オズモアクション・防水ハウジング
オズモアクション・NDフィルタセット
人気のアクションカメラをレビュー
オズモアクションとは
中国広東省に本社があるDJIが2019年5月に発表したカメラで、日本でも発表会が行われるなど話題になりました。DJIは民生用のドローンの大手で、屋外環境にも耐えられる電子機器なども扱っています。
オズモはそのDJIのカメラブランドで、アクションよりさらに小型デザインのアクション2や、ジンバル付きの4Kカメラ・Pocket 2などラインナップも多彩です。日本では株式会社セキドなどが正規代理店で、アマゾンなどでネット購入もできます。
使いやすく高性能なオズモアクション!
オズモアクションは手のひらサイズで、スタイリッシュなデザインも好評です。設定が簡単なのも魅力で、手ブレ補正などの機能があるので初心者でもプロ並みの映像がとれます。
そんなオズモアクションの魅力を、さまざまな観点からレビューしていきます(本記事は2021年12月10日の情報をもとにしました)。
オズモアクションのスペック&機能!
1.オズモアクションの基本スペック
オズモアクション
カメラは最大で4K画質を60fps(1秒間に60枚)で撮ることができて、静止画なら4000画素×3000画素が最大になります。露出時間(シャッター速度)は1/8000~120秒まで対応し、さまざまな効果を楽しめるのも魅力です。
前面だけでなく背面にもディスプレイがあるのも特徴で、タッチパネルや物理ボタンなどで簡単操作ができます。また、ドローンメーカーならではの高性能な手ブレ補正を搭載するのも特徴で、価格は45000円ほどです。
2.オズモカメラには多彩な機能を搭載!
静止画や動画といった基本的な機能のほかにも、オズモアクションでは多彩な遊び方があります。1080p画質を8倍スローモーションで撮影・再生する機能や、時間間隔をあけて映像を撮るタイムラプス機能、設定間隔ごとに写真を保存するタイマー撮影などバリエーション豊富です。
ほかにも、シャッターチャンスを逃さない急速立ち上げのシステムも準備され、使い勝手のよい製品になっています。
3.オズモアクションの耐環境性!
1.オズモカメラは11mまで防水!
オズモアクション・防水ハウジング
この製品はケースなしでも11mの防水性能を持ってるので、シュノーケリングやサーフィンなどでも活躍します。別売りで、水深40mまで対応できる防水仕様ハウジングも販売していて、ダイビングでのご利用にも便利です。
2.オズモカメラはー10℃から40℃まで動作!
この製品は電子部品やバッテリーを含めて-10℃までの低温でも動作するので、スキーや冬山登山などの冬のアウトドアにも対応します。また、効率的な冷却機構などにより高温も40℃まで保証されているので、屋外でも1年中利用可能です。
オズモカメラは直射日光にも耐えられる!
直射日光でもきれいな画質でとれる非球面の3層レンズを採用し、指紋防止のコーティングが施されたレンズフィルターも搭載しています。ちなみに、このフィルターはマウント式になっていて、あとでご紹介する別売りのアクセアリ(NDフィルター)などとの交換も可能です。
オズモアクションの使いやすさを解説!
1.オズモアクションはチャンスを逃さない!
この製品には撮りたいと思ったら、すぐに開始できる仕組みがたくさんあるのも売りです。以下では、操作しやすいポイントも含め、4つに分けてご紹介します。
1.オズモアクションは音声命令可能!
乗り物に乗っているときなど、手がふさがっているときに便利なのがこちらの機能です。音声操作をONにしたときに使えるコマンドで、「Start・Recording(録音開始)」や「Stop・Recording(録画停止)」、「Shut・Down(電源停止)」といった5つの命令があります。
日本語の対応がなく、中国語と英語にのみのサポートですが、シンプルな語句なので覚えておくと便利です。
2.オズモアクションはすぐに電源が入る!
オズモアクションはGoProなどの他のアクションカメラと比較しても、立ち上がりがスムーズなのも魅力で、電源ボタンを押してから3秒程度で待機状態に入ります。
さらに、電源オフや待機中の場合に、録画ボタンを押すだけで(設定したモードで)、すぐに撮影開始できる「スナップショット」という機能が搭載されているのも魅力です。
3.ボタン一つで簡単切り替え!
オズモアクションでもう一つ使い勝手がよい機能は、本体脇にある「クイックスイッチボタン」です。事前に設定しておけば、ビデオ・静止画などのモード変更や露出値の設定、前・後面のディスプレイの切り替えなど、さまざまな操作ができます。
アウトドアでの使用の際には手が汚れていていたり、塗れていたりでタッチパネルでの操作が難しいときにも多いので、実用的な機能です。
4.オズモアクションはボタンの操作性も◎!
オズモアクションの本体上側には電源ボタンが、側面にはシャッターボタンがあり、どちらも本体のサイズと比較すると大きめで、素早く押せる設計です。ちなみに、電源ボタンは一度押すとスリープモード(もう一度押すと解除)で、長押しするとシャットダウンできます。
2.オズモカメラのディスプレイの操作性
1.前・後面にディスプレイがある!
デジタルカメラでは通常、背面のみにモニターが付いていますが、オズモアクションには前面にディスプレイが付いていて、確認しながらの自撮りにも適しています。
操作に用いる背面のディスプレイは横幅が5.7ⅽmと扱いやすい大きさで、前面ディスプレイも3.5ⅽmほどあり、視認性も充分です。2つのディスプレイは片方のみがONになる仕組みで、画面を2本の指でタップするか、クイックスイッチボタンを長押しするかで、切り替えられます。
2.ディスプレイは明るく操作性も抜群
アウトドアで使用する場合、日射の明るさでモニターが確認できないカメラも多いですが、オズモアクションのモニターは750cd/m2と高輝度の屋外仕様になっています。また、反応も早く、操作はスワイプして選択するだけなので、誤操作も少ないと高評価です。
オズモアクションの性能にも着目!
1.オズモアクションの映像は滑らか!
アクションカメラの用途としては、バイクやダイビング、登山などの動きながらのシーンが多くあります。この製品には「ロックステディ」という高性能な手ブレ補正システムが搭載されているのが特徴です。
ちなみにこのシステムでは、得られた映像から被写体を認識して、滑らかになるように自動補正する高度な処理が行われています。
オズモアクションの補正システムの評価は?
実際に試してみた方の評価も気になるところです。体に装着しての歩きながらの撮影なら、動きがほとんど気にならない映像になります。また、手持ち撮影の場合に小刻みに振りながら撮っても補正してくれるとのレビューもありました。
ただし、急すぎる動きや、画面をはみ出す大きなブレがあると、処理が追いつけず映像が乱れるのでご注意ください。また、「ロックステディ」をONにすると、視野がディスプレイより2割ほど小さくなるので、画角広めでの撮影がおすすめです。
2.オズモアクションは屋外でも白飛びしにくい!
アウトドア撮影で難しいのが夏の直射光下や光の少ない水中など、さまざまな環境での明るさ調整です。ISO感度や露出速度などの個別設定もできますが、慣れていない方や環境が変わる走行時などには対応しきれません。
そこで便利なのがオズモアクションに搭載されているHDR(ハイダイナミックレンジ)システムになります。明るさのレンジを広げて映像を取得する機能で、他社カメラでも静止画には適用していますが、動画への適用はあまり例をみません。
オズモアクションのHDRの評価は?
オズモアクションのHDRシステムなら、従来なら逆光で白飛びしてしまうような画像でも鮮明に階調を出せます。また、水中のような暗い場面でもしっかりと再現できるのもメリットです。
なお、このモードが使えるのは4k・30fpsまでという制限があり、上でご紹介した「ロックステディ」との併用はできませんのでご注意ください。
オズモアクションの楽しみ方をレビュー!
屋外でも鮮明な映像が撮れるオズモアクションですが、さまざまな機能やアプリケーションが豊富なので遊び方もさまざまです。ここではそのいくつかをピックアップしてご紹介します。
1. アプリケーションで遊んでみよう!
1.オズモアクションは自撮りでも高評価!
このカメラは「DJI・Mimo」なるアプリケーションに対応し、スマホにインストールして使えます。このアプリの便利な機能の一つが無線接続です。最大10m離れてもカメラの設定変更や本体操作ができるので、自撮りにも適しています。
また、カウントダウンタイマーなどの便利な機能も完備です。オズモアクションは重さ124gほどと軽く、幅 6.5cm・高さ4.2cm・奥行3.5cmの小型デザインで、手持ちでもストレスを感じにくいのも利点になります。
2.高度な映像が簡単に作れる!
このアプリを使えば静止画や動画を自由に編集できます。アプリ上にオズモアクションから動画を読み込み、カットや追加のほか、再生時間や明るさの加工などが可能です。
ほかにも音量を調整したり、BGMを入れたり、テキストを追加したりとSNSにあげられるような楽しい設定も簡単にできるので、チャレンジしてみてください。
2.オズモアクションで幻想的な映像を!
1.インターバル撮影もできる!
オズモアクションには、間隔を置いて撮影された写真をつなぎ合わせるタイムラプスなる機能があります。解像度と時間間隔、時間長さを選べば、あとはオズモアクションに任せるだけです。
慣れてきたら露出速度を調整したりフィルターを変えてみたりして、よりきれいな画質にしたくなります。特に星の撮影には120秒の長い露光がおすすめで、星座が刻々と動く姿が鮮明に再現可能です。
2.ユニークなタイマー機能
オズモアクションにはタイマー撮影というタイムラプスに似た機能があります。こちらは、タイマーの間隔ごとに静止画を撮り、RAWという情報の多いデータにして保管する仕組みです。
露出などの設定も可能で、タイマーは最小が0.5秒、最大が125秒、JPEGという扱いやすいデータもあわせて残すこともできます。RAWデータを加工して動画にするという手間がかかりますが、より本格的な動画の作成が可能です。
3.スローモーションで迫力のシーン再現!
4K画質を60fpsで取得できるオズモアクションですが、もう少し低い解像度(1080p)なら最大8倍の速度で撮ることができます。自転車やバイクからの映像や、動物などの高速で動く被写体の撮影にもぴったりで、スローモーション画像は迫力満点です。
3.アクセサリも充実!
1.バッテリーは複数あった方が便利!
オズモアクションのバッテリーは、充電100%で1時間程度(4K・60fpsの場合)なので、長時間利用する場合には複数必要になります。
オズモ専用のバッテリーが販売されていますので、上に商品サイトをリンクしました。充電は付属品のUSBケーブルでもできますが、最大3個までを130分で同時に充電できる充電キットも販売されています。
NDフィルターで光を調節!
オズモアクション・NDフィルタセット
オズモアクションに慣れてきたら、よりきれいな画質で撮りたくなってきます。直射日光下で明るさを調節できるNDフィルターは便利なツールの一つです。
光を1/4までカットするND4から1/32に減らすND32 までの4種類あり、さまざまな環境に対応できます。回転式のキャップになっているので交換も簡単です。指紋防止コーティングもされていて値段は3890円ほどになります。
人気のカメラでアウトドアを楽しもう!
オズモアクションのスペックとさまざまな魅力について解説してきました。小ぶりでデザイン性も高く、ボタンやタッチパネルが扱いやすいのもこの商品の魅力です。露出などのマニュアル設定も可能で、振動やブレなどがあっても補正システムが滑らかな動きにしてくれます。
アウトドアなどの厳しい環境に活躍するだけでなく、タイムラプスなどの特殊動画の撮影も可能です。ほかにも遠隔や自撮りなど多彩なシーンにも使える、オズモアクションでアウトドアをお楽しみください。
オズモアクションが気になる方はこちらもチェック!
オズモ以外にもたくさんのメーカーからアクションカメラが販売されています。下ではロードバイクにもおすすめの商品などの特集をリンクしました。こちらもお楽しみください。

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