ポーチェラカ ウェルデルマニー
ポーチュラカ八重咲
ポーチュラカ ミルク&ハニー
マツバボタン 八重咲き
ポーチュラカ(マツバボタン)
スベリヒユオレラセア
ポーチュラカフェリーチェ
ポーチュラカとは
ポーチュラカの花
梅雨から秋雨の時期に開花するポーチュラカは、炎天下にも負けない元気な花になります。夏の暑さに負けそうな時期、懸命な花の姿に元気をもらうことができる様子から、花言葉は「いつも元気」です。
学名は「Portulaca oleracea」でポーチュラカは一般名になります。原産地は南米、暑さや乾燥には強い花ですが、寒さに弱く冬を越すことが難しい一年草です。
ポーチュラカの花の色
ポーチュラカの花は赤、白、オレンジ、ピンク、黄色、紫、混合の複数色があります。単色を植えるより、複数種の株の寄せ植えがおすすめです。
同じ品種には葉が松のように尖ったマツバボタン、花びらが八重咲のポーチュラカ・マジカルキューティーやポーチュラカ・フェリーチェといった品種もあります。
ポーチュラカの原産地
ポーチュラカの原種スベリヒユは、南米から北米の温帯から熱帯地域を原産地としています。スベリヒユを園芸用に品種改良したポーチュラカも南米が原産地です。
日本の暑い時期に炎天下でも元気な花ですが、乾燥した南米の大地に根付くポーチュラカは、湿気が多い時期と寒い時期は苦手で、日本の冬を越すのは難しくなります。
誕生花の日は3つ
誕生日にちなんだ花を誕生花といいますが、ポーチュラカは7月16日、9月26日、9月29日の誕生花になります。6月~10月までに開花するポーチュラカらしい夏の誕生花です。
7月16日の誕生花はポーチュラカの他にアマリリスなどがあります。9月26日はハスや紅葉あおい、9月29日はリンゴ、ツンベルキアも誕生花です。同じ仲間でもマツバボタンは7月27日、8月3日、8月21日の誕生花になります。
誕生花一覧
ポーチュラカは誕生花になる日が複数あるので、わかりやすく一覧にまとめてみました。
誕生花をプレゼント
お誕生日に誕生花をプレゼントする、ということがありますが、ポーチュラカを花束にすることはできません。ポーチュラカの花を誕生花としてプレゼントするなら、一覧にある花とのアレンジはいかがでしょう。
元気な花言葉と一緒に、寄せ植えの誕生花を贈ってみましょう。ポーチュラカの寄せ植えは可愛らしく華やかです。鉢植えのポーチュラカは切り花より長持ちします。長く誕生花を楽しめること間違いなしです。
ポーチュラカ花の名の由来
ポーチュラカの名の由来と語源
ポーチュラカの学名「Portulaca 」は、ラテン語の「Porta(入り口)」という言葉を語源としています。ポーチュラカは実が熟すと、蓋が取れるように開く様子が「入り口」に似ている、というのが由来です。
和名を花スベリヒユといい、スベリヒユの語源や名の由来もいくつかあり、その一つはヒユ科のヒユに似ているということが由来になります。
英名はグリーンパースレーン
南米を原産地とするポーチュラカの英名は「グリーンパースレーン」です。パースレーンはヨーロッパで広く栽培される食用スベリヒユになります。
スベリヒユの英名を由来として、ポーチュラカにつけられたのが「グリーンパースレーン」です。ラテン語が語源のポーチュラカですが、多くの国でパースレーン、グリーンパースレーンはポーチュラカと同じ花のことを意味します。
和名花スベリヒユの由来と語源
スベリヒユの語源には、スベリヒユは茹でると独特のぬめりが出ることからつけられたというものもあります。ポーチュラカの和名「花スベリヒユ」は、食用野菜のスベリヒユが観賞用に栽培されたことが由来です。
観賞用に品種改良されたポーチュラカは食用として利用することも可能、スベリヒユとポーチュラカが同じ植物を表すこともあります。
食用になるポーチュラカ
ポーチュラカを食べる
ポーチュラカはスベリヒユ属の植物です。スベリヒユは日本では和え物やおひたし、ヨーロッパでは炒め物やサラダの具材として好まれています。ポーチュラカは食用にもできるスベリヒユを、観賞用に改良した品種です。
世界ではポーチュラカも同じように、葉や茎をおひたしなど古くから食用としてきた地域もあります。そこで、実際にポーチュラカを食べる時の、食べ方や調理法についてご紹介しましょう。
ポーチュラカの食べ方
スベリヒユと同じポーチュラカは、葉や茎を茹でておひたしにする、スープにするといった食べ方ができます。山形では昔から「ひょう」という名で食べられていました。沖縄でも食用として利用されているようです。
茎と葉を硝酸を入れた湯で茹で、水でさらします。茹で時間を長くして刻み納豆に合えたり、ざく切りにして辛子醤油、酢味噌和えといろいろな食べ方を楽しんでください。ポーチュラカの実は生でも食べることができます。
ポーチュラカの栄養価
ポーチュラカは、毎日摂ることを推奨される栄養素の必須脂肪酸「オメガ3脂肪酸(n-3系)」やビタミンB、鉄、マグネシウムを豊富に含む植物です。n―3系の脂肪酸は、魚に含まれるDHAと同じ脂肪酸になります。
コレステロールの上昇を抑える効果があるオメガ3脂肪酸を含むポーチュラカは、血圧や心臓、脳の血管の病気が気になる人におすすめです。また解毒作用があり、ギリシャやトルコではハーブとして親しまれていました。
ポーチュラカの花言葉
花言葉の意味と由来
ポーチュラカの花言葉には、「いつも元気」の他に「無邪気、可憐、自然を愛する」という言葉があります。いつも元気や無邪気、可憐は炎天下でも元気に咲く、ポーチュラカの姿そのものを表した花言葉です。
自然を愛するという言葉は、ポーチュラカが大地に根付くような様子から、自然に根付いた花という意味が由来ではないかといわれています。ポーチュラカの花言葉を一覧にし意味を考察してみました。
1.炎天下に咲く姿の花言葉「いつも元気」
真夏の炎天下でも元気に咲く様子から、ポーチュラカには「いつも元気」という花言葉があります。暑い時期、炎天下ぐったりとしてしまう植物や生き物が多い中、ポーチュラカの花から元気をもらいましょう。
「いつも元気」という花言葉は健康長寿を意味し、ポーチュラカは喜寿や傘寿、米寿のお祝いの花にも利用することができます。健康長寿を願う両親へ「敬老の日」の贈り物におすすめです。
2.子供の姿を意味する花言葉「無邪気」
炎天下でも元気に遊ぶ小さい子どもたちと、真夏の太陽の下で咲くポーチュラカの花を重ねて意味をつけた花言葉が「無邪気」です。
可愛らしいピンクや黄色、オレンジの花の姿も、愛らしい子どもの姿のように見えたのかもしれません。炎天下に咲く姿は、本当に子どものように元気で、無邪気という花言葉がピッタリです。
3.可愛い姿からついた花言葉「可憐」
ポーチュラカの花はとても小さくて可憐です。淡いピンクや白、黄色と可愛らしい色も、可憐という言葉を連想させるのかもしれません。
可愛いのに炎天下でも頑張って開花する、そんなひたむきな姿も、可憐という花言葉にピッタリです。「可憐」はポーチュラカの可憐な花の姿を由来とした花言葉になります。
4.環境に貢献する花言葉「自然を愛する」
大地にしっかり根をおろし暑さに負けずに咲く姿と、繁殖力の高さから自然を愛する花というイメージでそこからつけられた花言葉です。それだけでなくスベリヒユ属の植物は、環境に重要な働きをしています。
ポーチュラカは夜のうちにCO2を吸収し、体内でリンゴ酸として蓄積する働きがあるのです。CO2削減は環境課題の一つ、花言葉をつけた人は深い意味を考えたかは不明ですが、環境に貢献する姿を由来にしたかもしれません。
色別の花言葉
花によっては色別の花言葉がありますが、ポーチュラカにはないようです。品種によって少し違う花言葉もありますが、基本は「元気、無邪気」になります。
花言葉で長寿を願う
風水では玄関やリビングに、丸い葉をもつ植物を置くとよいといいます。ポーチュラカは葉が丸く、花言葉は「いつも元気」のため、健康長寿を願う贈り物に使われることもあるようです。風水的にも丸い葉をもつ植物は開運につながるといいます。
また花風水では、オレンジは調和、黄色は金運アップ、ピンクは若返りの色です。花は風水で開運に使われる色がたくさんあります。リビングや玄関に置いて健康長寿と開運を願ってください。
品種人気一覧
ポーチュラカの品種7選
ポーチュラカには、葉が広く肉厚のポーチュラカと葉が松葉のようなマツバボタンがあります。どちらもピンクや黄色、オレンジ、紫と色鮮やかで可憐です。
スベリヒユと調べると、同じ品種として花スベリヒユのポーチュラカ、ポーチュラカの品種の一つとしてマツバボタンが出てきます。そこでポーチュラカの人気の品種を一覧にしてのご紹介です。
1.ポーチェラカ ウェルデルマニー
ポーチュラカの中でも人気の高いウェルデルマニーは、丸く肉厚な葉全体に綿毛のような糸がまとわりつく品種です。ポーチュラカの中では珍しくすっと上に向いて茎が伸び、可憐な中にも凛とした姿をみることができます。
色は紫に近いピンク系が多く、オレンジや黄色は見かけません。開花時期は5月からと少し早く咲き始め、葉の先が少し赤くなっているのも特徴です。
ポーチェラカ ウェルデルマニー
原産地 | 南米 |
---|---|
開花時期 | 5~10月 |
草丈 | 15~20㎝ |
色 | ピンク、白、紫 |
葉 | 広葉 |
ウェルデマニーの花言葉
見た目以上に丈夫なウェルデルマニーの花言葉はとくにありませんが、「いつも元気」がピッタリな花です。引っ越し祝いや誕生日にもおすすめ、人気の希少種ポーチュラカウェルデルマニーを記念日のプレゼントにしてはいかがでしょう。
2.ポーチュラカ八重咲
八重咲の中でも人気の色は、オレンジとピンク、紫と黄色と花びらの色が混ざった品種になります。原産地は南米ですが、栽培される過程でどんどんと変わった種類の色も作られているようです。
鮮やかでカラフルなポーチュラカ八重咲は人気も高く、単色のものでも購入するのが難しいといいます。開花時期に合わせて、いろいろな花を植えると長く楽しむことができるようです。
ポーチュラカ八重咲
原産地 | 南米 |
---|---|
開花時期 | 6~10月 |
草丈 | 10㎝ |
色 | 赤、白、黄、オレンジ、ピンク、混合 |
葉 | 広葉 |
ポーチュラカ八重咲の花言葉
ポーチュラカ八重咲の花言葉は「いつも元気、無邪気、自然を愛する」です。華やかさが勝る八重咲ということで、「可憐」より「元気」な力をもらうことができる花になります。
3.マツバボタン八重咲
マツバボタンの原産地も南米になります。開花時期は9月まで、人気のピンク色は花びらの外側が白くカーネーションのようです。
マツバボタンも普通の花びらと、八重咲があり華やかなこちは人気の高い品種になります。ポーチュラカの品種の一つになるため、炎天下にも強く真夏の庭を花です。
マツバボタン 八重咲き
原産地 | 南米 |
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開花時期 | 6~9月 |
草丈 | 10~20㎝ |
色 | 赤、ピンク、黄色、白、オレンジ、 |
葉 | 針葉 |
マツバボタン八重咲の花言葉
マツバボタン八重咲の花言葉は「無邪気、可憐」になります。マツバボタンの花言葉に「忍耐」という言葉もありますが、華やかな八重咲は「忍耐」より「無邪気」という花言葉がピッタリです。
4.ポーチュラカフェリーチェ
ポーチュラカフェリーチェの「フェリーチェ」はイタリア語の「幸福な」という意味を表す言葉です。花は単色ではなく、ピンクと黄色、紫と黄色、黄色と白といった二色が縦のストライプになって現れます。
ポーチュラカフェリーチェはイタリアで改良された品種になるため、原産地は南欧イタリア産、ということになるようです。
ポーチュラカフェリーチェ
原産地 | イタリア |
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開花時期 | 6~10月 |
草丈 | 10~20㎝ |
色 | 複合色 |
葉 | 広葉 |
フェリーチェの花言葉
イタリア語で幸せを意味するフェリーチェですが、一般的には「いつも元気、無邪気」といったものになります。フェリーチエという名の花には「健やか」という意味の花言葉もあるので、「いつも元気」がピッタリの花言葉です。
5.ポーチュラカミルク&ハニー
ポーチュラカの原産地は南米ですが、ミルク&ハニーは日本の農林水産省苗登録の品種になります。花は白で、紫やオレンジといった華やかな色ではありません。
葉は色が薄く外側が白い縁取りになっているのが特徴です。緑色の鮮やかな葉や華やかな色を持つ他の品種と違い、控えめな雰囲気の観葉植物のようなポーチュラカになります。
ポーチュラカ ミルク&ハニー
原産地 | 日本 |
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開花時期 | 5~10月 |
草丈 | 15~20㎝ |
色 | 白 |
葉 | 広葉 |
ミルク&ハニーの花言葉
ポーチュラカミルク&ハニーはフェリーチェの品種に近く、特に花言葉はありません。ポーチュラカの花言葉をそのままに使ってください。観葉植物としての需要性が高い品種のようです。
6.ポーチュラカ(マツバボタン)
ポーチュラカ(マツバボタン)
原産地 | 北米、南米 |
---|---|
開花時期 | 5~11月 |
草丈 | 15㎝ |
色 | 赤、ピンク、黄色、白、オレンジ |
葉 | 針葉 |
マツバボタンは葉が松の葉のようにとがったポーチュラカの品種の一つです。ポーチュラカと調べると、必ず一覧に出てくる種類になります。
花の色は赤、ピンク、黄色、白、オレンジと葉が丸いポーチュラカとほぼ同じ種類です。開花時期が長く5月~11月まで、炎天下の暑さにも乾燥にも強く、楽に育てることができる観賞用の花としておすすめします。
マツバボタンの花言葉
マツバボタンの花言葉は「無邪気、可憐、忍耐」です。広葉のポーチュラカには「忍耐」という花言葉はありませんが、夏の炎天下で我慢強く咲く、という意味でマツバボタンの花言葉に「忍耐」がついたようです。
7.スベリヒユオレラセア
スベリヒユオレラセア
原産地 | ― |
---|---|
開花時期 | ― |
草丈 | ― |
色 | 黄 |
葉 | 広葉 |
スベリヒユの花言葉
スベリヒユオレラセアは花よりも食用野菜になるため、とくに花言葉はないようです。ポーチュラカの花言葉のまま使ってください。
一覧外「ヒメマツバボタン」
商品紹介がないため一覧にはありませんが「ヒメマツバボタン」という希少種があります。原産地がアメリカで別名「ケツメクサ」といい、ハーブとして使われています。
開花時期の短い紫の花はとても小さく、午前中に咲き午後には閉じてしまうのが特徴、マツバボタン特有の尖った葉の付け根には、ウェルデルマニーに似た綿毛がつきます。
ポーチュラカとスベリヒユの種類一覧
ポーチュラカの種類と、スベリヒユ属に含まれるポーチュラカの仲間を一覧にしてみました。南米を原産地とするポーチュラカですが、ヨーロッパや日本でも、一覧にはない新しい品種が生まれているようです。
開花の時期がう品種を一緒に植えて、時間差で楽しんでください。
商品 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
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商品名 | ポーチェラカ ウェルデルマニー | ポーチュラカ八重咲 | マツバボタン 八重咲き | ポーチュラカフェリーチェ | ポーチュラカ ミルク&ハニー | ポーチュラカ(マツバボタン) | スベリヒユオレラセア |
原産地 | 南米 | 南米 | 南米 | イタリア | 日本 | 北米、南米 | ― |
開花時期 | 5~10月 | 6~10月 | 6~9月 | 6~10月 | 5~10月 | 5~11月 | ― |
草丈 | 15~20㎝ | 10㎝ | 10~20㎝ | 10~20㎝ | 15~20㎝ | 15㎝ | ― |
色 | ピンク、白、紫 | 赤、白、黄、オレンジ、ピンク、混合 | 赤、ピンク、黄色、白、オレンジ、 | 複合色 | 白 | 赤、ピンク、黄色、白、オレンジ | 黄 |
葉 | 広葉 | 広葉 | 針葉 | 広葉 | 広葉 | 針葉 | 広葉 |
商品リンク |
元気をもらうポーチュラカの花
南米を原産地とするポーチュラカは、暑さに負けず炎天下で開花するため「元気」を意味する花言葉がぴったりです。元気に咲くポーチュラカのように、暑い時期も負けずに頑張りましょう。
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出典:ライター作成