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実は海外生まれ?玉簾の花言葉をご紹介!日本での歴史や外国での意味も解説!

日本でも広く見られる玉簾には、どんな花言葉があるのでしょうか?今回は玉簾の花言葉と、海外での別名や語源などをまとめてみました!玉簾の基本的な情報や、育て方についても掲載しているので、是非花言葉と合わせてチェックしてみてください。
更新: 2021年9月8日
mamma32
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目次

玉簾の花言葉を知ろう!

玉簾とは?

玉簾とは、ヒガンバナ科に属する球根植物の一種です。あまり聞き馴染みのない方もいらっしゃるかのしれませんが、暑さにも寒さにも強いので比較的育てやすいと言われています。また、玉簾はさまざまな気候に対応できることから、多くの地域に生息している花です。

可愛らしい花をつける玉簾ですが、球根には毒があります。誤って毒を摂取してしまうと嘔吐や痙攣などの症状を引き起こすため、扱いの際には注意しましょう。

白い花をつける

玉簾は、開花すると10〜30cm程度の白い花をつけます。清純なイメージのある白い花なので、好き嫌いを選ばず万人受けする花です。また、玉簾の場合は1つの茎に対して1つの花が開花するため、たくさん開花させたい場合はいくつもの玉簾を育成しましょう。

玉簾の花の開花は、雨が降った後に始まります。開花時期は8月〜10月で、開花時期であれば枯れてしまってもまた新しい花を開花させるのです。開花から枯れるまでは2.3日と短めですが、また新しく咲くので長く楽しめます。

別名ゼフィランサスと呼ばれることもある

玉簾は、別名ゼフィランサスと呼ばれる事もあります。日本では玉簾(たますだれ)という名前がメジャーですが、花屋などに行くとゼフィランサスとして売られていることも多いです。ただしゼフィランサスとは、玉簾の他にサフランモドキなども含めた花の名前の総称です。

玉簾は、サフランモドキのように似た見た目の花が多くあります。それらは同じ科に属するため、総称してゼフィランサスと呼ばれているのです。玉簾単体を指すわけではないので気をつけましょう。

英語の名前と和名の由来

玉簾は日本独自の名前ですが、少し変わった印象を抱く方も多いはずです。日本だけの名前を持つ花はたくさんありますが、玉簾のように古風な名前の花はあまり見かけません。玉簾の日本の名前の由来は、葉っぱの様子に関連しています。

「幾枚もの葉っぱが並んでいる様子が簾に見える」という理由が、日本での名前の由来です。普通花の名前の由来は花の部分をから連想されることが多いため、玉簾のように葉っぱの様子が由来となっているものは珍しいです。

英語ではレインリリー

日本では玉簾という名前で呼ばれている植物ですが、英語では別名で愛されています。英語では「レインリリー」という名前で流通しており、なんともロマンチックな印象を抱く名前です。名前の通り、これはユリに似た花を開花させることが由来となりました。

また、玉簾は雨が降った後に開花するという特徴があるため、「雨のユリ」という由来でレインリリーという名前になったのです。国によって全く名前の由来が違うので、面白みを感じます。

玉簾は9月13日の誕生花


玉簾は、9月13日の誕生花です。誕生花とは、365日それぞれに花を当てはめたもので、古くギリシャのローマ人が制定したとされています。誕生花は日本でもポピュラーで、その人の誕生花を誕生日に贈るという人も多いです。

主にその花の開花時期に合わせられており、玉簾が誕生花である9月13日も、玉簾が美しく咲く時期に合っています。是非9月13日生まれの方は、誕生花である玉簾について知ってみてください。

玉簾の花言葉

①汚れなき愛

玉簾の気になる花言葉は、「汚れなき愛」です。玉簾は真っ白な花を開花させるため、清純や純粋といったイメージの花言葉が付けられています。そのため、恋人への告白やプローポーズの時に贈る花としてもおすすめです。

玉簾の花言葉は「汚れなき愛」ですが、仲間であるサフランモドキなどゼフィランサス系の花の花言葉はみんな、清純などのイメージをもたせます。そのため、ゼフィランサス系の花であれば、悪いイメージの花言葉にはなりにくいですよ。

純白な愛という花言葉もある

玉簾の花言葉は「汚れなき愛」ですが、「純白な愛」という花言葉も有名です。真っ白な花を咲かせる玉簾の見た目から、「純白な愛」という花言葉が生まれたと言われています。花言葉の語源はさまざまですが、日本ではその見た目や開花時期に合わせた花言葉がオーソドックスです。

玉簾は「純白な愛」という花言葉なので、結婚式で使用するのが向いています。その真っ白な見た目が語源となった縁起のいい花言葉なので、結婚式の飾り付けやブーケにに使用してみましょう。

②期待

玉簾の花言葉には、「期待」という花言葉もあります。他にも「喜び」「歓喜」という花言葉を当てはめるときもあり、これらがギリシャ神話から由来されているのです。西洋では玉簾は春の訪れを告げる花とされているため、暖かな春を期待するという由来からこの花言葉がつけられました。

日本では夏に開花する花なので、「汚れなき愛」「清純」といった花言葉がベターですが、国が変わると花言葉もガラッと変わるのです。「期待」という花言葉も意味はポジティブなので、人に贈るときも問題ありません。

便りがあるという花言葉も有名

玉簾には、「便りがある」という花言葉もあります。これは主に海外で知られている花言葉で、玉簾だけではなくサフランモドキなどゼフィランサス系の花全てに当てはまる花言葉です。そのため、日本ではあまり馴染みが無く、知らない人も多い花言葉でしょう。

「便りがある」という花言葉は、玉簾の別名である「ゼフィランサス」の語源から来ています。玉簾の別名は風を語源としているため、「便りがある」という花言葉が生まれました。

玉簾の原産地と歴史


原産地は南米

Photo by norio_nomura

玉簾の原産地は、南米のペルーです。原産地であるペルー以外には、アルゼンチン・パラグアイ・ウルグアイやチリに生息しています。主に川の近くに生息していることが多く、南米では見かけることの多い花です。

玉簾はさまざまな気温に対応できる植物なので、古くから原産地の南米だけでなくいろいろな国にも持ち込まれました。そのため玉簾の花言葉は、日本・ヨーロッパ・アメリカなどいろいろな地域のバージョンがあります。

野生でも生息する

多数の地域での花言葉があることからも分かるように、玉簾は原産地以外でも愛されている花です。気温が20℃以上であれば1年に何度も花を付け、さらに球根がその地に根付けば毎年花を咲かせます。そのため玉簾は野生でも良く見られ、古くから世界中で愛されているのです。

ヨーロッパでもあっという間に全土に広がり、ギリシャ語の「花」とギリシャ神話の神様を語源とする「ゼフィランサス」という洋名が付けられました。

日本には明治時代に渡来した

Photo by ototadana

玉簾は日本での花言葉もあり、和名もあることから日本が原産地だと思っている方も多いです。しかし実際の原産地は南米で、日本に持ち込まれた時期は明治維新後の時期だと言われています。明治維新で開国したことによって、西洋から玉簾を含むさまざまな植物が持ち込まれました。

いろいろな環境下でもたくましく生きられる玉簾は、もちろん日本の環境にも適していったと言われています。観賞用としてだけでなく野生化した玉簾も多く、今でも日本の各地で見ることができるのです。

玉簾の育て方

球根で植えるのが一般的

Photo by ototadana

玉簾はさまざまな時期に対応できますが、日本では3〜4月に植えるのが一般的です。種で植えることもできますが数年かかるので、球根で植えるのがおすすめですよ。玉簾を植える場所は、水はけの良い土を使った庭や鉢を選びましょう。日当たりが良く通気性のいい場所を好むため、玉簾を植える環境に気をつけてください。

基本的には4合鉢に5球程度、赤土と腐敗土を7対3で植えるのがおすすめです。球根同士は、あまり間隔を空けずに植えるようにしましょう。

水やりや肥料の与え方

Photo by chidorian

玉簾の水やりは、ほとんど必要ありません。特に地植えの場合は必要が無く、あまりにも土が乾燥していたら少なめに与えましょう。鉢に玉簾を植えた場合は、土が乾燥しているなと思ったタイミングで水やりをしてください。

玉簾は乾く・湿るというサイクルを繰り返すことで育っていくので、水やりは育て方の大きなポイントとなります。基本的には雨にまかせて大丈夫なので、育てやすい品種です。
 


肥料も必要以上に与えない

玉簾は、肥料も必要以上に与えなくて大丈夫です。植える時に肥料を土に混ぜておけば、後から頻繁に変えなくても問題はありません。ただし、秋に1度追肥として暖効性化成肥料を与えると、より立派な玉簾を育てることができておすすめです。

剪定や植え替えの方法

Photo by 阿橋花譜 KHQ Flower Guide

玉簾に剪定の必要はありませんが、花が枯れて葉っぱが黄色くなったら、花茎を切り落としましょう。球根に栄養を与えるためなので、花茎の下からしっかり切り落としてください。また、玉簾は冬越のためになにか工夫を施す必要はありません。気になる場合は、北風が当たらない場所に置いておきましょう。

基本的に育てる上で手間暇のいらない玉簾ですが、球根が混み合ってくると育ちにくくなります。そのため窮屈そうだと思ったら、別の鉢や場所へ植え替えましょう。

玉簾の花言葉を知って育ててみよう

Photo by ototadana

日本でも馴染み深い玉簾は、実は南米が原産の世界的に有名な花です。今回は玉簾の花言葉だけでなく海外での別名や、その語源についてもご紹介しました。美しい花を咲かせる玉簾について知りたい方は、詳しい知識をゲットしてみてください。また、玉簾は9月13日の誕生花なので、該当する方は覚えておきましょう。

玉簾は育てやすい花でもあります。季節ごとの植え替えや水やりの必要もないので、初めて花を育てる方におすすめです。気になった方は、是非玉簾を自宅で育ててみましょう。

鳳仙花の花言葉が気になる方はこちらをチェック!

玉簾のように和名が付いており、日本でも馴染み深い花が「鳳仙花」です。以下の記事では、鳳仙花の花言葉の語源や別名など、基本的な特徴をまとめているのでチェックしてみましょう。鳳仙花は小学校の授業でも題材にされるため、比較的身近な花です。

しかし身近だからこそ知らないことも多く、花言葉も知っている人は少ないでしょう。是非この機会に、鳳仙花の花言葉や特徴について知ってみてください。