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停電で冷房がつかない…、そんな時の暑さ対策を解説!事前の備えと電力確保は超重要!

夏の台風シーズンで気になるのが停電。真夏の停電ともなると冷房が使えず暑さ対策に苦労することでしょう。停電前にどのような準備すればいいのか、停電後の暑さ対策をどうしたらいいのか悩みますよね。そんなお悩みを、実体験を元に解説いたします!
2021年8月6日
@おきなわ
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目次

そもそも停電の原因とは?

台風など悪天候による送電トラブル

出典:photo-ac.com
 

普段の生活だと停電は滅多に起きませんが、台風などによる「悪天候」の際は送電トラブルも発生しやすく、とかく夏の台風ではかなりの確率で停電が発生しています。停電は送電網の断線で、台風などによる倒木や電柱破損などで電線が切断などが主な原因。

また川や海の近くの場合は、送電設備が浸水して停電が発生する場合もあります。台風などの悪天候時は気象の変化を予測できますので、停電への備えを事前に万全にしておくと安心です。
 

事故や不具合による送電トラブル

出典:ライター撮影
 

台風などの悪天候以外でも送電トラブルは起こり得ます。思いもよらない事故や不具合なので突然の停電に見舞われることもあり、悪天候と違って事前の備えもままならないまま停電になってしまうので、暑さ対策など困ることも多くなることでしょう。

この場合の停電は予測しにくいので事前の備えはなかなかできませんが、知識としてだけでも停電時の対処方法を知っておけば、安心して生活することができます。
 

電力ひっ迫による発電トラブル

出典:photo-ac.com
 

東日本大震災の際に電力ひっ迫で実施された「計画停電」も、今後も起こりうる可能性があります。といっても計画停電はその名前のままで、事前にいつからいつまで停電ということが分かりますので、事前の備えもできますし、通電エリアへの避難も可能です。

ただこの停電は他と異なり長期化する傾向がありますので、生活のための備えも他の停電とは違ったものが必要になります。
 

暑さ対策など夏の停電で気をつけたいこと

冷房停止による室内熱中症

出典:photo-ac.com
 

停電の多くは台風も含めて悪天候が発生しやすい夏に起こりますが、そうなると気になるのが熱中症にならないための「暑さ対策」です。暑さ対策に停電時は冷房が使えないのはもちろんのことサーキュレーターや扇風機も使えません

さらに台風では窓も開けられませんので、きちんとした暑さ対策をしておかないと「室内熱中症」になりかねませんので要注意。夏の停電時は熱中症にならないためにも、とにもかくにも暑さ対策に備えておく必要がある次第です。

送水ポンプ停止による断水

出典:photo-ac.com
 

停電時は電気の供給が止まるので、冷房などの電化製品が使えないので暑さ対策がする必要があるのはもちろんのこと、水道のポンプも稼働しなくなりますので「断水対策」も必要です。

特に注意したいのがトイレで、停電中にトイレを流してしまうと新たな給水がなく、封水切れになって臭気が室内に逆流することもあります。台風ともなれば窓も開けられず、暑さに加えて匂いもこもれば、生活環境が劣悪になってしまうでしょう。
 

冷蔵庫の食材管理

出典:photo-ac.com
 

停電時はもちろん冷蔵庫も使用できなくなります。常時冷やしておかねばならない食材が満載なので、停電している時の食材保管も困るところです。でも冷蔵庫に至っては、停電時にきちんと対処すれば意外と生活への影響は少なめ

特に冷凍庫はもともと全体が凍っているので、冷凍庫内のものがすぐに溶けることはありません。冷蔵室の管理さえきちんとしておけば、停電時も冷蔵庫はそれほど心配はいりません。
 

食事の調理方法

出典:photo-ac.com
 

停電時はガスも止まります。ガス自体は来ているものの、供給システムが止まりますので、停電時のガス調理は基本的に困難です。もちろんお湯も作れませんので、お湯を入れるだけのインスタント食品は調理できません。停電時の食事は調理も保冷も不要な「パン」が一押しです。

なお、停電時でもカセットコンロなら利用可能ですが換気扇が止まるので、台風時の閉め切った際には危険をともないます。停電時のカセットコンロ使用はあまりおすすめできません。

停電で最も気になる暑さ対策に役立つ9品

①保冷剤


出典:photo-ac.com
 

夏の停電で最も気になるのが「暑さ対策」ですが、まさに備えあれば憂いなし。最も定番のアイテムが「保冷剤」です。ケーキなどを買う際にもらえる保冷剤でもいいですが、できれば百均などで売っている大きな保冷剤を事前に購入しておきましょう。

停電時に保冷剤はまさに万能で、暑さ対策に利用できるのはもちろんのこと、冷蔵庫の保冷などにも一役買う次第です。停電時に保冷剤は欠かすことができないアイテムと言えます。
 

②モバイルファン

出典:ライター撮影
 

停電ともなれば冷房は使用できませんし、扇風機なども使うことができません。さらに台風ともなれば窓も開けられませんので、室内の空気の循環を促すこともできず、暑さ対策には苦労することでしょう。

そんな停電でもわっとした時の暑さ対策に便利なのが、電池やUSB給電で稼働する「モバイルファン」。小型なので風量は少ないものの、小さな風でもあるとなしとでは雲泥の差です。まさに停電時の暑さ対策では必須アイテムといえます。
 

③ポータブルクーラー

出典:ライター撮影
 

モバイルファンよりさらに停電時の暑さ対策に効果があるのが「ポータブルクーラー」。USB給電で稼働するものも多いので、停電時に冷房代わりの暑さ対策にはとても重宝します。もちろん通常の生活でも暑さ対策として、卓上冷房としても重宝することでしょう。

またポータブルクーラーの中には冷気だけではなくドライミストを発生させるものもあります。停電時のみならず普段の生活での暑さ対策にも重宝するポータブルクーラーです。
 

④モバイルバッテリー

出典:ライター撮影
 

停電時に重要になってくるのが「電力確保」。定番は電池ですが、意外と電池のみで稼働できる暑さ対策アイテムは少なめです。停電時に最も便利な電力供給アイテムはUSB給電できる「モバイルバッテリー」

モバイルファンやポータブルクーラーへの給電はもちろんのこと、スマートフォンの充電もできますし、様々なUSB機器に給電できます。さらに太陽光から充電できるモバイルバッテリーもあり、停電が長くなっても安心して生活できることでしょう。

⑤ノートパソコン

出典:ライター撮影
 

停電時の暑さ対策にノートパソコン?と思われるかもしれませんが、ノートパソコンにはモバイルバッテリー以上の容量を持つバッテリーが付いているからです。まさかのノートパソコンが、暑さ対策にも利用できる電力になります。

ただしノートパソコンが電源オフでもUSB給電させるには設定を変更する必要があり、Windows10だと「電源プランの変更→詳細な電源設定の変更→USB設定→USBセレクティブサスペンド設定を無効」が必須です。

⑥霧吹き

出典:photo-ac.com
 

これまでのハイテクなものによる暑さ対策はもちろんのこと、停電時はローテクなものでも停電時の暑さ対策に意外と効果があります。その筆頭にあげられるのが「霧吹き」

もちろん暑さ対策のために、自らに霧を吹きかけるために使います。手動ドライミストのような使い方をしますので、できる限り霧が細かいものが暑さ対策にはおすすめです。ただし停電時は断水もしますので、霧吹き用も含めた水の確保が前提となります。
 

⑦クーラーボックス

出典:photo-ac.com
 

直接的な暑さ対策にはなりませんが、冷蔵庫の中に入っているもので停電時に飲んだり食べたりしたいものを収納するために使います。停電時はできる限り冷蔵庫は開閉させないのがセオリーなので、停電時に使いたいものはクーラーボックスに停電と同時に移しておきましょう。

停電時でも冷たいものを気軽に飲食できるので、熱中症の予防にもなりますし、暑さ対策にも寄与します。
 

⑧大きな氷

出典:photo-ac.com
 

コンビニなどで売られている大きな袋に入った氷も、停電したときには暑さ対策も含めてとても重宝します。メインは停電した際の冷蔵室を冷やすために使い、停電と同時に冷凍庫から冷蔵室に氷袋を移して、必要なものだけをクーラーボックスに移しておきましょう。

こうすることで冷蔵庫内の食材は、長時間鮮度を保てます。さらに氷袋はクーラーボックスに入れて使えますし、氷袋に余裕があれば氷水を作って暑さ対策にも利用できることでしょう。
 

⑨シガーソケット用USB充電器

出典:ライター撮影
 


停電時に車へ避難する際に重宝するのが「シガーソケット用USB充電器」。最近の車にはもともとUSBポートが標準装備されているものもありますが、少し前の車種になるとシガーソケットしかありませんので、車へ避難の際にはいろいろ重宝します。

USB充電器自体は百均でも売っていて簡単に手に入りますし、モバイルファンと組み合わせれば車内での特に後部座席での暑さ対策にもなることでしょう。
 

停電時の暑さ対策7つの方法

①ポータブルクーラーの冷気で涼む

出典:ライター撮影

 

暑さ対策アイテムの中で、停電時でも最も涼を得られるのはやっぱり「ポータブルクーラー」。とはいうものの、通常の冷房のように部屋全体を冷やすことはできません。

基本的には1人用で、バッテリー搭載タイプはほとんどありませんので、暑さ対策のために複数台あればその台数分だけモバイルバッテリーなどの電力供給も必要となります。人数が多い家庭よりも、少人数の家庭におすすめの暑さ対策です。
 

②モバイルファンの風で涼む

出典:ライター撮影
 

停電時の暑さ対策なら「団扇や扇子でも十分」と思われるかもしれませんが、夏場の停電時は扇げば扇ぐほど体が火照って逆に暑くなります。停電時に風で涼を得るなら、USB給電で稼働できるモバイルファンが断然おすすめです。

特におすすめはUSB給電で利用できる「据置型モバイルファン」です。ハンディタイプだと風量が心もとないですが、据置型なら風量も十分。ポータブルクーラーに比べて消費電力が少ないので、長時間使っても安心です。

③保冷剤タオルで首の後ろを冷やす

出典:photo-ac.com
 

停電時の暑さ対策に保冷剤はまさに万能です。クーラーボックスに入れて食材を保冷させることもできますし、モバイルファンと併せて使えば簡易冷房にもなりますが、おすすめは保冷剤をタオルで包んで首に巻く方法

保冷剤を首の後ろ側になるようにすれば、体全体を冷やす効果が期待でき暑さ対策になります。タオルに包んでいるので保冷剤も長持ちしますし、部屋の中を歩き回ることもできます。保冷剤は心底停電時の暑さ対策で重宝する次第です。
 

④濡れタオルで体を冷やす

出典:photo-ac.com
 

停電時に万能な保冷剤も溶けてしまえば暑さ対策になりませんが、保冷剤に使ったタオルは少し濡らせばそのまま暑さ対策に活用できます。いわゆる「濡れタオル」で、停電時はこれだけでも十分暑さ対策になる次第です。

首に巻くもよし、肩に掛けるもよし、顔を覆うもよし、様々な活用方法があるのも魅力と言えます。その際の暑さ対策のコツは、程よい水分をタオルに含ませ、涼を感じにくくなったらこまめに水分の入れ替えを行う方法です。

⑤霧吹きミストで肌を冷やす

出典:photo-ac.com
 

気化による冷房効果を手動で行うのが霧吹きミスト。暑いと感じる部位に霧吹きで吹き付けて涼を得る方法です。原始的な方法ですが意外と暑さ対策の効果はあります。

ただしこの方法は体も濡れますし、周辺も濡らしてしまう場合もあるので、様々な暑さ対策でも涼を得られなかった際の最終手段に近い方法です。霧吹きミストで暑さ対策する場合は、濡れてもいい場所で濡れても気にならない部位を、こまめに吹き付けて暑さ対策をしましょう。
 

⑥冷水風呂で全身を冷やす

出典:photo-ac.com
 

停電時の暑さ対策で、室内で行える最終手段が「冷水風呂」です。一般的にも停電時はお風呂に水を貯めておくというのがセオリーですが、建前はトイレなどに使うものの、どうしても暑さに耐えられない時はそのまま入浴して涼を得るために使うこともできます。

浸かるだけならその後にトイレに使うには問題ありませんし、何よりこの方法なら確実に涼を得ることができることでしょう。ただし、あくまで暑さ対策の最終手段である旨、ご理解願います。
 

⑦車へ避難しエンジンで発電

出典:photo-ac.com
 

停電時の暑さ対策で、室内以外で行える方法は「車へ避難」。車内へ避難すればエンジンで発電できますし、エアコンもあるので停電時の暑さ対策にはもってこいの方法です。

ただし、車へ避難する際に一度外に出る必要があるので、台風時はかなりのリスクをともないます。また車への避難に備えて簡易トイレや飲食物なども必要になるので、事前の準備も必要になるので、慣れないと逆に不便に感じることもあるでしょう。
 

沖縄では暑さ対策も含めてここまで停電対策

台風前に車の満タン給油

出典:photo-ac.com
 


車社会の沖縄生活では「1人に1台」の車所有感覚なので、台風時の暑さ対策に「車へ避難」という方法は一般的です。それ故に台風直前はガソリンスタンドへ行き、必ず満タン給油します。

停電時はガソリンスタンドも停電で給油できませんので、台風前の給油はまさに必要不可欠という次第です。台風前の沖縄ではガソリンスタンドに長蛇の列ができるというのは、もはや定番の光景です。
 

車が台風被害受けない場所に避難

出典:photo-ac.com
 

停電時の暑さ対策で車への避難が一般的な沖縄ですが、沖縄の場合は台風が猛烈なので下手な場所に止めておくと「車が横転」なんてこともあるかもしれません。車へ避難する場合は、安心して車を駐車できる場所まで車ごと避難させることも場合によってはあり得ます。

ただし避難といっても家の近所のわずかな範囲で、遠くまで移動するとその間の移動もリスクですし、遠くになればなるほど不便さを感じてしまうので、避難は近場で済まましょう
 

一軒家では自ら発電機稼働

出典:photo-ac.com
 

台風が多発しやすく停電する機会も比較的多い沖縄では、一軒家なら発電機を自ら所有している家庭も多いです。さすがに一家に一台とまではいきませんが、一軒に発電機があれば発電した電気を周辺で分け合う風習があります。

発電機があれば冷房こそ使えないものの冷蔵庫も扇風機も使えますので、暑さ対策のみならず通常の生活を送ることにも寄与します。沖縄の停電は長い期間続くことも多いので、発電機を自ら保有し、自ら稼働させている家庭も多くみられます。
 

停電しにくいエリアに事前避難

出典:photo-ac.com
 

停電は場所によって発生頻度がかなり変わります。わずか道一本を隔てた範囲の違いだけで停電の有無が変わるほどです。沖縄では海のそばは停電する可能性が高めで、程よい内陸は停電する可能性が低めの傾向があります。台風時には停電対策で内陸へ避難することもあります。

そのためにも事前に停電のしやすさを調べておけば、停電時にはスムーズに避難もできますし、避難できれば暑さ対策も気にすることなく過ごすこともできることでしょう。

まとめ

停電時の暑さ対策はその地域に合わせたカスタマイズを!

出典:photo-ac.com
 

台風による停電が多い沖縄生活を元に停電時の暑さ対策のノウハウを解説しましたが、あとはお住まいの地域に合わせて暑さ対策をカスタマイズしましょう。地域によって熱中症になる頻度も変わりますし、時期によっても暑さ対策のレベルは変わります。

とにもかくにも停電時の暑さ対策は「備えあれば憂いなし」ですので、暑さ対策のための万全の備えをしておけば、停電になっても安心して生活できることでしょう。
 

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