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【咲く季節別】黄色の花の種類20選!鮮やか&小さくて可愛らしい品種もご紹介!

落ち込んだときに元気にしてくれる花は「黄色の花」という人も多いのではないでしょうか。代表的なスイセンやヒマワリなどを始め、黄色の花を咲かせる季節の植物を20種類ご紹介します。草花や樹木の他に見過ごしていた足元で咲く雑草などあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
2021年7月2日
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目次

黄色の花はビタミン植物!

出典:ライター撮影

グリーンの中にある黄色の花は、ひときわ目に付くほどに元気のよさが感じられます。しかし黄色といっても色合いは花の種類によってさまざまです。優し気なパステルカラー系のビオラや、夏の暑さに負けないヒペリカムやナスタチウムの黄金色などがあります。

季節によって咲く花の種類は異なるので、好みの花が咲く季節もチェックしておきましょう。併せて花言葉もご紹介するので贈り物の参考にしてくださいね。(この記事は2021年6月30日時点の情報です)

黄色の花:春の6選

①スイセン

Photo bycongerdesign

ヒガンバナ科の多年草で球根植物であるスイセン(水仙)は1月~4月頃に開花し、日本でいち早く春の訪れを告げてくれる黄色の花です。うつむき加減ですが、すっくと細長い茎を伸ばす姿は美しく、スイセンを見ると寒かった季節を忘れさせてくれます。

花言葉

花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」などで、ギリシア神話が由来となっています。呪いによって水面に映る自分に恋をし、接吻しようと泉に落ちて溺死してしまう美少年ナルキッソスのお話です。そのあとに咲いたのがスイセン(narcissus)といわれています。

②フクジュソウ

Photo bykie-ker

キンポウゲ科の多年草であるフクジュソウ(福寿草)の開花時期は2月~5月で、名前のとおり春の訪れをいち早く祝福するかのように、周囲を明るくする黄色の花です。ツヤのある黄色い花は、特に雪国の春にはより輝いて見えます。

花言葉

花言葉は名前どおりで、「幸せを招く」や「永久の幸福」となっています。沖縄以外の日本全国の明るい照葉樹林下で群生して咲き誇り、待ちに待った春の訪れを祝福してくれているようです。鉢植えをプレゼントすると喜ばれることでしょう。

③レンギョウ

Photo byCouleur

モクセイ科の落葉低木であるレンギョウ(連翹)の開花時期は3月~4月頃で、葉よりも先に黄色の花を咲かせます。黄色の花自体は小さいのですが、密集して枝に咲くため緑の少ない春はとても目立つのです。北海道では5月頃に桜と同時に咲き、黄色とピンクの美しい共演も見ものです。

 

花言葉

花言葉は「期待」「希望」「集中力」などです。由来は、鮮やかな黄色が周囲を華やかな雰囲気にしてくれることや、黄色い小花が一つの枝に集中して咲くこととされています。まさに明るい黄色は、新しい季節への希望が持てそうな美しさです。

④フリージア

Photo bymono36903690

アヤメ科の多年草で球根植物であるフリージアの開花時期は3月~4月頃で、まっすぐな花茎に連なるように黄色の花を付けます。フリージアは黄色の花色以外に、ピンクやオレンジ、白、紫などの種類もあり、日本人の目も楽しませてくれます。

オランダでは品種改良が盛大にされ、150以上もの園芸品種が生み出されました。

 

花言葉

花言葉は「無邪気」「あどけなさ」「憧れ」などで、優し気な雰囲気だけではなく、まさに春を思わせるよい香りが由来と考えられます。卒業や進学など、子供が新しい門出を歩み出すときの贈り物にもふさわしいフリージアです。

⑤ラナンキュラス

Photo byCouleur

キンポウゲ科の多年草で球根植物であるラナンキュラスの開花時期は3月~4月頃で、つやを帯びた鮮やかな色合いの黄色の花で周囲を明るくしてくれます。花色は黄色の花だけではなく、オレンジや赤、ピンクに紫、白やグリーン、複色と実に種類豊富なのも人気です。

花言葉

花言葉は「あなたは魅力に満ちている」「純潔」「飾らない美しさ」となっています。ラナンキュラスは八重咲のような多くの花弁が付き、バラのような豪華な雰囲気です。小瓶の一輪挿しでも充分に存在感がある、ラナンキュラスにふさわしい花言葉といえます。

⑥ミモザ


Photo byjackmac34

ギンヨウアカシアやフサアカシアなどのマメ科の常緑高木であるミモザは、開花時期の3月~4月に本州で黄色の花を開花させます。羽毛のようにフワフワとした花は実に可愛く、リースなどのアレンジメントでも人気です。

花言葉

花言葉は「秘密の恋」「感受性」「思いやり」などがあります。ほのかなよい香りがするミモザは春の訪れを告げ、心が浮き立つような気分にしてくれる花です。自己主張の激しくない、控えめな華やかさのミモザを表現しています。

黄色の花:夏の6選

①コバンバコナスビ

出典:ライター撮影

サクラソウ科の多年草であるコバンコナスビ(小判小茄子:別名リシマキア)の開花時期は夏の6月頃となります。道端や湿った場所などで這うように、鮮やかな黄色の花を咲かせているのです。花径は1.5~2.5センチと小さく、注意しないと見つけられないかもしれません。

花言葉

花言葉は「勝負好き」「強気」などとなっています。 由来は不明ですが、グランドカバーにおすすめなように成長速度が速いのが理由かもしれません。外来種ですが、北海道などの一部では″強気″でぐんぐん繁殖しています。

②ナスタチウム

出典:ライター撮影

ノウゼンハレン科の一年草であるナスタチウムの開花時期は5月~7月頃で、黄色の花を咲かせて初夏の訪れを告げてくれます。黄色の花と鮮やかな緑の葉は共に色が濃く、庭を明るくしてくれる人気の花です。

花色は黄色の花と同時に、赤みがかったオレンジ色の花も一つの株から咲かせることがあります。ハスのような丸い葉と金色の花を付けることから「金蓮花」と名付けられました。

花言葉

花言葉は「愛国心」「勝利」「困難に打ち克つ」となっています。由来は、丸い葉を盾に見立て、赤い花を血で染められた鎧に見立てて戦いに挑む姿を示しているといわれています。可愛らしい花にも関わらず、花言葉が意外なのも魅力ですね。

③マリーゴールド

出典:ライター撮影

キク科の一年草であるマリーゴールドの開花時期は6月~10月頃で、草丈の先に多くの黄色の花を咲かせます。幾重にもつける花びらはフリルのようで可憐ですが、黄色の花は力強さも感じせてくれる人気の花です。

黄色の花以外にオレンジやクリーム色、山吹色などの種類もあります。

花言葉

黄色いマリーゴールドは肯定的な「健康」「可憐な愛情」の他に、「下品な心」もあります。オレンジ色のマリーゴールドは「真心」の他に、マイナスなイメージの「嫉妬」「絶望」「悲しみ」などです。花言葉は決して一面的ではないということがわかります。

④キショウブ

出典:ライター撮影

アヤメ科の多年草であるキショウブの開花時期は5月~6月で、水辺で優し気なニュアンスの黄色の花を付けます。ショウブの特徴である、花弁の根元にある剣型の黄色の模様はキショウブの場合は見えにくいでしょう。しかし、じっくり観察するとうっすらと模様が入っているのがわかります。

花言葉

花言葉は「幸せを掴む」 「復讐」「信じる者の幸福」 「私は燃えている」などです。由来は目の覚めるような黄色の花色をしている点や、繁殖力が旺盛で丈夫な点が由来とされています。天に向かってまっすぐに、そして華麗に咲く姿にふさわしい花言葉です。

⑤ヒペリカム

出典:ライター撮影

オトギリソウ科の常緑低木であるヒペリカムの開花時期は初夏の6月~7月で、光沢のある直径4センチメートルほどの黄色の花を咲かせます。5枚ある花弁の中から、多くの金色の雄しべを花弁からはみ出すほどに立たせるのも見事です。

花言葉

花言葉は「悲しみは長く続かない」「きらめき」などです。由来は、黄色の花が散ってもすぐに赤やピンクの可愛い実をつけることにあるようです。美しい黄色の花のすぐそばで、これまた美しい実を付け始めるヒペリカムにぴったりといえます。


⑥ヒマワリ

出典:ライター撮影

北アメリカ原産でキク科の一年草であるヒマワリの開花時期は初夏の7月から秋口の9月までとなります。ヒマワリは黄色の花ばかりではなく、オレンジや落ち着いた茶色、複色などの種類もあり、夏から秋を彩るガーデニングで大人気です。

花言葉

花言葉は「あなただけを見つめる」「​あなたを幸せにします」「あなたは素晴らしい」「愛慕」「崇拝」「情熱」などです。太陽だけを一途に見て伸び、黄色の花が周囲を明るくしてくれるヒマワリにふさわしい花言葉といえます。

黄色の花:秋の4選

①キク

Photo by jam343

キク科の多年草であるキク(菊)の開花時期は10月~12月頃となり、まっすぐな茎の先に黄色の花を付けます。種類豊富なキクは、品評会に出されるような大輪の種類の他に、小菊やスプレーマム、アレンジメントフラワーでも活躍するポットマムなども人気です。

花言葉

花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」などとなっています。まっすぐな茎に、丸くカーブした花弁を密集して付ける様子は気品を感じられます。ちなみにキクはサクラとともに日本を代表する″国花″とされており、パスポートのデザインもキクです。

②オミナエシ

Photo by kanonn

スイカズラ科の多年草であるオミナエシ(女郎花)は秋の七草にも数えられるように、日本の秋を代表する季節の花です。本来の開花時期は秋の10月ですが、早咲きの種類は6月頃に開花します。しかし見頃は秋となり、小さい黄色の花を優し気に揺らすオミナエシは、秋の風情こそ似合うといえるでしょう。

花言葉

花言葉は「美人」「はかない恋」「親切」などで、小さいながらも美しい黄色の花をつける様子にふさわしいといえます。日本古来の自生種であるオミナエシはその美しさから、源氏物語や万葉集でも取り上げられてきました。

③アキノキリンソウ

Photo by hatch.m

キク科の多年草であるアキノキリンソウの開花時期は、晩夏の8月から晩秋の11月頃となります。80センチほどの草丈に総状の小さい黄色の花をびっしり付け、秋の山野を彩ってくれる鮮やかな植物です。

名前の由来は、中国の伝説の動物「麒麟」をイメージさせる、ベンケイソウ科のキリンソウに似ているからといわれています。外来種のセイタカアワダチソウとも似ていますが、アキノキリンソウは日本や朝鮮半島で自生する種類です。

花言葉

花言葉は「励まし」「予防」「用心」「警戒」などです。由来は、まっすぐに茎が伸び、空に向かって力強く育つ様子とされています。さみしくなりがちな秋の野山での登山を、まるで励ましてくれているかのように咲く黄色の花です。

④マツヨイグサ

出典:ライター撮影

アカバナ科の一年草であるマツヨイクサ(待宵草)の開花時期は、晩夏の8月~秋の10月頃です。夕方に花径約5センチの黄色の花を咲かせることから、「待宵草」との名前が付けられました。開花の際は黄色の花ですが、翌朝には赤っぽい花色に変わりしぼんでしまう一日花となります。まさに秋の訪れを実感する花なのです。

花言葉

花言葉は「ほのかな恋」「移り気」「気まぐれ」などとなっています。「ほのかな恋」は夕方以降に咲き始めることが由来とされていますが、「移り気」「気まぐれ」は黄色の花以外に白い色があることが理由のようです。

黄色の花:冬の4選

①ビオラ

出典:ライター撮影

スミレ科の一年草であるビオラの開花時期は、10月から冬をまたいで翌年の5月となります。黄色の花色以外にも紫やピンク、白などの鮮やかな色の種類があり、さらに冬の庭先も華やかにしてくれることでしょう。

花径が2センチほどの小さい黄色の花は、冬の花の少ない季節を彩ってくれることからガーデニングでも大人気です。


花言葉

ビオラは色別に花言葉があります。黄色いビオラの花言葉は、「つつましい幸せ」「田園の喜び」などです。全般の花言葉は「信頼」「「少女の恋」「忠実」「誠実」となっています。どれも一途な気持ちを示すもので、足元で咲く小さい黄色の花にふさわしい花言葉ですね。

②ロウバイ

Photo by nubobo

ロウバイ科の落葉低木であるロウバイ(蝋梅)の開花時期は冬の12月~2月で、つやのある黄色の花をうつむき加減に咲かせます。名前の由来は、蝋細工のように黄色の花が照り輝いて見えることにあるようです。

本州では1月の晩冬の頃にロウバイが咲き、新春の訪れを告げると共に、2月の立春の前日までの冬の季語となっています。本来は中国原産ですが、現在は北海道以外の日本で広く分布し、街路樹として人気です。

花言葉

花言葉は「先導」「先見」や「ゆかしさ」「慈しみ」などです。「先導」「先見」の由来は、ひと足早く春を知らせることにあります。「ゆかしさ」「慈しみ」の由来は、暖かさを感じさせる黄色い花そのものにあるといえるでしょう。

③マンサク

Photo byHans

日本古来の自生種である落葉小低木のマンサク科(満作・万作)は、木々が芽吹く前の2月~3月の初春に開花します。枝一面に細長い黄色の花を水平にたくさん付け、小さいながらも落葉期のためよく目立ちます。

マンサクは、稲の作柄を占うのに利用されてきた呪術的意味のある植物です。

花言葉

花言葉は「呪文」「魔力」「霊感」「ひらめき」などで、由来は名前の由来に関係しています。日本では昔から稲の作柄を占う植物として深いつながりを持ってきたマンサクですが、花言葉の由来はアメリカ先住民も枝を占い棒として利用してきたことにあるようです。

④シンビジウム

Photo bymihaelab

ラン科の多年草で常緑植物であるシンビジウムの開花時期は12月~2月で、冬に別れを告げて新年を祝う鮮やかで豪華な黄色の花です。花色の種類は、黄色の花以外のピンクや白なども人気な黄色い花となります。

冬の終わりが遅い地域では、より気持ちを明るくしてくれることでしょう。

花言葉

花言葉は「華やかな恋」「高貴な美人」「誠実な愛情」「素朴」「飾らない心」などがあります。輝くようなシンビジウムがあるだけで華やいだ雰囲気になり、まさに豪華で鮮やかなシンビジウムにふさわしい花言葉です。

黄色い花を探して歩こう!

Photo byPexels

元気づけてくれる黄色の花は、足元でひっそり咲く小さいものから豪華で大きいものなど、さまざまにあります。しかし小さい黄色の花もじっくり観察すると、とても可愛いらしい様子をしているのです。

黄色い花の種類が多いのは春と夏になりますが、色味がさみしくなってくる秋や冬こそ貴重といえます。ぜひこれらの季節にも黄色の花を、ガーデニングや室内のアレンジメントフラワーでも取り入れて楽しんでくださいね。

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花は色によって印象ががらりと変わります。黄色い花は元気づけてくれますが、赤い花や白い花はまた違う性質を持っているのではないでしょうか。異なる花色の種類や特徴についてもチェックしておきましょう!