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【日本一の渓谷美】昇仙峡の紅葉ポイント9選!見頃の期間や周辺観光スポットおすすも解説!

山梨県甲府市の北部に位置する昇仙峡は、断崖や奇石と紅葉のコントラストが美しく、「日本一の渓谷美」と称されています。昇仙峡ロープウェイやライトアップされる仙娥滝やなど見どころがたくさん。昇仙峡への行き方や見頃、おすすめの紅葉ポイントなどをご紹介しましょう。
2021年8月18日
MINK
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目次

山梨の紅葉の名所「昇仙峡」とは

Photo by rail02000

昇仙峡(しょうせんきょう)は、山梨県甲府市の荒川上流に約5kmにわたって続く美しい渓谷です。国指定特別名勝をはじめ、日本遺産や平成百景第2位などに選ばれており、「日本一の渓谷美」と称されています。

昇仙峡は標高差があるため、10月中旬から11月中旬まで長い期間、楽しめるのが魅力です。遊歩道が整備されており、ハイキングをしながら紅葉が楽しめます。(当記事は2021年8月17日時点の情報をもとに作成しています。)

昇仙峡への行き方

公共交通機関での行き方

公共交通機関でアクセスする場合、最寄り駅はJR中央本線「甲府駅」になります。南口バスターミナルから昇仙峡行きのバスに乗車し約30分、「昇仙峡口」または「天神森」で下車してください。上流を観光する場合は「昇仙峡滝上」のバス停がおすすめです。

車での行き方

昇仙峡へ車でアクセスする場合、東京方面からは甲府昭和ICで降りて約35分です。長野、名古屋、大阪方面からは双葉ICで降りて約35分となります。昇仙峡グリーンラインは、昇仙峡の渓谷美が楽しめる絶好のドライブコースです。

混雑情報

昇仙峡は、紅葉の期間は非常に混雑します。車で訪れる人が多く、4か所ある駐車場は午前中から混雑するので、紅葉のシーズンに訪れる場合は、早めに着くようにしましょう。ピーク期間の休日は、8時台から道路が混雑し始めます。休日よりも平日のほうが空いているので、混雑を避けたい方は平日がおすすめです。

紅葉シーズンの服装

昇仙峡は山の中にあるため、甲府の市街地よりも気温が2~3度低くなります。日中は暖かくても朝夕は冷え込むので、マフラーや帽子、暖かいジャケットを用意するといいでしょう。特にライトアップまで見学する予定の方は、防寒具を用意してください。

昇仙峡の遊歩道は舗装されていない場所が多いので、動きやすい服装がおすすめです。岩を登ったり急な階段を歩いたりするので、女性の方はスカートよりもズボンのほうが動きやすいでしょう。

昇仙峡の基本情報

昇仙峡

  • 住所
    〒400-0001
    山梨県甲府市秩父多摩甲斐国立公園
  • アクセス
    甲府駅からバスで30分

昇仙峡の紅葉ポイント5選

昇仙峡を訪れたら、外せない紅葉ポイントを5選ご紹介しましょう。昇仙峡は広く、紅葉ポイントがたくさんあります。できたら遊歩道を歩いて紅葉を楽しんでください。

昇仙峡の紅葉ポイント①:長潭橋

長潭橋(ながとろばし)は、昇仙峡の入口にあるアーチ型の橋で、昇仙峡のハイキングコースで最初に目にする紅葉スポットです。

1925年(大正14年)に作られた、山梨県で最古のコンクリートアーチ橋の一つで、土木学会によって土木遺産に認定されています。老朽化により架け替え工事が行われており、新しい橋が完成した後は、歩道専用の橋になる予定です。

長潭橋の見どころ

長潭橋は荒川に架かる橋で、橋の上からは、荒々しい岩肌と色鮮やかな木々が織り成す絶景が楽しめます。少し離れた場所から橋を眺めると、紅葉の中に溶け込む美しい橋の姿が見られ、撮影スポットとして人気です。

昇仙峡の紅葉ポイント②:天鼓林


天鼓林(てんこりん)は昇仙峡を代表する観光スポットで、行き方は長潭橋から遊歩道を歩いて約2kmとなります。地面を叩くと、「ぽんぽん」という小気味よい音が聞こえるのが名前の由来です。

これは奥秩父の山中でよく見られる現象で、地下にできた空洞に音が反響するといわれています。今は音が出る場所が少なくなりましたが、試してみてください。

天鼓林の見どころ

山梨県の天然記念物に指定されており、11月上旬にはモミジが色づき鮮やかな景観が楽しめます。11月下旬になると、落葉したモミジで地面が真っ赤に染まり、フォトジェニックな景観が楽しめると評判です。

天鼓林には東屋があり、ベンチが置いてあるので休憩にもおすすめ。近くに恋愛のパワースポット「愛の架け橋」があるので渡ってみましょう。

昇仙峡の紅葉ポイント③:仙娥滝

仙娥滝(せんがたき)は昇仙峡の最奥部、荒川上流に位置する名瀑で、「日本の滝百選」にも選定されています。「仙娥」とは中国神話で月に昇ったとされる仙女のこと。その名にふさわしく、優美な姿を見せる滝です。落差は30mあり、運がよければ滝に虹がかかることも。秋になると、滝の両側のモミジが色づき、美しい景観が楽しめます。

仙娥滝の見どころ

仙娥滝は昇仙峡の紅葉スポットの中で最も人気がある場所です。大きな花崗岩の岩盤が侵食によって削られており、その間を豪快に流れ落ちる滝の様子が見られます。岩盤の両側には色鮮やかな紅葉が見られ、その景観は日本画に例えられることも。

仙娥滝の入口には土産物店が並び、買い物や食べ歩きができます。滝までは階段があるので、歩きやすい靴で訪れるといいでしょう。紅葉シーズンはライトアップが行われます。

昇仙峡の紅葉ポイント④:覚円峰(夢の松島)

覚円峰(かくえんぽう)は、「日本一の渓谷美」と称される山梨の名所です。覚円峰は、高さ180mの花崗岩の巨岩で、平安時代の僧侶、覚円が修行をした場所と伝えられています。反対側には、ゴツゴツとした天狗岩があり、つるりとした覚円峰との対比も見どころの一つです。「夢の松島」は、覚円峰を真正面から眺められる人気観光スポットとなっています。

覚円峰(夢の松島)の見どころ

「夢の松島」は仙娥滝の近く、昇仙峡の「遊歩道エリア」と呼ばれる場所にあります。「夢の松島」からは、覚円峰をバックに色鮮やかな紅葉を楽しむことができ、撮影スポットとしても人気。真正面から眺めたり、小道に入って見上げたりと、いろいろな角度から覚円峰を眺めて楽しんでください。

昇仙峡の紅葉ポイント⑤:昇仙峡ロープウェイ

「昇仙峡ロープウェイ」は、仙娥滝駅から羅山寺山のパノラマ台駅まで約1kmを5分で結びます。高低差は約300mあり、車窓から昇仙峡のパノラマビューが楽しめる人気観光スポットです。

羅山寺山は山梨百名山の一つで、展望デッキから甲府の街並みやの南アルプスの山々が眺められます。山頂周辺には子授け・縁結びのパワースポット和合権現(わごうごんげん)や、夫婦円満や縁結びのパワースポット八雲神社などがあるので訪れてみましょう。

昇仙峡ロープウェイの見どころ

昇仙峡ロープウェイは1964年から営業しており、1988年からはスイス製のゴンドラを使っています。定員46名の黄色いゴンドラで、写真映えすると人気。車窓から眼下に広がる紅葉と遠方の山々を眺めながら、空中散歩が楽しめます。

ロープウェイを降りたところにある「浮富士広場」は絶景スポットです。山肌に広がる美しい紅葉と、天気がよければ富士山を眺めることができます。

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昇仙峡の紅葉の穴場ポイント4選

昇仙峡の紅葉は美しく、上でご紹介した以外にも見逃せないおすすめポイントがいくつもあります。ここからは、穴場の紅葉ポイントをご紹介しましょう。昇仙峡でゆっくりと紅葉を楽しみたい方におすすめです。

昇仙峡の穴場ポイント①:荒川ダム(能泉湖)


荒川ダム(能泉湖)は昇仙峡北部にある穴場の観光スポットです。1986年に荒川の上流に作られたダムで、ダムによってできた人工湖は「能泉湖」と呼ばれています。周辺の遊歩道を歩いたり、ボート遊びを楽しんだりと、自然の中で過ごせるおすすめスポットです。

荒川ダムの見どころ

荒川ダムは秋になると周辺が紅葉で色づき、湖面に映る色鮮やかな光景が楽しめます。高さ88mのダムの上を歩くことができ、能泉湖の奥に広がる紅葉の山々をゆっくりと楽しめるでしょう。荒川ダム周辺の森林は「御岳昇仙峡水源の森」と呼ばれており、春から秋まで美しい景観が楽しめます。

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昇仙峡の穴場ポイント②:長田円右衛門の碑

長田円右衛門は「昇仙峡の開拓の祖」と呼ばれている人物で、遊歩道沿いに功績を称える碑があります。円右衛門は農作物が作れず貧しかった昇仙峡に、10年の歳月をかけて道を開き、人々の生活の向上に努めました。

現在遊歩道となっている道は、円右衛門が私財を投じて切り開いた新道です。円右衛門の碑の隣には、小さな東屋が作られており、眺めのいい場所として人気があります。

長田円右衛門の碑の見どころ

「長田円右衛門の碑」のそばの東屋からは、まるで一枚の絵画のような紅葉の絶景が楽しめます。赤や黄色に色づく紅葉は美しく、フォトジェニックな景観が見られると好評です。東屋には座る場所があるので、円右衛門の功績を考えながら、紅葉を楽しむといいでしょう。

昇仙峡の穴場ポイント③:クリスタルファウンテン

山梨県は水晶の一大産地で、昇仙峡にはかつて水晶の鉱山がありました。現在も昇仙峡は水晶の発祥の地として知られ、水晶博物館「昇仙峡 クリスタルサウンド」などの観光スポットがあります。

「クリスタルファウンテン」は、かつて甲府駅前に設置されていた噴水をイメージしたもので、地元の企業によって作られました。総重量600kgの水晶で作られており、昇仙峡の新しい観光名所として人気を集めています。

クリスタルファウンテンの見どころ

紅葉のシーズンには、流れ落ちる噴水の間から色づいた木々を眺めることができ、美しい景観が楽しめると人気があります。見る角度によって輝きが変わるのも魅了です。夜にはライトアップが行われ、昼間とは異なった幻想的な姿が見られます。

水晶博物館「昇仙峡 クリスタルサウンド」では水晶のアクセサリーやパワーストーンを販売しており、紅葉狩りの記念に購入するのもおすすめです。

昇仙峡の穴場ポイント④:板敷渓谷の大滝

板敷渓谷は、昇仙峡の奥にある穴場スポットです。荒川ダムを超えて橋を渡り、さらに奥に進んだところにあります。うっそうとした木々に囲まれた場所で、ハイキングが楽しめるでしょう。

大滝は板敷渓谷にある落差30mの滝です。新緑や紅葉の他、冬は滝全体が凍ることもあります。紅葉シーズンでも板敷渓谷まで訪れる人は少なく、静かに楽しめるでしょう。

昇仙峡の紅葉イベント

昇仙峡では紅葉のシーズンにライトアップイベントが行われ、日中とは異なる幻想的な風景が楽しめます。「秋の仙娥滝ライトアップ」や「昇仙峡かぐやナイト」をご紹介しましょう。

昇仙峡の紅葉イベント①:仙娥滝ライトアップ

昇仙峡の仙娥滝では、紅葉シーズンにライトアップイベントが開催されます。期間中は毎日、日没から21時まで仙娥滝がライトアップされ、幻想的な景観が楽しめるので訪れてみましょう。

ライトアップ期間中は、「昇仙峡ロープウェイ」と「影絵の森 美術館」も時間を延長して営業します。ライトアップが終わると、真っ暗闇となるので懐中電灯を持参するといいでしょう。


昇仙峡の紅葉イベント②:昇仙峡かぐやナイト

「昇仙峡かぐやナイト」は毎年、10月中旬に3日間の日程で開催されるライトアップイベントです。仙娥滝周辺に約3,000本の竹灯篭が点灯され、夜の昇仙峡が楽しめます。会場は和傘で飾られ、とても華やかです。期間中は仙娥滝のライトアップや和太鼓や三味線の演奏も行われ、多くの人で賑わいます。

紅葉シーズンに訪れたい昇仙峡周辺の温泉

昇仙峡を紅葉狩りで訪れたら、温泉に入ってリラックスしましょう。周辺には温泉がいくつもありますが、中でも人気があるのが湯村温泉です。昇仙峡から車で約30分と好ロケーションにあり、宿泊や日帰り温泉が楽しめます。

甲府の温泉郷 湯村温泉

山梨県の湯村温泉は1200年以上前に開湯した歴史のある温泉で、弘法大師が東北巡航の帰りに立ち寄って発見したと言われています。戦国時代には「信玄の隠し湯」の一つとされ、武田信玄が傷を癒した場所とされている名湯です。

風情ある温泉街で、昭和には井伏鱒二や太宰治など、多くの文豪が訪れ楽しみました。現在は8軒の温泉旅館とホテルがあり、湯めぐりが楽しめます。

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山梨の昇仙峡で紅葉を満喫!

フリー写真素材ぱくたそ

山梨の紅葉の名所、昇仙峡の見どころや行き方などをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。昇仙峡では、ハイキングをしながら紅葉狩りが楽しめます。紅葉シーズンの昇仙峡を満喫してください!

山梨の観光スポットが気になる方はこちらをチェック!

山梨には、昇仙峡の他にも紅葉の名所がたくさんあります。こちらの記事でご紹介する場所も訪れて、山梨の紅葉を楽しんでください!