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家庭菜園で収穫までできます。イチゴの育て方講座!上手に植え付けるのがポイント!

家庭菜園をしたい場合におすすめなのが、イチゴです。イチゴなら比較的簡単な育て方で実を収穫できます。本記事では、イチゴの育て方をご紹介。植える時期やタイミング、水やりの頻度、管理方法など、イチゴの育て方・手順を詳しく解説します。
2021年8月5日
kon_w
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イチゴの育て方は意外と簡単!

家庭菜園にぴったりな野菜や果物はさまざまな種類がありますが、中でもおすすめしたいのがイチゴです。一見すると難しそうに見えるイチゴですが、実は簡単な育て方で美味しい実をつけられるようになります。

正しい育て方でイチゴの家庭菜園を楽しもう

ツルがついたイチゴ
Photo bypasja1000

本記事では、イチゴを収穫したい場合におすすめの育て方をご紹介します。植える時期・タイミング、植え方、剪定、実がなるまでの管理の仕方など、一連の手順を詳しく解説するので、ぜひ役立ててみてください。

基本の育て方を覚えていれば、家庭菜園初心者でも安心。すくすく育っていくイチゴの様子を見ながら、充実したおうち時間を過ごしませんか?自宅での家庭菜園を満喫しましょう。

イチゴの苗を選ぶ時のポイント

問題なくイチゴを育てるためには、苗を選ぶところからこだわることが大切です。選び方を間違えると、正しい育て方をしていても、うまく成長しない可能性があります。最初の一歩でつまづかないように、気をつけるべきポイントをチェックしましょう。

ポイント①:葉の元気がよい

まずチェックしておきたいのが、葉の様子です。明らかに萎びている葉ばかりのものは避けましょう。艶々とした緑色で、ピンッと張りのあるものは、イチゴが育ちやすいと言われています。それぞれの苗を比べながら、元気のよいものを選ぶようにしてください。

ポイント②:茎のつけ根がしっかりしている

土台の部分を確認しておくのも忘れないようにしましょう。茎のつけ根部分に厚みがあり、しっかりとした質感のあるものを選ぶことが重要です。つけ根が細かったり、変色したりしている場合は、イチゴが育ちにくい可能性があるため気をつけてください。

ポイント③:虫がついていない

最初から虫がついていると、正しい育て方をしても成長しない場合があります。葉や茎の間に虫がいないかどうか、チェックしましょう。小さな虫は意外と見つからないことも多いので、目を近づけて細かく確認するのがおすすめです。

家庭菜園に最適なイチゴの育て方・手順

続いては、詳しい育て方を具体的に見ていきましょう。他の果物と比較しても簡単な育て方でスクスクと成長するので、家庭菜園に長い時間を割けない方にもイチゴはおすすめです。基本の育て方をチェックして、チャレンジしてみてください。

イチゴの育て方に必要な道具

お気に入りの苗が見つかった後は、必要な道具も揃えましょう。基本的にプランターと用土さえあれば、スクスクと成長してくれます。栽培に必要となる道具を使って、家庭菜園を楽しんでくださいね。

プランター

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地面に直接植えない場合は、プランターを準備しましょう。一般的なタイプでも問題ありませんが、育て方にこだわりたい場合はイチゴのために製造されている商品を使うのがおすすめです。

専用の商品は、高さがあるのが特徴。ツルが伸びても実が地面につくことがないので、病気にかかったり、虫がついたりするのを防げます。また、陶器を使用したタイプなら保水力が高いので、頻繁に水やりをしなくてもよいのが嬉しいポイントです。好みに合わせて選んでください。


用土

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続いては、用土も準備しましょう。しっかりとした美味しい実を作るためには、用土にこだわることが大切です。通常は、さまざまな肥料を混ぜ合わせてからしばらく用土を寝かせる必要がありますが、家庭菜園初心者にはハードルが高いのではないでしょうか。

簡単な育て方で家庭菜園を楽しみたい場合は、専用の用土を使うのがおすすめです。すでに肥料などが混ぜてあるので、すぐに使えるのが魅力。ホームセンターや通販なので手に入るので、使いやすい用土を活用してください。

イチゴの育て方①:植える時期は9月下旬を目安に

数字が並んだカレンダー
Photo bytigerlily713

全ての準備が整ったら、いよいよ植えていきましょう。ここで大切になるのが、植える時期です。タイミングを間違えると、せっかくの苗が枯れてしまう原因になります。植える時期に適切と言われているのが、9月下旬から10月にかけてです。

9月下旬のタイミングに差し掛かると気候が涼しくなり、イチゴが育ちやすい環境が整います。また、植える時期は事前に決めてスケジュールを立てておくのがおすすめです。植える時期が明確であれば、スムーズに作業ができます。

イチゴの育て方②:葉のつけ根が出るように植える

次に、植え方にこだわることも育て方の重要なポイントです。植え方が間違っていると、その後の育て方が正しくてもきちんとイチゴが育たなくなります。正しい植え方をする時に意識しておきたいのが、茎のつけ根の部分です。

ぷっくりとした膨らみがある部分が用土の上から見えるように、植えてください。つけ根を完全に隠してしまう植え方だと、実がなりにくくなります。適度な深さの穴を掘った後に苗を入れ込み、優しく用土をかけて植えていきましょう。

虫対策も忘れずに

果物中でも育てやすいと言われているイチゴですが、注意しておきたいのが虫です。用土の中に虫が入り込み、根っこを食べられてしまうと、どんどんイチゴは弱ってしまいます。

植え付けた後は、虫対策ができる家庭菜園アイテムを活用しましょう。近年は、天然の成分を使用した安全性の高い製品も多く出ているので、役立ててみてください。最初にきちんと対策しておけば、根っこを虫に食べられる事態を防げます。

イチゴの育て方③:たっぷり水を与える

波紋を浮かべる水面
Photo byClaudiaWollesen

正しい方法で植え付けができたら、水やりをします。最初は、たっぷりの水を与えましょう。プランターの下から水が出てくるくらいが目安です。土が乾燥し過ぎていると栄養不足になり、イチゴが上手く育たない可能性があるので、気を付けてください。

これで、一連の植え付け作業は完了です。専用の用土など、便利な園芸用品を使えば、意外とスムーズに植え付けができます。後は、イチゴがしっかり育つように管理していくのが育て方のポイントです。

イチゴの育て方④:適切な頻度で水やりをする

植物の成長管理において、水やりの頻度は重要な点となります。「毎日水やりをした方がよい」と考える方もいると思いますが、水のあげ過ぎは根っこが腐る原因になるので注意が必要です。

基本的に、土が乾燥してきたら水をあげましょう。土の表面だけでなく内部にも指を入れて、カラカラに乾いていたら水をあげるタイミングです。また、旅行などでしばらく水やりができない場合は、事前に多めの水をあげてください。帰宅後は土の様子を見て、早めに水をあげることが大切です。

プランター以外なら雨に任せても大丈夫

もし、プランターではなく地面に直接植えているのであれば、雨に任せても問題はありません。地面には保水機能も備わっているので、雨で土が濡れれば、しばらくは水不足になる心配はないと考えられます。葉っぱの様子を見ながら、明らかに乾燥しすぎている場合以外は、自然に任せて育てるようにしてください。

イチゴの育て方⑤:冬の時期は気温に注意

雪が降った道
Photo by Konstantin Leonov

寒さが続く冬の時期は、温度管理を意識しましょう。イチゴは基本的に-7℃まで耐えられるので、北海道のような低気温地帯でなければ特別な作業をする必要はありません。北海道近辺の寒冷地域の場合は、気温が下がり過ぎるようならプランターを屋内に入れてあげるのがおすすめです。

イチゴの育て方⑥:春が近づいたら肥料を与える


問題なく冬を越せたら、花がつくように肥料をあげましょう。初心者は、果物のために配合された肥料を使うのがおすすめです。パッケージに記載されている適量を守り、成長のサポートになるように与えるのが育て方のポイントになります。

イチゴの育て方⑦:春になったら受粉

暖かい季節が訪れたら、少しずつ花を咲かせるようになります。自然に任せるのもよいですが、確実に収穫をしたい場合は自分で花粉をつける作業が必要です。綿棒などを使って、それぞれの花に花粉をつけていきましょう。優しく、丁寧に行うことが大切です。

イチゴの育て方⑧:ネットをかけて鳥対策

動物は、よい香りがする植物に敏感です。知らないうちに実が取られないように、ネットを張っておきましょう。きちんとネットを張っておけば、鳥によって実が食べられてしまう事態を防げます。ネットは100円均一ショップでも手に入るので、活用してみてください。

イチゴの育て方⑨:元気のない葉を剪定

日々管理を続けていると、明らかに元気のない葉が見つかることがあります。そんな時は、迷わずに剪定してください。選定せずに放置しておくと、茎周りが群れる原因になります。変色したり、萎びたりしているのが剪定をする葉の目安です。

イチゴの育て方⑩:実がなったら収穫

たくさん実がなったイチゴ
フリー写真素材ぱくたそ

定期的に剪定や水やりをおこない、正しい手順で育てていれば、次第に実がついてきます。最初は緑や白っぽかった実が少しずつ赤くなり、熟していくのがわかるでしょう。全体が赤くなり、艶々としてきたら収穫のタイミングです。ぜひ、収穫したてをいただいてみてください。

イチゴの苗を増やす育て方

無事に収穫できた後は、さらに苗を増やす育て方にもチャレンジしてみましょう。正しい育て方で増やしていけば、次の年も、その次の年もイチゴを楽しめるようになります。とても簡単な育て方で増やせるので、ぜひ取り入れてみてください。

育て方①:株を他のプランターに植える

収穫を終えたイチゴをよく見てみると、根元の部分から小さな株が出ていることがわかります。この株を他のプランターに植え付けて、根っこが出てくるのを待ちましょう。何日か経つと、根が定着して茎や葉が出てきます。

育て方②:最初より2〜3番目の株がおすすめ

山盛りになったイチゴ
Photo byFilipFilipovic

美味しいイチゴを育てたい場合は、最初に出てきた株ではなく、2〜3番目の株を使うのがおすすめです。最初の株は病気に負けやすいと言われているため、注意が必要。2〜3番目を中心に使って、元気に育つようにしましょう。

育て方③:元の苗は捨てる

元となった苗も再び実をつけることは可能ですが、最初と比べるとイチゴの味は落ちます。新しく株をつけた方を優先に育てて、元の苗は捨てるのがおすすめ。捨てるのは残念なように感じられますが、新しい苗を育てるためには必要なことです。

育て方④:夏もしっかり管理


夏の間は、湿気で蒸れないように風通しを意識してください。風がよく通るところに移しましょう。また、直射日光に当て過ぎると実がつきにくくなる可能性があるため、影が多い場所に置くのがおすすめです。夏が過ぎて9月に入ったら、通常の育て方で管理してください。

いちごの育て方がうまくいかない原因

「どうしてもイチゴがうまく成長しない」という場合は、育て方が間違っている可能性があります。自分では正しいと思っていても、実は誤った育て方をしていた、ということは珍しくありません。考えられる原因を探って、正しい育て方を意識しましょう。

原因①:日当たりが悪い

全く日当たりのない場所に置いておくと栄養が行き渡らなくなり、イチゴの味が落ちます。適度に日当たりがよく、光合成ができる場所を選びましょう。夏は直射日光を避けた方がよいですが、気温が下がりやすい冬は積極的に日当たりのよい場所に置くのがおすすめです。

原因②:葉を剪定し過ぎている

蒸れを気にして葉を取り過ぎると、必要な光合成ができなくなる可能性があります。1本のツルに対して、8〜9枚くらいの葉は残すようにしてください。葉を取り過ぎてしまわないように、枚数を管理することが大切です。

原因③:肥料が多過ぎる

適度な肥料はイチゴを育てるために役立ちますが、あげすぎはNGです。栄養過多になり、イチゴが弱る原因になります。冬を越して、暖かくなり始めた時期に1回あげれば十分。後は、イチゴ本来の力を伸ばすようにしましょう。

簡単な育て方でイチゴの家庭菜園を楽しもう

手のひらいっぱいのイチゴ
Photo byPexels

ハードルが高そうに見える家庭菜園も、基本的な手順さえ覚えておけば簡単にできるようになります。特にイチゴは初心者でも育てやすいと言われているので、家庭菜園に挑戦したい時にぴったりです。

必要な道具を揃えて、定期的な水やり・剪定を行っていれば、スクスクと実が育ってくれます。育った実を収穫直後に味わえるのは、家庭菜園ならではの醍醐味。正しい育て方を学んだ上で、美味しい実ができるようにイチゴを育てていきましょう。

イチゴの育て方が気になる方はこちらもチェック!

家庭菜園初心者でも、育て方のポイントを押さえておけば美味しいイチゴを栽培できるようになります。関連記事でも育て方や植え方、詳しい手順などを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。