安全装備をしっかり揃えて危険予知をすることが大切です。
安全装備1:救命胴衣
救命胴衣にも膨張式・自動膨張式・フローティングベストなどいろいろな種類があるかと思いますが、ロックショアでは必ず浮力体が入ったフローティングベストを使用してください。
膨張式の物ですと、落水した際に岩などで膨らんだ浮力部位に穴が開き、複雑に流れている場所では流されてしまう可能性があります。フローティングベストだと滑って転んだ際にもクッションの役割も果たしますし穴が開く心配はありません。
安全装備2:磯靴
岩がゴツゴツしていて波が打ち付けており、海藻や海苔が生えていて滑りやすくなっているので、スニーカーやサンダルではなく必ず磯靴を履きましょう。
スパイクのみとフェルトスパイクがありますが、場所により使い分けるのが一番良いですが、初心者の方にはフェルトスパイクをオススメします。
安全装備3:帽子・ヘルメット
太陽光による熱射病・熱中症から身を守ることはもちろんのこと、頭を守るという意味合いでも帽子をかぶる事はとても大事。足場が悪い所や、落石の危険がある場合はヘルメットが必要になる事があります。また瀬渡し船の船長から「ココはヘルメット被っていなきゃ危ない」と言われる事があるので確認しておきましょう。
安全装備4:手袋・グローブ
手袋・グローブの着用は魚とファイトのやり取りでのしやすさもあるとは思いますが、私が着けている理由は怪我の防止です。ロックショアの場合特に、岩場に手をついたり貝柄で手が切れたりして怪我する可能性があります。またルアーウエイトがかなり重いものを投げたりします。
ちょっとした怪我がパフォーマンスの低下につながることも
私は大きいもので130、150g程を遠投しますので、グローブをつけていないとキャスト時にラインで指が切れる恐れもあります。こうなってしまうと、気になって思ったところに投げられないといったパフォーマンスの低下に繋がってしまいますので、グローブは忘れずに着けましょう。
手袋にも色々なタイプがあると思いますが、怪我防止の意味でも私がつけているような手全体をカバーしているタイプがおすすめです。
ロックショアでの使用タックル
いつも僕はタックルは2本持って行っています。1本だと使い分けできませんし、タックルが破損したらせっかくの楽しい釣りができなくなります。壊れたからすぐ戻る。という事もなかなかできないのがロックショアですので、必ず予備のタックルを持つようにしましょう。
1本目のタックル
ロッド | RippleFisher / RunnerExceed110H |
リール | SHIMANO / 13ステラSW14000XG |
PE | 6号 |
リーダー | 140lbs |
大型ダイビングペンシルメインのセッティング
1本目のタックルは大型ダイビングペンシルをメインに考えたセッティングにしています。ロッドはお店に行き色んなロッドを曲げさせてもらい自分の合うロッドを選びました。
自分にとってオーバーパワーのロッドだとうまく操作できませんし、一日中ロッドを振るも難しいでしょう。なるべく硬めの竿で大型青物を浮かせて根に走らせないようにと考え選んでいます。
バランスを考えたライン選び
ラインセッティングについてはPE8号も考えましたが、ルアーの飛距離とラインの強さのバランスを考えて、リーダーも140lbsを使いルアーアクションを殺さないように、根ずれした時の切れないようにと思いこのセッティングにしていますが、これでも釣り上げきれない大型青物もいます。
2本目のタックル
ロッド | Jackson / Ocean Gate Shore Jig JOG-1006H-K SJ |
リール | 15TWIN POWER14000XG ステラ8000番のスプール使用 |
PE | 4号 |
リーダー | 100lbs |
比較的小型ルアー向けのセッティング
2本目のタックルは小型のダイビングペンシルやジギングとするときに使っております。ショアジギングをメインに考えられたロッドで25-100gの幅広いウエイトを使えるのもセレクトしている理由です。
そこまで硬いロッドではないですがとても粘りがあるロッドなので、沈み瀬があまりない場所ではロッドを曲げて魚を弱らせて安心してランディングに持ち込めると思います。
ロックショアでの使用ルアー(Jackson)
Kaiken Popper海剣ポッパー
朝マズメのタイミングでまだ日が上がっていない暗い時間帯で使うことが多いです、暗い時間帯でポッパーアクション時の音で魚にアプローチをかけるイメージで使います。水かみも良くミスダイブが少ないのと、引いて来るときに巻きアクションも加えると泡が細かく、青物を惑わす効果もあるのが特徴です。
大型の青物も逃さない設計
浮き姿勢を90度ではなく75度に設定することで着水後の素早いアクションに対応。魚の吸い込みが良くなるよう設計されており、高剛性肉厚ボディと1.6mm貫通ワイヤー仕様で大型の青物にも対応可能です。
Kaiken海剣
ウエイトはJacksonのルアーの中で一番重いんじゃないでしょうか(ジグ系を除く)。カイケン 180mmでフックなしで99gあります。シンキングタイプでトップでは青物が出ないとき、海が荒れていてダイビングペンシルが引きにくい時に多用します。
使っていてダートアクションが特に綺麗な動きをしているので、キャストして中層まで沈めて、ショートワンピッチジャークでダートさせて表層まで上がった時にバイトするケースが多いです。
多彩な大型魚に対応
サイズは110mm、140mm、180mmの3種類。シンキングタイプのルアーで、マグロはもちろん、GTやヒラマサ、シイラ、カジキなどのビッグフィッシュ攻略が可能な大型ルアーです。その飛行性能は高いレベルで完成され、ダートやスライディングアクションでモンスターたちを魅了します。
まとめ
瀬渡し船でなくても、ロックショアにはさまざまな危険があり、準備を入念にすることが最も大切です。ですがその分、初めて大型回遊魚・大型青物を釣り上げることが出来れば一生の記憶になるくらい釣り人をワクワクドキドキさせてくれます。
僕が初めて釣ったヒラマサが93cmのヒラマサだったのですが「この引きほんとに魚か?」というくらい力強い引きで、釣り上げた時には感激で足が小鹿のようにガクガク震えました。
楽しさが疲れを上回る感動体験
ヒラマサは、ヒットしても最初と最後が瀬に突っ込もうとすごい勢いで走ります。水深や、地形を把握して根に突っ込まれないようにドラグを強くしてみたり、潜らせないようにファイトしなければいけないケースもあり、その駆け引きは他では体験できない感動をもたらします。
タックルがヘビーになればなるほど体への負担はありますが、釣れるとその疲れが一気に吹っ飛ぶくらいロックショアすごく楽しいので、経験されてみてはいかがでしょうか?
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