夏の栃木をドライブで巡ろう!
いい旅してますか?今週は夏の栃木県を観光するドライブ旅をお届けします。旅の舞台となるのは栃木県日光市と塩谷町、矢板市と那須塩原市です。全部で4つの市町をドライブで巡りながら栃木県の魅力を満喫します。
ドライブ旅のスタートとなるのは日光宇都宮道路「今市IC」です。東北自動車道に接続するこの有料道路は日光方面へとアクセスするのに欠かすことのできない路線となっていて、世界遺産の日光東照宮などへもこの道路を使ってアクセスすることができます。東京都心からも日帰りでのドライブ旅が可能です。
ドライブ旅の行程をご紹介
ここで今週のドライブ旅の行程を簡単にご紹介しておきましょう。まず日光市の県営公園に立ち寄ってスポーツや水遊びを楽しみ、そこから塩谷町に移動して道の駅でお土産を購入したりスイーツを味わったりします。休憩した後は同じ塩谷町にある湧水地で散策を楽しみ、矢板市に移動してランチをいただきます。
午後の部は同じ矢板市にある幻の滝を見学して、そこから那須塩原市に移動して綺麗な夏の花を観賞します。そして最後は山間の秘湯で日帰り温泉を満喫します。想像するだけでもワクワクしてきますね。
県立公園は遊びどころ満載!
日光だいや川公園
まず最初に立ち寄るのは今市ICから6分ほどドライブした場所にある県立公園です。この公園は日光市内を流れる一級河川「大谷川」を中心に整備された公園で、「生活・文化体験ゾーン」、「人・情報交流ゾーン」、「自然と遊ぶゾーン」という3つのエリアに分かれています。
大谷川から綺麗な水を引き入れた小川が公園内の至る所に流れているため、夏はこの小川で水遊びを楽しむ家族連れの姿を多く見かけますね。人・情報ゾーンにある「そよかぜ広場」は小川の周りが芝生広場になっていて、丸太のベンチに座りながら遊ぶことができます。
スポーツ広場で遊んでみよう!
公園内の「ニュースポーツ広場」でゴルフを楽しんでみてはいかがでしょうか。ゴルフといってもこちらで楽しめるのはディスクゴルフとパークゴルフ、グラウンドゴルフで、子供から高齢者まで年齢を問わずにプレイすることのできるものばかりです。
いずれのスポーツも道具はレンタル品が用意されているので、まったくの手ぶらで出かけることができます。県営のため料金もリーズナブルで、ディスクゴルフは大人200円、パークゴルフとグラウンドゴルフは大人520円でプレイすることが可能です。ぜひ家族でいい汗をかきましょう。
観光スポットは栃木のココ!
日光だいや川公園
- 住所栃木県日光市瀬川844
- 電話番号0288-23-0111
- アクセス日光宇都宮道路「今市IC」より6分
- 公式サイトURLhttp://www.nikko-kankou.org/spot/120/
道の駅でブレイクタイム
道の駅 湧水の郷しおや
県営公園で遊んだ後は人気の道の駅で休憩を楽しみましょう。日光だいや川公園から道の駅まではドライブで15分ほどです。道の駅の周辺には高い建物などがないため、敷地内からは日光連山の綺麗な景色が眺められます。
道の駅は地元塩谷町の観光情報を発信する交流館、朝獲れの新鮮な野菜や綺麗な切り花などが販売されている農産物直売所、屋台のようにいくつもの飲食店が連なるフードコーナーという構成です。交流館では地元塩谷町出身の作曲家や作詞家、画家や書道家などの展示物も見学することができます。
夏は冷たいスイーツを召し上がれ!
フードコーナーにある「佐助」で夏向きのスイーツを味わってみましょう。それがかき氷です。日光市には天然氷を使ったかき氷を販売する名店「松月氷室」がありますが、佐助ではその天然氷のかき氷を味わうことができます。
天然氷のかき氷は人工の氷よりもふんわりとしていて口触りが滑らかなのが特徴ですね。夏の時期の松月氷室は多くの人で混み合いますが、佐助なら並ばずに天然氷のかき氷を味わうことができるに違いありません。シロップかけ放題というのも佐助ならではのサービスです。夏はぜひこのスイーツをお見逃しなく。
観光スポットは栃木のココ!
道の駅 湧水の郷しおや
- 住所栃木県塩谷郡塩谷町船生3733-1
- 電話番号0287-41-6101
- アクセス東北自動車道「矢板IC」より20分
栃木きっての湧水地を見学
尚仁沢湧水
道の駅で休憩した後は栃木県で有名な湧水地を訪れてみましょう。尚仁沢湧水までは道の駅からドライブで25分ほどです。この湧水地があるのは塩谷町とお隣の矢板市の境界付近にそびえる高原山の山麓で、湧水地の周辺は広葉樹の原生林が広がっています。
高原山に降り注いだ雨水が原生林の土壌でろ過されて湧き出しているもので、清らかな水の流れはまるで水あめを流しているかのようです。水の湧き出し方が独特で、木立の中に突如として川の流れが始まるという不思議な光景を目にすることができます。湧水量は一日65,000トンと膨大です。
無料で名水を汲んで帰ろう!
尚仁沢湧水には遊歩道が整備されており、駐車場に車を置いて徒歩で湧水地に近づくことができます。遊歩道の途中には急な階段や木の根が地面から突き出ているような場所もありますが、歩きやすい靴を持参すれば比較的容易に湧水地までたどり着くことが可能です。夏は広葉樹の緑が清々しいですね。
遊歩道の入り口付近には「尚仁沢名水パーク」があり、パイプを使って湧水が引かれています。入れ物を持参すれば誰でも無料で湧水を組むことができるので、お出かけの際にはぜひポリタンクやペットボトルを持参することをおすすめします。
観光スポットは栃木のココ!
尚仁沢湧水
- 住所栃木県塩谷郡塩谷町上寺島1614
- 電話番号0287-45-2211
- アクセス東北自動車道「矢板IC」より30分
穴場のランチスポットに大満足!
山の駅たかはら
綺麗な湧水で夏の暑さを吹き飛ばした後は美味しいランチをいただきましょう。次に向かうのは尚仁沢湧水から25分ほどドライブした場所にある穴場のランチスポットです。栃木県北部に位置する八方ヶ原は、標高1,000メートルから1,200メートルの台地状の高原地帯になっています。
約20万株のレンゲツツジが咲く花のスポットとなっているため、見頃の時期の八方ヶ原はたくさんの観光客でいっぱいですね。山の駅たかはらはそんな八方ヶ原を訪れる観光客の出発点となっていて、休憩や食事も楽しめるようになっています。
ランチのおすすめグルメはコレ!
「ヤシオポークソテー定食」をぜひ食べてみましょう。ヤシオポークは栃木県の誇るブランド豚で、食すと甘さを感じる脂肪分とコクのある美味しさが魅力です。身が柔らかく食べやすいのがいいですね。白いご飯と味噌汁、小皿が付いて1,200円で味わうことができます。
また、こちらの食堂ではうどんやそばのメニューもたくさんラインアップされていて、それらの麺類に使用されているのは地元矢板市で生産された小麦粉とそば粉です。うどんもそばも地元の新鮮野菜の天ぷらが付いているので満足感がありますね。満腹になったなら午後部へと出発です。
観光スポットは栃木のココ!
山の駅 たかはら
- 住所栃木県矢板市下伊佐野991-3
- 電話番号0287-43-1515
- アクセス東北自動車道「矢板スマートIC」より35分
幻の滝に感動!
おしらじの滝
午後の部の最初は神秘的な雰囲気が漂う綺麗な滝からスタートしましょう。ランチスポットから2分ほどドライブするとおしらじの滝に到着します。「しらじ」とは「壺」のことを指していて、その名の通り滝壺の形は周囲を岩に囲まれた円形です。
滝壺の水色は透き通った青色をしていて、太陽光が当たるとその青色がよりいっそう引き立ちます。普段のおしらじの滝は水が落ちておらず、雨が多く降った日の後など限られた条件の日のみ水の落ちる滝を撮影することが可能です。水が流れ落ちていないにもかかわらず滝壺の水は枯れることがありません。
観瀑台から滝を眺めよう!
おしらじの滝にアクセスするには駐車場に車をとめて足場のよくない山道を歩かねばなりません。晴れの日が続いている場合には比較的歩きやすくなっていますが、雨の日の後などは滑りやすく安全には細心の注意が必要ですね。坂道を下るとおしらじの滝の観瀑台に到着します。
以前は滝壺のすぐ近くまで行くことができましたが、マナー違反による死亡事故が発生してからは観瀑台の柵の内側からしか滝を見ることができなくなってしまいました。それでも滝の神秘的な美しさを感じることは十分に可能です。ぜひとっておきの一枚を撮影しましょう。
観光スポットは栃木のココ!
おしらじの滝
- 住所栃木県矢板市下伊佐野
- 電話番号0287-43-6211
- アクセス東北自動車道「矢板北スマートIC」より35分
夏のスキー場は花盛り
ハンターマウンテン塩原 ゆりパーク
幻の滝を撮影した後は綺麗な夏の花に癒されましょう。おしらじの滝から35分ほどドライブした場所にあるスキー場へと向かいます。ハンターマウンテン塩原は関東圏から大勢のスキーヤーやスノーボーダーが訪れる人気のスキー場ですが、夏になるとこのスキー場の敷地内に綺麗なユリの花が咲き誇ります。
ユリの花が見られるのは7月中旬から8月いっぱいまでですね。30,000坪という広大な敷地に50種類、400万輪のユリの花が咲く風景は圧巻です。標高が高いため真夏でも涼しく快適な環境でお花見をエンジョイすることができます。
ユリを使ったグルメもお楽しみ!
ゆりパークへアクセスするにはリフトを使います。斜面を上っていくとリフトの下にはユリの花のじゅうたんが広がっていてとても綺麗ですね。リフト降り場からは遊歩道がのびているので、そこを歩きながらお花見を楽しみます。遊歩道は約2キロメートルほどと長いのでたっぷりと散策ができますね。
ゆりパークにはレストランやカフェも開設されていて、ピザや天ぷらなどユリの根を使ったグルメを味わうことができます。特におすすめなのが「ゆりソフトクリーム」で、味も香りもいいこのスイーツはゆりパークでしか味わえないオリジナルです。
観光スポットは栃木のココ!
ハンターマウンテン塩原
- 住所〒329-2922
栃木県那須塩原市湯本塩原前黒 - 電話番号0287-32-4580
- アクセス東北自動車道「西那須野塩原IC」より45分
- 公式サイトURLhttps://www.hunter.co.jp/winter/
ドライブ旅のシメはやっぱり温泉
元泉館
綺麗なユリの花に癒された後は温泉でドライブ旅の一日を振り返りましょう。温泉を満喫するのはハンターマウンテン塩原から15分ほどドライブした場所にある元泉館です。元泉館は栃木県を代表する塩原温泉郷のひとつである「塩原元湯」にあります。
塩原元湯は塩原温泉発祥の地とされていて、数家しか宿のない山間部の秘湯です。元泉館はその中で最も近代的な温泉宿で、源泉かけ流しの濁り湯を日帰りでも楽しむことができます。贅沢にも3本の種類の異なる源泉を所有していて、その日によって微妙に色が変化するのが特徴です。
渓流露天風呂がおすすめ!
日帰り温泉は2時間まで利用が可能で夜は8時まで入浴することができます。宿泊者限定のお風呂もありますが、おすすめの「高尾の湯」は日帰り利用が可能です。高尾の湯には四角い形の大きな内風呂とヒョウタンのような形の露天風呂があり、温泉が源泉かけ流しで湯船に投入されています。
特におすすめなのが露天風呂ですね。お風呂の目の前を綺麗な渓流が流れていて、川のせせらぎを聞きながら極上の湯浴みを満喫できます。さっぱりとした肌触りの温泉は夏の入浴に最適ですね。ぜひこのお風呂で栃木旅の一日を振り返りましょう。
観光スポットは栃木のココ!
元泉館
- 住所栃木県那須塩原市湯本塩原101
- 電話番号0287-32-3155
- アクセス東北自動車道「西那須野塩原IC」より35分
夏は栃木にドライブしよう!
今週は夏の栃木を観光するドライブ旅をお届けしましたがいかがでしたか?綺麗な湧水や滝、花や温泉など心も体も癒されるスポットが栃木県には目白押しです。次のお休みはぜひ本記事を参考にして栃木県にお出かけしてみてはいかがでしょうか。
出典:ライター撮影