ぶどう狩りを始めくだもの狩り王国の北海道
北海道でぶどう狩りを楽しめる時期は、エリアによりますが大体のスタートは9月上旬となります。また、いつまでかというと10月中旬が多いようです。
早いエリアでは、夏でも冷涼な日が多い北海道らしく8月下旬から楽しめるため、ぶどう狩り好きな人は得した気分になれるかもしれません。いつまで果樹園でぶどう狩りができるかなどの詳細情報もご紹介します。(この記事は2021年8月11日時点の情報です)
ぶどう狩り以外のお楽しみもチェック!
北海道ではぶどう狩りだけではなく、リンゴやナシ、プルーンの時期と重なるため、ぶどう狩りと併せて楽しめるのも北海道ならではの特徴です。
さらには北海道の果樹園の特徴として、北海道の名物料理ジンギスカンを食べられる食堂を併設した果樹園もあります。雄大な北海道らしく、青空が広がる果樹園の下でいただくジンギスカンもオツなものです。北海道ではぶどう狩りと併せてぜひお楽しみください。
北海道のぶどう狩りスポット:道央9選
1.さくらんぼ山(仁木町)
「さくらんぼ山」は、北海道有数の果樹産地として有名なエリアの仁木町にある、北海道を代表する観光果樹園です。
ぶどう狩りで楽しめる種類は「ポートランド」「キャンベル」「ナイヤガラ」の3種類で、期間は、ポートランドが9月10日~9月下旬、キャンベルは9月20日~約1か月、ナイヤガラは10月1日~20日頃まで。入園料金(大人900円・小学生700円・幼児500円)で、時間無制限の食べ放題ができます。
ぶどう狩り以外のおすすめメニュー
さくらんぼ山は、プラム(8月上旬~)やプルーン(8月中旬~)、リンゴ(9月中旬)も食べ放題が楽しめます。北海道のぶどう狩りの時期と重なるこれらのフルーツも楽しんでみてはいかがでしょうか。
さらに人気なのが、さくらんぼ山名物のブドウ棚の下でも食べられる北海道名物料理ジンギスカン(要予約)です。現在は他の果樹園でも見られるスタイルですが、さくらんぼ山が走りといえます。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
さくらんぼ山
- 住所北海道余市郡仁木町南町9丁目138番地
- 公式サイトURLhttps://www.sakuranboyama.net/restaurant
- アクセス札幌から車の場合/札樽自動車道経由で余市ICで下り、フルーツ街道を約15分。JRの場合/JR函館本線「仁木駅」下車。果樹園に事前予約すれば送迎あり。
2.妹尾観光農園
仁木町は北海道の一大果樹園と呼ばれるエリアですが、当園も仁木町の果樹ブランドを支えてきた観光果樹園です。ぶどう狩りの期間は、多くのフルーツが収穫期を迎える9月下旬~10月中旬となります。
ぶどう狩り以外にプルーンやナシ、リンゴなども狩り放題・食べ放題となる超完熟品の「秋の果物なんでも狩り」が名物。中学生以上1,100円(小学生880円・幼児440円)でいろいろなフルーツが食べ放題とはうれしいですね。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
妹尾観光農園
- 住所北海道余市郡 仁木町西町8丁目1
- 公式サイトURLhttps://niki-kajyu.com/about-us/
- アクセス札幌から自動車の場合/札樽自動車道経由で余市ICで下り、約15分。国道5号沿。JRの場合/JR仁木駅から徒歩約10分
- 営業時間8時〜17時
- 定休日シーズン中は無休
3.観光農園 大野園
仁木町には約20軒の果樹園があり、フルーツ街道と呼ばれるエリアに集中しています。「観光農園 大野園」もその一つで、サクランボの他にぶどう狩りも楽しめる、北海道でも人気の観光果樹園です。
ぶどう狩りの期間は8月下旬~10月中旬頃となり、キャンベルやナイヤガラなどの主な種類があります。ぶどう狩りの料金は、小学生以上は700円(未就学児は無料)となり、時間無制限の食べ放題で楽しめます。
ぶどう狩り以外のおすすめメニュー
観光農園大野園にもある夏期限定の直売所では、新鮮な採れたてのフルーツや野菜、100パーセントのフレッシュジュースも人気です。
さらに人気なのが、2019年まで大野園のジンギスカンコーナーで使われていた大野園特製の甘辛い「焼き肉のたれ」です。焼肉以外に野菜炒めやチャーハン、唐揚げの下味用など幅広い料理に使えます。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
観光農園 大野園
- 住所北海道余市郡仁木町東町8丁目5番地2
- 公式サイトURLhttps://ohnoen.konjiki.jp/access.html
- アクセス札幌から自動車の場合/余市インターチェンジから7~8分。JRの場合/仁木駅から徒歩約20分。
4.庭田フルーツファーム(余市町)
庭田フルーツファームは、仁木町と共に果樹栽培に力を入れてきた余市町にある観光果樹園です。サクランボなどの各種フルーツを栽培しており、特に力を入れているのがブドウとなります。
ぶどう狩りの期間は、ハウスぶどうは通常より早い8月からで、露地ぶどうは9月下旬~10月末までと近隣の観光果樹園の中で一番長いです。時間無制限食べ放題の大人料金は、ハウスぶどう狩りは大人700円、露地ぶどう狩りは600円です。
ぶどう狩り以外のおすすめメニュー
庭田フルーツファームの直売所では、甘みと酸味のバランスがよいフジを使用したオリジナルのリンゴジュースが大人気です。ぶどう狩りのあとは、お土産におすすめの新鮮なブドウも販売しています。有機物をたくさん施すことで深い味わいになるフルーツを、ぜひ自宅でもお楽しみください。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
庭田フルーツ・ファーム
- 住所北海道余市郡余市町登町1401番地
- 公式サイトURLhttp://yoichi-marche.com/niwata/src/index.html
- アクセス余市ICから車で約10分
- 営業時間9時~17時
5.田中果樹園(札幌市)
自然が豊かな札幌にはぶどう狩りなどの果物狩りを楽しめる観光果樹園もいくつかあります。国道230号沿にある田中果樹園は、札幌中心部から車で約40分という便利さと、平地のため車イスでの利用も可能という点で人気です。
料金は毎年シーズンが始まる直前に決定するようですが、時間無制限の食べ放題という点は共通となっています。ぶどう狩りで楽しめるブドウの種類は、ポートランド・キャンベル・ノースレッドの3種類です。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
田中果樹園
- 住所北海道札幌市南区藤野2条3丁目2-15
- 公式サイトURLhttps://tanaka-kajyuen.jimdofree.com/%E3%81%B6%E3%81%A9%E3%81%86%E7%8B%A9%E3%82%8A/
- アクセス地下鉄真駒内駅から定山渓または豊滝行きバスに乗車し、「藤野三条四丁目」下車。札幌駅からのバスもあり。
6.みやにし果樹園(札幌市)
札幌中心部から車で約40分の宮西果樹園は、定山渓に向かう国道230号よりも一本右手にある、札幌のフルーツ街道と呼ばれるエリアにあります。北海道の大都市である札幌の貴重なぶどう狩りエリアです。
期間は例年9月中旬~1か月間ほどとなり、料金は中学生以上600円、小学生400円、幼児は300円で時間無制限の食べ放題となっています。 種類は、キャンベル・ポートランド・旅路・ナイアガラ・ノースレッドなどです。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
宮西果樹園
- 住所北海道札幌市南区白川1814
- 営業時間9:00-17:00
- 電話番号011-596-2325
7.くだもの農家浜田園(壮瞥町)
くだもの農家浜田園は札幌から車で約2時間の、20軒ほどの果樹園で構成される"そうべつくだもの村"の観光果樹園の一つです。
同園でのぶどう狩り期間は8月25日頃~10月15日頃となり、種類はバッファロー・デラウェア・旅路・ポートランド・ノースブラック・ノースレッド・ナイヤガラ・レッドナイヤガラ・スチューベン・キャンベルなどと豊富。料金は中学生~1,100円、小学生880円、幼児660円です。
ぶどう狩り以外のおすすめメニュー
くだもの農家浜田園は明治時代から果樹栽培に取り組んでおり、壮瞥町の果樹農園のパイオニア的存在といえます。
種類の多いぶどう狩りだけではなく、りんご狩りやプルーン狩りも時期が重なるのでおすすめです。さらに農園で栽培されるリンゴを使ったアップルパイやさくらんぼミニタルト、ブルーベリーパフェ、りんご入りホールチーズケーキなどが大好評です。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
くだもの農家 浜田園
- 住所北海道有珠郡壮瞥町字滝之町358
- 公式サイトURLhttp://www.hamada-en.com/
- 営業時間9:00~17:00
8.タカシナ観光果樹園(壮瞥町)
タカシナ観光果樹園は、くだもの農家浜田と同じく"そうべつくだもの村"の一つで、国道453号沿にあります。8月下旬~10月下旬まで楽しめるぶどう狩りと共に、ほぼ同時期にナシやプルーン、リンゴ狩りもできるので、ぜひいろいろ味わってみてください。
料金は、中学生以上1,100円・小学生880円・3歳以上660円となっています。北海道の代表的観光地の洞爺湖に近いため、ドライブコースにもおすすめの果樹園です。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
タカシナ観光果樹園
- 住所北海道有珠郡壮瞥町滝之町485
- 公式サイトURLhttp://www.tk-fruit.com/o-content/fr-kind-grape.html
9.千田ぶどう園(由仁町)
札幌から車で約1時間の千田ぶどう園は、のどかな田園風景が広がる南空知の由仁町にあります。時間無制限のぶどう狩りの食べ放題は、大人1,100円、4歳から小学生は550円です。期間は9月~ですが詳細は事前にご確認ください。
北海道の果樹園の多くは仁木町周辺などに集中しており、南空知でぶどう狩りができるエリアは貴重な存在です。1999年から開設しており、人気のあるさまざまな種類を栽培しているそうです。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
千田ぶどう園
- 住所北海道夕張郡由仁町山形309(山形公民館向かい)
- 公式サイトURLhttp://c-budou.sakura.ne.jp/access1.html
北海道のぶどう狩りスポット:道北3選
1.見晴台萩原観光果樹園(深川市)
札幌から旭川に入る手前の深川市には、国道12号沿を中心に20数軒の果樹農園があり、やはり果樹王国として人気です。見晴台萩原観光果樹園で楽しめるぶどう狩りの種類は、デラウェア・ポートランド・キャンベルアーリー・ナイアガラの4種類。
期間は9月下旬~10月下旬頃となり、時間制限なしで食べ放題できる料金は、年齢に関係なく入園料は1名800円となっています。同じ時期にプルーンが楽しめるのもうれしいですね。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
見晴台萩原観光果樹園
- 住所北海道深川市納内町2丁目北3条線
- 公式サイトURLhttp://www11.plala.or.jp/miharasi/
深川市の観光果樹園のぶどう狩りスポット
深川市は20数件の観光果樹園があるエリアですが、ぶどう狩りができる果樹園は、見晴台萩原観光果樹園を入れて3軒になります。他には「いわしろチェリーランド」「林果樹園」「小森園芸」などがあるようです。詳しくは深川市のホームページをご覧ください。
2.果実の森 南果樹園(旭川市)
果実の森 南果樹園は旭川市で唯一ぶどう狩りも楽しめる、道北では歴史が古くて作付面積が大きい観光果樹園です。
ぶどう狩りの時期は9月中旬から10月中旬までの約一か月間となり、この時期には他にもリンゴやナシ、プルーンも成り、ぶどうを始めとするフルーツの甘い香りが漂っています。料金は中学生以上1,000円・小学生800円・幼児600円です。北海道有数の観光スポット旭山動物園に隣接しています。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
果実の森 南果樹園
- 住所北海道旭川市東旭川町倉沼155
- 公式サイトURLhttp://minamikajuen.com/
3.マルゼン佐藤果樹園(増毛町)
マルゼン佐藤果樹園は、町内に40数軒の果樹園がある日本最北の果樹産地の北海道増毛町にあります。マルゼン佐藤果樹園はぶどう狩りの他にナシやリンゴ、プルーン狩りも楽しめる、明治初期から続く観光果樹園です。
ぶどう狩りの時期は9月上旬~10月下旬となり、時間無制限の食べ放題の料金は中学生以上850円・子供550円・3歳未満は無料です。時期が合えばぶどう狩りの料金でリンゴやナシ、プルーン狩りもできます。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
マルゼン佐藤果樹園
- 住所北海道増毛町暑寒沢256
- 公式サイトURLhttp://maruzen-satokajyuen.o.oo7.jp/company.html
- 営業時間9:00~17:00
北海道のぶどう狩りスポット:道南3選
1.七飯清香園(七飯町)
七飯清香園は、函館の手前にある赤松街道の近くにある観光果樹園です。ぶどう狩りで楽しめる種類は、旅路・ポートランド・ニューナイヤガラとなり、時期は9月下旬~10月上旬となっています。時間無制限の食べ放題で、料金は小学生以上700円・3歳以上の幼児は400円・未満は無料です。
特徴的なのは、多くの観光果樹園ではNGの"粒抜き"ができることにあります。味見しながら甘いぶどうを探せるうれしいサービスです。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
七飯清香園
- 住所北海道七飯町鳴川1丁目4番10号
- 公式サイトURLhttps://www.town.nanae.hokkaido.jp/hotnews/detail/00003383.html
2.マルサン宮田果樹園(七飯町)
マルサン宮田果樹園も赤松街道のすぐ近くにある観光果樹園です。ぶどう狩りのできる種類は、ノースブラック・ポートランド・キャンベラ・ナイヤガラ・スチューベン・紫玉(シギョク)となっています。
期間は9月中旬~10月中旬で、時間無制限食べ放題の料金は中学生以上800円・小学生以下400円です。別途持ち帰りする場合は有料ですが、中学生以上には1房付となります。プルーンも込み料金のセット割もあるのでお得です。
北海道でおすすめのぶどう狩り観光果樹園の基本情報
マルサン宮田果樹園
- 住所北海道七飯町鳴川1丁目4番7号
- 公式サイトURLhttps://www.town.nanae.hokkaido.jp/hotnews/detail/00003385.html
北海道のぶどうが美味しい理由と種類
よくいわれることですが、北海道は寒暖の差が激しいためフルーツや野菜などの糖度が高くなるという特徴があります。本州は30℃以上の盛夏が続きますが、北海道は8月にもなると夜間は20℃を下回る日が多くなるため、フルーツや果樹栽培には適しているエリアといえるのです。
北海道でできるぶどうの種類
最も多い種類は、導入時期が1890年代と古いキャンベルアーリーやナイヤガラがあげられます。1970年代に開発された北海道の優良品種ポートランドも人気です。
1966年の北海道優良品種である「バッファロー」(別名アーリースチューベン)や1991年の北海道優良品種ノースレッドも人気があります。珍しくは、古くから小樽で栽培されていましたが詳細が不明の旅路なども注目されている種類です。
北海道で楽しいぶどう狩りを満喫しよう!
北海道のぶどう狩りはいつまで楽しめるかというと10月中旬までが多いようです。人気があるエリアは、果樹産地の歴史がある仁木町や余市町があげられます。北海道外の観光客には知られていませんが、深川市や増毛町などの道北エリアも古い果樹産地のため、ぶどう狩りを楽しめます。
エリアが変わればブドウの味わいにも微妙な変化あるため、ぜひいろいろなエリアでぶどう狩りをお楽しみください。
北海道の紅葉スポットが気になる人はこちらをチェック!
北海道でぶどう狩りが楽しめる時期は、紅葉の時期でもあります。北海道のぶどう狩りエリアの近くには素晴らしい紅葉スポットもあるので、ぜひこちらの記事をチェックしてお出かけしてみませんか。
【2020】北海道の紅葉スポット10選!時を忘れるほどの絶景名所はココだ!
北海道で絶景の紅葉風景を眺めることができるおすすめなスポットを紹介している内容となっています。家族や友人、または恋人同士で楽しく周辺を散策で...