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迎春花とも呼ばれる、黄梅(おうばい)の育て方講座!剪定方法や植え替え時期も紹介!

黄梅は黄色い花が可愛らしい低木です。育てやすく剪定などもしやすいことから、庭木としても人気があります。今回は、迎春花とも呼ばれる黄梅の育て方や剪定方法、植え替え時期もします。ぜひ自分好みの黄梅を育ててみてはいかがでしょうか?
更新: 2021年6月29日
bambi
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目次

黄梅(おうばい)とは

黄梅(おうばい)とは、モクセイ科ジャスミン属の落葉低木です。原産地は中国の北部や中部になります。丈夫で耐寒性が強い庭木なので、日本でも栽培可能です。黄梅は漢字の通り黄色い花を咲かせるのが特徴で、早春の2月から3月に開花します。

中国名ではおうばいの他に迎春花、小黄花ともいい中国の早春にあたる時期に開花することからそう呼ばれるようになりました。日本では江戸時代初期から人々に親しまれています。

黄梅(黄梅)の名前の由来

黄梅は英名でウインタージャスミンと言います。中国名でもある迎春花は中国の旧正月に開花することが由来です。さらにジャスミンは、ペルシャ語で神からの贈り物という意味を持っています。和名には梅という漢字が使われていますが、梅とは違う系統です。

梅は、バラ科の桜属の落葉高木に属しています。つまる梅という漢字が使われていますが、梅の花とは違った植物になります。桜の開花時期よりも前に楽しめる黄色い花はを楽しんでみて下さい。

黄梅の花言葉

黄梅は、痛いや控えめな美、気高い、恩恵などの花言葉を持っています。この花言葉の中でも期待のいう花言葉は、黄梅は冬から早春に開花することから、春への期待を意味しているのです。

黄梅は素敵な花言葉を持っているので、贈り物として選んでみるのもおすすめです。黄梅は鉢植えでも育てられるので、プレゼントしてみるのもいいでしょう。剪定を行えば、サイズも自分好みに調整できます。黄梅の花言葉と共に黄色い花を楽しんでみて下さい。

黄梅の品種

黄梅はジャスミンの仲間でもあります。ジャスミンと言えば花の香りが特徴的ですが、黄梅は花の香りは、ほとんどしません。同じ品種には、ヒマラヤ原産のキソケイやウンナンオウバイ、メヒオウバイなどがあります。

おうばいは剪定をして仕立てるのも育て方の楽しみの1つとも言われており、庭木としても人気があります。もともと低木なので剪定などの手入れもしやすいです。今回は、黄色い花が魅力の黄梅(おうばい)の育て方や剪定方法を紹介します。

黄梅(おうばい)の育て方

黄梅は園芸店やホームセンターで苗を購入して来て栽培します。黄梅の苗を選ぶ際は、品種がしっかりとわかる苗を選びましょう。黄梅は日当たりと水はけさえ良ければ成長する植物です。風通しがよく乾燥気味の環境がおすすめで、湿気が多い場所だと花付きが悪くなるので、その点を抑えた植え付け場所を選ぶ必要があります。

鉢植えよりも地植えで大きく成長させて剪定などをして育てることが多いですが、鉢植えでも栽培可能なので自宅に合わせた育て方に挑戦してみて下さい。


植え付けしよう

黄梅の植え付けや植え替えに適した時期は春と秋です。3月から4月か9月に植え替えを行うようにしてみて下さい。特に、寒い地域の場合は9月に植え付けや植え替えを行うのがいいでしょう。植え付ける際は、水はけのよい場所で、地面よりも高く土を持って植え付けます。

高く土を盛る高植えという方法で植え付けることで、水はけがよく成長しやすくなるでしょう。低木である黄梅は、一度植え付けてしまうと植え替えが難しいので、最初の場所選びは大切です。

用土と肥料

黄梅は水はけさえ良ければ、あまり用土を選びません。地植えで栽培する場合は、土に腐葉土を混ぜておくといいでしょう。鉢植えでの栽培の場合は、市販の草花用の腐葉土を使うのもおすすめです。

肥料は、2月から4月に1度骨粉や油粕を使った肥料や化成肥料をひと握りほど、黄梅の根元に撒いてあげます。基本的に肥料の心配もあまりないので、初心者でも育てやすいです。また、病虫害の問題もありません。しかしアブラムシが発生した場合は、早めに駆除してみて下さい。
 

肥料は与えすぎない

黄梅は肥料の量によっても花付きが変わってきます。肥料を与えると枝はどんどん大きくなりますが、花付きが悪くなるのです。肥料によって枝に栄養がいき、花芽に栄養が行かなくなっています。黄梅に肥料を与える場合は、量に注意して適度に成長を促すようにしてみて下さい。

通常は肥料を与えることで、花付きをようするイメージがありますが、黄梅は違います。適度な肥料こそ綺麗な黄色い花を楽しむ秘訣になるでしょう。

水やり

黄梅の場合は、地植えした場合は水やりの必要はありません。しかし、乾燥が続く夏場などは夕方に水やりを行うのもいいでしょう。さらに鉢植えで栽培する黄梅の場合は、用土の表面が乾いたらしっかりと水やりを行いましょう。

鉢底から水が流れるぐらいまで、しっかり水やりを行うのがポイントで、受け皿に溜まった水はしっかりと捨てて下さい。水があまり多すぎても根腐れの原因になるので、水やりは乾いてから行い、鉢底の余分な水は処分して下さい。

冬越しの方法は

黄梅は、霜や凍結が心配ない時期は、屋外の日の当たり場所での栽培に適しています。鉢植えで室内で育てる場合は、窓辺の明るい場所がおすすめで、夏や冬のエアコンの風が直接当たらない場所で管理しましょう。

基本的には耐寒性も強く、冬での地植えで大丈夫です。寒冷地などの場合は、鉢植えで冬は室内に移動させるなどの対策を取って育て方をするのもいいでしょう。

黄梅(おうばい)育て方のまとめ


黄梅は寒さや乾燥に強い低木です。しかし寒い冬の風は苦手なので避けるようにするのがいいでしょう。基本的には日当たりがよく水はけのよい場所なら地植えの場合は、水やりの必要はありません。

また、肥料は与えすぎてしまうと枝ばかりが伸びて、花が開花しにくくなってしまうので、注意が必要です。黄梅は、日本の風土でも育てやすい庭木なので自宅の庭木を選ぶ際は、ぜひ参考にしてみて下さい。

黄梅を剪定方法とは

黄梅は剪定を楽しむ庭木でもあります。黄梅の剪定は、花の開花後の3月下旬から4月に行うのがおすすめです。黄梅の場合は、花芽が出るのが開花時期の半年前になります。そのため、梅雨に入る前に剪定を行わないと、せっかくの花芽を切ってしまうことになるので、注意しましょう。

春先ではなく、秋に剪定する場合は9月に行うことができます。しかし秋の剪定は花芽を減らしてしまうので覚えておきましょう。

剪定方法

黄梅の剪定をする際は、葉の新芽の節の上を切る必要があります。上の部分を剪定してしまうと、新芽が枯れてしまうので、注意が必要です。若い黄梅の場合は、、剪定を行わなくても新しい枝が出て、花付きもよく綺麗な自然樹形になります。

しかし、数年経ったような黄梅は剪定を行わないと樹形が崩れ、花付きも悪くなるので、定期的に剪定を行ってみて下さい。

剪定のコツ

黄梅は枝の切る場所にコツが必要です。購買の場合は、葉芽でない場所を剪定してしまうと、枝が枯れてしまうことがあります。それを防ぐためにも、新しい枝が古い枝の節から伸びているのを確認してから、切るのがいいでしょう。

基本的に黄梅は芽吹く力が強いと言われています。そのため、枝を短く剪定することも可能です。栽培スペースに合わせて剪定を行うことができるでしょう。狭いスペースや鉢植えの場合は、好みに合わせて大きさに樹形を剪定してみて下さい。

黄梅の増やし方とは

黄梅は挿し木や取り木による増やし方を行うことができます。挿し木を行う時期は4月か7月から9月がおすすめです。挿し木を行う際は、枝を10㎝ほど切って、水に1時間ほど浸しておきます。その後は、用土に挿して根が出るのを待つのです。

この時用土として赤玉土や挿し木用の土を使うといいでしょう。挿し木の場合は、根が出たのを確認してから植え付けや植え替えを行います。早く成長させたい場合は、挿し木の長さを長めに切って使うことも可能です。

取り木の方法とは

取り木とは、挿し木よりも簡単な増やし方です。取り木の場合は、黄梅の木の節から出ている枝を切ります。後は、そのまま土に植え付けや植え替えを行うだけです。水に挿す必要がないので、より簡単に行いたい人は挑戦してみて下さい。

黄梅は、増やし方も育て方も簡単なので、初心者でも手軽行うことができます。増やした黄梅は、また違う場所に植え付けを行い、自宅を鮮やかで可愛らしい黄梅の花で彩ってみて下さい。


黄梅の楽しみ方

黄梅は、庭木として楽しむのが一般的です。枝に垂れ下がる黄色い花がとてもおしゃれで可愛らしいでしょう。さらに開花した黄梅は切り花としても楽しむことができます。自宅の黄梅を切り花にして花瓶に挿して、室内で楽しむのも素敵です。

季節の訪れを告げる黄梅は、切り花や生け花にも活用できるでしょう。黄梅の切り花は生花店ではあまり販売していないので、自分で栽培したから楽しめる方法でもあるので、楽しんでみてはいかがでしょうか?

盆栽で楽しむ

黄梅を盆栽で楽しみたい場合は、草丈が低い種類でもある姫黄梅を選ぶのがおすすめです。黄梅を盆栽で育てる際は、根腐れに注意が必要になります。水を与えすぎてしまうと、根腐れしてせっかくの盆栽が枯れてしまいます。

盆栽にした黄梅は、風通しのよい環境で、表面が白く乾燥したのを確認してから、実砂利を行いましょう。また、与える肥料も盆栽専用のものがおすすめです。さらに開花後は花を摘み取ることで、樹形を保ちやすくなります。

まとめ

黄梅は、春の訪れを迎える黄色い花が特徴的です。地植えや鉢植えのどちらでも楽しむことができますが、低木でもあるので自宅のシンボルツリーとして庭に植えてみるのもいいでしょう。

黄梅の育て方はとても楽で、剪定さえ行えば丈夫にすくすく育ちます。剪定をせず、そのままにしておくと枝が混みあって樹形も悪くなり、花付きも悪くなるので定期的に剪定するのがいいでしょう。自宅で黄梅を栽培して、春の訪れを黄色い花と共に楽しんでみてはいかがでしょうか?

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黄梅の他にもさまざまな庭木があります。自宅を彩る庭木を探してみてはいかがでしょうか?