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家庭菜園でも立派に…チンゲン菜の育て方講座!種まきの適期や収穫時期も解説!

種まきから間引きをするチンゲン菜の育て方を解説します。家庭菜園の栽培方法で大切なことはいろいろありますが、追肥の時期や水やりなど日常管理はキーポイントです。このほか病気や害虫の注意点や対策方法などチンゲン菜の育て方講座で収穫までフォローします。
2021年8月21日
佐藤3
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はじめに:チンゲン菜の栽培方法と品種解説

チンゲン菜の家庭菜園での育て方は簡単

出典:https://photo-ac.com/

チンゲン菜が日本でポピュラーな野菜になってきたのはそれほど昔のことではありません。日本に入ってきたのは1970年といわれていますが、中国野菜ブームで多く生産させるようになったのは2000年以降のお話です。

チンゲン菜はくせが少なく食べやすい野菜

チンゲン菜は芯が固く葉の色も濃いためあく(苦味やえぐみ)がありそう・固くて食べにくいのではないかという先入観をお持ちの方もいるかも知れませんが、あくがなくしっかりとした芯はシャキシャキとした歯ごたえが人気の野菜です。

チンゲン菜の栽培方法をわかりやすく解説!

チンゲン菜の栽培は種まきから間引きするという育て方でも収穫までの期間も早く、栽培難易度的には容易なものといわれていますが、慣れないうちはとまどうことも多いでしょう。

はじめて家庭菜園をする方にもおすすめの作物ですが、まずは育て方のポイントをしっかりと抑えてから育て始めましょう。今回は初心者の方にもわかりやすく、できるだけ簡単なチンゲン菜栽培方法を詳しく解説していきます。

育て方の前に知りたいチンゲン菜の基本情報

チンゲン菜という野菜の名前だけしか知らないという方でも、比較的簡単に栽培できる作物ですがどんな特長のある植物か・いつ育てたらいいのか・その栄養成分は?など知っておくとよりチンゲン菜栽培がやりやすく楽しくなるでしょう。

チンゲン菜の基本情報

出典:https://photo-ac.com/

科・属 アブラナ科アブラナ属
原産地 中国
英語名/学名 Pak-choiやChinese mustard/Brassica rapa var. chinensis
育て方難易度 簡単

チンゲン菜の特長

出典:https://photo-ac.com/

チンゲン菜にはとてもよく似たパクチョイという野菜があります。この2つの違いは葉茎の部分が緑色(薄く緑がかる程度)か白かで区別されているのが特長です。

植物的なチンゲン菜の特長はパクチョイよりも早く成長して収穫までのお世話する期間が短いこと。このためチンゲン菜は育て方が簡単といわれています。

家庭菜園でも人気の中国野菜

近年ではチンゲン菜のほかにもたくさんの中国野菜と呼ばれるものがスーパーマーケットで販売されるようになりました。その中でも安定した収穫量のため値段も安く、食べるとシャキシャキと歯ごたえもよい食感と食べやすい味で人気が高いのがチンゲン菜といわれています。

チンゲン菜の美味しい旬の時期

出典:https://photo-ac.com/

チンゲン菜は前述のとおり栽培時期が短いのが特長です。一般的に1年で春に種まきをすることが多く、その場合は初夏5月くらいから収穫できて外側の葉から欠いていく採り方であれば、長期栽培・収穫も可能となっています。

初夏から冬まで長く楽しめる野菜

1年のうち10月くらいまで種まきできその場合12月くらいまで旬の時期が続きます。ただし植え付けてから時間が立ってしまって株が古くなるととう立ちして花が先食感が悪くなるので、ある程度大きくなったら株ごと収穫する必要があるでしょう。

チンゲン菜の栄養


出典:https://photo-ac.com/

ビタミンとミネラル豊富なチンゲン菜

チンゲン菜は色が濃い緑黄色野菜に分類されており、ビタミンAを多く含むほかビタミンCやミネラル(カリウム・カルシウム・鉄分)も豊富な健康にもよい野菜となっています。

これらの栄養素には熱で壊れてしまうものも含まれるため、できるだけチンゲン菜の栄養を壊さないため高温でさっと短時間で炒めて食べる食べ方がおすすめです。

チンゲン菜の育て方で用意するもの

それでは次にチンゲン菜の育て方で必要となる、道具や種・苗などを解説していきます。特にこれまで植物を育てたことがまったくないという方は、何を用意したらよいのか困って余分なものまで準備しないよう、しっかりと事前にチェックすることをおすすめします。

チンゲン菜の種

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チンゲン菜は苗からの育て方も可能ですが、夏になると成長が悪くなるため一度株を全部収穫してしまい秋からまた種まきするのがおすすめなため種を一度買うと何度も繰り返し栽培することができてお得です。

収穫が夏になりそうな種まき時期を選んだ方は生理障害が起こりにくい品種を選ぶことをおすすめします。また特に早く収穫できる品種もありますので、春の種蒔き時期が遅くなってしまった場合はこちらも適しています。

チンゲン菜用の土

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チンゲン菜は特に土を選ばない植物ですが、畑や庭がなく土を持っていない方は野菜用の培養土を選ぶと、元肥入りで肥料を別に買い求める必要もなく結果的にお得です。

野菜用と書かれているものと草花用というものはほとんど変わりがありませんので、野菜用培養土が売られていなかった場合は草花用培養土で代用可能です。

葉物栽培に必要なネット

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チンゲン菜だけでなく葉物の野菜はアオムシなどの食害による被害が大きいです。芽が出たタイミングから早々にネットを掛けて外部からの害虫被害に対して対策しておきましょう。

プランターと支柱・ネットがセットになったものを購入すると一度に揃います。プランターがすでにあるという方は100均などで大型の選択ネットと支柱を購入して代用することが可能です。

園芸用ツール類

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プランターに土を入れたり雑草を根ごと掘り起こして処分したりと、園芸全般に必ず必要なツールがあります。それらは園芸ツールセットとして売られていますので、それらを購入しておくと他の草花の育て方にも流用でき次からは買う必要がありません。

長く使うものですので初期投資として自分の好みにあったデザイン・使いやすいと口コミの高いものなど、納得できるものを少しがんばって買った方が、あとあと買い替えずに済むのでおすすめします。

追肥時期や病害虫対策などチンゲン菜の育て方

チンゲン菜の種や土・園芸用ツールセットや防虫ネットなどひととおり道具や種が揃ったら早速チンゲン菜を育てていきましょう。チンゲン菜の育て方は簡単ですが、より失敗を防ぎたくさん収穫できるようにポイントを抑えた育て方をすることが大切です。

チンゲン菜の育て方1.日あたり

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栄養たっぷりのチンゲン菜にする育て方には日あたりも大切です。日光が当たらない・当たっても夕方ころの西日しか当たらないというところでは、植物は健康的な成長をしません。

半日陰の場所でもできるだけ午前中からお昼くらいまでの時刻に、日光が当たるような場所に植え付けるようにしましょう。

育て方のコツ:プランターの置き場所

チンゲン菜は風通しのよい場所で栽培するのがよいですが、不自然な生暖かい風は植物によくありません。ベランダでプランター栽培をする場合は、エアコンの室外機などの不自然な風が吹き付ける場所に植物の鉢を設置するのは避けてください。日あたりだけでなく植物栽培には風通しも大切です。


チンゲン菜の育て方2.種まき

Photo bymayapujiati

チンゲン菜の種まき時期は春と秋の年に2回。気温が20度前後の比較的涼しい頃が成長がかんばしいため、お住いの地域の気温に合わせて3-5月か8-10月の間で種まきをしてください。

株の間隔は15cm目安で深さ1cmほどの穴を作り、そこに3-4個程度ずつ種まきをして間引きで育てましょう。覆土は5mm程度と、ごく薄くなるように注意すると発芽率があがります。

後から等間隔で苗の植え付けも可能

種まきをポリポットなどにおこない、本葉が3-4枚くらいになったころにプランターや畑などに植え替える育て方もできます。株の間隔はこのとき15cm程度に調整するやり方もできるでしょう。

苗を購入して植え付けるという育て方の場合も株の間隔は15cmにすることで、どの株にも日光がよく当たるため成長がよくなります。

育て方のコツ:本葉で判断する間引き

チンゲン菜の間引きタイミングは2回で、1回目は発芽が出揃った頃。1箇所に生えてきたものの中から、一番大きくて緑が濃く虫食いなどが無いものを選んで2本にしましょう。

2回めは本葉が3-4枚になったころ。先程の2本のうちに本葉が大きくて緑色が濃く健康的なものを1本残して1本を抜きます。もし抜くと残すものまで抜けてきてしまいそうであれば、株元できるだけ近くからハサミでカットして1本だけにしましょう。

チンゲン菜の育て方3.日常管理

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種まき・間引き後にはどのような育て方においても、たっぷりと水を与えてください。畑など地植えの場合はそれ以外は特に水やりの必要はありません。

プランターや鉢での育て方では気温や植え付けている本数により土が乾燥してしまうため、少し土の中に指を入れてみて中まで乾燥しているようであればジョウロで水をたっぷりと与えてください。

育て方のコツ:追肥の時期

通常チンゲン菜は元肥の入った培養土を使った場合は、追肥なしで収穫まで育てる育て方ができます。ただし収穫を外側の葉から大きくなった葉を掻き取る方法での育て方では、栽培期間が長くなるため元肥が切れてしまうことが考えられるでしょう。

この場合は1ヶ月を目安に固形の緩効性化成肥料を株元に与え、しっかりと根に吸収させるため水やりをして土に浸透させる追肥のあたえ方をしてください。

チンゲン菜の育て方4.病気と害虫

チンゲン菜で気になる病気

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チンゲン菜の育て方で気をつけたいのが病気にかかったときです。チンゲン菜はべと病が発生することがあるので、この場合は株を処分するだけでんくその土は捨ててしまいその後に繰り返しチンゲン菜を育てることも避けてください。

べと病の対策にはダコニール1000を散布することでできますので、パッケージをよく読み収穫して食べるためには、散布間隔などしっかりと守って与えてください。

チンゲン菜で注意したい害虫

野菜の育て方で気になる病気や害虫。葉っぱの野菜は虫も食べて美味しいので食害であっという間に美味しい部分を害虫に食べられてしまうことも。

気をつけたい害虫はアブラムシ・アオムシ・ハモグリバエ。発芽してすぐに防虫ネットをかぶせて、成虫の飛来(産卵)を防ぐことで対策することができるでしょう。

チンゲン菜の育て方5.収穫

Photo byMetsikGarden

収穫の時期とやり方

野菜の育て方で一番の楽しみは収穫してその作物を食べるところでしょう。育てる野菜によって収穫の時期や方法が変わってくるため、作物によって育て方にも注意しましょう。

チンゲン菜の収穫時期は、基本的に株の成長度合いを目安におこないます。だいたい15-20cm程度に大きくなった株ごと引き抜き収穫して食べる方法と、大きくなった葉を外側から1枚1枚むしって収穫する方法の2通りです。

育て方のコツ:収穫後の再生栽培

一度根ごと収穫したチンゲン菜や、スーパーマーケットで買ってきた市販のチンゲン菜の食べない根に近い部分から新たな野菜を作る育て方にリボベジや再生栽培という育て方があります。

育て方は簡単で水栽培で毎日水を取り替えて清潔を保ちながら、日あたりのよい窓辺に置いて葉が出てきて育つのを待ちましょう。水栽培用の肥料を追肥として時々水に加えてあげるとより葉が成長しやすくなりおすすめです。


育て方も簡単なチンゲン菜のおすすめ品種

最後に育て方も簡単でおすすめなチンゲン菜の品種をいくつかご紹介しましょう。チンゲン菜にも種類があるので、どんなものを育てたらよいのか迷っている人の種選びのヒントとしてください。

チンゲン菜のおすすめ品種1.

ミニチンゲン菜 シャオパオ

出典:Amazon

最初は小さくてまるごと収穫するタイプのチンゲン菜です。ミニなため比較的早く成長して収穫までが早いのも特長となっています。料理するときも根元の部分は硬いので、少しカットして丸のまま調理できるのも便利ですね。

チンゲン菜のおすすめ品種2.

30日ミニチンゲン菜

出典:楽天

早く収穫できるチンゲン菜の中でも特に早取り品種としての育て方ができるのが、この30日チンゲン菜です。ミニチンゲンサイに分類されるためさきほどのチンゲン菜と同じ種類のより早取り品種となります。食べ方の便利さと早く収穫できるという2つのメリットがあるチンゲン菜といえるでしょう。

チンゲン菜のおすすめ品種3.

チンゲン菜は株が大きくなってしまうととう立ちして葉の部分は固くなり味も落ちます。しかし出てきたとう立ちした部分を菜の花のようにして食べるという育て方もあるのです。その育て方に特化した種類としてチンゲン菜ばなの種をおすすめしましょう。

まとめ:栽培方法も簡単!チンゲン菜の育て方

チンゲン菜の育て方は種まきから間引きの方法で

出典:https://photo-ac.com/

家庭菜園で簡単なチンゲン菜の育て方、野菜を育てるのがはじめてという方でも種まきから簡単に栽培できるためおすすめです。涼しいところが好きな野菜ですので、温暖な地域では気温に注意した育て方がポイントとなるでしょう。

野菜の育て方が気になる方はこちらもチェック

今回はチンゲン菜の育て方について解説してきましたが、暮らしーのではこのほかにもチンゲン菜のようにベランダ栽培に適した野菜や、一緒に植え付けることで病気や害虫対策となるコンパニオンプランツを一緒に植える育て方なども解説した記事をご用意しています。