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勝利を願って贈りたい、グラジオラスの花言葉をご紹介!誕生花や意味の由来も解説!

グラジオラス全般の日本語の花言葉は「勝利」「思い出」「用心」「密会」などとなっています。花色別の花言葉もあり、さまざまな意味があるため贈るときは注意してください。グラジオラスの花言葉の意味や由来に関すること、グラジオラスの人気品種などについてご紹介します。
2021年9月6日
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目次

花色でイメージが変わるグラジオラス

Photo byCapri23auto

花色の種類が多いグラジオラスには、よい意味合いの「勝利」「たゆまぬ努力」「情熱的な恋」などの花言葉があります。少し危険な香りがする花言葉は「密会」や「忘却」です。グラジオラスの花色はきれいでも、贈られた人が困惑するような花言葉があるため、グラジオラスを贈り物にするときはよく調べてからにしましょう。

またグラジオラスにはさまざまな品種があるので、いろいろチェックしておくと楽しめますよ。(この記事は2021年9月5日時点の情報です)

グラジオラスの花言葉と由来:全般

全般の花言葉

Photo byCapri23auto

グラジオラス全般の花言葉は、「勝利」「思い出」「密会」「忘却」「用心」となっています。「勝利」「思い出」は肯定的な意味合いといえるため、贈りものにするには問題がありません。

しかし「密会」「忘却」「用心」は少し危険な雰囲気が感じられる意味合いの花言葉のため、贈りものにするときは注意が必要です。これらの花言葉が付けられた由来は、グラジオラス独特の形や大きさにあります。

花言葉の由来

Photo byNickyPe

グラジオラスの花言葉はいろいろな意味があるため、由来はすべてに当てはまりませんが、一部の花言葉の由来は"学名"にあります。

グラジオラスの属名である学名はラテン語の「gladius(剣)」のため、「勝利」がつけられたと考えられます。剣のような葉とつぼみの形が由来とされていますが、どことなくグラジオラス全体も西洋の太い剣のように見えるのではないでしょうか。

他の花言葉の由来

グラジオラスの花言葉のひとつである「思い出」は、肯定的な意味合いといえます。しかし他のグラジオラスの花言葉である「密会」「忘却」「用心」と関連性がありそうです。

「密会」の由来は、古代ヨーロッパで人目を忍んで逢瀬を重ねていた恋人たちが、「用心」のためにグラジオラスの花の数を"密会の時間を知らせる"ため利用していたとされています。「思い出」や「忘却」は「密会」に関連があるといえそうです。

西洋の花言葉の由来

Photo byCapri23auto

グラジオラスは原産地がアフリカやヨーロッパのため、西洋(英名)の花言葉もあります。西洋のグラジオラスの花言葉は、「sincerity(誠実)」「strength of character(人格的強さ)」「preparedness(準備)」「remembrance(記憶)」です。

日本の花言葉「思い出」「用心」と似ている花言葉もあります。西洋の花言葉はおおむね肯定的な意味合いが多いといえるでしょう。

グラジオラスが誕生花となる日


Photo byCouleur

グラジオラスが誕生花となる日は、3月23日・3月29日、6月14日・7月13日・11月26日と幅広い季節にわたっています。春に球根を植え付けて夏から秋まで咲く、球根性植物であるグラジオラスの特徴を示しているといえそうです。

グラジオラスが誕生花の人がいれば、グラジオラスのよい意味の花言葉を添えて贈ると喜ばれることでしょう。

グラジオラスの花言葉と由来:色別

ピンク色の花言葉

Photo byCouleur

ピンク色のグラジオラスの花言葉は「ひたむきな愛」「たゆまぬ努力」「満足」となっています。いずれも前向きな花言葉となり、大切な人への贈り物にふさわしい意味といえそうです。ピンク色のグラジオラスの花は最も人気がある花色となり、エレガントな花びらがより可憐な雰囲気を漂わせています。

ピンク色には薄いものからサーモンピンク、濃いピンクなどのいろいろあります。贈るときは相手の雰囲気や好みも配慮しましょう。

黄色の花言葉

Photo byCapri23auto

黄色いグラジオラスもとても可憐な雰囲気のためピンク色に続いて人気ですが、日本の花言葉は不思議なことにつくられていません。しかしフランスでは「愛の招待状」という素敵な花言葉がつけられています。

黄色は周りを元気にしてくれる色ですが、多くのグラジオラスの色味は薄くて優しいニュアンスの黄色です。そのため押しつけがましくなく、さりげなく気持ちを伝えられる花言葉といえるのではないでしょうか。

白色の花言葉

Photo bystux

白い色のグラジオラスの花言葉は、危険な香りがする「密会」となっています。白といえば純粋なイメージがする色のため、他の花ではよいイメージの花言葉が多く、意外な花言葉といえそうです。

白い色は、さまざまな色の花が植えられた華やかな庭では目立たないため、かえって「密会」の合図に利用するには好都合だったのかもしれません。花言葉とは裏腹に、白い花びらはフリルをイメージさせる可憐なニュアンスが漂っています。

赤色の花言葉

Photo byElinaElena

赤い色のグラジオラスの花言葉は「用心」「堅固」です。ピンクや黄色、白などのグラジオラスは可憐なイメージがありますが、赤い色のグラジオラスからは情熱や意志の強さが感じられます。

もしかすると、「剣」という戦いに関連する学名が由来のグラジオラスに一番ふさわしい花言葉といえるのではないでしょうか。戦いの火種が至る所にあった古代ヨーロッパにおいて、剣は用心のために常に携帯した道具だったのです。

紫色の花言葉

Photo byCouleur

紫色のグラジオラスの花言葉は「情熱的な恋」です。紫色はミステリアスなイメージがすることからも、ふさわしい花言葉といえるかもしれません。フリルのような形の花びらと、赤い色とは別の意志の強さを感じさせる紫色のグラジオラスはとても魅力的です。

同じグラジオラスでもピンクや黄色とはまったく異なる雰囲気だからこそ、グラジオラスは素晴らしいといえるのではないでしょうか。大人っぽい雰囲気の人に贈ると喜ばれそうです。

グラジオラスの特徴・品種・育て方

グラジオラスの特徴

Photo bymanfredrichter

花名 グラジオラス
学名 Gladiorus hybridus
和名 トウショウブ(唐菖蒲)
園芸分類・形態 球根性植物・多年草
原産地 南アフリカなど
草丈 0.6~1.5m
開花時期 6月~10月
花色 ピンク・赤・黄色・白・オレンジ色・青・紫・緑・複色
栽培難易度 初心者でも育てやすいレベル
耐寒性 弱い
耐暑性 強い

グラジオラスの最大の特徴は、まっすぐに伸びる茎にたくさんの花がついていることです。1本の茎につける花の数は10個ほどとなります。

とても豪華な雰囲気があり、ガーデニングの主役になるだけではなく、切り花にしても主役級の美しさです。贈りものにするのにふさわしいグラジオラスの花といえます。花色も豊富で、色によって雰囲気が変わるのもグラジオラス最大の特徴です。

グラジオラスの系統

Photo byMarjonhorn

アヤメ科トウショウブ属(グラジオラス属)の原産地は、南アフリカを中心にヨーロッパや西アジア、マダガスカルとされ、約180種類が自生しているといわれています。

現在普及している園芸品種のグラジオラスは、原産地の熱帯アフリカまたは南アフリカで自生する10種類を基にしたものとされ、品種数は1,000以上にもなるのです。

グラジオラスは2系統

グラジオラスは花色がとても豊富ですが、春に球根を植える"夏咲き"のグラジオラスの種類は、大輪系の「グランディフロラ系」と小輪系の「ピクシーオーラ系」に大別できます。一般に流通している品種は大輪系の「グランディフロラ系」です。

球根は茎が変形したもの

グラジオラスの球根は少し変わった特徴をしており、茎が変形したものなのです。球根はいくつもの生長点を持っており、毎年新しく更新されます。

新しい球のまわりにも"木子(きご)"という豆粒ほどの小さな球根をつけるという独特な性質です。ガーデニングが好きな人は、グラジオラスの球根を植え付ける前にじっくり観察してみてください。

グラジオラスの花名は学名由来

Photo byulleo

グラジオラスの学名は「Gladiorus hybridus」といい、ラテン語でGladiorusは「剣」を指しています。hybriduは「組み合わせ」「雑種」を意味するhybridの派生語となり、グラジオラスは交配種との意味のようです。

剣に似ている姿のグラジオラスには「勝利」という花言葉もあるように、古代人が戦いに勝利したときに声を上げる勝ち鬨(かちどき)をイメージさせます。

グラジオラスの和名は属名由来


Photo byCapri23auto

グラジオラスには「唐菖蒲」という風流な和名もあり、唐がついているので大陸から渡ってきたことがわかります。唐菖蒲という字面からも古典的な優雅さが感じられるようです。唐菖蒲の他にも、俳句で夏を表現する季語の「オランダあやめ」という和名がつけられており、こちらはヨーロッパ原産であることを示す和名です。

ちなみにアヤメ科アヤメ属の「オランダアヤメ」という品種もあり、グラジオラスと混同されています。

グラジオラスの品種

グラジオラスは約1,000種類もの品種が生み出されていますが、人気はラベンダーのような薄い紫とピンクを合わせたような「トラベラ」です。丈夫で栽培しやすく花付きがよい早生品種となり、遅植えでも秋に花を楽しめます。

「ツルーラフ」も丈夫で栽培しやすく、花穂が長くて花が密につくため豪華な雰囲気です。他にも鮮やかな赤色が美しい「ヘクター」や白色系の「クリームホワイト」、青系の「ブルーズ」などもおすすめです。

グラジオラスの育て方

Photo byCapri23auto

グラジオラスの育て方で最も大切なことは「日当たり」のため、半日以上は日が当たる場所で栽培してください。球根を植え付ける時期は、3月下旬~7月までの間に時期をずらして植えられます。そうすることで豪華な花が6月~10月までの長い期間楽しめるのです。

やせ地でもよく育つため、肥料はほとんど必要ありません。病害虫は特に心配ありませんが、ハダニがつきやすいため発見した場合は水で洗い流してください。

グラジオラスを贈るときは花言葉にご注意!

Photo byblende12

グラジオラスは「剣」を示すラテン語の学名が語源となり、花言葉は関連性のある「勝利」です。試験などのときに贈るのがおすすめですが、花色で花言葉が変わるのでご注意ください。

ピンク色は「たゆまぬ努力」「ひたむきな愛」、白は「密会」、赤は「用心」、紫色は「情熱的な恋」などです。贈られる人からすると意味深に思える花言葉があるため気を付けなければいけません。相手にふさわしい花言葉のグラジオラスを贈りましょう。

グラジオラスの育て方が気になる人はこちらをチェック!

ガーデニングを彩り鮮やかに、そして豪華に演出してくれるグラジオラスを栽培してみませんか。初心者でも栽培方法は難しくないので気軽に取り組んでみましょう。球根の植え付け方法や栽培管理の方法など、ぜひご参考にしてください。