仕事や縁結びなど、様々なご利益あり？茨城県の鹿島神宮は万能のパワースポット！

鹿島神宮はご利益最高のパワースポット

全国的に人気が高い鹿島神宮(かしまじんぐう)は、茨城県鹿嶋市宮中にある日本でもトップクラスの歴史を誇る神社です。また、全国に約600社ある鹿島神社の総本社。

加島神宮は古くから武神を祀る神社として崇敬され、武家政権から篤く信仰され、現在も武道やスポーツに励む人々の間で熱心に信仰されています。サッカーファンの間では、鹿島アントラーズの守護神の神社で、アントラーズの選手は毎年、必勝祈願で鹿島神宮にお参りしているのです。

鹿島神宮は皇紀と同じ歴史

鹿島神宮の創建は初代神武天皇が即位した紀元前660年で、日本の皇紀と同じ年代になります。西暦2021年は皇紀2681年になり、鹿島神宮は2681年の歴史を誇っています。

神武天皇が東国征伐の折、苦戦を強いられていたのですが、国土平定の神・武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)から授けられた「韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)」が威力を発揮し制圧に成功しました。

神武天皇は、韴霊剣の神威に感謝し大神を祀る社を鹿島に建てたのが鹿島神宮の起源と伝えられています。

朝廷や武家政権から篤い信仰

飛鳥時代や奈良時代を経て、平安時代になると皇室や藤原氏など京の朝廷から加護を受け、朝廷の東国遠征の重要拠点として機能し、同時に東国の守護神として篤く信仰されるようになりました。

中世や近世の武家政権の時代になってからも、源頼朝や徳川将軍家など多くの武将から武神として崇敬されたのです。

江戸時代から庶民も信仰

江戸時代になると、現在の鹿嶋市は隣接する潮来市や神栖市とともに、利根川から江戸を結ぶ水運が発達し、東国三社参りが庶民の間でも流行し、鹿島信仰が庶民にも定着し、今日のような人気の神社なっています。

ちなみに、鹿島神宮は千葉県の香取神宮と茨城県神栖市(かみすし)の息栖(いきす)神社を加えて東国三社なのです。

「神宮」は天皇と深いつながり

鹿島神宮は「神社」でなく「神宮」です。もともと神宮は天皇を祭っていたり、皇室と強固なつながりがある神社だけが、神宮になっていました。

現在は「神宮」が付く神社が各地にありますが。古来、「神宮」と名乗ることができたのは、三重の伊勢神宮、千葉の香取神宮と鹿島神宮の3社のみでした。それほど、鹿島神宮は古くから最高ランクの存在の神社でした。

鹿島神宮の幅広いご利益6選

悠久の歴史がある鹿島神宮は必勝祈願から縁結びまでご利益も多種類あり、多くの人々が参拝者されます。そんな、鹿島神宮の人気となったご利益は、御祭神や宝物などに関係し、また、鹿島神宮誕生の経緯などもご利益に影響しているのです。この章では鹿島神宮の人気のご利益を紹介します。

鹿島神宮の御祭神

鹿島神宮の御祭神は「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」です。日本神話最強の武神といわれる、勝利の神様で、雷神であり、航海を司る神様であり、魔を退ける境の神様。

日本神話では、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の命を受け、香取神宮の御祭神「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」とともに、出雲国へ向かい、葦原中国を治める大国主命(おおくにぬしのみこと)と和睦して、国譲りを成し遂げ、日本の建国に大いにご尽力されたといわれています。

ご利益①：力強いスタートとなる「開運出世」

鹿島神宮の最大のご利益は「すべての始まりの地」とされる「鹿島立ち」で、素晴らしいスタートが切れるご利益です。

鹿島神宮は人生の大事な局面で進路を決めるときや、仕事で重要な選択をするときなど、最強クラスの開運力が期待できる人気の神社。有名企業のトップや、会社の変革者、独立起業家が祈願に訪れます。また、人生に何度となく訪れる転換期や進路決定時に参拝する人も多数です。

ご利益②：勝負運アップ

加島神社は古くから、東征の拠点であった歴史もあって勝負運のご利益がよく知られています。「勝守」という勝負運アップのお守りも有名です。

鹿島アントラーズの必勝祈願だけでなく、スポーツに励む人々が大事な試合前に参拝に来て必勝祈願をします。御祭神が武運の神様だけに勝負運のご利益が期待できるのです。大勝負に挑むときにご利益をお願いしましょう！

ご利益③：自信もって強く生きられる

鹿島神宮は強力なパワーストップということもあって、そのパワーは強力で力強いスタートが切れるといわれています。決断力が強まり、行動力がアップし、統率力もアップし、金運アップも見込め、厄除けのご利益も期待できます。

それだけ、強く生きていけるパワーが期待できのです。仕事や人生に大いに悩んだときは、鹿島神宮の強く生き抜くご利益をお願いしましょう！

ご利益④：合格祈願

開運出世や勝負運ほど有名ではありませんが、鹿島神宮は試験合格のご利益もあるのです。鹿島神宮に高校や大学への合格祈願をして、見事志望校に合格した先人の口コミもあり、受験生から試験合格のご利益あるとされています。受験生やご家族は合格祈願のご利益をお願いしましょう！

ご利益⑤：縁結び

鹿島神宮で開運出世の延長線上ともいえるのですが、縁結びのご利益です。また、鹿島神宮の広い境内の中には、縁結びにつながるというハートの灯籠もあります。

鹿島神宮に恋愛成就のご利益祈願をかけて、境内でハートの灯籠を見つけることが出来ると、恋人ができたり、婚活が成就することがあるそうです。鹿島神宮でハートの灯籠を見つけて、縁結びのご利益を期待しましょう！

ご利益⑥：安産祈願

鹿島神宮の特別な宝物の一つに常陸帯(ひたちおび)があります。古来、神功皇后が身重のなか三韓征伐に出征し、勝利し応神天皇を産んだ事から、鹿島神宮の武甕槌大神の守護に感謝して、応神天皇を産むときに巻いていた腹帯を奉納した故事があるのです。

この腹帯は現在も鹿島神宮本殿に納められていて、鹿島神宮の安産信仰となり、安産のご利益のよりどころになっています。安産祈願のご利益も期待大です！

鹿島神宮のご利益の源・パワースポット6選

鹿島神宮は関東だけでなく、日本でもトップクラスのパワースポットとして有名です。なにより、鹿島神宮そのものがパワースポットといえます。

また、広大な境内各所にはさまざまなタイプのパワースポットがあり、鹿島神宮のご利益の源で、境内のパワースポット巡りもおすすめです。そんな中から、5か所のパワースポットを紹介します。

パワースポット①：鹿島神宮全体が神域

パワースポットとして鹿島神宮を語る時に、よく言われるのが「レイライン」です。レイラインは、古代の貴重な遺跡や霊峰や神社が、ほぼ一つの直線上に並んでいるように見える線で「御来光の道」ともいわれ、絶大なパワースポットになり、ご利益も強力になります。

日本のレイラインの一つが、鹿島神宮を最東端にし、皇居(江戸城)、明治神宮、富士山、伊勢神宮、吉野山、高野山、徳島の剣山、宮崎の高千穂神社がほぼ直線上に並ぶ、強力なレイラインなのです。

パワースポット②：鹿島神宮樹叢

鹿島神宮の境内の広さは約70haあり、東京ドーム約15個分の広さです。そのうち約40haは鬱蒼とした樹木が密生している樹叢(じゅそう)。「鹿島神宮樹叢」として茨城県指定の天然記念物になっています。2700年近い歴史の森は、それだけでパワースポットになるのです。

パワースポット③：要石(かなめいし)

鹿島神宮のパワースポットの代表が「要石(かなめいし)」です。地面から少しだけ頭を出している石ですが地中の部分は深く大きく、地中で地震を起こすといわれる巨大ナマズをこの石で押さえつけています。

この石のご利益で鹿島地方には大きな地震が起きることもなく、起きても大災害の被害が免れるそうです。

徳川光圀公も要石を確認するため地中を掘った

地中に埋もれている要石が地中の中でどうなっているのか、水戸藩の徳川光圀公も興味を示し、確かめようとして、昼夜交替で七日間地中を掘り続けました。

しかし、どこまで掘っても要石の終わりがなく、結局、光圀公は要石は間違いなく地中の根に達していると確信して、穴を掘るを諦めたそうです。

パワースポット④：御手洗池(みたらしいけ)

御手洗池(みたらしいけ)は鹿島神宮境内の東方に位置する神池。南崖から一日400kl以上の水が湧き出しています。湧水は透明で美しく、池の底までくっきりと見える透明度です。

もともとは、心身を清める潔斎(けっさい)の場所で、「御手洗」の池の名もそれに由来していると伝わっています。

池の水深は1メートルほどですが大人が入っても子供が入っても、水深が乳を越えないといわれ、「鹿島七不思議」の1つであるとともに、不思議なパワースポットです。

パワースポット⑤：奥宮(おくみや)

鹿島神宮の奥宮は1605年に徳川家康公によって、関ヶ原の合戦で勝利した御礼として現在の本殿の位置に奉納されました。14年後の1619年に徳川幕府2代将軍・秀忠公が本殿を造営し、その際に現在の奥の場所に移されたのです。

奥宮には武甕槌大神の荒御魂(あらみたま)を祀っています。荒御魂は神様の荒々しい側面を表しているのです。勝負運、決断力、行動力などの強さや勇気が得られるパワースポットであり、ご利益が期待できるのです。

パワースポット⑥：ご神木

鹿島神宮には樹齢1200年のご神木があります。ご神木の場所は本殿背後ながら、幹周が10.80m、樹高43.0mの杉の巨木ですぐに見つけられます。茨城県指定天然記念物に指定されている巨木です。

間近で目にすることはできませんが、本殿越しに遥拝して、1200年の生命力から強力なエネルギーや生命力のご利益を授かりましょう。

ご利益満載の鹿島神宮の見どころ4選

鹿島神宮には「韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)」といわれる、国宝の「直刀・黒漆平文大刀拵(ちょくとう・くろうるしひょうもんたちごしらえ)」があります。

また、明治時代に国指定の重要文化財として指定された本殿、石の間、拝殿、幣殿の4棟があり、鹿島神宮の必見スポットです。

さらに、建造物として、楼門と仮殿も重要文化財として昭和40年代以降に指定されています。工芸品では、鎌倉時代の作になる「梅竹蒔絵鞍(附 四手蒔絵居木一双)」もあるのです。

見どころ①：楼門

鹿島神宮の楼門は社殿の入口に建ち、1634年建立で390年に近い長い歴史を誇り、阿蘇神社の楼門、福岡の箱崎宮と並んで日本三大楼門のひとつです。総朱漆(しゅうるし)塗りで、美しさにプラスして力強さがそなわった楼門は鹿島神宮の強大なパワーを表しているかのように荘厳さがあります。

見どころ②：本殿

1619年に徳川幕府2代将軍秀忠公により奉納された本殿には、力強く前進するパワーを持ち、「勝利の神様」でもある、武甕槌大神の穏やかな魂「和魂(にぎみたま)」のご神気が息づいているといわれています。

本殿は三間社流造、向拝一間、一重、ひはだ葺で、国の重要文化財に指定されている、鹿島神宮のメインスポットです。

見どころ③：奥宮(おくみや)

徳川家康公が奉納した奥宮は、鹿島神宮では一番古く、総白木作りの素朴な意匠で彫刻には桃山時代の大胆な気風が見られます。奥宮も1901年3月27日に重要文化財に指定されました。

鹿島神宮の深い森と同化し、落ち着いた厳かな雰囲気の社殿です。約500年の時の重さが感じられます。

見どころ④：甘味処 「一休」

見どころでなく休憩どころが、甘味処 「一休」です。鹿島神宮の名水「長命の湧水」を使ったメニューがそろっています。

長命の湧水は、地表に降った雨水が約百年の歳月をかけ、ようやく地層に湧き上がってくるといわれ、大自然の恵みなのです。甘味処ですが、蕎麦もあり鹿島神宮参拝時に小休止スポットになります。

名物の「みたらし焼だんご」は、厳選した素材に湧水を加えて、ていねいに作り上げた秘伝のこだわり自家製みそが味の決め手です。

ご利益豊富な鹿島神宮へのアクセス

鹿島神宮へのアクセスは電車を利用する場合、東京駅からJR総武線・総武快速線に乗り、千葉駅で成田線に乗り佐原駅で下車して、JR鹿島線に乗り換えます。JR鹿島線の鹿島神宮駅で下車して、駅から徒歩で約10分で到着できます。東京駅からだと2.5時間ほどの小旅行でアクセス可能です。

車でのアクセス

車でアクセスする場合は、東関東自動車道茨城のつくば方面を利用し、潮来I.C.出口で降り、国道101号、51号経由で鹿島神宮に着きます。1時間半ほどでアクセス可能です。

駐車場は大鳥居脇に約60台止められる有料の第一駐車場があり、約650m離れた場所に第二駐車場もあって、こちらは無料で55台止められます。

鹿島神宮直行の高速バスは便利

鹿島神宮へ直行する高速バスがあります。都心から向かう場合は高速バスは便利です。東京駅や羽田空港、東京テレポート駅から直通バスで2時間~2時間半ほどで到着します。

東京駅八重洲南口から出発する京成バス「かしま号」は2時間ほどで鹿島神宮に到着し、しかも乗り換えなしで便利です。

鹿島神宮のご利益で元気に明るく生きよう！

人生の開運や仕事運アップのご利益で有名な鹿島神宮について多方面から紹介しました。パワースポットが期待できる人気の神社だけに、観光旅行をかねてお参りする参拝者も多数です。

鹿島神宮の代表的なご利益は、長い人生で仕事や結婚などさまざまな局面で、新しい道に突き進むスタートを切る大きな後押しとなるパワーです。鹿島神宮にお参りしてご利益を賜り、力強く新しい人生に踏み出しましょう！

鹿島神宮のご利益が気になる方はこちらをチェック！

仕事の新規事業や転職の時の開運出世のご利益をはじめ、幅広い局面のご利益で有名な鹿島神宮について、勝負運のご利益や縁結びのご利益に安産のご利益まで採り上げました。

そんな、鹿島神宮のご利益が気になった方は以下の記事のチェックをおすすめします。ご利益だけでなく、茨城県の水戸や筑波や潮来などの有名観光名所の情報や茨城旅行で人気の紅葉名所の情報が満載です。

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