ドライブで夏の栃木を旅しよう!
いい旅してますか?今週は夏の栃木県を巡るドライブ旅をご紹介します。旅の舞台となるのは栃木県日光市です。世界遺産の日光東照宮や華厳の滝のある奥日光など日光市は観光スポットに恵まれていますが、今回はそちらのエリアとは異なる日光市内の観光スポットを楽しみます。
旅のスタートとなるのは日光宇都宮道路「日光IC」です。この有料道路は東北自動車道とつながる自動車専用道路で、日光方面の観光には欠かせない道路になっています。中でも日光ICは世界遺産に近いこともあり、多くの観光客がこのICを利用しますね。
ドライブ旅の行程をご紹介
ここで今回のドライブ旅の行程を簡単にご紹介しておきましょう。最初に日光市を代表する滝の観瀑台から絶景を眺めます。次に日光で有名な夏の花を楽しめるスポットでお花見と絶景を堪能します。続いて県道にかかる白くて長いアーチ橋の上から絶景を眺め、午前の部の最後は人気の観光牧場で絶品ランチを味わいます。
午後の部の最初は自然豊かなダム湖で綺麗な景色を眺め、そこから道の駅に移動してバスに乗り換えて新しいダムの冒険を楽しみます。最後は道の駅にある日帰り温泉施設でドライブ旅を締めくくります。日帰りも可能な絶尽くしの観光コースです。
滝の絶景に癒されよう!
霧降滝
今回のドライブ旅は絶景スポットから始まります。日光ICから10分ほどドライブした場所にある霧降滝です。この滝は「日光三名瀑」に数えられる日光市きっての観光名所で、市内を流れる水の綺麗な霧降川にあります。
滝は上段と下段に分かれていて、滝口から滝壺までは75メートルと迫力満点ですね。約26メートルある下段の滝の水がまるで霧のように細かくなって断崖の岩場にぶつかり散っていく姿から霧降滝の名前が付けられました。滝は山の緑に囲まれていて四季折々に綺麗な絶景を見せてくれます。夏は緑がとりわけ綺麗ですね。
観瀑台から絶景を眺めよう!
霧降滝には無料の駐車場があるので、そこに車を駐車してから観瀑台まで続く遊歩道を歩きます。遊歩道の周辺は緑豊かで、それが自然の日陰をつくってくれるため夏でも涼しげですね。遊歩道はよく整備されているので歩きやすく特別な装備は全く必要がありません。
遊歩道の先には高さの異なる観瀑台が3つ設置されていますが、滝全体がよく見えるのは一番手前の観瀑台ですね。遊歩道の入り口付近には滝の景色が眺められるおしゃれなレストランがあります。今回のドライブ旅では立ち寄りませんが、ぜひリピートしてランチを楽しんでみてください。
観光スポットは栃木のココ!
霧降滝
- 住所栃木県日光市所野
- 電話番号0288-53-3795
- アクセス日光宇都宮道路「日光IC」より10分
夏の霧降高原といえばコレ!
日光霧降高原 キスゲ平園地
滝の絶景に癒されたなら今度は綺麗な夏の花を観賞しましょう。霧降滝から15分ほどドライブすると花のスポットにアクセスできます。キスゲ平園地はその名の通りニッコウキスゲの花が楽しめる観光スポットですね。正式名称はゼンテイカですが、日光地方に多く見られる花であることからニッコウキスゲと呼ばれています。
ニッコウキスゲが咲くのは6月下旬から7月中旬ごろで、山の斜面の草原が黄色の綺麗な花で埋め尽くされます。標高1,300メートルから1,600メートルの高原地帯にあるため、夏でも快適にお花見が楽しめるのがポイントです。
心臓破りの階段にチャレンジ!
このスポットには「天空回廊」と名付けられた1,445段の階段があり、山の斜面に咲くニッコウキスゲを眺めながら山の頂上付近へと近づくことができます。その傾斜が思いのほかきつく、一気に上ると心臓が蹴破られるように苦しくなりますね。
途中には踊り場や展望スペースがあり、花だけでなく日光の山々の素晴らしい絶景を堪能できます。標高差があるため園地入り口の周辺が見ごろを過ぎてしまっても、高い場所はまだ花を楽しむことが可能です。階段が厳しいなら山の斜面に整備された遊歩道を歩いて楽しみましょう。
観光スポットは栃木のココ!
日光霧降高原 キスゲ平園地
- 住所〒321-1421
栃木県日光市所野1531 - 電話番号0288-53-5337
- アクセス日光宇都宮道路「日光IC」より20分
- 公式サイトURLhttp://www.kirifuri-kogen.jp/index.html
霧降高原を代表する絶景スポット
六方沢橋
お花見を満喫した後は再び絶景スポットへと向かいましょう。キスゲ平園から4分ほどドライブすると六方沢橋に到着します。六方沢橋は全長320メートルのアーチ形の橋梁で、標高が1,434メートルと高いため景色を眺めるには最高の場所です。
天気に恵まれれば遠く茨城県の名峰「筑波山」の姿までも望むことができ、早朝には関東平野から太陽が昇る素晴らしい絶景を写真に収めることができます。紅葉の時期にはたくさんの観光客がやってきますが、高原の涼しい風を浴びながら絶景を堪能できる夏の時期もおすすめですね。
橋の上を歩きながら絶景を満喫しよう!
橋の上の道路には歩道が整備されているため、そこを歩いて景色を眺めることが可能です。ただ週末などは交通量が多くなるため、道路を行き交う車やバイクには注意したいですね。観光の際には橋の両端に整備されている駐車場に車をとめて楽しむといいでしょう。
橋の下をのぞくとあまりの高さに足がすくんでしまいますね。今回のドライブ旅では橋の上からのみ景色を楽しみますが、橋の近くにはハイキングコースや登山道などがあるので、リピートしてぜひ霧降高原の大自然を体感してみてはいかがでしょうか。
観光スポットは栃木のココ!
六方沢橋
- 住所栃木県日光市瀬尾
- 電話番号0288-22-1525
- アクセス日光宇都宮道路「日光IC」より25分
観光牧場でグルメ尽くし
大笹牧場
橋の上から綺麗な景色を眺めたなら今度はグルメスポットにアクセスしてみましょう。グルメスポットまでは六方沢橋からドライブで10分ほどです。大笹牧場は標高1,300メートルの場所にある観光牧場で、霧降高原随一の人気観光スポットとなっています。
広々したレストハウスがあるほか、キャンプ場やアスレチックなどのレジャー施設も充実していて、週末を中心に栃木県内外から大勢の観光客やキャンパーが訪れます。定期的に楽しいイベントなども企画されるので、子連れのファミリーには特に人気ですね。
グルメを食べ尽くそう!
敷地内にはレストランとフードコーナーがあるので、美味しいグルメをたくさん味わいましょう。おすすめはソフトクリームで、希少なブラウンスイス牛のミルクを使用した贅沢なソフトクリームが食べられます。濃厚でコクのある味わいのソフトクリームは一度食べれば病みつきです。
レストハウス2階には焼肉ハウスがあり、ソフトクリームと同じブラウンスイス牛の希少な肉が味わえます。自分で焼いて食べられるのがいいですね。野菜やドリンク、デザートなどは食べ放題となっているので、ぜひこちらでランチをいただきましょう。
観光スポットは栃木のココ!
大笹牧場
- 住所〒321-1264
栃木県日光市瀬尾字大笹原3405 - 電話番号0288-97-1116
綺麗なダム湖の景色を眺めよう!
五十里湖
絶品グルメを味わったなら午後の部へと参りましょう。最初に立ち寄るのは大笹牧場から25分ほどドライブした場所にある五十里湖です。このダム湖は天和3年に起きた日光大地震の際にできた湖が基となっていて、江戸の日本橋から五十里の距離にあることから五十里湖と名付けられました。
その後享保8年の長雨の影響で湖が決壊し、ダム湖として再整備がなされて現在に至っています。五十里ダムの下流には栃木県の有名な温泉地「川治温泉」がありますが、この温泉は湖が決壊したときに湧き出したものです。
展望台からの眺めは最高!
五十里ダムは周りを山々に囲まれていて、四季折々の綺麗な景色を楽しむことができます。景色を眺めるのに最適なのがダムサイドに整備されている展望台で、誰でも無料で利用することが可能です。案内板やプレートなどがあるのでぜひこちらで記念写真を撮影してみましょう。
ダム湖の管理事務所には「わくわくダムダム資料室」があり、五十里ダムのあれこれを無料で学ぶことができます。管理事務所までは展望台から歩いて移動することができるので、ぜひこちらにも立ち寄ってみることをおすすめします。
観光スポットは栃木のココ!
五十里湖
- 住所栃木県日光市五十里
- 電話番号0288-22-1525
- アクセス日光宇都宮道路「今市IC」より40分
バスでダム湖をクルージング
湯西川ダックツアー
ダム湖の見学を楽しんだ後は乗り物に乗って別のダム湖へと繰り出しましょう。五十里湖展望台から5分ほどドライブすると乗り物の乗降場所となっている「道の駅 湯西川」に到着します。道の駅の敷地内には水陸両用のバスの乗降場所があり、そのバスを利用してダム湖の湖上から景色を楽しむツアーに参加します。
バスで向かうのは2012年に完成したまだ新しい湯西川ダムですね。道路を走行してダム湖までアクセスしそのまま水中へと突き進みます。初めての人ならその迫力に圧倒させられるに違いありません。
ツアー参加者だけのお楽しみもアリ!
山々の景色を湖上に浮く水陸両用バスの中から眺める体験は忘れられない思い出になりますね。ダム湖の堰堤を真正面から眺めることができるのもこのバスならではです。それだけでも十分に満足感がありますが、このツアーに参加すると普段は体験できないダム施設の見学が楽しめます。
一般の観光客が普段入ることができないダム施設の内部に、ツアー参加者に限り入ることが許可されます。ヘルメットを着用してダム湖の真下に立つといった体験は大人も大興奮ですね。人気のツアーのため週末などは早めの予約がおすすめです。
観光スポットは栃木のココ!
湯西川ダックツアー
- 住所栃木県日光市西川478-1
- 電話番号0288-78-0345
- アクセス日光宇都宮道路「今市IC」より35分
日帰り温泉でドライブ旅を締めくくり!
道の駅 湯西川 湯の郷
水陸両用バスの旅を楽しんだ後は温泉で疲れを癒しましょう。バスの乗降場所となっている道の駅には、天然温泉を堪能できる温泉浴場が整備されています。湯西川温泉は鬼怒川温泉や川治温泉などと並ぶ栃木県の名湯で、他の温泉地と比較して秘湯ムードが漂っているのが特長です。
道の駅はその温泉地の入り口にあるため、温泉街まで行かなくとも湯西川温泉のお湯を楽しむことができます。湯西温泉の泉質はアルカリ性の単純泉で、肌に優しく長湯をしても湯あたりすることがありません。
源泉かけ流しの温泉に大満足
温泉を楽しめるのは内風呂と展望風呂で露天風呂はありません。しかし、開放的な空間の展望風呂からは外の景色が楽しめるので満足度が高くなっています。何よりも源泉かけ流しの温泉を堪能できるのが魅力ですね。
入浴料も大人700円とリーズナブルで、日光市民なら何と300円で入浴が可能です。広々した和室の休憩所が設けられているので、温泉を楽しんだ後はこちらで体を休めてから帰路に就くといいでしょう。建物の外には温泉を引き入れた無料の足湯コーナーもあります。ぜひこちらも体験してみてはいかがでしょうか。
観光スポットは栃木のココ!
道の駅 湯西川 湯の郷
- 住所栃木県日光市西川478-1
- 電話番号0288-78-1222
- アクセス日光宇都宮道路「今市IC」より35分
- 営業時間10:00~20:00
ドライブで夏の栃木を旅しよう!
今週は夏の栃木県で絶景を満喫するドライブ旅をご紹介してきましたがいかがでしたか?山々の自然に囲まれた栃木県日光市は絶景スポットの宝庫です。マイカーを使えばそうしたスポットを日帰りで手軽に尋ねることができます。夏の季節はぜひ栃木県でドライブ旅をエンジョイしてみてはいかがでしょうか。
出典:ライター撮影