しめ鯖の食べ方はいろいろある
そもそもしめ鯖とは
そもそもしめ鯖とはどのような食べ方をするものなのでしょうか。しめ鯖とは、鯖の酢の物と考えていいでしょう。実は鯖はとても身が崩れやすく、さらには腐りやすい魚のため調理しにくいという特徴があります。
しかし、酢で刺身の状態でしめることで、崩れにくくなり、長時間の保存にも適した食べ方になるのです。しめ鯖のポイントになるのは酢で、この酢がしめ鯖を美味しい状態にしてくれるポイントになっていると言えます。
しめ鯖の作り方
まずは砂糖で1時間しめる
しめ鯖の食べ方の前に、まずはしめ鯖の作り方について解説します。しめ鯖を作り方は、まずは砂糖に1時間つけてしめることから始めましょう。キッチンペーパーなどの上にしっかりと砂糖をまぶし、その上に鯖の皮の面をしたにして置きます。
さらに鯖の身が見えなくなるくらいに砂糖を上からまぶしておくのです。この状態で冷蔵庫に入れて1時間おきましょう。しめ鯖の美味しい食べ方にするには、まずはこの最初の砂糖での作業がとても重要になります。
さらに塩で1時間しめる
鯖を冷蔵庫で1時間寝かせたら、次にさらに塩で1時間しめます。先ほどの砂糖に漬けた鯖をまずは一度、綺麗に水で洗い流しましょう。洗い流したら、しっかりと水分を拭き取っておきます。そして先ほどの作業と同じようにキッチンペーパーを用紙しましょう。
キッチンペーパーに塩をふっておき、皮の面をしたにして浸します。砂糖と同じように、鯖の身が見えなくなるくらいに塩を上からしっかりと振っておきましょう。そして冷蔵庫に入れて1時間おいておきます。
酢で1時間しめて冷凍する
いよいよ酢で鯖でしめます。先ほどの塩に漬けた鯖は軽く水で洗い流しておきましょう。そして水分をしっかりとキッチンペーパーなどでふき取っておきます。バットを用意して、その中に酢を入れておきましょう。
鯖の身が全部隠れるくらいに酢に浸します。そして冷蔵庫に入れてさらに1時間寝かせておきましょう。ポイントは、しっかりと鯖の身が酢に浸るように、酢を多めにバットに入れておくことです。こうした作り方により、身がしまった鯖が完成します。
冷凍庫で冷やす
先ほどの酢に漬けた鯖を冷蔵庫から取り出します。そして表面の酢を軽くふき取っておきましょう。次に冷凍庫に入れて固めます。冷凍庫はマイナス20度以下に設定しておくことがおすすめです。
冷凍庫には約48時間以上入れておきましょう。しっかりと冷蔵することで、さらに身がしまった美味しいしめ鯖ば完成します。この冷凍が意外に重要なポイントになりますので注意しましょう。美味しいしめ鯖の作り方は簡単ではありませんが、時間をかけて作っていきます。
皮をむいたら完成
冷凍庫から取り出したしめ鯖は、自然解凍させることをおすすめします。熱を加えて冷凍したしめ鯖を解凍した場合は、身が痛んでしまいますので、できるだけ自然な解凍を行うようにしましょう。
冷蔵庫などを利用して解凍したしめ鯖の皮を手でむきます。意外に簡単に手で皮はむけますので安心してください。後は自分の好みのサイズにカットすれば、美味しいしめ鯖の作り方の完成です。この状態で自分好みにアレンジしたしめ鯖の食べ方に調理していきましょう。
しめ鯖の食べ方の注意点
しめ鯖は必ず順番通りにしめる
しめ鯖は、砂糖、塩、酢の順番でしめると説明しました。この順番は必ず守るようにしましょう。順番を間違えると、しめ鯖の食べ方での美味しさに大きな違いが生まれてしまいます。これは、昔から伝統的に行われてきたしめ鯖の作り方です。
しめ鯖をさまざまなアレンジで楽しむのはいいですが、しめ鯖自体の作り方の手順は変えないことが大切だと言えます。正しい作り方で行えば、美味しい食べ方に変身させることができるでしょう。
おすすめのしめ鯖食べ方はやはりわさび醤油
大人の味わいを感じるわさび醤油
しめ鯖の食べ方で一番メジャーなレシピと言えば、やはりわさび醤油でしょう。とてもシンプルな食べ方にも関わらず、飽きることのない美味しいレシピと言えます。醤油に新鮮なわさびを組み合わせれば、お酒のつまみにもなるのです。
この定番のしめ鯖の食べ方は、居酒屋などでも定番のレシピだと言えます。一般的なお店ならしめ鯖と言えばこの食べ方になるはずなので、自分で作った新鮮なしめ鯖でぜひ試してみてください。
醤油は薄口にもマッチする
しめ鯖のさわび醤油は、薄口に醤油でもマッチします。そもそもしめ鯖はたくさんの塩で調理されていますので、薄口に醤油でも美味しい味わいを堪能できるのです。また、薄口の醤油にマヨネーズを添える食べ方もおすすめだと言えます。
このアレンジレシピも居酒屋などに登場するのです。マヨネーズを加えることで、味わいがまろやかになり、さらに濃厚な美味しいしめ鯖をいただけます。簡単なアレンジで美味しいレシピになる食べ方です。
その他のおすすめのしめ鯖の食べ方11選
1:しめ鯖の薬味たっぷり添え
しめ鯖はさまざまな薬味との相性がとてもいいです。しめ鯖の食べ方で一番困ってしまうのは、どうやって鯖の臭みを抑えることかということでしょう。みょうがやネギ、そして生姜や大葉など、好みの薬味を添えた作り方を試してください。
簡単なレシピにも関わらず、驚くような美味しい効果を得ることができます。しめ鯖は塩味がしっかりとついていますので、このまま薬味をプラスしてプラスしていただけば、よりしめ鯖の深い味わいを楽しむことができるのです。
2:焼きしめ鯖
しめ鯖のアレンジ調理方法として、シンプルに焼くという食べ方も美味しくいただけます。とくに難しい材料は必要なく、カットされたしめ鯖をフライパンで中火で焼いていくだけです。また、フライパンでなくてもトースターを使っても美味しい焼き色が付きます。
しめ鯖は焼いているときに脂がでますので、続けて次のしめ鯖を焼くときには、いったんフライパンの余計な脂を拭き取ることをおすすめです。また、しめ鯖はしっかりと解凍したものにしましょう。
3:しめ鯖の和え物
暑い時期にはさっぱりといただけるしめ鯖の和え物の食べ方を試してみましょう。作り方は簡単で、きゅうりやみょうがなどを千切りにして、しめ鯖もみじん切りにしておきます。続けてボウルにゴマ油、ナンプラー、レモン汁を入れて合えてください。
材料はこれだけですが、お好みで砂糖を加えてみるのもいいでしょう。冷凍状態から解凍したしめ鯖はちょうどいい冷え具合なため、このアレンジレシピを試してみてください。ちょうどいい塩味も夏にはぴったりです。
4:しめ鯖のポテトサラダ
しめ鯖のポテトサラダは意外な食い合わせの調理方法です。この食べ方なら、子供も喜んで食べてくれるかもしれません。普段作っているポテトサラダの具材としてしめ鯖を合えることで、新感覚のレシピが完成します。
しめ鯖はスライスする食べ方の方が合えやすく、また他の材料と味がマッチしやすくなりますので、試しみてください。しめ鯖は塩味になっているため、ポテトサラダは少し薄味の食べ方の方が全体的に美味しい味付けになります。
5:しめ鯖のフライ
しめ鯖はフライの食べ方にしても簡単で美味しいアレンジレシピになります。作り方は、解凍して表面の水気をしっかりと取ったしめ鯖に片栗粉をまぶしてじっくりと揚げるだけの簡単なレシピです。
冷凍したよりは、一度解凍した作り方の方が、美味しい食べ方になります。お好みで薬味などを添えてもいいでしょう。しめ鯖にもともとついている塩味がありますので、薬味は味が薄めのものを選んだ方が美味しくなります。揚げるだけの簡単なレシピのため、とてもおすすめです。
6:炙りしめ鯖
しめ鯖に飽きたなら、しめ鯖の表面を少し炙った調理を試してみましょう。冷凍から解凍したしめ鯖を食べやすいサイズにカットします。そして、アルミホイールの上にしめ鯖を並べて、バーナーを使って表面を炙っていくアレンジレシピです。
バーナーがない場合は、グリルを活用する食べ方でもいいでしょう。塩味がついていますので、薄口のポン酢などでいただくことがおすすめです。しめ鯖の香ばしさがただよう食べ方のため、また違った調理方法で楽しめます。
7:しめ鯖の唐揚げ
しめ鯖は唐揚げの食べ方でも美味しくいただけます。塩、そして酢でしめていますので、こうしたアレンジも簡単に行えるのがしめ鯖の食べ方の魅力でもあるのです。材料はしめ鯖と片栗粉、そして油を用意するだけだと言えます。
油は190度に設定しておき、さっとこんがりと揚げてください。簡単な調理方法、シンプルな材料でしめ鯖のアレンジができますので、ぜひ試してみましょう。冷凍からの解凍したしめ鯖はできるだけ使い切るように心がけてください。
8:しめ鯖のカルパッチョ
和風のイメージが強いしめ鯖ですが、洋風のアレンジともマッチします。和風の食べ方に空きたときには、この料理方法をぜひ試してみてください。調理方法は簡単で、玉ねぎの薄切りと醤油、オリーブオイルでしめ鯖を合えておきます。
さらにトマトを細かく砕いて合え、オリーブオイルをの上からかけたら完成です。シンプルな材料での食べ方のため、思い立ったらすぐに取り掛かることができる調理と言えるでしょう。しめ鯖をさっぱりといただけます。
9:しめ鯖のサラダ
さらにさっぱりとたしめ鯖の食べ方を求めているなら、しめ鯖のサラダを試してください。これも調理方法は至ってシンプルです。きゅうりやクレソンなどのサラダにマッチする野菜をカットし、ボウルに入れます。
しめ鯖は食べやすくスライスしておきましょう。後は醤油や砂糖、オリーブオイル、酢、塩コショウで味を整えます。味付けは少し薄いと感じる食べ方でも問題ありません。既にしめ鯖にしっかりと味がついていますので安心です。
10:しめ鯖のなめろう風
この食べ方はしめ鯖が苦手な人でも美味しく食べれるアレンジレシピです。長ネギや生姜、大葉をみじん切りにします。しめ鯖も加えてボウルでしっかりとかき混ぜましょう。白味噌もその後に加えて混ぜ合わせます。
仕上げとして入ごまなふっておけば、香りがとても良くなるのです。いつも食べているしめ鯖の食べ方とは大きく違うでしょうが、一度食べれば癖になってしまうほどの美味しさがあります。しめ鯖を解凍した水気はしっかりととっておきましょう。
11:しめ鯖のパスタ
しめ鯖の食べ方として、冷製のパスタもかなりおすすめです。しめ鯖をパスタの具材にした食べ方にすることで、しめ鯖も主食として楽しむことができるできます。まずはボウルにポン酢とオリーブオイルを入れましょう。
角切りしたトマトを加えて、しめ鯖を投入してよく混ぜます。パスタを加えてさらに混ぜると完成です。パスタは氷水につけておくと美味しい冷製パスタの食べ方になるでしょう。お好みでわさびを加えると、より美味しさが高まります。
しめ鯖の美味しい食べ方を極めるには
鮮度のいい鯖を見極める
しめ鯖の美味しい食べ方を実現するには、鯖の鮮度についても理解をしておくことが大切です。鯖の鮮度は目でわかります。目がしっかりと透き通っていれば、新鮮な鯖と判断ができるのです。また、鯖の体にも注目しましょう。
新鮮な鯖は体に綺麗な青い部分があります。鮮度が落ちてくると、この青い部分は薄くなり黒みがかってくるのです。また、新鮮な鯖はお腹にしっかりとした張りがあります。こうしたポイントをしっかりと抑えた上で、鯖を選ぶことがおすすめです。
脂のノリを見極める
しめ鯖を少しでも美味しい食べ方にするには、しめ鯖の脂の乗りもチェックしておく必要があります。しめ鯖は、脂が乗ってくるとお腹に厚みが増してくるのです。つまり、他の鯖よりもお腹に厚みがある魚を選ぶことがおすすめと言えます。
お腹だけではなくしっぽにかけての厚みもチェックしておきしょう。お腹からしっぽにかけて厚みがしっかりとあれば、ほぼ間違いなく脂の乗った鯖だと言えます。しめ鯖の食べ方にも大きな差が生まれますので、じっくりとチェックしましょう。
しめ鯖の食べ方を極めよう
しめ鯖はまだまだ美味しくなる
しめ鯖はいろいろな食べ方があることがわかったでしょう。食べ方により、同じしめ鯖でも味わいは全く変わってきますので、楽しめることは間違いありません。また、しめ鯖の食べ方は和風だけではないこともわかったでしょう。
洋風の食べ方でもしめ鯖は美味しくいただけます。しめ鯖自体の作り方も時間はかかりますが、簡単な工程でできますので、ぜひ挑戦してみてください。今まで味わったことがない美味しいしめ鯖レシピに挑戦してみましょう。
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