サーマレスト製コットは快適！
コットとは
コットとは簡易式ベッドのことで、キャンプなどのアウトドアに人気のアイテムです。通常のベッドに比べて組み立てが簡単で軽量なことが特徴、地面からの高さが20cm前後でローコットとハイコットの2種類に分かれます。
選ぶ際には体のサイズに合わせるのはもちろん、使っているテントフロアの広さや耐荷重などののチェックが必要です。
サーマレスト製コットの特徴は？
サーマレストとはアウトドア用のベッドなどを手掛けるアメリカのメーカーになります。エアマットから寝袋、エアー枕など多彩な製品を扱っていますがコットもその一つ、ウルトラライトコットとメッシュコットという2つのラインナップが人気です。
軽量・コンパクトなので持ち運びも楽で、扱いが簡単なのもおすすめ点、各コットのご紹介や組み立て方、関連する製品のレビューなどをしていきます（本記事は2021年8月21日の情報をもとにしました）。
サーマレスト製コットの組み立て方（基本）
サーマレスト製のコットはサイズや種類により部品や組み立て方法が異なりますが、基本的な流れは共通です。ここでは大まかな手順について最初にご紹介し、各製品のところで違いについて補足するスタイルにします。
1：サイドポールをつくる
最初にシートを銀色の面を裏側にして広げます。ショックコードというゴム紐の付いたシルバーのポールを接続して、2つのサイドポールを組み立ててください。次に、シート端の袖の部分にサイドポールを差しこみます。
2：ボウフレームの組み立て方＆取り付け
ボウフレームとはサーマレストコットのサイドフレームを、直角方向から補強する棒状の部品になります。シングルボウとツイストボウの2種類があり、シングルボウは1つの足に対しミニポール1本、ツイストボウは2本のポール取り付けるスタイルです。
このボウフレームを取り付けて完成ですが、セット方法はコットのサイズや種類によって異なりますので、それぞれの製品にて順次ご説明します。
サーマレストのウルトラライトコット2選！
ここではサーマレストのラグジュアリーライト・ウルトラライトコットを取り上げます。基本的なスペックのほか、組み立て方や他メーカーのコットとの違い・メリットなどもご紹介しますので、ご参考になさってください。
1：ラグジュアリーライト・ウルトラライトコットR
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サーマレストが提供するレギュラーサイズの製品で長さが183cmあります。高さは10cmほどあるので地面の凹凸も気になりません。耐荷重は最大147.5kgまでと大柄な人にも十分耐えるスペックです。
素材は頑丈なリップストップポリエステルで、シートの裏面は地面の冷気を防ぎ自分の熱を反射する特殊コーティングが特徴になります。重量1kgほどとコンパクトで持ち運びが楽なのもおすすめ点、27500円ほどと値段もリーズナブルです。
サーマレストのコットをレビュー
組み立てにはシングルボウを4組、ツイストボウを2組使うのが基本です。緑と黄色のポールを接続し、プラスティック足を両サイドに差し込んでシングルボウを作ります。次に、足に緑と黄色のポールを差したものを2組つくり、両側からドッキングさせるとダブルボウの完成です。
ダブルボウをサイドポールの中央2か所にセットし、周辺4か所にシングルボウを配置すると完成します。また、4組のシングルボウだけでも耐荷重79kgまでの軽量セットアップが可能です。
2：ラグジュアリーライト・ウルトラライトコットL
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サーマレストのウルトラライトコットのL（ラージ）サイズは長さ196ⅽmとゆったりした設計です。2017年のリニューアルで足が三日月形になり、連結して収納できるスタイルに変更されました。幅41ⅽm・直径10ⅽmほどの円筒形とコンパクトに収納できるのもおすすめ点です。
特殊コーティングにより寒さに強く、高さ10ⅽmの空間を空けることで快適な風通しが得られます。値段は30800円ほど、180ⅽm以上の身長のある方におすすめのコットです。
サーマレストのコットをレビュー
ラージサイズの組み立て方はレギュラーと同様、部品数は他メーカーのコットよりもやや多いですが、慣れれば数分で組み立てられます。生地には適度な張りがあり、きしみの音もないので熟睡ができると、寝心地についても口コミで高評価です。
たびたび引き合いに出されるヘリノックス社の「コットワンコンバーチブル」と比べても、重量や収納の長さ（ヘリノックス製コットは重量2.32kg・収納長さ54cm）ともに少なく、扱いやすいこともおすすめ点になります。
サーマレストのメッシュコット3選！
ここでは、サーマレストのラグジュアリーライト・メッシュコットをサイズごとにピックアップします。特に夏を中心にした暑い季節に活躍するコットですが、マットなどのサーマレスト製品と組み合わせれば、長いシーズンの利用が可能です。
1：ラグジュアリーライト・メッシュコットR
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通気性があり夏のキャンプにも最適なメッシュタイプのコットになります。1.6kgとウルトラライトコットに比べるとやや重いですが、持ち運びの負担にならないコンパクトな製品です。高さ10ⅽmと通気性があり、長さは183ⅽmあるので標準的な身長の方なら余裕をもって使えます。
素材は500デニールのポリエステルメッシュで、快適なだけでなく耐久性も抜群です。フレームはアルミ製で繰り返し使用でも劣化しにくい仕様、足は軽量のプラスチック製になります。
サーマレストのコットをレビュー
こちらはシングルボウ4組、ツイストボウ2組を使うのが基本です。プラスティック製の足は円形で、ボウフレームにコットの足をセットしたまま収納できるのも便利なところ、慣れれば3分で組み立てが完了するとの口コミもあります。
フレームが弓なりになるボウフレーム・テクノロジーなる特殊設計のため、寝る時にクロスバーが体に触れないのが特徴です。組み立て時にはサイドポールを踏んだ状態でボウを強めに引き、曲がった状態のままセットするのがコツになります。
2：ラグジュアリーライト・メッシュコットL
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サーマレストのメッシュコットL（ラージ）は、長さ196cm・耐荷重158.8kgと身長がある方でもゆったりと寝られる快適な製品です。素材はポリエステルなので汚れても水洗いができるなど、メンテナンスが楽なのもおすすめ点になります。
29700円ほどとやや高級ですが、シートの耐久性やポールの強度などの信頼性が高く、コスパはよいと口コミでも評判、重量も1.8kgほどとラージタイプにしては軽いのも人気のポイントです。
サーマレストのコットをレビュー
ラージサイズのコットの組み立てにはツイストボウを6本使うのが基本です。レギュラーサイズに比べてツイストボウの数が多いため曲げる作業がややハードとの口コミもあります。一方、強力に張られているおかげで、弾力があり快適な寝心地が得られるとの口コミもあり、好みが分かれるところです。
主に夏をターゲットとした製品ですが、同じサーマレストのリッジレストなどのマット類を併用すれば、長いシーズン利用できます。
3：ラグジュアリーライト・メッシュコットXL
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メッシュコットXL（エキストララージ）は、サーマレストのコットの中でも最大の製品です。L（ラージ）に比べて長さは196ⅽmと同じですが、横幅が76ⅽmと10ⅽｍほど大きくなっているのが特徴、寝返りをうつ余裕もあります。
160kgもの耐荷重がありますが2kgほどと軽量で、移動時の負担も感じません。値段は33000円ほどと高価になりますが、耐久性抜群でさまざまなシーンで使えるおすすめ商品になります。
サーマレストのコットをレビュー
ラージと同じくツイストボウを6本使うスタイルのため、組み立てにはある程度の力が必要です。また、大きさがあるため、ソロ用のテント内に入れての使用の場合、インナーサイズの事前確認をしてください。
軽量ですが幅46cmと収納サイズはやや大きめのため、自転車旅行には不向きとの口コミもあります。メッシュタイプで蒸れないのが最大の売りで、コンパクトなウルトラライトコットとは用途に応じた使い分けも可能です。
サーマレストコットのアクセサリー4選！
ここではサーマレストのコットと相性がよいアクセサリー類をピックアップします。テントやマットなど便利なアイテムがあり、専用設計なのでサイズがぴったりなのもおすすめポイントです。また、軽量なものが多いのはサーマレストならではです。
1：コットテント
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サーマレストのコット用につくられたテントになります。コット用レインフライと害虫除けのバグシェルターのセットです。高さは140ⅽmで1kgほどと軽くて収納がコンパクトなのもおすすめ点になります。
サーマレストで最も重いコットでも2kgのため、最大でも合計3kgほどとアウトドアへの持ち出しにも便利です。70デニールのポリエステル製は水洗いも可能、耐水圧1500mmというのも安心感があります。値段はサイズにかかわらず46200円ほどです。
サーマレストのアクセサリーをレビュー
このサーマレスト製テントは組み立て方もシンプルです。あらかじめサーマレストのコットを組み立てておき、コットの足にバグシートを4点止めします。フレームをセットしバグシートを立ち上げた後に、上からレインフライを装着して完成です。
サーマレストのバグシェルターは下部にも網がついているので、地面からの虫も除けられるのもおすすめポイント、コットそのものが地面から10ⅽmの高さがあるので、地面が雨でぬれた場合でも快適に利用できます。
2：コットコースターズ
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サーマレストのコットは軽量でコンパクトですが人の重量を一晩中支えるため、テントフロアを傷つける場合があります。そんな時に役立つのがこちらの商品、コットの足に接続してダメージを軽減するアイテムです。
直径6.4cmの柔らかい材質でできているので、体重を分散して支えてくれます。6つのセット販売で値段は2420円ほどです。
サーマレストのアクセサリーをレビュー
装着方法は簡単で、コットの足にベルクロ（マジックテープ）で装着するだけです。特に、サーマレストのウルトラライトコットは三日月型で重量が集中しがちになるので、この製品で補助するのがおすすめになります。
サーマレストのコットに限らず、多彩なアウトドアアイテムの緩衝材として利用できる便利グッズになります。
3：リッジレスト・ソーライト
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メッシュコットLでも取り上げましたが、アウトドアでの睡眠をさらに快適にするためにはマットレスの併用もおすすめです。サーマレストからは、軽量で持ち運びにも便利な「クローズドセルマットレス」なる商品が提供されています。
なかでもリッジレスト・ソーライトは人気商品で、厚さ1.5cmで400g（M）と軽量なのもおすすめ点です。表面はアルミ加工が施され、熱を逃さず摩擦にも強いのが売り、大きさに応じて3500円から7000円ほどの価格帯になります。
サーマレストのアクセサリーをレビュー
こちらはロール式でコンパクトにたためるのが特徴です。高い保温性があり、厳冬期以外の初春から初冬までの幅広い時期に対応、下に雪があっても冷たくないなど、断熱性能が高いことが口コミでも話題になっています。
素材はポリエチレン製で汚れにくく、水洗いができるのでメンテナンスもスムーズです。エアマットほどの柔らかさはありませんが、メッシュタイプのコットと併用すればオールシーズン活躍してくれるおすすめアイテムになります。
4：Zライトソル
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こちらもサーマレストから提供される人気のマットになります。2cmと上で取り上げたリッジレストよりもやや厚みがあり、柔らかいのが特徴です。Sサイズは130ⅽm、Rサイズは183ⅽmと長さに差がありますのでご注意ください。
重量は最大でも410g（レギュラー）と登山などのアウトドアギアとしても利用できます。色はシルバー/レモンとシルバー/ブルーの2種類をラインナップです。値段はスモールが5280円、レギュラーが6820円ほどになります。
サーマレストのアクセサリーをレビュー
このマットはアコーディオンのように折りたたみ式になっているのが特徴、ロール式に比べて広げたり収納したりするのがスムーズです。（大きいほうの）レギュラーサイズでも、縦51ⅽm・横13ⅽm・奥行14cmの箱型コンパクトサイズに収納できるのもおすすめ点になります。
柔らかいだけでなく、表側にはアルミを蒸着することにより保温能力が高いのもセールスポイントです。厳冬期以外の3シーズン使えるアイテムでコットとの相性も抜群です。
サーマレスト製コットの比較表
| 商品 |  |  |  |  |  |  |  |  |  |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | ラグジュアリーライト・ウルトラライトコットR | ラグジュアリーライト・ウルトラライトコットL | ラグジュアリーライト・メッシュコットR | ラグジュアリーライト・メッシュコットL | ラグジュアリーライト・メッシュコットXL | コットテントR・L / XL | コットコースターズ | リッジレスト・ソーライト | Zライトソル |
| 重さ | 1195g | 1361g | 1620g | 1806g | 2008g | R＝1195g・L / XL＝1250g | 18g | S=260g・M=400g・L=540g | S=290g・R=410g |
| 寸法 | 61cm×183cm | 66cm×196cm | 61cm×183cm | 66cm×196cm | 76cm×196cm | 非公開 | 6.4cm | S=51×122cm・M=51×183cm・L=63×196cm | S=51×130cm・R=51×183cm |
| 高さ | 10cm | 10cm | 10cm | 10cm | 10cm | 140cm | 該当なし | 1.5cm（厚さ） | 2cm（厚さ） |
| 収納サイズ | 41cm×13cm | 41cm×13cm | 46cm×18cm | 46cm×18cm | 46cm×18cm | 45.7cm×14cm | 該当なし | S=51×17cm・M=51×20cm・L=63×22cm | S=51×10×14cm・R=51×13×14cm |
| 耐荷重 | 147.5kg | 147.5kg | 147.5kg | 158.8kg | 158.8kg | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 該当なし |
| 商品リンク |
サーマレストのコットの一覧を上の表にまとめました。重量や寸法、高さ、収納サイズといった主要なスペックを比較できるようになっています。テントやマットなどのアクセサリー類も併記しましたので、セットで選ぶのもおすすめです。
サーマレストのコットの値段は27000円から33000円ほどと、他のメーカーと比べるとやや高価ですが、快適で品質が高いと評価が高くなっています。気になるものがありましたら商品サイトをクリックしてみてください。
サーマレストのコットで快適なアウトドアを！
サーマレストの人気コットや関連商品をピックアップしました。ウルトラライトコットは軽くてコンパクトの定番ギアで、キャンプから登山、自転車ツーリングなど幅広く活躍します。また、メッシュコットは夏に欠かせない通気性抜群の製品でした。
サーマレストにはマットやテントなどアクセサリーも豊富なので、コットと合わせて快適なアウトドアをお楽しみください。
サーマレスト製コットが気になる方はこちらもチェック！
サーマレストはコットだけでなく、マットなどのアイテムも人気です。下にはマットなどのサーマレスト製品の特集と、サーマレストと比較されることが多いヘリノックスのコットの記事をリンクします。あわせてお楽しみいただければ幸いです。
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